2015年01月04日

平成27年のはじまり・・・

 今年も無事、家族とともに年が明けました。地球の自然は淡々と過ぎ去っていきますが、人間は繰り返される自然の営みを誰かがどこかで気づいて暦を作りました。その節目のひとつが正月元旦です。

 昔みたいに、生きている間になにか残そうという、強い信念はありません。地球の一部、日本の一部、今住んでいる沖縄で、何かだいそれた事をしようという気はなくなりました。(とは言いながら、いろいろ挑戦していますが・・・)
 若い時は血気盛んで、他人ができないことをやろうとしたものです。しかし今は名誉や社会実績を必要としなくなりました。それよりは、残りの人生を自分の内なるものとの問いかけに専念することにしています。

DSCF0167.JPG


【昨年12月、木材を納入された永田本店の皆様が九州から現場研修に来沖されました。製材したあと、どのように使われているのか、自分の目で確かめたいとの思いが行動に表れたようです。とてもいいことです。この他、先日完成した住宅も見学されました。】

DSCF0243.JPG


【翌日改めて我が家へ訪問されました。いつもの通り、子どもたちが歓迎の歌をアカペラで歌いました。】

DSCF0250.JPG


【お返しはなんと創業135周年を迎える永田本店の三代目(会長)が木挽唄を披露されました。(現在は四代目が引き継ぎ)そして一言「久しぶり木の見える家を見ました!」裏を返せば、木材をそのまま見せる家が減ったということです。大工さんも製材所も家の裏側に回ってしまって、技の見せ場をなくしてしまっている。きっと設計者のふがいなさや住宅会社の規格化、それを後押しする国の政策が災いしていると思いました。】

DSCF9508.JPG


【捨て谷の秘密。壁ぎわの瓦から漏れた雨水を瓦の下を通して外へ出す仕組み。二重三重の備え。】

DSCF9703.JPG


【これも板金工事の技のひとつ。雨戸鴨居の水切りの唐草。すべて銅板】

DSCF0017.JPG


【一方、基礎工事中の糸満市の現場。人手のいない我が企業は10ヶ月の子どもをおんぶして仕事に精を出す】

 昨年もいろいろありました。どれも自身の肥やしになっています。年末年始の2週間は、延床面積約130坪の大きな住宅の設計に没頭しました。睡眠時間は平均4時間くらいでした。
 現場も二つ抱えて、心配事も多々ありますが、これも試練です。先人の知恵に甘んじることなく、これまでの経験を生かした新しい工法やシステムづくりを取り入れて悪戦苦闘しています。
 きっと、数十年先に評価されると確信します。

DSCF8556.JPG


【馬小屋横の桑の実を屋根に上って採る長男・朴然(ぼくねん)。子どもの時受けた感性や経験は大人になって生きる。】

 今年ほど、「日本」のことを案じる年はありませんでした。多くの書物も読ませていただきました。現在、新聞は五紙とって読んでいますが、沖縄の二紙は日本を敵対視する偏った編集をしているのでとても残念に思います。毎日毎日、日本のことを悪く書くのは、親の悪口を言っている家族と同じです。そんな家庭で育った子どもはいい親にはなれません。争いごとを助長するような新聞は子どもに影響が出ます。
 もう、共産党の機関紙のような新聞は今月限りでやめたいとも思っています。

P1030052.JPG


【正月らしく、鳥居のしめ縄を新しくしました。ずっと仕事をしていたので、子どもたちだけでしめ縄をかけました。タチガー(湧水)と水車小屋前のお地蔵さん、馬小屋、主屋などしめ縄飾りも大変です。だけど、心機一転、いい気持ちになりました。】

 さて、今年をどう生きるかですが、まぁ、自然にまかせて生きていこうと思っています。社会の最小単位である「家庭」を中心に、いつか講演で話したように「それは、自然か、不自然か?」を自らに問い続けながら、一日2万4千回といわれる選択肢を選択したいと考えます。

 三島由紀夫氏が言っていたように、日本人は戦後「空っぽ」になりつつあります。コンクリートやベニヤ板で囲まれた空っぽの家、建築文化も空っぽ、だから心も空っぽ。簡単便利で、汗をかかない楽な生活を望むだけの空っぽな人間が増えました。お金を求め、快楽に興じ、恥も義理・人情もない空っぽな日本人。教師も警察官も平気で破廉恥行為を犯す、三社参りに行っても、どういう謂れのお宮も知らずにおみくじを引いて一喜一憂する人間ばかり・・・。

P1010035.JPG


【毎年、家内が夜なべして作るおせち料理。今年もかまぼこ以外はすべて手作りです。越年した熊本の大工さんにも二日に持参しました。黒豆やエビ、ごぼうや栗金とんなど、それぞれのいわれを説明しました。この他、我が家の定番は、お屠蘇(赤酒)に鶏だしの雑煮。西洋と違い日本人はお腹の中の命も年齢にカウントされます。(誕生日ではありません)だから、家族揃って「明けましておめでとう」です。お茶に梅干を入れて家族一緒に年を重ねます。】

 いまだ、GHQの呪縛から抜け出せず、日本の心をなくした日本人。すばらしい日本の歴史と文化をどのようにして伝えたたらいいのかわかりませんが、建築の世界や家庭生活のなかから少しずつ見せていきたいと考えています。
posted by 塾長 at 22:00| その他