2018年11月29日

親子12人の新生活スタート!

 11月24日出産し、昨日の28日に退院しました。中部病院では普通、出産日を除き4日間入院するらしいのですが、家庭の事情や本人の回復具合がよかったなどを考慮していただき、3日間の入院で済みました。
 個人的には出産立ち合いやさい帯血の採血、子どもたちの世話、命名、出生届などで限界を感じていたので、とてもありがたく感じました。
 ただ、産後の肥立ちは重要ですので、無理をしない程度で家族に指示してもらえれば十分です。何せ、調味料や万然の薬がどこにあるかなど、入院に先んじて確認はしたつもりでしたが、日ごと動く家庭の状況はめまぐるしく変わるので、大変でした。今更ながら、9人の子育てで果たす母親の仕事ぶりは偉大です。

初御対面.JPG


 中部病院では入院中は夫以外は入れません。出産後は待合室まで出てきたら子どもと母親は会えますが、赤ちゃんとは直接会えずじまい。退院した28日に初めて「こんにちは 赤ちゃん!」でした。幼児二人の世話に退院時の荷物の運搬が加わるので、とても一人では対応できず、小学校の子どもを急きょ早引きさせて迎えに行きました。やはり、写真や言葉とは全く違うのか、迎えに行った子どもたちは「本物の赤ちゃん」をみて言葉にならない感動があったようです。

迎えに行った人と・・・.JPG


【上写真:「心然」君と初対面の子どもたち。下写真:病院の方に撮っていただいた写真】

 新聞記事では採れたさい帯血の量は100mlと80mlとなっていましたが、実際はそれより少ない量でした。しかし、保管条件に必要な総細胞数はあったのでホッとしました。

一番喜んだ人.JPG


【3男になる「心然」(しんねん)の誕生は家族全員よろこんでくれましたが、特に長男の朴然(ぼくねん)の喜びはひとしおでした。】

たまちゃん水あげ_R.JPG


力持ちわかみこ_R.JPG


【入院中の家庭では、それぞれ自分の仕事はもちろん、自分の仕事以外も子どもたちで分担して協力しました。上:中学校の花壇に水をかける4歳の「こだまこ」。下:ウサギやニワトリにあげるセンダングサを運ぶ2歳7か月の「わかみこ」。】

いないいないばぁ.JPG


【自宅で過ごす「心然」に「いないいないばぁ」をする「こだまこ」。】

28日のいい表情.JPG


【まだ見えないのかも知れませんが、目を明けた「心然」。】

 総細胞数は基準値を上回ったものの、最後の関門「細菌検査」の結果を待っている状態です。現在のところ、母子とも健康です。このまましばらくは一家12人の親子の生活が平穏であってほしいと願っています。
posted by 塾長 at 11:42| 教育・子育て

2018年11月25日

さい帯血の採血の記事

 出産当日のうちに採取したさい帯血をステムセル研究所に送りました。これから赤ちゃんのさい帯血、母体の血液検査等が残されています。無事、移植に使われる質・量の血液であることを望んでいます。

1面案内_R.JPG



社会面_R.JPG


【平成30年11月25日 沖縄タイムス朝刊記事】
posted by 塾長 at 09:09| 教育・子育て

2018年11月24日

満月に第10子誕生、さい帯血採れる!

 約1か月前、もしやと思い1日だけ入院しましたが、その後、予兆がなく毎日まだかまだかと待つ日が続きました。予定日の17日を過ぎ、次の満月を調べると11月23日。もう妊娠41週を迎えます。
 23日(昨日)、夕日が落ち、太平洋から望月(満月)が昇るのを見計らって、家族数名で近くの丘に登りました。

 
夜景と満月と海 (採用).JPG


【ゆっくり昇るお月様は、静かな海に穏やかな光を放っていて、人工の夜景とは異質でした。みんなで手を合わせて、今晩、強い引力を発揮しておなかの赤ちゃんがスムーズに出てくるように力を貸してほしいと願いました。】

月のクレーター (1).JPG


【クレータまで見える大きなお月様】

 11時10分ごろ、陣痛が始まったといって、長女が就寝したばかりの私を起こしにきました。すぐ飛び起きて事情を聞いたら20分間隔で陣痛があるといいます。11時半、11時50分の陣痛を確認すると、これは間違いないとして病院へ行く支度をしました。すでにこれまで以上に準備はできていたので、車に乗せました。

車の中の妻.JPG


【助手席で横になり、苦しむ家内。今日の日は満月ということもありますが、中学生、高校生(のうちの一人)がの期末テストが終了したという安心感もあったと考えられます。月の影響以外で生まれた3人は、大いにその傾向があります。3連休なので、学校が休みという安心感も手伝ったと思われます。人間はやはり、精神動物ですから・・・。】

深夜の国道329号.JPG


【国道329号は、3連休と深夜ということもあって普段の渋滞はうそのようです。おかげで12時ちょうどに自宅(北中城村)を出発した車は、うるま市の県立中部病院まで18分で到着しました。】

 これから先は通常の(?)自宅出産ならば詳細に説明できますが、残念ながら中部病院は写真撮影禁止。したがって、簡単に説明します。陣痛の間隔が20分から15分、10分と早まりました。しかし、7分前後から進まないため、早朝3時を回りました。徐々に間隔が近まり、陣痛の痛みを表す折れ線グラフがピークの100を何度も、しかも長く続くようになったので、その時が来ると感じました。
 隣の分娩室では別な妊婦さんがアーアーと大きな声で苦しんでいました。その人の子が先に生まれて産声か聞こえてきました。家内は複雑な心境だったと思います。
 いつも(自宅出産)と違う環境、例えば証明が煌々と点いている、医師や助産師、看護師が周りにたくさんいる、畳の上ではないなど。別な意味で緊張していました。また、さい帯血が無事採れるか、という課題もありました。

 そして4時を回ったころ、連続する陣痛に呼応するように何度か力むと頭が出てきました。自宅出産の場合はなににも触れることなく、ただ待ち受けるだけですが、今回は1週間も出産が遅れたせいもあって、胎児が大きいこともあって、医師が頭を掴んで出さざるを得なかったようです。結構、ショックな風景でした。
 ともあれ、午前4時7分、陣痛開始後5時間でこの世に第10子が誕生しました。いつもは性別などどうでもよいほど緊張していますが、今回は専門の方々が付いているので、性別を冷静に見ることができました。男の子でした。計量後の体重は3600グラム、きょうだいの中では一番大きな子でした。

ガラス越しの心然.JPG


やっと抱けた.JPG


元気.JPG


【何回経験しても、全部出産は違います。無事出産することが病院出産になって当たり前のようになっていますが、新しい命が分身するということはとてもリスクが伴います。病院出産と言っても、無事生まれてきたらメッケモン、奇跡と思った方がいいと思っています。】

さい帯血100グラム.JPG


100と80 (2).JPG


【第二の目的は「さい帯血の採血」。さい帯血のことがなければ自宅出産したかもしれませんが、きょうだい間の臍帯血移植を計画しているので、病院で出産することに・・・。やっと病院でさい帯血に対応していただくことになりましたが、その量や雑菌侵入のリスクは残ったままでした。おかげで最低必要な80CCは取れたようです。(医師の目分量)普通は1パックですが、2パックで180mlくらい採れたと思います。まずは第一関門突破!】

胎盤.JPG


【不要になった胎盤をいただきました。今後、林間学校で「命の教育」に活用したいと思っています。】

運び屋さん.JPG


【10時半ごろ、連絡しておいたステムセル研究所の依頼でさい帯血と母体の血液を入れる箱を研究所に送る方が見えました。無事、東京まで届くことを願いました。】

 深夜からずっと起きていて手続きや立ち合い、さい帯血の確認等で少し疲れました。家内も大仕事を終えたし、初の授乳で新生児室に入っていったので、私は帰路に着きました。
 
 残してきた9人の子どもたちはどうしているのか?・・・チャンと私たちがいなくても毎日の仕事はこなしていました。

馬ふん整理後の馬小屋.JPG


【馬小屋の馬ふん片付け。奥の黒いところまであった馬ふんを、きれい残らずたい肥小屋に移動していました。古いたい肥は、だんだん畑に移動。すべてきょうだい間のバケツリレー。】

奇麗になった水槽.JPG


【普段通り、馬の移動やイノシシへのエサあげ、アヒル・ニワトリ、ウサギやヤギへのエサあげ。今日は加えて闘魚の入る水槽の掃除をしていました。先週、リュウキュウメダカの入った水鉢の掃除は終えています。】

PB240961_R.JPG


【北中城中学校への侵入道路角に次女の亜和(あや)が生徒会長の時作った交通安全、学校案内看板への水かけもしていました。】

 今日の出産は特別な意味があります。国内でのさい帯血移植に向けての第一歩。来年2月に予定している熊本市でのさい帯血移植推進のための講演会への弾みになりました。
 これを機に、全国にリスクの少ない臍帯血移植による脳性まひ改善に、当事者家族として正面を切って進んでいきたいと思っています。取り急ぎ、ご報告いたします。
posted by 塾長 at 17:58| 教育・子育て

2018年11月16日

出産間近、小休止!&新聞連載14「木の目」。

 さい帯血の移植のため、第2子以来16年ぶりとなる病院出産。家族も11人に増えて家庭環境も変わりました。今年は長女と三女がそれぞれ大学、高校の受験を控えています。

 ところで、長女、次女の病院出産も含め新月・満月の前後(前1日から後3日)で出産したのは9人のうち6人。ほかの子は月齢ではなく、久しぶりに出張から帰ってきた夜など、精神的安ど感による出産もあります。今回は高齢でもあり予期せぬ受胎でしたが、さい帯血による再生医療が日本でも進み始めていることを知ったので、病院に相談し承諾を得て、さい帯血を採ってもらうことになりました。

 11月17日(明日)が出産予定日になっています。先月末、少しだけ兆候が見えたと思い、念のため一日だけ入院しましたが、空振りでした。
 新月(朔)は8日だったのでその前後と思いましたが、待てど暮らせど兆候なしの空振り。次の満月(望月)は23日。さて、どうなることでしょう?兆候があったら、2歳、4歳の子どもと特別支援学校に通う1年生の万然がいるので、頭がいっぱいです。

 飼っている動物のエサの準備や家の中の片付けなど、月初めに段取りしていましたが、またやり直しです。
出産したら無事に生まれたとしても最低4〜5日は入院なので、小学校、中学校、高校にそれぞれ2人ずつ通っているので食事や洗濯、弁当、小さい子や動物の世話、掃除など一気に忙しくなります。特別支援学校からの迎えもあります。また、万然は痙攣止めの投薬や食事、排便、入浴などの世話もあるので、きょうだいが全員がんばらないと難しそうです。

 そんな心配が渦巻く毎日。ここで気分転換に小休止。今年できたお米を精米しに行きました。去年のモミを使い、苗づくり、アゼづくり、代掻き、田植え、稲刈り、はぜかけ、脱穀まで全部手仕事。しかし、水は地下水、肥料は家で飼っている鶏糞と馬ふんなので完全無農薬です。沖縄なので草刈りが大変でした。

 出産後の離乳食(おかゆ)を作りたいと思います。

DSCN3459_R.JPG


【以前行ったJAの精米所は無くなっていました。やっと探して見つけた「伊藤精米所」(金武町)にお願いしました。モミからだから大変でしたが、熱心さが伝わったのか、快く受けていただきました。】

DSCN3474_R.JPG


【第2工程でモミが取れ、玄米の状態になります。】

DSCN3480_R.JPG


【最終段階です。白米として出てきます。少し、もち米も入っています。】

PB120393_R.JPG


【精米所の場所を尋ねた所では稲刈りの真っ最中。道路のガードレールには、稲刈りした後の稲木が干されていました。少し背が低く感じたので聞いたら、今年は台風の影響があって「不作」と返事が返ってきました。】

 また、来月は熊本から大切な友人が来沖します。出産後、お土産を考える時間も少ないと思い、一昨日、昨日、出かけました。その時の様子です。

PB150446_R.JPG


 【伺ったのは「知花花織」の作業場。国指定伝統的工芸品に指定されています。現在は知花花織事業組合が運営しています。作家それぞれが「社長」です。】

PB150465_R.JPG


【完成品は衣装や敷物、財布などに使われています。】

PB150468_R.JPG


PB150440_R.JPG


【知花花織の特徴は、経浮花織(読谷山花織は緯浮花織)。経(たて)糸で文様を作ります。織物世界ではたて糸には「経」、よこ糸には「緯」を用いていました。地球儀の経度・緯度を思い起こしました。】

PB150480_R.JPG


【「知花花織」の裏。こちらも一つの芸術品に見えます。】

PB150424_R.JPG


PB150416_R.JPG


【細い「筬(おさ)」を通ってくるたて糸。出産前に日本の伝統的な織物の製造過程を見学できて、心が潤いました。】

 とても美しいものを見せてもらいました。購入した「知花花織」。友人もきっと喜んでくれると思います。

 出産もさい帯血の採血も、この芸術品のように、周りの愛情に抱かれて誕生してほしいと思いました。

 「細部から文化が見える」の第14話「木の目」(平成30年11月16日付け タイムス住宅新聞)


14話「木の目」掲載控え_R1.JPG

posted by 塾長 at 12:15| 教育・子育て