2021年10月29日

「天然草刈り機」「天然耕運機」

今週の日曜日。子ども達と一緒に畑づくりをしました。

荒れていた土地を耕して「畑」に再生しました。先日、馬糞の堆肥を置いた所です。和室の裏になります。
山の中腹の斜面に建てた家の周りは、当然、ほとんどが斜面。したがって畑と言っても「猫の額」ほどしかできません。

土の中にミミズ.jpg


【耕し始めるとミミズと出会いました。この辺りはクチャと呼ばれる泥岩なので、ポロポロしています。それでも中にミミズがいました。ミミズは「天然耕運機」です。我が家の土には、ここに限らずミミズは無数にいます。ありがたいことです。】

天然耕運機.jpg


【2歳の心然(しんねん)は恐る恐るミミズを触りました。鍬で体を半分に切ってしまったようですが、生きています。機械の耕運機で耕すと、ミミズは再生するどころか粉々に切れてしまします。】

タマネギ植え.jpg


【鍬で耕した後、畝(うね)を作ってまずは「タマネギ」の苗を植えました。】

種ジャガイモ.jpg


【次はジャガイモ。種芋を半分に切ります。5歳の「わかみこ」が包丁を使って切ります。「危険の排除」が成長する子どもの感性を阻害します。できるだけ小さなころに家庭で体験させるようにしています。】

灰塗り.jpg


【輪切りしたジャガイモの切り口に殺菌のため灰を塗ります。冬場使っている「火鉢」の灰をすくってきました。】

ジャガイモ土に植付け.jpg


【畝(うね)の途中の斜め部分に切り口を下にして植付けます。上にした「芽」と反対側から「根」が出ます。みんなでしっかり固定します。このあと土をかぶせます。】

二十日ネギ.jpg


【次は「二十日ネギ」。毎日の味噌汁やソーメン、うどんなどにかけるので我が家では新鮮な二十日ネギは必需品です。】

猫の額に水かけ.jpg


【猫の額ほどの畑ではありますが、自然とのふれあいは十分です。最後に地下水を如雨露(じょうろ)でまきました。野菜もミミズも微生物も、みんな元気だと人間も元気になると思っています。】

天然草刈り機.jpg


【ミミズが「天然耕運機」なら、ヤギや馬は「天然草刈り機」。毎朝、登校前に「与那国馬」と一緒に2頭島島ヤギを北中城中学校に連れて行きます。小さなヤギを走って連れていく仕事は、最近、5歳児の「わかみこ」から2年生の「こだまこ」に替わりました。連れて行ったあと一旦家に帰ってきます。学校はその他の仕事を終えた後、登校します。】

夜の訪問者カエル.jpg


夜の訪問者ナナフシ.jpg


【夜、みんなでお風呂に入っていると、窓の内側に「カエル」の子がいました。別の窓には「ナナフシ」。まさに「ぬちゆるやー」です。「ぬちゆるやー」は「ぬち」(命)がたくさん「ゆる」(寄ってくる)やー(家)という意味で、環境教育施設兼自宅の別名です。】

人間中心主義は人格を崩壊させます。人間以外の生きものの命の存在に気づき、声なき声を聞く姿勢が感性を育てます。「自然を疎外」せず身近な自然のなかで、自然の恵みと脅威を感じながら人間の持つ野性的な対応力を引き出すことが子どもの成長に必要だと考えています。

何故そのように考えるかというと、「人格」がすべてに勝(まさ)るからです。学業もスポーツも音楽も大事ですが、すべては「人格」がそれらを上回る重要な要素をもちます。どんなに地位や名誉、世界最高になっても「人格」が崩壊していたら意味がありません。
(例えば、米大リーグの選手会で、選手会の選手間投票で年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」をに選ばれた大谷翔平選手は人格的にすばらしい!)

警察官・裁判官・学者・医者・経営者・政治家など社会的に地位が高い人も同じです。

モラルと道徳は異なります。西洋のモラルは紙に書いたルール、日本の道徳は人の道です。

野生の生きものの命が跋扈(ばっこ)する自然のなかには多くの学びがあります。人格形成の基礎は「自然の命との接触」です。

家の中まで入り込む虫たちには境界がありません。完全に締め切った人間空間では野生力は育ちません。過去にはアカショービン、キリギリスなども入ってきました。
半野外の我が家は野生動物たちにとっては、「自然」のなかと思っているのかもしれません。

野生動植物と一緒の暮らしは、楽しくて仕方がありません!

今日(10月29日)、先ほどお風呂に子ども達と入ったら、窓ガラスにオキナワアオガエルがいました。このカエル、冬眠していたかのようにガラスに吸い付いて離れませんでしたが、危険を感じたのか動き始めました。
そうしたら擬態で色を木の色に近い茶色に変えました。
子ども達3人は不思議そうに見ていました・・・。

オキナワアオガエル.jpg


擬態後.jpg


【毎日が「林間学校」です。テレビのない生活ですが、テレビより刺激的な生活を過ごさせてもらっています。】
posted by 塾長 at 18:15| 教育・子育て