2021年12月19日

ヤングケアラー問題

最近、子どもの貧困とヤングケアラーが問題化して新聞紙上を賑わしています。ちなみに沖縄では貧困率が25%(全国平均13.5%)で、ヤングケアラー(小中学生)は14.3%だといいます。(全国、中学生5.7%、高校生4.1%)

家のことに時間を取られ、勉強する時間や遊びの時間が取れず。成績不振や孤立などの遠因になっていて、ストレスを感じている子どももいるとありました。

しかし、家庭内のお手伝いは子ども達を苦しめるだけとは思いません。家庭や家族のことを思いやる優しい心がお手伝いのなかで育まれることや、協力してやり遂げる気持ちも大事だと思います。

我が家には現在9名の子ども達が同居しています。妻が郵便局に復職したので、朝夕は「戦争状態」です。
子ども全員が保育園、小学校、特別支援学校、中学校、高校、そして職場に出発します。午前6時の暗い内から家の内外の掃除、家畜・家きんの世話、草刈りなどをします。お風呂も作業した後入るのでそのたびに洗濯物が増えます。

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【3歳になった第十子・心然(しんねん)も裏山の農道を掃除します。】

みんな役割が分かっています。進学校に通う高校生二人は高速バスに乗るので6時20分には家を出ますが、その前に渡り廊下やトイレの掃除をします。大工見習いの次女は敷地内の掃除やウサギ小屋の掃除などをして7時過ぎに出発、次は小学2年生の六女はヤギの移動、チャボ(ニワトリ)小屋の掃除、メダカやトウギョへのエサ上げをして7時20分に徒歩で出発します。中学生二人は裏山の掃除、他のヤギと与那国馬を中学校や近くの空き地に出し、家に帰ってから6匹の番犬(エサ・糞取り)・ウコッケイ(にわとり)・アヒルの世話、地下水のポンプアップ、馬小屋の掃除などをします。
その他のイノシシの世話や池・水鉢の水の調整、片付け、全体掃除、湧水の管理、消灯、中学校近くの交差点の交通安全看板周りの花壇の水掛けなど全体的なところは親の私たちがします。

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【後藤家の「掃除3きょうだい」、実は「七・五・三兄弟」です。満で7歳、5歳、3歳になりました。道路掃除を終えてすがすがしい気持ちで「敬礼!」。】

保育園二人と特殊支援校の3人は妻が送り、そのまま職場に行きます。私はエサ上げなどの朝の作業を終えると、家で図面を書いたり、現場や作業場に出発します。普段は午前3時くらいからNHKの深夜便のラジオをききながら仕事をしています。
妻は4時半頃から社会人や高校生の弁当づくりもあります。大量の洗濯ものをたたんでタンスに入れても、また増えます。ゴミ出しと洗濯はエンドレスなので心身ともお疲れです。

このほか着替え、アイロンがけ、朝食、片付け、茶碗洗い、各人のトイレ、障がい児への投薬などが重なるため「てんやわんや」の大騒動です。

朝だけでもこう言う状況(夕方もほぼ同じ作業)なので、ヤングケアラーを問題視するのは違和感があります。寸暇を惜しんで努力する方が時間のありがたみが分かるし、家族間の理解も深まります。
今日も中学生二人は会場に6時半着のソフトテニスの試合でいませんが、彼女らの仕事は他のきょうだいが分かち合います。

適度の家庭内労働はあっていいと思います。

みんなで協力し合う家庭内労働は、しつけや家庭教育に重要。一概にヤングケアラーといって同上は不要です。雨の日や寒い日、忙しいときや体調が悪いときはつらいときもありますが、それぞれ結構、楽しんでいると思います。

キリスト教信者でもない多くの日本人でもクリスマスを楽しみます。我が家は無信教ですが幼い子ども達のために2つのベランダにイルミネーションをしました。
ちまたでは樹木にイルミネーションを掛けているところもあります。夜なっても眠れない樹木がかわいそうと子ども達は言っています。毎年、正月前になるとイルミネーションを掛けられた樹木が枯れそうになっているのを見ているからです。

相手を思いやる気持ちを家庭内のお手伝いの中から学んで欲しいと願っています。
posted by 塾長 at 14:13| 教育・子育て