2022年09月19日

台風14号から三島由紀夫氏まで・・・

台風12号は近くを通過しましたが、今度の台風14号は台風の目は沖縄から離れていた割には、強風域が広く、結構な風が長く吹きました。

IMG_8844.jpg


【現場も台風対策は12号時のままでしたが、足場の上や周辺は片付けしてもらいました。】

沖縄に来てから台風は当たり前になっていますが、最近は沖縄を外れて北上しているように感じます。台風も来ないと海水が上昇しないので不漁になります。自然の活動に人間は合わせて生きていくしかありません。

そんな荒れた天候の合間に裏山の片づけをしました。土を盛るためです。浸食によってだいぶ土地が下がっていたので、ほったらかしに置いていた木材など片づけました。2頭の犬小屋も道路側に移動しました。

DSCN5054_R.JPG


DSCN5056_R.JPG


【古材を運ぶ3歳と6歳のきょうだい。】

DSCN5073_R.JPG


DSCN5078_R.JPG


【犬小屋の移動(上)と修理(下)】

DSCN4906_R.JPG


【台風前にあったジョロウグモの巣。さすが今日はなくなっていた。しかし、セミやトンボだけでなく、イソヒヨドリまで捕まえるジョロウグモ。また同じベランダの前の空間に巣を張ることだろう。】

DSCN5047_R.JPG


【保育園の心然を先に迎えに行ったので、幼稚園に通う「わかみこ」が後になりました。いつもは逆コース。誰もいない園庭でボール遊びに興じる二人。】

DSCN5176_R.JPG


【朝から裏山にいるイノブタのチョ子と犬のエサがなくなっていたので補充するために裏山の下にある自宅にきました。下の子どもたちが車で運びます。】

DSCN5192_R.JPG


【生まれて初めて3歳の心然の髪を切りました。急に「兄ちゃん」になったように感じます。】

何の変哲もないブログに見えますが、小学校以下の子どもたちが自分の背の何倍もある木材を運んだり、中学生以上が犬小屋を移動、修繕したりしています。小学3年生と幼児2人のエサ運びも中にはアッペントウモロコシと犬のエサがいっぱい入っています。

家族ミーティングのあとの「いただきます!」も姿勢を正しての正座です。生活のいたるところに「きょうだい」や「家族」を大切にして節度をもって暮らすことが身に着きつつあります。

三島由紀夫氏が51年前の7月7日付サンケイ新聞の論文で「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日増しに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。
それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。」

吉田松陰が処刑されたのは旧暦10月27日で、新暦では11月25日。同じ日に三島氏は自決しました。

「後に続く者を信ずる」と言い残しました。私は亡くなられた次の日、宮崎の八紘台に一人行きました。いまも日本の建築伝統文化を継承したり、家庭のありようを日本的に実践するのは、三島由紀夫氏の影響がかなりあります。

今後も小さなことからダイナミックなことまで、「日本」を意識して過ごしていきたいと思います。
posted by 塾長 at 18:51| 教育・子育て

2022年09月15日

愛犬バンビー、発見!

家族総出で毎朝、清掃、水かけ、草刈り、エサ上げなどを午前6時からしているが、昨日の朝、愛犬バンビーがいなくなっていることに気づきました。

昨日の朝は、7時半に出窓や庇(ひさし)の木材加工をしているヤードに行くようにしていたので、エサ上げ等の作業に参加していませんでした。帰って来てから知ったので、午後から愛犬探しと関係団体等に連絡をしました。

連絡したのは北中城村役場、沖縄県動物愛護管理センター、沖縄警察署です。センターには写真付きでインターネットでHP掲載まで依頼しました。

日暮れまでかけて探しましたが、見つかりませんでした。ところが伝統構法の大工見習の次女が職場から夜帰って来た時、「昨日の夜、裏山で「モン」(飼っている別の犬の名前)と違う声がしていたよね。」と小学3年の六女に話しかけています。六女も「うん、裏で聞こえていた。」

それから裏山を探しに・・・。ところが雨が降っていて「ハブが出そうだから・・。という意見があって、断腸の思いでいったん中止。眠れぬ夜が明けたと同時に、今朝全員で裏山で捜索、ということになりました。

6時15分頃、五女と一緒に裏山の上の方から探していたら、次女の甲高い声がしました。「いましたー!」。
とっさに「生きているやー!」「生きてまーす!」・・・どれだけ安堵したことか。
つないでいるチェーンも一緒だったので、車のタイヤに踏まれて交通事故にあってはしまいか、そうでなくても2日2晩、チェーンが枝に引っかかって動けなくなり水も食事もない状態で死んでしまっているのではないか、と悪い方にばかり考えていました。

二女が連れてきた愛犬バンビーは、足取りもしっかりしていて安心しました。雨が降ったので濡れていましたが、水分補給ができたのではないかとか、山だったので影が多かったので生き延びたのではないかなど考えました。

我が家は山の中腹にあって、周りは木がたくさんあります。この辺りは特にツルが繁殖していますが、そのツルに鎖が引っかかって動けなかったようだったと、第1発見者の次女が言いました。

チェーンが外れた原因はよくわかりませんが、一緒に作業している6歳の七女がチェーンを固定したようですが、中学生の二人がその確認をしていなかったので注意しました。

愛犬バンビーは5匹の番犬でも私には一番なついていて、エサ上げでも「待て!」、「お手」、「よし!」をきちんと守れます。また散歩のときも、絶対飼い主の前に出ることはありません。もう10年くらいのつきあいなので、だいぶ「ばぁちゃん」になっているようです。温厚ですが、少し認知症ではないかと思うこともあります。たまにエサをポン、と投げると1発で「パクッ」と口でとらえます。

それにしても良かったです。これで今日から安心して眠れます。関係の団体等にご心配をおかけしました。ありがとうございました。さっそく、3者には連絡しました。

DSCN6692_R.JPG


【第10子(3歳)に引かれる「バンビー」。前に出ようとするとチェーンを踏んでストップをかける練習中。】

DSCN4820_R.JPG


DSCN4814_R.JPG


【帰ってきた「バンビー」。少しゴールデンレトリバーの血が入っているような感じです。警察に連絡したら「会計課」が担当で「遺失物」届けを出すよう指導されましたが、「犬」は「物」としかみられていないのだなぁと思いました。馬は「軽車両」扱いと言われた時も、馬は「車」というものなんだ、と残念に感じたことがあります。それにしても今日は外は雨でも心は快晴です。】
posted by 塾長 at 10:27| 環境・生きもの

2022年09月10日

大屋根、左右の逆さ獅子&龍の角

大屋根の左右に逆さ獅子が座りました。

跳ねた足は建物に躍動感が備わりました。

DSCN5974_R.JPG


【玄関から向かって右の「阿」獅子。口が空いています。】

DSCN5941_R.JPG


【玄関から向かって左に座る「吽(うん)」獅子。口を閉めています。ともに玄関正面を見ています。どちらの獅子にも「牡丹(ぼたん)」がセットです。人間国宝・鬼師の「渡部(わたなべ)一馬」氏の作品です。取り付けは「友田氏」です。】

龍に角.JPG


【大鬼には龍虎がいますが、昨日まで龍の角が入っていませんでした。今日、「角」が入って完全な形になりました。】

DSCN4247_R.JPG


DSCN3640_R.JPG


DSCN3649_R.JPG


DSCN3396_R.JPG


【根太均し:瓦が上がった時点で2階床を水平にするために、2階大引きの高さの微妙な差を解消するために、水準器で柱に「水」(通常床面から1m上がりの高さ)を付けた後それを基準に糸を張り、303ピッチの根太位置にその差を書き記し、1oから7o迄のパッキンを作り高さ調整をしました。これで床は「水平」を保てます。根太は60o×60oです。】
posted by 塾長 at 17:43| 教育・子育て

2022年09月09日

唐獅子が鎮座

大屋根の4隅に載る「唐獅子」が今朝、鎮座しました。

玄関から向かって左の下り棟の端。

唐獅子の横に「牡丹(ぼたん)」の花があります。
高倉健さんの「昭和残侠伝」では「死んでもらいます!」のセリフが一世を風靡しました。昔から「牡丹に唐獅子」は相性がよくて「梅に鶯(うぐいす)」のような取り合わせでしょうか?

屋根の上の唐獅子は向かって右が「阿(あ)」、左が「吽(うん)」とこの獅子の製作者で人間国宝に選ばれた四国の渡部一馬様から説明を受けました。

「阿吽の呼吸」で邪気を払うのでしょうか?跳ね上げた足が勢いを感じさせます。取り付けが難しく、一部下り棟のがんぶり瓦に合わせて加工してもらっています。

DSCN4093_R.JPG


【今時、住宅の屋根に唐獅子が載ることは少なくなった。架空の動物を建物の屋根に飾るのは、日本の建築文化かも知れない。個人的には旧出雲大社駅の屋根が好きだが、過去の話ではなく今を次代につなぐのが私は大事だと思っている。】

DSCN4116_R.JPG


【下り棟の反り。】

DSCN4129_R.JPG


【大棟の反り。鬼瓦に向けて若干、熨斗(のし)瓦を反らせてもらった。】
posted by 塾長 at 13:13| 教育・子育て

2022年09月08日

鯱(シャチ)がつきました。

大屋根にシャチがつきました。

下り棟もスタート。明日には唐獅子(逆さ獅子)もつく予定です。

IMG_8703_R.JPG


IMG_8731_R.JPG


IMG_8767_R.JPG


DSCN3711_R.JPG


DSCN3767_R.JPG

posted by 塾長 at 20:47| 教育・子育て

2022年09月06日

鬼瓦。

今日、やっと大屋根部分の鬼瓦を載せました。

鬼師は「現代の名工」に選ばれている愛媛県今治市の「渡部鬼瓦(わたなべおにかわら)」の渡部一馬氏。先日、人任せで沖縄まで運搬するのは心配だ、としてご夫婦で軽トラックに載せて来沖された。

仕事ぶりは厳しい様相になられるようだが、そのほかでは温厚な人柄で私たち家族にも優しく対応されました。

やっと棟木の端に鎮座した鬼瓦。3体に分かれていてそれらを銅線でつなぎます。施工は沖縄の島袋瓦工場さん。裏には鯱(しゃち)も用意されています。他にも唐獅子(逆さ獅子)や玄関屋根の鬼瓦などが準備されています。

この鬼瓦は中央に鬼、左右に龍虎(向かって右に龍、左に虎)がいます。頂点には「丸に梶(かじ)の葉」の「家紋」が入っています。少しずつ家の体裁が整いつつありますが、なにせ芸術性の高い住宅。せいてはことをし損じる、確実に丁寧に仕事を進めていくつもりです。

DSCN3282_R.JPG


DSCN3334_R.JPG


DSCN3292_R.JPG


【一品生産。同じものはない。去った台風のような強風や大雨にも耐えなければならない。入念な施工と芸術性が一体化しなければ、良い作品は生まれない。明日から棟取りが始まる。】

◎MG_8717.jpg


【現場監理の帰り際、大工見習い中の次女の亜和(あや)と今週まで帰省を延ばし応援してもらっている研修生の久保田君と畑(はた)君に「鬼瓦が座ったので見て来い!」といったらさっそく1階の筋違い入れを中断して見に行きました。大牟田市から来沖している瓦師の友田さんが彼らと鬼瓦を一緒に写真を撮ってくれたそうです。若い人が日本の伝統建築を継承してもらいたいものです。】
posted by 塾長 at 18:57| 教育・子育て