2022年05月08日

上棟!

昨日夕刻、約1年1ヵ月かかってやっと大屋根の棟上げができました。長い1年でした。
木造2階建ての住宅約100坪を伝統構法で設計。屋根に反りを入れ、大スパンがあり、宙に浮く心柱を重力の中心に入れる設計です。特に施工する大工職人が早々いなくて、やっと探した棟梁も初の挑戦。沖縄の大工さんも初めての構法なので苦労したようです。

木材の調達も大変でした。特に天然乾燥材を使うことにしたので、いろいろ難儀しました。
これからも玄関の小屋根や反り屋根の屋根仕舞い、屋根、外壁、床の二重張り、和室の仕上げなど、まだまだ難工事が待ち受けていますが、なんとか完成までもっていきたいと思っています。

施工する方々の協力なしにはできないので、日本の伝統建築への理解を図りながら最後まで頑張りたいと存じます。

合掌入れ.JPG


【合掌を入れる途中】

合掌.JPG


【最上部の小屋組。心柱を吊る合掌部分の納まり。】

方杖.JPG


方杖入り後.JPG


【心柱を一旦約100oジャッキで上げ、徐々に下げて浮かせる。心柱を合掌や方杖は下げ止まらせるための部材。心柱は他にも4本の大きな隅梁や2層の放射梁、小屋組から伸ばした丸太梁などもで支える。ただ、ジャッキアップの時は「ミシ、ミシ」と音がした。】

心柱頂部.JPG


【心柱頂部。天端は合板で養生してある。】

DSCN1507_R.JPG


【2階床高は2階大引きから95o上がり。全体の高さをチェック中。】

44o上がり.JPG


【宙に浮く心柱。今後の瓦の重量やホゾの隙間の沈下を予測して予定(床高より750oが心柱の下端より49o高く浮かせてある。1年間で約1センチ下がると考えている。】

棟上げ.JPG


【大屋根の棟木を入れる(棟上げ)。後方に見えるブルーシートは心柱のある塔屋を養生した状況】
posted by 塾長 at 12:09| 建築