2021年06月14日

ヒノキ材 第2便到着!

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【現場近くの工事用駐車場に着いたトレーラー。今回は作業場のようにフォークリフトがないのでクレーンで降ろす。したがって、前回のような屋根付きで横に扉が広がる「ウイング型」ではなくクレーンで吊れるるよう幌かけのトレーラーにした。】

現在進行中の現場にヒノキ材の第2便が到着しました。これで40フィート(長さ約12m)のトレーラーで3台分が到着したことになり、あと杉材1台、ヒノキ材1台残っています。

今回は工事現場近くの臨時駐車場に足場材で木材置き場を先行して作っていたので、そちらに一旦降ろし、その後内部に使う材料は別のトレーラーやトラックに分けて屋内作業場に移動することにしました。

今回は玄関柱や破風板、丸桁(がぎょう)や海老虹梁、破風板などの役ものも運ばれてきています。

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【屋根の反りの合わせた破風板も到着。破風板は作業場で製作された原寸図にあわせて曲がったヒノキ材をさがし等級(木表が無節)を考えて製材した7.5m、6m、3.6mもの。】

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【一旦、全部の木材を降ろし、中型トレーラー、3トン車、2トン車に分散して加工する作業場に運んだ。】

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【住宅の外の部分に使う木材も沖縄は日差しが強いので養生した。ブルーシートで閉じ込めるとカビが生えるので下と横は開放。今回の現場で使う木材は約150立方メートル。その1/5の30立方メートルだが、広げるとまるで製材所の木材置き場に見える】

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【同じ6月12日、近くの現場では玄関の階段側壁のコンクリートを打設した。他の基礎はすでに完了。玄関の階段は上から4段まではスラブとして持ち出し、今回の階段は下の地盤から盛り土で作る。従って構造上は別になるのでつなぎ目はエキスパンジョイントで揺れの違いを吸収することにした。】

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【軒瓦の巴(ともえ)に家紋を入れたい、との要望で「金型(かながた)」を作り粘土でできたサンプルが送られてきた。右がお願いした家紋の写真、左がサンプル。上等!一発承認!】


さて、梅雨とはいえ合間の沖縄の日差しは強く、土曜日は1日中外にいたので体力が消耗しました。炎天下にただ立っているだけでも汗がひた走りました。

家では恒例の梅酒や梅干しづくりを家族でしました。今年は我が家の梅の木にはあまり実が付いていないので愛媛県から20s取りました。梅の生きものなので発注するときは「賭け」です。

届いた梅は絶品でした。一個も不良品がありませんでした。しかも大小混みで注文したのに、ほとんどが大玉でした。

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【第10子の心然(2歳)も親の見よう見まねで実についた「へた」を「つまようじ」で取っています。】

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【ちょっと目を離すと案の定「つまみ食い」。はじめての青梅の味は酸っぱかったようです。】

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【梅酒を32リットル分キープ。2年ほど待つことになります。人生、待つことも大事です。おととしの分は全部先週飲み干したので、今日から昨年出来た分をちびちび飲むことにします。
梅干しづくりも同時スタートしました。我が家では梅干しはいくらあっても足りません。昨日の昼食のソーメンのだしにも隠し味で入れました。自分で言っては難ですが、僕の作っただしは家族内では大人気です。】
posted by 塾長 at 07:42| 教育・子育て

2021年05月30日

カエルの合唱・赤い道・・

やっと梅雨らしく毎日雨が続きます。

どこにいたのだろう?雨の降る前と雨が降り出すとカエルが一斉に合唱開始。10数年前、人吉市矢岳町にクローズドシステムの実証のため移転した時も、ものすごいカエルの合唱を聞きました。

夜外に出て「エイッ!」と両足飛び跳ねると、その振動が伝わるのかうるさいくらいのカエルの合唱がピタリと止まり、しばらくしてまた始まるという現象を経験しました。
土を通した一体感が「自然」を感じさせてくれました。

側溝掃除を1週間に1回程度家族でしますが、側溝の中にモクズガニの子どもを見つけました。夕暮れのあと、舞っている蛍も子どもが見付けました。
そんな時、突然の宅急便。中を見るとトウモロコシ。送り主は中村棟梁の奥さん。ご出身の宮崎県西都市はトウモロコシは特産だとは知りませんでした。
さっそく塩湯でゆがいて家族でいただきました。その後もバター焼きやサラダに入れておいしくいただきました。ありがとうございました。
季節を感じる日々が続いています。

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【モクズガニは裏山の石灰岩から湧き出るタチガーの地下水から、北谷町内を流れる白比川、東シナ海を回遊し産卵のため戻ってきます。今度見るときは大きくなっていることでしょう。】

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【季節を感じるのは他にもあります。今年は数回発生しました。「シロアリの大群」。家族は慣れているのですぐに明かりを消します。9時ころになると、どこかに消えていきます。初夏の風物詩です。シロアリは大事な分解者。木造の家以外で活躍してほしいものです】

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【初めて見るトウモロコシに見入る第10子(3男)の心然(しんねん)】

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【トウモロコシパワーのお陰か週末の馬糞運び・堆肥づくりには第3世代の幼児たちが活躍しました。】

さて一方では困った現象も・・・。
このところ車に赤い斑点がいっぱい着くので何でだろう?と思っていました。報道によると「アカギ」の木にヒメヨコバイの仲間である「コロアナ アーキュアータ」が繁殖し、その排泄物が付着しているようです。
なんとなく名前が「コロナ」に似ています。初確認も中国。

アカギは沖縄の街路樹を始め、家庭や公園などに使われている他、県内の至る所に自生しています。「アカギ」はその名の通り、幹が赤い。大木になって、人間には緑陰空間を作ってくれますが、折れやすく落ち葉の掃除は大変です。

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【車に付着した赤い斑点。洗車しても取れません。】

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【妻は通勤用に買った車が汚れるので、アカギの下にシートを張って車を保護しました。見ると周りのスロープは「赤」に染まっています。】

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【「障がいをもった万然(ばんねん)の機能改善を祈って台風で倒木したアカギが再生してきたので「万然の木」と銘打っていますがその周辺の道の一部は赤くなっています。】

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【こいのぼりの周りにもアカギの木はあります。他の緑と異なることが分かります。】

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【裏山のイノシシの広場。中央に育つアカギは「チョコ」の休憩所になりますが、ここも害虫に侵されていました。葉っぱが赤になって落葉します。解決方法は選定するか、薬液注入しかないと言われています。】

仕事の方では大工見習いの次女が作業場で頑張っています。中村棟梁の指導のもと、以外と早めに任されているようです。

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【職場に入ってまだ2ヶ月。徐々に慣れてきたようです。がんばれ!新米大工さん!】

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【宙に浮く心柱を4方45度から支えるヒノキの隅梁。金輪継ぎで長さ11mにして腹を天に向けて心柱を突っ張る。下は棟梁が自ら製作したカンナ。】

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【作業で出たカンナくずやのこくずは現場近くの酪農家(乳牛飼育)に引き取ってもらう。酪農家は牛の糞尿に混ぜて堆肥を作る。建設行為がリサイクルにも貢献できる。】

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【空にはオスプレイ。最近は低空飛行が多い。これも中国の侵攻の対抗手段のひとつか?アメリカはかつての敵、今は友。コロナ渦でも日本の防衛に寄与するオスプレイに向かって軒先のベランダから手を合わせて感謝している。】

毎日、家族間の会話は限りなく続きます。なんで中学校のプール授業が男女混合になったのだろう?日本一の感染率となった沖縄県のコロナ対策の乏しさ、小児虐待や少年犯罪・・。

それでも他国に比べて戦争が少ない(大きな外国との戦争は先の大東亜戦争くらい、あとは内戦)日本。なぜだろうと考えると変化のある四季、島国、天皇の存在などで穏やかな国民生活が永く保たれたからだろうと思います。

そして身近にある「日本の豊かな自然」と「自然との共生」、忘れたころに発生する「自然災害」によって心が洗われるかだと思います。日本人の心の原点に戻るから、安定した社会で文化が育つのだろうと思っています。ただ最近は自然支配、自然との隔離、身勝手な人間中心主義が横行していますが・・・。

追伸

普段の土日は部活や仕事などで2〜3人抜けますが、今日は珍しく在沖の家族11名全員が揃いました。そこで懸案の車の赤色斑点の汚れを取ることにしました。用意したのは「スコッチブライトスポンジ」。

これまで洗車場を使ったり、タワシ、洗剤などで洗ってみましたが、アカギに来る「コロアナ アーキュアータ」という虫の排泄物は車にへばりついて取れませんでした。

今朝、全員でこのきめの細かいスポンジで手洗いしたら取れました。現在この上にワックスがけを施しています。どうなることか?しかしとりあえず無数の赤い斑点は消えましたので、参考までにお知らせいたします。

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posted by 塾長 at 05:11| 教育・子育て

2021年04月28日

中国の脅威

沖縄に住んでいると以前住んでいた熊本とは異なり、安全保障問題を身近に感じます。購読中の八重山日報本土版には毎日中国の海警局の公船が何雙、接続水域に入った、領海侵犯したと報道しています。尖閣列島を公然と中国の領土を証明するかのように地形図や海図、歴史書などを公表したりしています。

昨今の中国の態度を見ていると日本に手を出させるように挑発しているのが分かります。米軍基地があるから抑止されていますが、いなければアッという間に奪われるのは目に見えています。
その後は台湾、沖縄が狙われることでしょう。

中国共産党の非道なやり方はウイグルや香港などの例を見るにつけ、恐ろしい人権侵害の常態化です。自国民の人権を奪い命まで搾取する国がすぐ近くにいることを思うと不安が募ります。また、人権侵害にあっている多くの方々をどうして国連が守れないのか、国連の無力さを思い知らされます。

国内は野党も報道関係もスキャンダルや何でも反対のオンパレードで、実にくだらない。政府の悪口ばかりで武漢ウイルス対応に国を挙げて対応しようという姿勢が全く見えません。

我が家にはテレビはありませんが、たまに車に付いている小型TVをみると、無責任なコメンテーターが行政批判、バラエティーに至っては平和ぼけと言われてもしようがないほどの低俗番組を各局が競って流していました。

一方では旭川市の女子中学生がいじめで零下17度の川に飛び込まされ後自殺した悲惨な事件が発生しました。これは氷山の一角でしょう。全国にはいじめや虐待でつらい目に遭っている人たちがたくさんいると思います。

自己中心、人間中心の価値観が戦後の日本にはびこっています。今の日本はまたまた高学歴時代になりましたが、世の中で大切なことは学歴ではなく自分以外の命やモノに対して優しく出来るかどうか、お金だけではなく人が困っているときどうやって手を差し伸べられるかではないかと思います。

日本人は義理や人情で生きてきました。最近は打算が多いような気がします。大きなことは言えませんが、せめて我が家では日本人の心を継承していきたいと思います。

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【日本の伝統建築技術を沖縄でもつなぐための木造住宅を設計しています。これは大工さんの描いた原寸図を確認しているところ。屋根の反り具合を3度にわたってやり直した後の確認です。】

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【私の描いた図面から大工棟梁の中村さんが各通りの架構図を書いています。30通り分を書いています。】

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【作業場横の木材置き場の空き地で第10子の「心然」(2歳)がバギーのストッパーを外し、第7子の「万然(ばんねん)」を押しています。】

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【ヒノキは熊本から送られてきました。全体で150立方メートル以上木材を使います。その内の5分の1です。梁に使うヒノキの丸太はなるべく曲がった木をお願いしました。今はまっすぐな木が主流で、曲がった木はチップになるとか?自然の木の使い方を誤っていると思います。】

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【宮大工見習いで社会に入った次女の亜和(あや)。第2の木材置き場を糸満市に作り、荷下ろしをしたときクレーン車に合図をしているようす。(上)木材の検収(中)。丸太の皮むき作業中(下)】

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【現場のようす。型枠入れと配筋状況。基礎を見るだけでも複雑で難しい現場です。】

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【新社会人になったあやに続くように、25日妻が新古車を購入しました。1台では第9子の幼稚園児(わかみこ)と第7子の特別支援学校児の万然の送迎と私の仕事が時間的にかぶるからです。彼女はいずれにしろ11月から郵便局に職場復帰することを考えると必要不可欠な選択でした。これで草刈り用の軽のボンゴと合わせて4台になります。税金や保険料がたくさんかかりそうです。】

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【最近は現場や作業場、自宅での施工図描き、他の施工図のチェック・承認、専門職の見積り・査定・発注、打ち合わせ、私的には「さい帯血による再生医療の制度利用」などをスタートさせたのでオーバーワーク気味です。設計監理以外の仕事もたくさんあります。なんとか連休まで体と心を持たせたいと思っています。家の草花に集まるアゲハチョウやオオゴマダラなどの蝶の来訪に心を癒やされます。】
posted by 塾長 at 20:07| 建築

2021年04月15日

日本人のDNA

どうも日本人のDNAは、欧米や中国とは相当違うように感じています。

我が家にはTVはありませんが、インターネットはつながっているので、多感期の子どもたちは時々映画も見たいらしく、洋画やアニメ、邦画などをみんなで選択してみることもあります。映画は1週間1回くらい、アニメは幼稚園に通う4歳児と2歳児がたまに見ますが、仕事でパソコンを使うときは仕事が優先するので中断します。

10日の土曜日に隔週週休2日で休みが取れた次女の亜和(あや)が型枠を入れ鉄筋を配して土間のコンクリートを打設しました。敷地内のスロープの周りは段差が激しい山の形をしているので、地形を変えずに打設するのは至難の業です。
しかも朝準備を始めて、午後4時から打設するという強行スケジュール。しかし家族の力で所期も目的を達成し、次の日から縦列駐車せずに、スロープ内ですれ違いのできる駐車場ができました。

また2頭分の犬小屋スペースもできたので、郵便屋さんをはじめ、来客の方々と犬の距離が少し離れたので犬の圧迫感は減ったかな、と思います。同時に毎朝草刈りや餌あげに使っているボンゴバンの駐車スペースの前も片づけたので、縦列ではありますがここにも軽乗用車1台は置けるようになりました。

さて、最近富に思うのは、日本人のDNAです。永い歴史を持つ国はたくさんありますが、中国のように全体では長い歴史に見えても前王朝が滅ぶと、次の王朝はそれまでの王朝の考えや歴史的建造物などを排除します。
日本はその点、権力者が変わっても天皇がおられるおかげでおだやかに国民は暮らせたように思います。永い歴史の中で日本人としての心の美学や恥の文化、自然との共生など今の生活にもつながっています。

一方、たまに見るインターネット配信の映画やTVドラマのうち、西洋のものは体を露出したり抱擁するシーンが多く、とても子どもには見せられません。西洋の映画などはアクションものやSF、自然の脅威などが多く、日本製は心に訴えるものが多いように思います。

とはいえ、ほかの圧倒的多数の家族はTVのドラマやバラエティー番組を見ています。どうしてもTVで使われる汚い言葉や荒っぽい言葉を覚えてきます。
我が家では親子ともに重要な要件を伝えるときは「敬語」です。
島国で四季のある日本の気候風土は多くの日本独自の文化を作りました。現在、永い歴史の中で洗練された伝統建築の技術や文化を残そうとしていますが、本当はその文化に宿る日本人の心を継承したいと考えています。

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【現在の仕事は伝統構法による住まいづくり。中村棟梁と綿密な打ち合わせと原寸場の風景。奥に見えるのは長さ9Mの宙に浮く心柱用のヒノキ材】

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【一方、木造の躯体を受ける基礎も同時進行。複雑で巨大な基礎ができつつあります。】

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【ヒノキの第1便(熊本)4月17日着予定。このあとヒノキはトレーラーに2台、スギ材はあと1台着く予定。】

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【駐車場土間の土間コン打設状況と完成。合間に焼き芋ができたのでひと休みしました。】
posted by 塾長 at 07:26| 教育・子育て

2021年04月06日

参考書

以前は施工と設計と半々でしたが、設計業務が中心の人生になりました。
もともと設計という仕事は好きではありません。
設計・施工が30年、設計だけが20年です。

思いを図面で表すのは夢があって良さそうですが、面倒だし法律もたくさんかかって来るうえ、責任重大。いいときはいいですが、失敗があれば永遠に問われます。

最近はCAD化しているので詳細に描けます。しかし、手書きの図面は拡大や縮小はできません。シャープペンシルで100分の1や200分の1でかく場合、目が痛くなります。

昔のかなばかり図は20分の1と決まっていました。今はA3判が標準なので自ずと30分の1で描かざるを得ません。そうなると格子の間隔などを描くときは大変です。

一番困るのは、施工者の人たちが「寸法が明示していなかったので、スケールアップしました。」と言うことです。いやいや大体で描いた図面。「三角スケールで当たらないで・・・」と思います。

そこで言うのは「あれは『参考書』ですから・・。教科書ではありません。」

設計者を信用してもらうのはありがたいのですが、私などは「感覚」で描いているので寸法は合いません。大事な寸法は押さえて表示しますが、そのほかは「適当」です。

設計に限らず最近の人は、依存心が強すぎるように感じます。教科書的な指導を求めて動くので、新しい発想が少ないような気がします。だから私は「図面は参考書!」と言うのです。

その考えは人生にも生かされています。いろんな新聞、雑誌、伝記などを読みますが、いずれも「参考書」。従って宗教も信じていません。仏教もキリスト教も私にとっては参考書です。
参考書なので絶対ではなく、あくまでも「参考」です。

参考にしながら自分の考えで実行していく・・というのが私のスタイルです。

今日は「私の人生観」の一端をお示ししました。

もう「春」を実感します。
家の周りには花が咲き始めました。

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【長女の依奈(えな)が久しぶりに帰郷しました。現在、千葉大学の教育学部に在籍しています。介護とパン屋さんのアルバイトをしながら自立した学生生活をしています。2泊3日の短い里帰りでしたが、草刈りでは有機キャベツから羽化した無数のモンシロチョウを妹(第九子)の「わかみこ」を抱っこして見ていました。】

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【平成の名水百選のひとつ・タチが-近くの「オクラレルカ」の花が咲きました。毎年、入学式のころ咲きます。名前で言えば「卒業式」の時期の方がぴったりと思いますが、意味が違いそうです。】

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【敷地内のハマユウ】

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【敷地の一角に今年も咲いた「アマリリス」。那覇の現場の向かいの方からいただいた球根が場所を変えて開花しています。】

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【水車小屋の下の池。インパチェンスの花の上で羽化したシオカラトンボ。まだ「殻」が残っています。池には金魚が泳いでいます。】

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【車の模型に熱中する第10子(2歳)の心然(しんねん)。理系の彼は胸が厚く、腕力もあります。そして意外に「柔軟」です。】

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【草刈りを終えて湧き水に頭を打たれている心然。どんな大人になるのでしょうか?】
posted by 塾長 at 06:17| 教育・子育て

2021年03月27日

日本の再構築

日本の精神はどこまで失われていくのか?最近、恐ろしく思えてきました。

グローバリズムの名のもと、規格化されていく部品やシステム。快適・便利・安全が豊かさの指標として定着。その裏で唯物主義が横行し、食物も動物も果ては人間まで「モノ化」。機能が低下すればお払い箱という、最悪の価値観がはびこっています。

昨日、現場のコンクリート打設を終えて木材置き場を探しに近くを回りました。そのとき30頭の乳牛のいる小屋を発見。ついつい生きもの仲間の癖で話し込んでしまいました。

700キログラムほどある大きなホルスタインがずらりと並んでいました。機械で搾乳してタンクにためそれを牛乳メーカに売るそうです。生まれたばかりの和牛の子が1頭いましたが、この子牛には人工の乳を飲ませるそうです。人間が牛の乳を飲み、子牛は人工乳。乳がでなくなったら「肉」として「出荷」される・・・。

ニワトリも同じ運命。命の操作を人間がして、果ては無理矢理殺されて人間の食になっても食べ残しで生かされもせずこの世を去って行く命が無数にいることを思うと、生きものに感謝して慎ましく生きること日本人の考え方に戻る必要性を感じます。
「いただきます。」や「ごちそうさまでした」と言葉は飛び交いますが、どこまで心に浸透しているかは疑問です。

なぜそう思うかというと、あまりにも人権を無視した事件が多いからです。子どもの虐待やいじめ・・。スポーツはアメリカ辺りでは盛んですが、はたして日本にプロスポーツはなじむのか?

けがや故障など関係なく成績を数字で表し、金額にあう活躍をしなければ問答無用で切ります。同じような実力主義は職場環境でもあり、推薦入学など教育環境でもみられます。行き過ぎると先日沖縄の高校生が自殺したような事件に発展します。こんな話は日本国中に蔓延していて、家庭環境でもお金を稼げなくなった世帯主は施設へ送られていきます。
なんともおぞましい光景です。

男女同権は当然ですが、女の権利を求めすぎると権利に対する義務が生じ、自分の首を絞めることにもなり兼ねません。男女同権ですがそれぞれ能力と役割があります。
男には乳は出ません。3歳までは母親と暮らすのが一番自然です。女性の社会進出を促すのは結構ですが、母親が社会に出ると子育てがおろそかになります。
私は父親を早くに亡くしたので母親が外で仕事をしました。母親だけで育っても背中を見て育つので支障はありませんが、母親は経済的にも精神的にも負担が大きくなります。
両親がそろっている家庭ではなるべく幼少のころは子どもと一緒に暮らして欲しいと思うし、経済的に苦しくなるなら、直接親に手当を出してもらいたいものです。
現在の児童手当は校納金などで吹っ飛んでしまっています。

住宅づくりを見ても、面倒な保守の必要がないメンテナンスフリーがはびこっています。一度建てたら何もしないでいい家です。
そうなることで日本の文化が失われいきます。家づくりは子育てといっしょです。手を入れ続けることが重要で、ほったらかしにしていいわけがありません。そして機能が衰えても最後まで住み続ける、子育てで言えば大人になって親が稼げなくなっても施設に入れるのではなく家で一緒に暮らす・・。というのが、本来の日本人の考え方ではなかったのでしょうか。
今は施設に入れることが当たり前のようになりましたが、以前は老人ホームに入ることは悲しい人生の末路と思われていました。

若いうちは大きなことを言いますが、どなたも年には勝てません。年寄りを粗大ゴミのように思うのは勝手ですが、間違いなくそんなことを言う人も「粗大ゴミ」と呼ばれることになります。

拝金主義、勝利主義、唯物主義から脱却して、謙虚に慎ましく日本人らしく生きていきたいものです。

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【4月1日から伝統木造の大工見習いとしてスタートする次女の亜和(あや)が、半日で「はしご階段」を作りました。ノコもノミも普段から使い慣れているので現場でも無理なくなじむのではないかと思っています。目つきが「大工見習い」のバージョンになってきました。】

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【警視庁の刑事を目指して1次試験も通過した亜和でしたが、急きょ「伝統建築の大工」に方向転換。見習いとして終業する身になりますが、昔の徒弟制度ではなく車で作業場、現場に通うことになりました。そこで自家用車が必要と言うことになり、中古車を探しに出かけました。以前今使っている「ノア」を購入したお店に行き、即決して買った車です。普通自動車免許は21日間のスピード取得でした。事故を起こさないよう、新調に運転してもらいたいと願っています。】

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【昨日、地中梁のコンクリートを打設しました。根切り深さも鉄筋量も普通の木造の何倍もある基礎です。一番の違いはコンクリートがフライアッシュコンクリートというところです。最終の圧縮強度は37N。通常の約2倍で、かつ鉄筋がさびにくく、長期にわたって強度が発現します。】

いよいよ棟梁が宮崎から30日に来沖します。ますます忙しくなるばかりですが、一方で「さい帯血による再生医療」のきょうだい間の臨床研究の実施拡大にについても動き始めました。
機会あるごとにご報告いたします。
posted by 塾長 at 20:34| 教育・子育て

2021年03月10日

木材最前線!

7(日)と8日(月)の両日で、沖縄→鹿児島→宮崎→熊本(泊)、熊本→宮崎→福岡→沖縄と木材の最前線を回ってきました。分刻みの強行スケジュールでした。(ちょっと疲れました・・・)

第一印象はこの20年くらいで木材に対する価値観や流通が大きく変わってきたと感じました。材木店や木材市場、製材所等を回りましたが、残念ながら木造が増えても、木の文化はすたれたと実感しました。

銘木店に行ったら久しぶり年代物の銘木と出会いました。言葉では言い表せないほど立派な木が立ち並んでいて圧巻でした。昔は床の間や玄関には所々に銘木といわれる木を使ったものです。
しかし今は、ベニヤに薄くスライスした板や木目をラミネートした紙を貼ったりした「建材」が主流です。一生に一度の住宅造りには、せめて一つくらいは本物の木を使ってもらいたいものです。

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【床柱】

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【天井板】

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【何十年も置いて乾燥した銘木類】

製材所や木材市場も回りました。ここで見たのは木材流通の現状でした。木材はたくさんありましたが、原木市場では直材の丸太ばかり。理由を聞くと案の定、曲がった丸太は需要がないのでそもそも市場には出てこないとのこと。つまり出しても売れない・・・。
なぜそうなったのか!どうも住宅会社の台頭とプレカットの普及のようです。かつては曲がった木を求めて適材適所に使ったものです。
曲がった木は機械加工には不適なので、山に置いてくるか、チップにして紙になるそうです。なんということでしょうか?
育った環境でできた曲がり(癖)を大工さんは見極めて無駄なく活かしていました。残念ながらその度量も技術も今はすたれてしまったようです。

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【直材ばかりの土場】

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【大きなクスもでていましたが、この先どこに活かされるのか心配になりました】

現代の住宅は既製品のオンパレード。設計する建築士も既製品のカタログを車にいっぱい積んだ「カタログ建築士」が多く、できあがった住まいはまるで「プラモデルのような家」です。
家の一部が損傷すると「修理」するのではなく、「部品」を交換します。自動車のような消耗品と化しました。

そこには木の「文化」は育たないし、「文化」自体がありません。

最後に木製建具屋さんに寄りました。後継者不足や需要が減ったことで、木製建具屋さんが減ってしまいました。障子や襖、畳など日本の住宅には必ずありました。
しかし、西洋化した住まいから木や紙の建具が消えていきました。やっと見つけた建具屋さん。障子の組子は熊本当たりでは「杉」が一般的ですが、ここは「ヒノキ」でした。すばらしい!
是非、今度設計した家で完成品を見てみたいものです。

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【ヒノキの障子の組子】

何年間も倉庫に置かれている木材が、出番を待っている感じでした。私たちが使わなければ、またさらに何十年も倉庫に積まれたままになります。人間の都合で植林された杉やヒノキ。銘木と言われる大木や木目のきれいな雑木たち。彼らを活かすのは私たち建築の設計者や施工者です。
しかしそれ以上に、木の文化に気づき、楽しもうとする建て主の価値観が不可欠です。

数千年の歴史をもつ日本の住まいの原点は木の家です。長い歴史の中で技術や文化が醸成されてきました。森林国・ニッポンに育まれた木の文化を後世につなぐため、今度の住まいはその原動力になると信じています。
posted by 塾長 at 16:46| 教育・子育て

2021年02月27日

日本文化の崩壊阻止!

今日の沖縄地方の気温は24℃。九州とは約10℃、北海道とは約20℃違います。東西南北に長い日本の国土では植生や生態系、文化も異なるのが当然でしょう。

しかし、全体的には長い歴史の中で生まれ育った日本の文化が共通して存在します。互譲互助の精神や勤勉・勤労、慎ましい暮らしなどなど。

ただ今回、いつもお願いしていた熊本県内の製材所や大工さん、建具屋さんたちが球磨川の氾濫で被災や被災者の支援のため、おいでいただけなくなりました。
今月から始まった木造の社宅工事も急きょ、代わりの方々を探すことから始まりました。

そこでそれぞれの職種について手探りで探すことになりました。見知らぬ方々につてを頼って連絡して一定の確保はできました。ところがそこで知ったのは「日本文化が崩壊寸前」ということです。

文化といっても広いのでここでは住文化に限りますが、まず木材調達。兆候は知っていましたが、現在は機械で木材を加工するプレカットが90%を超す勢いのため、製材も直材が好まれ、曲がった木は山から出しても売れないので山に置くか、チップになっているという現実。
私の設計は曲がった木が前提で、育った環境でできた木の癖を生かそうという狙いがあります。ところがどこの製材所に連絡してもほとんどなく、素材市場にも出ていないとのことです。

西岡常一棟梁が言っていた「木の癖を生かして・・・」という価値観はもう教科書の中だけなのか、と思ってしまいます。

同様に木製建具もベニヤの張り合わせばかり。障子の組子も加工できない建具屋さんがあります。問題はほかにも・・・。家の形を作る大工さん。
「大工」は名ばかりで、小さな増改築工事でも、墨付け・手刻みができない・・・プレカットの影響でしょう。

製材所の人が言っていました。「流し台より全木材の金額が少ない時がある」。つまり快適・便利な住宅機器にはお金をかけるが、木造住宅の骨組みには無関心・・というわけです。

仕事をしようとして需要がない、売れない、先が見えない・・・。これらの業種の方々で共通するのは「後継者もいない」という言葉です。結論は「もう私の代でやめます。」「この仕事で終わりにします。」

日本の住文化の崩壊が始まっています。

原因は多々あるようです。私のような設計者や施工者の努力不足、規格化された住宅メーカーの台頭、国の職人を育てない方針など。

もっとも重要なことは日本人の価値観の移り変わりだと思います。
作る時もできた後も面倒なことはしない、自然の脅威に対しては対決・服従の姿勢、なによりも精神論より物質主義、科学力への極度の依存、個人主義(自己中心主義)などの西洋思想の定着だろうと考えます。

日本人は江戸の昔から雨戸に油を塗った紙貼りの明かり障子で風雨から身を守りました。素材は地元、もしくは国内の木材や草、土を使った簡素な家でした。つまり閉鎖型で自立できていました。今は国際化の名のもとに多国籍というか無国籍の部材を快適な暮らしをするために多用します。少量多品種の家づくりでは産廃がどんどん増えます。
他国依存のオープンシステム。だから貿易ができなくなったらOUT。不安定な社会です。
自立型の社会はあるもので暮らすので質素ですが安定で継続できます。

どうもこの辺りが政治家も学者にも見えていないようで、何十年たっても目先の政策や批判で終始しているようです。

世界でも注目されている日本文化。伝統構法の大工を志望した次女。がんばって日本一の大工さんになって欲しいと願っています。

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【畳の部屋がないから「正座」をしない。無垢(むく)の木を使わないから拭き掃除をしない。我が家は畳か板張りです。小学1年生と4歳児が拭き掃除をしています。】

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【地主がわからない隣地の木が、ヒカリ回線に当たって切れそうなので、休みの日に枝打ちをしました。一番下の細い線が「パソコン」につながるヒカリ回線。掛かっている枝が高いので軽ワゴンの天井に乗って作業。最後はツルが残ったので長男が伐採時出た枝で「打ち落とす」。みんな家族の力です。】

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【2月21日は第8子、小学1年生になった「こだまこ」の7歳の誕生日。この子も自宅出産でした。家族が多いので「寄せ書き」が「様になる」。家族で作ったケーキと料理。「7」の数字がケーキにもちらし寿司にも見えます。】

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【4面加工されたヒノキの心柱になるヒノキの丸太。宮崎県西都市の棟梁の作業場に運ばれた。これを八角形に仕上げるのは棟梁。数か月は乾燥期間です。】

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【一方、現場ではショベルカーが入って根切り開始。いわゆる着工です。昼休みになったのでその合間にショベルカーの運転席に許可をもらって乗せてあげました。なんたって、♪「はたらく車」(大きな石でもラクラクショベルカー♪)を丸覚えできる子どもたちで、特に第10子の「心然(しんねん)」はお風呂に模型の車を持って行って、洗ってあげるほど車好き。本物を実感してもらいたいとの思いです。】
posted by 塾長 at 20:00| 教育・子育て

2021年02月13日

大人のいじめ

森元首相が東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞されました。連日のマスコミや野党をはじめ、多くのスポーツアスリート、にわかコメンター、与党の一部から袋だたきにあっていました。

今はコロナ禍、残された時間もない時期に辞職まで迫る追い込みが必要だったのか?発言の全体を見てみると、女性蔑視と決めつけるのは早計だと思うし、的を射ていないと思います。

発言の一部を切り取り、大騒動にしてしまう今の風潮に疑問を持っています。本人も発言を取り消し謝罪もしているのに、辞任まで追い詰め、果てはかばおうとした菅政権までたたきます。

もうこれは「おとなのいじめ」。人権擁護をかざす人間が過去の事案まで持ち出してとことん追い詰める姿は「いじめ」です。

人権を言うなら来年開催予定の北京冬季五輪の開催地の中国をターゲットにすべきです。

新疆ウイグル地区での女性への性的暴行や大規模な避妊手術など、森さんの発言などとは比較になりません。
森さんの発言で誰か直接被害に遭った人がいるのでしょうか?中国では人権無視で大量虐殺されています。香港やチベットでの人権問題もあります。
次期開催国の中国はスルーして、実害のない発言の切り貼りで大事な時期の組織委員会の会長を追い込むとは、まったく、今の日本はどうなっているのでしょうか?五輪憲章まで持ち出すくらいなら、その憲章にそぐわない次期開催国の人権のあり方を批判し、参加ボイコットする議論の方が重要だと思います。

さて、怒りはこのくらいにして最近の家族の動きを報告します。

2月10日、令和2年度「北中城村教育の日」式典(村教委主催)で第6子の「こはづき」(小学6年)が科学部門でひとり、表彰を受けました。後藤家に限ると長女以下6人全員が表彰を受けたことになります。ありがたいことです。
これを励みに、また頑張って欲しいと思っています。

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【周りは金賞ばかり。本人は県で佳作でしたが、中部地区では金賞、金賞、銀賞、銀賞と続き、県でも優秀賞や優良賞を受賞しているので、長期にわたっての自由研究での評価があったのかもしれません。なお、テーマは毎年違っていて、今年度は児童会役員でがんばった成果も加わっているかもしれません。】

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【その「こはづき」も毎朝6時から裏山の道路掃除をします。もう春分も党に過ぎたのに、夜明けは遅い。まるで「炭鉱夫」のように頭から光を当てて掃除します。先日、敷地内でヘビと遭遇。冬眠しない沖縄のヘビたちと遭遇するのはしょっちゅうです。ただ、ハブを含めたヘビたちはネズミを捕ってくれるので、我が家では重宝されています。】

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【掃除やエサ上げ、側溝掃除などの作業中に野生の生きものと出会うこともあります。1昨日は側溝のマスの中にテナガエビの親子、昨日はモクズガニの子どもたち。湧水地から流れ出る清流と落ち葉。野生動物たちにとっては貴重な自然環境課もしれません。】

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【旧正月を迎えるころ開花する「カンヒさくら」。我が家の敷地には2本しかありませんが、今年も咲いてくれました。】

来週月曜日は、その週から基礎を着工する伝統的な木造構法で建てる住まいの中村大工棟梁が、建て主に会うために来沖します。今回は沖縄で墨付け・切り込みする予定なので、楽しみです。現実には4月から大工さんの手作業がはじまります。

日本人の文化があれば、日本的な人間が育つ。そう確信しています。日本人は寛容な精神をもち、相手を追い詰めるようなことはしません。礼儀正しく、慎ましい暮らしぶりを美徳とします。

これからも消えゆきそうな日本文化ではありますが、まともな日本に還ることを念じて日本文化を住まいに注入していきます。

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【80坪を超える住まいの中心に浮く360角の心柱に使う予定のヒノキの丸太(直径42センチ、長さ9m)熊本・肥後木市場(右から3本目)。写真提供:都城市・川口木材。落札:八代市、白島木材さん】
posted by 塾長 at 19:24| 教育・子育て

2021年02月08日

世界一厚い床材!

日本の住宅には世界一がたくさんあります。

4日に入れ替えた「畳」もそのうちのひとつ。厚さ60oもある床材は世界一。しかも互換性があります。畳は表と床(とこ)があり、経年で傷めばまずは表を裏返し、その次は表替え、床が沈んでくれば新調、という具合で3段階ごとに改装できて気持ちが新鮮になります。
板や石には畳より厚いものもありますが、交換が簡単にはできません。

今回は全部入れ替えの「新調」。畳表は「沖縄ビーグ」。私は熊本出身なので畳表になる「い草」は身近にありました。熊本は八代市を中心にした「い草」生産は日本一。沖縄に来て「沖縄ビーグ」の存在を知りましたが、熊本産より繊維が太く摩耗に強いとされます。

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【我が家の食堂兼茶の間兼応接間兼万然(障がい児)の休息場。わずか3畳しかありませんが、現在11人の家族の中心。だから一番畳も痛みます。敷かれたと同時に第9子の「わかみこ」と第10子の「心然(しんねん)」は入れ替わった沖縄の畳に寝っ転がりました。】

「パン!」と張られた畳表は気持ちが良く、畳独特のいい香りがなんともいえません。皇室の世代わりの式典・大嘗祭(だいじょうさい)でも床と壁は「い草」です。「い草」は空気を浄化する機能があるからでしょうか、国の最も神聖なところに使われています。大嘗祭では天井は茅葺きなので、どちらかといえば簡素な空間、自然の草の中で重要な引き継ぎをするという日本的な考えの一端を担っているように思います。

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【畳には火鉢が似合います。我が家の暖房は新築当初より火鉢です。伝統的な木の家に「い草」、木炭の赤い火・・・。】

住まいに畳があると暮らしのなかでは「正座」が基本になります。つまり、住まいと暮らしぶりはセット。家族はここで食事をしますが、みんな正座です。

畳屋さんの話だと、かつて9軒ほどあった「ビーグ」農家は今3軒。そのうち専業は1軒といいます。中心の産地である「うるま市」の市営団地の建設時、入居予定者が「畳はいやだ!」と市役所に要望があったので畳なしの団地で設計されましたが、さすがに県内の主要畳表の産地の農家が市に陳情してひと部屋は畳になったと聞きました。ちなみに我が家には35枚の畳が使われています。

設計者も行政も入居者の要望だけでなく、地元産業のことも頭に入れて欲しいと思います。我が家では毎日、朝夕は子どもたちで掃き掃除・拭き掃除をします。洗濯物は洗濯機に放り投げることなどせず、洗濯かごに2歳以上の11人全員たたんで置きます。制服や外出着のアイロンがけは、中学生になると全員がこの3畳の間で交代でします。

世界一軽い建具:障子で仕切られた空間の住まいの技術は世界一。畳屋さんも他の日本文化を継承する業種と同じように需要低下と後継者不足で前途多難のようです。

日本の建築文化の衰退に呼応するように、日本的な生活文化がすたれ、個人主義の西洋化が蔓延しています。

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【公共の場所の手入れは、日本人のもつ公徳心の表れ。小さいときからのしつけや体験で身につくのではないかと考えて毎朝、掃除と除草、水掛けなどを家の周辺で行っています。】

最近のニュースをみると、「揚げ足取り」が後を絶ちません。無責任な批判や中傷を毎日みかけますが、アメリカ並みのスキャンダル合戦に思えてなりません。

これまでも今も、実行する側、執行側にいる立場でいえば、「文句があるならやってみろ!」と言いたいところです。なぜなら、実際当事者になればさまざまな問題や利害を超えて実践せざるを得ないことが多すぎるからです。
マスコミも権力者にものを言うことは大切ですが、是々非々で良いことはもっと報道するべきでしょう。弱者の味方を装って国民を誘導したり、個人を攻撃するのは謹んで欲しいと思います。

では、また・・・。
posted by 塾長 at 05:16| 教育・子育て