2022年12月03日

「純国産化」へ・・・

11月30日付の沖縄建設新聞。最後の連載原稿が掲載されました。

6回目なのでこれが最後です。
やはり最後となれば一番言いたいことを書きたくなります。テーマは「国産化」としました。

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【沖縄建設新聞 第1面「建設論壇」 最後の連載記事】

身近な話題としては伝統建築の大工見習中の二女が購入しようとしたコンプレッサー(圧縮機)。機械販売の営業マンによると「日立もマキタも中国に頼っているので、値上げが著しいが何も言えない。中国の工場のラインさえ鶴の一声でストップする。」そうだ。

連載記事が載った後の昨日そんな話が現場であった。農業も工業も同じ。日本の技術を全部持っていかれて、今は逆転。発展途上国の中国は日本からODAで多くの支援をもらったが、恩を仇で返すように今度は日本という先進国の首の根っこを掴んで牛耳るようになりました。

高度経済成長期の日本は、安い賃金や土地を利用して海外に進出しました。ところが中国のような国もあります。貿易相手として欠かせないほどの取引をしているので、もうにっちもさっちもいきません。相手の言いなりです。
国の考えや経済人の浅はかな考えだったと言わざるを得ません。自分たちと同じ考えではないことを、今からの人たちは肝に銘じなければなりません。国産にもっとこだわるべきでした。以下、記事をご参考に・・・。

「さい帯血による再生医療」についても同じことが言えます。
小児脳性マヒの治療に「さい帯血が有効」ということはずいぶん前から言われていました。そもそも発見者は日本人です。ところが今は米国が大幅に進んでいます。やっと日本でも「きょうだい間」のさい帯血治療の臨床研究が始まりましたが、米国はすでに臨床研究を終えてEAP(拡大アクセスプロトコル)の域に入っていて25歳まで輸血できます。

何が問題か?厚労省の専門委員会の議論も読みましたが、患者や患者家族のことなど頭にない人が多く、妙にエビデンスの人権や親権などに終始していました。
新型コロナの臨床研究はあっという間に終えています。現在、きょうだい間の臨床研究は5人の小児患者の経過観察中と聞き及んでいます。

初期のさい帯血治療に関わった相良先生からお手紙をいただきましたので、アップいたします。先生からは著書もいただきました。
厚労省の遅々とした対応に患者家族は指をくわえて待つだけなのか・・。
いろいろ相談しましたが米国のデューク大学のEAPに参加申請しよういう気持ちもあります。何故かというと、当事者の万然がもう5年生になっているからです。来年は6年生になります。初めて「さい帯血による再生医療研究会」に参加して5年過ぎました。渡米にはお金もかかるし言葉も違います。しかし背に腹は代えられないので決断しようとしました。

ところが日本の医療技術を信用して自家さい帯血による研究が進んでいた高知大学の研究を待とう、と決めていた初心をまた取り戻しました。
「もう少し待ってみよう!」

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建築の世界だけでなく、あらゆるところで海外依存が進んでいます。医学もそうです。新聞で「国産化」を訴える以上は建築だけでなく食も衣もなんの分野でも国産化できそうなら応援すべきと考えました。そして自ら実践しなければならないと考え直しました。

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【相良先生執筆のご本】

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【万然の学習発表会。心然はボール拾いを自主的にしました。】

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【見学時は正座でした。】

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【心然の運動会。リレーでのバトン渡し。保存しているこの子のさい帯血が万然に輸血される日は来るのか?】

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【満4歳になった第10子の心然。きょうだいが作った誕生ケーキ】

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【第9子の「わかみこ」から折り紙ケーキをプレゼントされて嬉しそうでした。第8子の「こだまこ」からは車好きの心然に、同じように手作りの「飛び出す車」が贈られました。】

心然が満4歳になったということは、「投与できるさい帯血」を採血して「丸4年」経ったということです。それ以前から「さい帯血治療」の有効性を説く講演会や展示会をしていたので足掛け5年の活動です。

国という得体のしれない組織は難しい相手です。特に厚労省はこごわい。なんとか「国内」での治療ができるよう活動していきたいと思います。最後まであきらめない「サムライジャパン」のように・・・。

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【専門の彫刻家に頼まず製作した虹梁。伝統建築の見習い大工の亜和(あや)も現在2年目。12月7日にやっと玄関部分の棟上げにこぎ付ける予定です。】
posted by 塾長 at 14:56| 建築

2022年11月09日

世の中、どうなっているんだろう?

先日、3回目のワクチンを打ちに行きました。副作用が心配だったので誰でもいいから一緒にいて欲しいと思っていたら「3歳の心然(しんねん)」が付いてきてくれました。中央公民館での集団接種。証拠写真を撮るため心然に撮影をお願いしました。少し手振れがありますが、役割を果たしました。

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この時の受付の女の人は私に対して幼児言葉をずっと投げ掛けました。具体的には「3回目なの?」「大丈夫だからね。」「あちらで少し待ててね。」・・・という具合。途中で「3歳児じゃないのでちゃんと敬語で話してください!」。そうしたらやっとまともな話し方になりました。まったくどうなっているんだろう?

他にも30歳以上も年下の人間に頭を下げて挨拶しても、知らんふり。今度会ったらこの人間には絶対挨拶しないことにします。上下関係とかどうなっているんだろう?

今の日本は戦後の高度成長経済のためか、「お金」が最優先になってきて、人間性がおろそかになってきているように思います。昔は「お金」ことを言うのは恥ずかしいと考えられていました。わがままで自己中心的な人が増えたように思います。「お金」は大事ですが、すべてではないと思っています。

昨夜は家のベランダから「皆既月食」を見ました。満月が徐々に欠けていき、欠けた部分が赤くなっていました。宇宙の神秘を家族で見ることができました。

休日中は平日と同じように家周辺の掃除や草刈り、エサ上げなどをします。少しだけ時間があるので小さな子どもたちは「自然の庭」で遊びに興じます。

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【裏山の斜面は「滑り台」】

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【車の少ない時間帯の道路は「野球場」】

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【湧水地は手足の「洗い場」】

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【沖縄の秋は短くいきなり「冬」になります。とはいっても、相変わらず最低最高温度は20℃を下りません。ヘビやカエルは冬眠をしないし、いまだに蚊取り線香を毎日たいています。おなかが空いたので火鉢に火を入れ「餅焼き」をしました。家族は「砂糖醤油」の蒲焼きが大好きです。】

建築基準法がまたまた改正されて省エネ基準が厳しくなりました。次の確認申請には省エネ基準の説明が必要になってきます。
断熱材など江戸時代にはありませんでした。火鉢や囲炉裏に火を入れ、防寒着を着て体温低下を抑えたものです。何かというと工業製品でカバーしようとしますが、日本の住宅の寿命は年々短くなっていて、木造の場合、廃棄処理は木材以外の断熱材などと分別しなければならないし、せずに産廃として処分すれば最終処分場に運ばれるので費用が大幅に上がります。
冷暖房効果があがればエネルギーが少なくていいとの考えでしょうが、廃棄エネルギーが上がるのであまり意味がありません。
気密性のある空間を造り、冷暖房を効かせることはできますが、雨音も風音も聞こえません。非常事態の時どうなるんだろうと思います。
「暑さ寒さもほどほど感じる家」で、服の脱ぎ着や窓の開閉、そこそこの局所冷暖房でしのぐくらいで十分ではないかと思います。あまりにもわがままで機械的な空間で過ごすと[感性」がすたれていくと思います。

さて現場の方ですが、まだ玄関部分が立ち上がっていません。現在その部分の墨付け、切り込みがヤードで行われています。

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【玄関小屋組みの原寸図と、原寸図に仮置きした海老虹梁(えびこうりょう)。彫刻は二女の「亜和(あや)」の手作りです。】

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【隅木部分の「捻子(ねじ)組み」の調整。調整後、実際の軒桁を加工する。現在主流の機械加工ではできない難易度と高い納まりです。】

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【隅梁の加工中】

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【現場ではあまり目立たないが裏手のスロープの庇(ひさし)取付け。スロープの勾配に合わせて庇も勾配がついている。庇には壁側からも水勾配がついているため捻じれた勾配庇になる。。しかも下部は水平庇とつながるためさらに複雑になる。なんとか大工さんが納めてくれた。】

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【世の中の価値観や秩序が乱れているなか、幼稚園と保育園に通う第9子と第10子は出発前「気を付け」をしたあと「敬礼」をして毎朝出発します。】

無秩序、身勝手な社会の中ではまぁまぁ健全に育っていると感じています。
posted by 塾長 at 14:50| 教育・子育て

2022年10月24日

「抗原検査」とヘビと洗濯板

五女の「こはづき」が40度の高熱を出したため、「抗原検査」をしました。厚労省の認可したキットと言われたので信用して購入しました。1,380円でした。
このキットは鼻から粘液を採り、液に浸して反応を見るものでした。15分待って線が1本だと陰性、2本出ると陽性。1本線でした。熱も37度になって少し安心しました。

障がい児の二男の「万然」も学校から熱が出ていると連絡があったので、妻が迎えに行きました。予備で買っていた「抗原キット」をさっそく使いました。1本線でした。

おかげでコロナではないことが分かりました。最近沖縄も朝夕は少し冷えます。・・・といっても20℃前後までですが・・・。
きっと気候の変化に体が追い付かなくて風邪症状になったのだろうと、思いました。

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【鼻の粘液を液に溶かし、5滴器具の穴に落とす。左側に流れていく】

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【ライン表示が1本だと陰性、2本だと陽性。二人とも陰性だった。】

少し冬が近づいたと思われるこの地は、冬支度で忙しいヘビとも遭遇します。つい1週間前、長男の朴然が近くの農家の人に呼び止められて話を聞いていました。このままでは朝6時過ぎに家を出るのですが、高速バスの時刻に間に合いそうにないとエサ上げ中の家族が心配して車から声をかけました。車とはエサ用の草を刈りに行き、乗せてくる軽のボンゴです。その農家の人は90歳くらいで耳が遠いのですが、熱心に話すから話を切ることができなかったようです。話に割って入り、「急がんか!間に合わんぞ。何話してた!」というと1,8mのハブがいたというのです。

そして昨晩。長男がまたまた「ヘビがお風呂にいる!」というので、みんなで見に行きました。
いました。木製窓の外ではありますが、ガラスを押える桟に上にいました。

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【よくみると「アカマタ」でした。「アカマタ」は無毒です。同じヘビの毒を持つ「ハブ」を食べると言われています。以前、玄関の石の間に長さ2mほどのアカマタが入っていくのを見ました。我が家はヘビを重宝しています、なぜならヘビは陸上生態系の頂点にいるからです。
また我が家的にはヘビがいないとネズミが増えて困るという事情もあります。昨晩の「アカマタ」はまだ子どものようでした。】

今朝もまた朝暗いうちから草刈りに行きました。帰ってくるといつものように上着を洗います。使うのは「洗濯板」です。シャツだけ毎日洗います。ただ洗濯機にまわすほど大げさな洗いではないので、「洗濯板」で十分汚れは落ちます。小さいころ、おふくろが共同水道の井戸端で子ども4人の服や下着を洗濯していました。
タライに洗濯板。同じようなことを小型の洗濯板でしています。

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【洗濯板はよくできています。上の写真は「洗い」、下の写真は「すすぎ」です。洗うときは表を板を使います。洗濯板のギザギザが凸状に彫ってあります。これは汚れをこすって洗うためではありません。石けん分を溜めるためです。
下の写真は「すすぎ」の時に使う裏面です。洗いと逆に水を流すために表面のギザギザは凹面になっています。水はさっと引きます。洗濯板は基本、「もみ洗い」です。洗濯機が当たり前の現代ですが、ぐるぐる回しながら汚れを落とそうとしているので、水も電気もたくさん使います。我が家はエサ上げを毎朝するので洗濯物はよその家の2倍、現在10人家族なのでさらに2倍。・・・せめて自分のものは自分で・・という感じです。風呂の残り湯は当然洗濯に使っていますが、電気代を辛抱しようと、電灯は消しまくって電気量は3割減りましたが、電気代の高騰には追いつきません。】
posted by 塾長 at 19:30| 教育・子育て

2022年10月21日

さまよう日本!

日本人の価値観はどこへ行ったのだろう?
年功序列の会社が反映しているニュースを見ました。数十年前から欧米の実力主義、成果主義が主流になって、私が就職試験の時「年功序列という日本の伝統的な労働は良い」と面接試験で話した建設会社からは不採用通知が来たことがあります。

ニュースになった会社も以前は実力主義だったらしいですが、実力・成果主義では業績は伸びず、会社を辞めていく人も多かったとありました。
昔の日本式の雇用は正負両面の影響があります。実力主義もそれは同じ。肝心なことは会社と社員の信頼関係でしょう。
年功序列は自分を生かされていないと思う人にとっては面白くないかもしれませんが、秩序は保たれます。実力主義で自分より滅茶苦茶若い人が後から来て上にあがるのは面白くないはず。社内で愚痴も文句も出る。社内がバラバラになるので会社としては伸びない。
年功序列は下の人を助けたり、上の人を尊敬したり。家族と一緒で上の子は下の子の面倒を見、下の子は上の子を頼る。そこには「和」があると思います。

さてそんなことを言うのは昨日の告別式でも感じました。沖縄では以前住んで下熊本のように知り合いが多い訳ではないので葬式や結婚式に呼ばれることは少なくなりました。たまの告別式。わずか5分遅れて到着すると式はほぼ終わっていて、焼香して帰路に着く始末。
コロナの影響があると言っても全体で45分で会場は閉ざされます。線香の香りがして読経が流れていると思っていたが、そんな雰囲気はなかったので残念でした。故人を偲んで少しの時間でも思い出に浸ったり、最近のいきさつも聞きたかったのにあっという間に駐車場係に案内されて帰ることになりました。

送った供花や弔電を見たり聞くこともありませんでした。葬儀もセレモニー化していました。故人は生前大変お世話になった方です。優しくて人柄が素晴らしかったのでしばし、ご家族と話したかったのに残念でした。

葬儀だけでなく、日本から日本人の価値観がすっぽり抜けていっているではないかと、最近思います。

外国人にはきっとわからない「義理」や「人情」。何でもかんでも快適便利、お金だけの価値観・・・。楽して儲けようとする考え方や学歴主義。
長い歴史を持つ日本には他国にはない価値観があります。日本が悪い、外国が優れているという戦後教育で育った人間が増えた現在、このまま進めば、日本人としての価値観はなくなるかもしれないと思ってしまします。

国の話をすると戦前の日本に返るという人たちがいますが、高校野球も都道府県駅伝大会も自分の出身地を応援したくなるのと同じです。海外に行けば分かります。帰って来た時見る日の丸や温かいご飯、みそ汁に感動するものです。

この2〜3日のひとこまにコメントします。

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【生後6か月、夏風邪をひいて高熱になった万然(ばんねん)がいきなり「脳性麻痺」になった。それから11年。小学校5年生になりました。体重はあまり増えませんが身長が伸びました。骨盤や背骨に異常がないかレントゲン検査を受けました。夫婦で立ち会いました。「脳性麻痺」の患者さんはもう治ることはないとほとんどあきらめている家族がいますが、この数年間頑張ってきた「さい帯血による再生医療」に期待しています。高知大学も臨床研究で「きょうだい間のさい帯血投与」を始めましたが、2年間の経過観察があります。結果がでないと、次に進めません。アメリカでは臨床研究ではなくEAP(拡大アクセスプロトコル)で25歳まで治療が受けられます。たった一晩の高熱の後遺症で目が見えなくなり脳障害、四肢が不自由になった万然をアメリカまで一緒に治療に行こうと考えています。】

以下は朝6時前からの清掃での話題です。

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【数年前に苗木で植えたホウオウボク。10本のうちの1本がこんなに大きく育ちました。幹も大きくなって先の台風でも倒れませんでした。そのうちきっと赤い花を咲かせてくれると思います。】

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【家の上流の側溝。コケを土台に根付いたインパチェンス。自然の植物はしたたか。人間もこのくらいの根性が必要か?】

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【したたかさでは屋根の草木も同じ。沖縄の赤瓦のつなぎ目は土と漆喰。どこからともなく飛んでくる種が根付いて成長するので、我が家では「屋根の草刈り」が年に2度ほど必要。上の写真は水車小屋の屋根、下の写真は草刈りをした後の玄関の屋根。大工見習の亜和(あや)は高いところに登るのが平気なのでお願いしました。】

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【敷地の中の掃除したあとの水たまりに寄ってきたチョウ。上は「シロオビアゲハ」、下は「ツマベニチョウ」と「アオスジアゲハ」。チョウやトンボが飛び交うのは「半自然」の証拠。】

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【軒先には多くのバケツなどを置いています。非常用の水(災害や火災)として雨水を溜めていますが、そこにカエルが卵を産みます。数か所ありました。オタマジャクシに成長しているところもあります。カエルを食べに蛇も来ます。自然生態系の中の人間として仲間たちと一緒に過ごしています。】

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【エサ上げや掃除でも元気な「心然(しんねん)」。ちり取りを滑らせて登ってきます。元気をたくさんもらっています。彼は3歳、私71歳。】

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【側溝掃除のとき見つけたモクズガニ。「でかい!でかい!」。これまで何匹も遭遇しましたが、こんなに大きなモクズガニは初。ボクサーのように大きなハサミを持つ手がありました。】

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【道路で車に轢(ひ)かれたモクズガニもいたので、最上流の湧水地の池に放しました。しかし今日また見つけた側溝に戻って来ていました。きっとこの後、東シナ海に帰る途中なのでしょう。元気でいてよー!】

これから(18時)四十九日を兼ねた初七日に行ってきます(10月15日亡くなられたため)。やっぱりあまりにも簡素化になった告別式では心残りがあります。ご家族と故人にしっかりお話をしてお別れを惜しんできます。
私は「自宅」でみんなとは別れたいと思っています。では「出発」!

(初七日に行ってきました。ご自宅に伺ってゆっくり別れを惜しみました。すこし穏やかになりました。)
posted by 塾長 at 18:03| 教育・子育て

2022年10月09日

「建設論壇」第5回とカニ2匹。

第5回目の連載「建設論壇」が掲載されました。

今回は日本の戸建て住宅の特徴と畳文化をからめて綴りました。建築の基本は日本の伝統建築にあります。日本の建築文化が消えつつありますが、元はといえば日本の一戸建て住宅に技術も魂も存在しています。伝統的に受け継がれた技術や技能、日本人の心に原点回帰することが今こそ必要に感じます。

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【10月5日付沖縄建設新聞1面。連載は次回で終了。第6回目の原稿はすでに提出しています。11月30日に掲載予定です。】

3連休といえども我が家は大忙し。連休初日は「北中城まつり」。海側の潮さい公園で開催されました。以前は陸側の若松公園だったので、歩いて30分あれば行けました。ところが渡久地交差点近くの潮さい公園は遠くて車でしか行けません。また花火も見えません。若松公園の時はベランダから見えました。1年おきに場所を替えたらいいのではないかと思います。次女は友達と車で出かけましたが、駐車場が満車でとうとう降りられず帰ってきました。

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【祭りは夜の青年エイサーがメインですが、前座(夕方)で保育園や幼稚園児もエイサーをします。今年は第9子の幼稚園児「わかみこ」が出るというので障がい児の万然(ばんねん)を連れて行きました。目は見えず心身に障害がありますが、音は聞こえているようです。生の太鼓や三線の音やリズムを感じて欲しいと思い、雨の中出かけました。「わかみこ」は最後の曲では「旗頭(はたがしら)」を務めました。万然にとってはいい刺激になったと思います。】

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【一方、めったに「まつり」などには年に一回も連れて行かない心然(しんねん・3歳)は祭りの出店は初めて。金魚すくいならぬアンパンマンすくいで二つもとりました。・・・が、景品は一つといわれてガックリ。しかし大好きな車のおもちゃをゲットして喜びました。遊戯施設に行ったこともなかったので初めて「飛行機」に乗せました。たまには世間の子どもと同じことをさせるのも必要だな。・・・と思いました。】

今日は朝から家の周りの草刈り、側溝掃除・・・。家族は貴重な休日を清掃活動に取られて心境は複雑ですが、最後にいいことがありました。

側溝掃除していると回遊性のモクズガニを見つけました。心然をはじめみんな大喜び。しかも「2匹」もいてびっくり!

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【裏山までの道路側溝の掃除。守備範囲が広い。】

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【清流の最上流はタチガーのわき水。途中で分水したので我が家側の側溝にはわき水が流れてきます。そこに「モクズガニ」がいました。きっと産卵のため東シナ海(北谷町・白比川)から8qかけて上ってきたのでしょう。下の写真は動画から抜き出した2匹のモクズガニです。擬態で分かりにくくなっています。】

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【カニも以外にも草刈りをしていたらナナフシの赤ちゃんにも遭いました。昨日はナナフシの親と遭遇しました、ほかにも今日はクワガタムシのメスとも遇いました。全部、元の自然に返しました。「元気でねー。」】

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【秋の風物詩。我が家の「渋皮煮」。熊本の人吉市矢岳町に3年住みましたが、その時妻が覚えたクリの「渋皮煮」。今年も熊本から栗を送ってもらい、3〜4日トコトコトと煮て出来上がります。表面の皮を拭き上げ、表面の皮をむき、渋皮は残します。渋皮を残すのがミソ。現場の大工さんに食べていただきましたが、大好評でした。ただ、沖縄では渋皮煮はないので、ついつい渋皮をはいで食べようとされたので「いや、皮ごと全部食べるんですよ。」と助言して事なきを得ました。良かった、まさに今は「秋」です。】
posted by 塾長 at 21:41| 教育・子育て

2022年10月01日

職人の手

9月25日、熊本から「ふちた板金工業」の社長が現場採寸のため来沖されました。捨て谷をはじめ雨切りや庇(ひさし)の屋根、出窓の屋根、サッシ周りの外額縁の水切りなどを熊本で製作し、現場で取付してもらう仕事です。

沖縄でも建築板金の職人さんを探しましたが、指定のカラーステンレス0.35o厚に唐草を付けて加工のできる人は右から左にはいませんでした。そこでこのままなら技術が継承できないため、取付時には沖縄の板金屋さんも一緒に仕事してもらうことにしました。

板金工事の職人さんは手の握力が強いと言われています。ハサミを使う手仕事だからです。せっかくなので熊本と沖縄の板金屋さんの手を見せてもらいました。

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【沖縄の多嘉板金工業の社長の手です。】

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【沖縄のふちた板金工業の社長の手です。こぶはありませんが、指の周りの筋肉で固まっていました。】

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【上から捨て谷入れ。瓦下の樋。その端部。箱棟周りの捨て谷(2重3重に捨て谷が入ります。特に瓦下の樋はふちた板金工業のお父さんが編み出した技術だそうです。】

27日採寸を終えて帰られる前、どこにも行っていないとのことだったので「米軍嘉手納飛行場」に連れて行きました。新しくなった道の駅・かでな。4キロメートルに及ぶ東洋一の滑走路を持つ嘉手納空港。常時100機が駐機しています。「広い!」と言ってしばらく眺めていました。

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【体重90キログラムの私が小さく見えます。高校時代は柔道でならした体格。柔道3段だそうです。こんな大きな人がミリ単位の仕事をします。】

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【スロープ上の水平庇。そぐ横に勾配付きの庇がつく予定です。】

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【ヤードではその加工が進んでいます。屋根勾配は3寸ですが、スロープと同じ1寸2分の勾配のつく庇です。なかなかむずかしい・・・。】

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【前例があるので再確認のため空港近くの現場を見に行きました。これもふちた板金工業の仕事ですが、亡くなったお父さんが施工されたものです。】

板金に限らず、日本の伝統技術はすたれつつあります。なんとか歯止めをかけないと、このまま消滅します。そこで伝統木造技術を継承し、日本独自の木の文化を後世に伝えるために、沖縄で職人同士のネットワークを立ち上げたいと考えました。

なぜなら今でもノミやカンナを使って仕事をする大工さんが極端に減っているからです。現在はツーバイフォーやプレカット工法などが台頭し、手仕事で木組みをする機会がほとんどありません。簡単に言えば人材不足。ひとり親方が多く、ネットワークも貧弱です。

伝統建築のできる大工さんを一元的に捉えて仕事の分配、技術の研究、後継者の育成などを無報酬で行っていきたいと思っています。日本のすばらしい木造技術、木の文化を通して日本人の心がよみがえることが目的です。仲間が揃ったらまた記事としてアップします。
posted by 塾長 at 13:15| 建築

2022年09月19日

台風14号から三島由紀夫氏まで・・・

台風12号は近くを通過しましたが、今度の台風14号は台風の目は沖縄から離れていた割には、強風域が広く、結構な風が長く吹きました。

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【現場も台風対策は12号時のままでしたが、足場の上や周辺は片付けしてもらいました。】

沖縄に来てから台風は当たり前になっていますが、最近は沖縄を外れて北上しているように感じます。台風も来ないと海水が上昇しないので不漁になります。自然の活動に人間は合わせて生きていくしかありません。

そんな荒れた天候の合間に裏山の片づけをしました。土を盛るためです。浸食によってだいぶ土地が下がっていたので、ほったらかしに置いていた木材など片づけました。2頭の犬小屋も道路側に移動しました。

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【古材を運ぶ3歳と6歳のきょうだい。】

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【犬小屋の移動(上)と修理(下)】

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【台風前にあったジョロウグモの巣。さすが今日はなくなっていた。しかし、セミやトンボだけでなく、イソヒヨドリまで捕まえるジョロウグモ。また同じベランダの前の空間に巣を張ることだろう。】

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【保育園の心然を先に迎えに行ったので、幼稚園に通う「わかみこ」が後になりました。いつもは逆コース。誰もいない園庭でボール遊びに興じる二人。】

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【朝から裏山にいるイノブタのチョ子と犬のエサがなくなっていたので補充するために裏山の下にある自宅にきました。下の子どもたちが車で運びます。】

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【生まれて初めて3歳の心然の髪を切りました。急に「兄ちゃん」になったように感じます。】

何の変哲もないブログに見えますが、小学校以下の子どもたちが自分の背の何倍もある木材を運んだり、中学生以上が犬小屋を移動、修繕したりしています。小学3年生と幼児2人のエサ運びも中にはアッペントウモロコシと犬のエサがいっぱい入っています。

家族ミーティングのあとの「いただきます!」も姿勢を正しての正座です。生活のいたるところに「きょうだい」や「家族」を大切にして節度をもって暮らすことが身に着きつつあります。

三島由紀夫氏が51年前の7月7日付サンケイ新聞の論文で「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日増しに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。
それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。」

吉田松陰が処刑されたのは旧暦10月27日で、新暦では11月25日。同じ日に三島氏は自決しました。

「後に続く者を信ずる」と言い残しました。私は亡くなられた次の日、宮崎の八紘台に一人行きました。いまも日本の建築伝統文化を継承したり、家庭のありようを日本的に実践するのは、三島由紀夫氏の影響がかなりあります。

今後も小さなことからダイナミックなことまで、「日本」を意識して過ごしていきたいと思います。
posted by 塾長 at 18:51| 教育・子育て

2022年09月15日

愛犬バンビー、発見!

家族総出で毎朝、清掃、水かけ、草刈り、エサ上げなどを午前6時からしているが、昨日の朝、愛犬バンビーがいなくなっていることに気づきました。

昨日の朝は、7時半に出窓や庇(ひさし)の木材加工をしているヤードに行くようにしていたので、エサ上げ等の作業に参加していませんでした。帰って来てから知ったので、午後から愛犬探しと関係団体等に連絡をしました。

連絡したのは北中城村役場、沖縄県動物愛護管理センター、沖縄警察署です。センターには写真付きでインターネットでHP掲載まで依頼しました。

日暮れまでかけて探しましたが、見つかりませんでした。ところが伝統構法の大工見習の次女が職場から夜帰って来た時、「昨日の夜、裏山で「モン」(飼っている別の犬の名前)と違う声がしていたよね。」と小学3年の六女に話しかけています。六女も「うん、裏で聞こえていた。」

それから裏山を探しに・・・。ところが雨が降っていて「ハブが出そうだから・・。という意見があって、断腸の思いでいったん中止。眠れぬ夜が明けたと同時に、今朝全員で裏山で捜索、ということになりました。

6時15分頃、五女と一緒に裏山の上の方から探していたら、次女の甲高い声がしました。「いましたー!」。
とっさに「生きているやー!」「生きてまーす!」・・・どれだけ安堵したことか。
つないでいるチェーンも一緒だったので、車のタイヤに踏まれて交通事故にあってはしまいか、そうでなくても2日2晩、チェーンが枝に引っかかって動けなくなり水も食事もない状態で死んでしまっているのではないか、と悪い方にばかり考えていました。

二女が連れてきた愛犬バンビーは、足取りもしっかりしていて安心しました。雨が降ったので濡れていましたが、水分補給ができたのではないかとか、山だったので影が多かったので生き延びたのではないかなど考えました。

我が家は山の中腹にあって、周りは木がたくさんあります。この辺りは特にツルが繁殖していますが、そのツルに鎖が引っかかって動けなかったようだったと、第1発見者の次女が言いました。

チェーンが外れた原因はよくわかりませんが、一緒に作業している6歳の七女がチェーンを固定したようですが、中学生の二人がその確認をしていなかったので注意しました。

愛犬バンビーは5匹の番犬でも私には一番なついていて、エサ上げでも「待て!」、「お手」、「よし!」をきちんと守れます。また散歩のときも、絶対飼い主の前に出ることはありません。もう10年くらいのつきあいなので、だいぶ「ばぁちゃん」になっているようです。温厚ですが、少し認知症ではないかと思うこともあります。たまにエサをポン、と投げると1発で「パクッ」と口でとらえます。

それにしても良かったです。これで今日から安心して眠れます。関係の団体等にご心配をおかけしました。ありがとうございました。さっそく、3者には連絡しました。

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【第10子(3歳)に引かれる「バンビー」。前に出ようとするとチェーンを踏んでストップをかける練習中。】

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【帰ってきた「バンビー」。少しゴールデンレトリバーの血が入っているような感じです。警察に連絡したら「会計課」が担当で「遺失物」届けを出すよう指導されましたが、「犬」は「物」としかみられていないのだなぁと思いました。馬は「軽車両」扱いと言われた時も、馬は「車」というものなんだ、と残念に感じたことがあります。それにしても今日は外は雨でも心は快晴です。】
posted by 塾長 at 10:27| 環境・生きもの

2022年09月10日

大屋根、左右の逆さ獅子&龍の角

大屋根の左右に逆さ獅子が座りました。

跳ねた足は建物に躍動感が備わりました。

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【玄関から向かって右の「阿」獅子。口が空いています。】

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【玄関から向かって左に座る「吽(うん)」獅子。口を閉めています。ともに玄関正面を見ています。どちらの獅子にも「牡丹(ぼたん)」がセットです。人間国宝・鬼師の「渡部(わたなべ)一馬」氏の作品です。取り付けは「友田氏」です。】

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【大鬼には龍虎がいますが、昨日まで龍の角が入っていませんでした。今日、「角」が入って完全な形になりました。】

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【根太均し:瓦が上がった時点で2階床を水平にするために、2階大引きの高さの微妙な差を解消するために、水準器で柱に「水」(通常床面から1m上がりの高さ)を付けた後それを基準に糸を張り、303ピッチの根太位置にその差を書き記し、1oから7o迄のパッキンを作り高さ調整をしました。これで床は「水平」を保てます。根太は60o×60oです。】
posted by 塾長 at 17:43| 教育・子育て

2022年09月09日

唐獅子が鎮座

大屋根の4隅に載る「唐獅子」が今朝、鎮座しました。

玄関から向かって左の下り棟の端。

唐獅子の横に「牡丹(ぼたん)」の花があります。
高倉健さんの「昭和残侠伝」では「死んでもらいます!」のセリフが一世を風靡しました。昔から「牡丹に唐獅子」は相性がよくて「梅に鶯(うぐいす)」のような取り合わせでしょうか?

屋根の上の唐獅子は向かって右が「阿(あ)」、左が「吽(うん)」とこの獅子の製作者で人間国宝に選ばれた四国の渡部一馬様から説明を受けました。

「阿吽の呼吸」で邪気を払うのでしょうか?跳ね上げた足が勢いを感じさせます。取り付けが難しく、一部下り棟のがんぶり瓦に合わせて加工してもらっています。

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【今時、住宅の屋根に唐獅子が載ることは少なくなった。架空の動物を建物の屋根に飾るのは、日本の建築文化かも知れない。個人的には旧出雲大社駅の屋根が好きだが、過去の話ではなく今を次代につなぐのが私は大事だと思っている。】

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【下り棟の反り。】

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【大棟の反り。鬼瓦に向けて若干、熨斗(のし)瓦を反らせてもらった。】
posted by 塾長 at 13:13| 教育・子育て