2014年08月05日

日本のすばらしさに気づいた子どもたち!

 節目となる第25回目の林間学校が終了しました。浦添市の環境教育(3年間)やグループの参加などを入れると50回を超えていると思われます。

 今回のテーマは「かえろう、日本人の自然観、日本人の心」でした。きたなか林間学校は私たち家族の暮らしの延長線上にあります。普段の暮らしが教材なので、肩を張ることがなく、無理もありません。

 速報なので、活動の写真を中心にお伝えします。全体を総括すると、活動や講話を通して「日本や日本人のよいところに気づいてくれたこと」が一番の収穫でした。
 「日本に生まれてよかった!」「日本人で良かった!」という感想文が、たくさん残されました。
始めて参加した子どもの親御さんが帰りの迎えに来られた時、「(参加する前より)生き生きしている!」と思わず放たれた言葉がすべてを集約しています。

 いまこそ、将来の日本を背負う人々に必要なのは、日本を誇りに思うことや、日本の文化を残すことです。戦後の教育や社会システムにほころびが多々顕在化し始めました。

 「人間性が一番、成績がよければなお良い子どもたち」を今後も育てたいと考えています。(詳しくは、(小冊子(記録書)、来年3月発刊予定)に掲載します)

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【台風12号は沖縄から去りつつありましたが、午後になっても雨は残りました。状況を見て竹コップ作りや流しソーメンの樋(とい)、タカンポ(竹の飯ごう)作りは作業中に刃物がすべる危険があるため後回しに・・。先に、かまどに使う石を探しに裏山まで行きました。
参加者の一部や、後援依頼先(今はしていません)村や村の教育委員会などは事細かなスケジュールを要求しますが、自然を相手の活動を知らない人たちです。自然は変化します。自然の変化に対応して状況を判断し計画を変更することは当たり前の話です。危機管理の能力にも影響が出ます。】

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【竹で作ったマイコップに水をそそぎ、「ゴクン!」と飲む子どもたち。自分で作った水の味は格別。大切に使って欲しい。】

【ご飯は竹の飯ごうで炊きました。熊本では「タカンポごはん」。器がない時はあるもので代用します。火加減が大変重要。きったばかりの孟宗竹(もうそうちく)だから、うまく炊けます。天然の火はむずかしい?煙にも巻かれ、4時間後やっとご飯にありつくが、「苦労した分おいしかった!」という感想文もありました。
今回は各6合のタカンポごはん、大成功でした。竹の香りがしたのか、完食でした。】

洗たく1.JPG


人も飲む.JPG


【湧水を使って朝から洗たく。下流の人たちや野生動物のことを考え、水を汚さないようにします。湧水を手に取って飲む子も・・・。感想は「うまい!」。そうでしょう!塩素消毒をしていない天然水だからです。(水質検査はしています)】

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【同行した与那国馬の「ゲン」も飲みます。湧水や川の水は農家だけのためにあるのではありません。みんなで守り、みんなで使う水。だから、身勝手に汚したり、使いすぎたりするのは、日本人の道徳から外れます。】

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【牧場作りに向かう子どもたち。リヤカーには道具がいっぱい。子どもたちが押す、犬も引っ張る?】

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【今回メインのまき場づくり。いつも狭い小屋に入っているか、手綱に縛られているかのゲン。もともと野生の馬。少しは広いところで過ごして欲しい。ヒノキの丸太を使った牧場のサクを作ります。「重いよー!」。わかっている。だけど、我慢してやり通す。】

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跳ねる馬.JPG


【まさに、放生会(ほうじょうえ)。手綱を放し、牧場に入ると、ぬたった(寝転がった)あと、勢いよく走り始めたゲン。あっけにとられる子どもたち。子どもたちも同じ。兼ね備えている野生力(サバイバルアビリティ)を時には発揮すべきです。あまり抑え過ぎると、爆発(事件を起こす)可能性があります。牧場から学ぶこともありました。】

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【完成を喜ぶ子どもたちと、馬の走り回れる喜びが、重なりました。エイ、エイ、オーッ!】

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【牧場作りの帰り道、偶然見つけた我が家のアヒルたち。生まれたばかりのヒナが10羽、側溝に落ちてお母さんが心配そうに見ています。拾い上げて親元に返したら、森に消えていきました。天敵が多い森。身の安全を案じながらも、小動物が這い上がれることができないような側溝を作る人間たちに反省を促したいと思います。】 

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【「まき場づくり、ごくろうさん!」。こっそり用意した冷えたスイカをサービス。さすがに美味しそうに食べてくれました。】

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【牧場作りのあとは、自分たちの棲み家作り「森の棲み家コンテスト」。合間を縫って遅い昼食は流しソーメン。前日、モウソウチクを半割りにして樋(とい)は作っていました。自分たちで作った竹のコップに竹のハシですくって入れます。この時も、下流に気を使うようしました。ただ食べるだけではありません。これは、ひとつの水文化です。】

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【右は右利き、左に左利きの子どもが背の順番で並んでいただきます。取りやすく、公平に・・・。】

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【子どもたちは、本来の野生力をだんだんよみがえらせてきました。作業の合間には、見つけた桑の実を採りに屋根に登り始めました。野鳥よりも早く・・・。】

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【最終日は第八子・「こだまこ」の胎盤を子どもたちに見せ、触れてもらいました。事前学習は早朝、パワーポイントを使って行っています。胎児の「関門」としての胎盤。水俣病は、メチル水銀が関所である胎盤を通過して発症したことも説明済みです。
これからは、天然物、新しい物(旬)、農薬がかかっていなものを口にするようにいいました。そうすることが我が身や胎児を守り、かつ、川下から食の生産・消費システムを変えることに繋がることも話をしています。】

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【野草教室。身近な野草に目を向けて、人、馬、ニワトリ、ウサギ、アヒルなどが食べられる、あるいは食べべてはいけない草の説明をしました。野草という名の草はありません。そしてみんな生きています。切るときは「ごめんなさい」、決して根っこまで採らない、節度を持って採ることなどを話しました。そして、食卓の野草天ぷらになったのは、ハイビスカス、ヨモギ、ドクダミ、センダングサでした。ごめんね、草の命に感謝です。】

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【恒例の発表会。「日本に生まれて良かった!」「日本人で良かった!」という感想文がたくさんあります。これからの日本を考えるために日本と西洋の国との違いをディスカッション方式で行いました。衣食住を見直すと、様々な違いがあることに気づいたようです。厳しい自然と向かい合う西洋と、穏やかで島国の日本とは自然観が全く異なります。奥深い日本の文化や和を尊しとする民族性は、きっと世界の平和に貢献していくと考えます。】

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【鳥居の前で「エイ、エイ、オーッ!」。自然を支配し、コントロールしようとする西洋の自然観は、厳しい自然が背景にあります。戦後の教育や暮らしに西洋文化は大きく影響しています。権利の主張ばかりで争いごとは絶えず、偉い人が破廉恥行為で事件を起こしたりします。お互い譲り合い、辛抱するところは辛抱して慎ましく暮らし、何の職業に就いても、自分のためだけではなく社会や地球のためになるような人になって欲しいと、一人ひとりに話しました。参加したみんな、期待しているよ!】
posted by 塾長 at 22:58| 林間学校