2023年09月14日

台風に負けない、イネの生命力!

8月初め、家族間では「酔っ払い台風」と呼んでいます。千鳥足でどっちに行くか分からない台風6号は2度沖縄を襲いました。小学校から依頼を受けて稲作をしていますが、せっかく頑張って出穂(しゅっすい)まで来たのに、みんな倒れてしましました。(既報)

枯れた田んぼ.JPG


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【倒れた稲を家族で起こしました。しかし、残念なことになかなか以前のようにまっすぐ立てませんでした。】

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【田入れ防止に補助の木を入れましたが、思った通りにはなりません。】

どうしよう。一度水に浸かった穂は、土や砂をかむので収穫しても問題が生じると聞き及んでいました。しかし、刈り取った稲は「しめ縄」や「綱引き」に使われるほど強くて丈夫です。

その生命力に期待して、「そのまま」待つことにしました。

台風襲来から約1か月半。なんと枯れ始めていた台風被害の稲の横から「分蘖(ぶんげつ)」したかのように、新しい茎が出てきました。

新穂.JPG


新しい穂.JPG


【まるで刈り取った後、新たに生えてくる「ひこばえ」のように見えました。しかし、それとも違います。「ひこばえ」は一度全部カマで刈った後に生えてくる稲のことです。】

しかも、倒れた稲の周りだけなら「分げつ」かな?と思いますが、まったく元の稲とは関係ないところからも新しい茎が伸びていました。初めてのことなので何とも言えませんが・・・。

多分、台風で落ちた「籾だね」の赤ちゃんが成長して根を張ったのだろうと思いました。そういえば台風前に多くの稲には白い花が咲いていました。しかしまだ、まともに実を結んだとは言えない「未熟児」でした。

それでも「稲」は成長しました。人間社会にも通用する「生命の力」です。

花.JPG


【枯れかけた稲から落ちた未熟の「もみ種」や、枯れて沈んでいく「親稲」から「分げつ」して隣で元気に育とうとする青い稲たちを見ると励まされます。】

「世代交代」思わせるほど新しい稲がニョキニョキ伸びてきました。田んぼ全体が活気を取り戻しつつあります。(心なしか、茶色の田んぼが緑色に変わりつつあるように感じます)
今朝は根をしっかり張るよう、水位を下げました。浮草も少し減らして水(酸素)の通りを良くしました。
この8枚の棚田は、完全無農薬(無防除)、無化学肥料で育てています。水は地下水です。

イネの生命力は土や水の力に比例すると思っています。稲の生命力に期待して、今後も静かに見守っていきたいと思います。「がんばれ!イネの子どもたち!」

カエル.JPG


【帰ってきた「カエル」。台風の時はどこかに逃げていたカエル君。無防除の田んぼは棲みやすいのか、また戻ってきました。アゼを歩くたび、無数のカエルとバッタに巡り合います。】
posted by 塾長 at 17:08| 教育・子育て

2023年09月07日

沖縄建設新聞 連載 4回目

連載中の記事をアップいたします。

今回は第4回目です。

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posted by 塾長 at 19:23| 教育・子育て

2023年09月04日

NTTがつながる!

1か月ぶりにNTT回線がつながりました。「ひかり回線」もつながったのでやっと通信関係が正常になりました。

これで固定電話やFAXをはじめ、インターネット、データの印刷などができます。

取り急ぎ、ブログを再開します。

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【今月末の完了検査に向けて全員で施工に専念している現場です。2階の玄関部分です。】

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【玄関側の屋根。入母屋で葺き降ろし。正面側が4.5寸、左右が5寸の振れ隅。鬼瓦は人間国宝の「渡部鬼師」さんの作、取り付けと屋根全般の施工は島袋瓦工場さんです。】

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【真上から見た屋根。敷地形状に合わせて右側は「すがり」と呼ぶ段状になっています。】

ドローンによる撮影(試し)からスクリーンショットしました。(横田大工さんのご友人のご厚意です)
posted by 塾長 at 15:24| 教育・子育て