2020年09月06日

台風10号からの避難

9号に続いて10号も沖縄近海を通過しました。
台風は左巻きで進行方向の右側に沖縄が位置した場合は、同じ暴風圏でも風速が高く、逆に左側の場合は比較的に弱い風速となります。

9号は右、今回は左でした。したがって、前回より沖縄では被害が少なかったと思います。
木造、特に伝統構法の柔構造による木造住宅に住んでいるので、台風の影響は予兆から通過まで肌で感じます。天気予報士がいろいろ天気について知恵を語りますが、頑丈で機密性が高く、風が吹いてもびくともしない鉄筋コンクリートのマンションに住んでいたら、きっと予兆の風や土の匂いは感じ取れていないのだろうと思います。

自然の動きに遠い存在の暮らしが続けば、変化に対する対応が鈍感になり、口では立派なことを言いますが、「危機管理能力」は格段に落ちると思います。

自然界に棲む生きものたちは私たち家族より敏感なので、台風の予兆はもっと早くから知ります。その証拠に木造の我が家に避難してきた生きものたちがいたので紹介します。

イソヒヨドリ.JPG


【まずは半野外のような浴室の中に飛来したイソヒヨドリ】

アオガエル.JPG


【これはアオガエル。浴室の窓の外にいました。】

ジョロウグモ.JPG


【4畳半の居間から久々雨戸を開けようと木製ベランダに出ようとしたら、なんと巨大なジョロウグモが巣を作っていました。オッとっと・・】

このほかにも、アリが普段より家の中でたくさん見かけるようになりました。みんな台風や雨から避難してきたのでしょう。我が家を別名「ぬちゆるやー」(命がたくさん寄ってくる家)と呼ぶ意味がここにあります。
家自体が巨木のように感じて、「寄らば大樹の陰」とばかり頼ってくるのかもしれません。

一方、台風が通過する前の暑い日、裏山のタチガーの池で涼に興じる親子がいました。しかし残念なことに子ども2人は網を持っていました。この湧水を農業だけに使うのではなく、野生動物のためにも提供しようと10年ほど前、村や水利組合、自治会などに承諾してもらって農業用水の余剰水を利用して「おきなわ環境塾」が池を作りました。
毎朝この周辺を清掃しますが、野鳥が水浴びに来たり、エビやモクズガニが棲み家にしたりしています。カタツムリやタニシが増えたのでホタルもたまに見ます。

やっと生きものたちが帰ってきたのに、人間の都合で野生の生きものを捕ってしまうのは自然との共生をめざす者としては看過できません。その場で「獲らないで観察だけにして」とお願いしました。しかし、その後、エビは姿を消していました。

水に入ることを拒否はしませんが、野生生物に脅威を与えることはよくありません。そこで以前も置いていた看板を今日改めて付けました。

看板 (2).JPG


看板 (1).JPG


【タチガー池の一角に立てた生きもの捕獲禁止の看板。最近は外来種を放す無責任な人間がいるので、「持ち込まない」ことも付け加えました。】

自然に触れることは子ども時代に必要なことですが、身勝手な行動で自然生態系をむやみに撹乱することはやめてもらいたいものです。

看板といえばもうひとつ。今日は台風で吹き飛んだ敷地入口の看板も新調しました。

ハブに注意.JPG


【ハブはどちらかといえば「飼っている」ようなものです。陸生の生態系の頂点に位置するのはヘビです。我が家はヘビ類がいないとネズミが増えて大変です。したがってヘビは大切にしています。増えすぎても困るので、天敵のアヒルを放し飼いにしています。おかげで良い加減のバランスが保たれています。】

草刈り.JPG


【3日一回の割合で早朝、近くに草刈りに家族で出かけます。最近は除草剤がまかれているところが増えて、馬やヤギ、アヒルやニワトリに与える草の安全性に危機感が募ります。いつも作業を終えたら掃除します。】

掃除.JPG


【ここは裏山の農道です。台風明けの道には落ち葉がたくさん。掃除を毎朝しますが、ここはきれいにするためだけではありません。カタツムリやタニシがコンクリートのカルシウムを求めて夜のうちに移動して道に残っているので、ロードキル(れき死)にあわないよう、側溝と反対側の山側に掃いて人や車から彼らを守るための清掃活動です。】

鉄分の多い頭.JPG


【鉄分の多い心然?磁石が額に付いている?】

さて、沖縄県は明日から新型コロナウイルスの拡大防止のための緊急対策を解除するようですが、昨日も陽性者は20人も出ています。県は経済性との両立をいいますが、感染防止対策が行き届いているかというと、疑問が残ります。
また、県知事が他県や自衛隊に医療従事者を依頼したことには恥ずかしい思いがしました。何かあればすぐほかに依存する体質が抜けません。宮古や石垣への自衛隊配備についても反対ばかりしているのに、身勝手なふるまいです。大分から駆けつけてくれた看護師さんは沖縄で感染しました。
被害者ぶって、「沖縄にはなるべく来ないでほしい」などと言っていましたが、被害者が加害者にいつでも変わる謙虚さが掛けています。
国に対してもお願いする割合は他県より圧倒的に多いのに、サンゴの移植認可は引っ張るだけ引っ張っています。
基地問題で反対を取り続けないと予算が来なくなるという前時代的な方針はもう終わりにしたほうがいいと思います。昨今の近隣国の状況や世界の潮流などを勘案し、地政学上安全保障に沖縄が必要不可欠なことと併せて選挙に勝つためではなく、現実的に県民のためになる施策の実行に転換してもらいたいものです。

自然を実感しない天気予報士のようになっては、危機管理も将来への方向性も正しく見据えることはできません。コロナ対策も手かずがいっても場所や対策の程度によって制限を加減する方法に変えるべきだと思っています。

特別支援学校は県立なので明日から登校ですが、マスクが掛けられない万然のことを思うと、明日はお休みさせます。
posted by 塾長 at 20:43| 教育・子育て