2022年02月13日

日本の将来

50年前三島由紀夫が将来の日本を予言した「無機質な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、ある経済大国」になることが現実的になってきたように思います。

わずか5歳、無抵抗の女の子をカメラ監視し、全裸で両手鍋に立たせて上半身に霧吹きをかけ扇風機の風を5時間にわたって当て続けた母親と知り合いの男(妻子持ち)。
布団にぐるぐる巻きにして食事も与えていなかったらしい。低酸素脳症で死亡したらしいですが、この世の話とは思えないひどい犯罪がまた発生しました。
その前にも中学生がいじめで凍り付いた川に入水自殺した事件もありました。

これまでは児童相談所や学校、行政にもっと警察のような権限を持たせて立ち入りし、保護した方がいいのかとも考えていましたが、そんなものでは事件は一向に減らないと確信しています。
なぜなら近所で子どもの泣く声が聞こえていても、誰も助けられなかったからです。

日本の国全体が病んでいるように思います。
戦後、GHQが行った日本弱体化政策が今、現実化してきました。自己中心のわがままな国民が勝手気ままに生きていく、幼稚な子どもがそのまま大人になったような社会。犠牲になるのは弱者。

家庭や学校にもGHQの音楽・スポーツ・快楽の3S教育が染み渡り、個人主義が追い打ちをかけて今の日本は「無機質で空っぽな国」になり果てたように感じます。

悲惨な事件が後を絶たないのも、どんなに国会で法律を作って犯罪を抑えようとしても無理だと悟りました。
結論は国民全体で民度を高めることです。
我が家には悪影響を及ぼすテレビはありませんが、テレビやラジオもグルメやクイズを主体にしたバラエティ番組が多すぎるように思います。
公共の電波を使っておいしい料理の話ばかり。今もNHKラジオでおいしい豚肉の話をしていました。

人間中心主義と自己中心主義が蔓延しています。命の尊さや節度・分別(ふんべつ)を感じさせる番組はほとんどありません。便利で快適、人のことはどうでもよくて自分だけよければいい・・・。
せめて社会で最小単位の家庭で、10人の子どもたちをまともな人間に育てたいと考えています。

しかし、周りの環境や本人の考えもあるので大変です。コツコツ教育していきます。

不運なことがありました。「サポート詐欺」にまんまと引っかかってしまいました。現在、沖縄警察署に連絡したの捜査が始まると思いますが、どうぞ皆様も十分ご用心ください。
突然インターネットの画面が消えて操作できなくなったところに「日本マイクロソフト(株)」というありそうな会社に電話するように表示が出ます。詳しくは長くなるので省きますが、その後リモートで操作されてお金を払うことになりました。
パソコンがいきなり見えなくなって不安になったところに助け舟を出すような手口です。途中で不自然になって警察の連絡したところ「それは詐欺です!」の一言。あぁ、なんともったいないお金を払ってしまったのか・・。警察の話だと数十万円払った人もいるとか。

早速パソコンは初期化しましたが、まだまだ油断はできません。相手が捕まったら民事は残っているので損害賠償を請求します。皆様も十分、お気を付けください。サポート会社に連絡がつかない夜中を狙ってきます。

いい情報もあります。1月6日付の南日本新聞(鹿児島)の記事によると、高知大学医学部で進行中の臍帯血による再生医療でいい効果が出ているようです。2021年12月現在、計画された自己6人、きょうだい間5人、計11人が臨床研究が進行中です。小児脳性まひで運動機能障害と知的障害のある鹿児島県内の5歳の子どもは、さい帯血を投与されたその日の夜、滑舌が良くなり、翌日には手の動きがスムーズになり、文字や絵を描けるようになり箸も使えるようになったそうです。
翌週には歩行器を使って散歩ができるようになったとのこと。以前、自己さい帯血投与による臨床研究の結果を高知大学の藤枝先生が発表されていた研究集会に参加したことがあります。

期待が高まりますが、いましばらく様子を見て臨床研究の結果が出たら、国に攻勢をかけたいと思います。
コロナの臨床研究(治験)はあっという間に承認しているのに、脳性麻痺のさい帯血の臨床研究は遅々として進みません。

不治の病としてあきらめている患者・家族の皆様に希望の光がさすことを切に願っております。

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【毎日毎日、現在木材加工中の住宅の施工図を描いています。6mのヒノキの破風板の木拵(きこしら)えができて、いよいよ原寸に合わせて加工が始まりました。引き渡し勾配で約250ミリの反りのある屋根の破風板です。木材の厚さは沖縄についたときは100ミリありましたが、50ミリまで削り落として手カンナで最後は仕上げ。このあと墨付け、加工したあと下部に眉(まゆ)の彫刻が入ります。八角形(360ミリ)の宙に浮く心柱を支える同じ八角形の塔屋の墨付け・切込みも進んでいます。面倒なことをすることが文化を守り、病んだ日本の社会を直していくと信じています。写真の注目点は木目に沿って木の癖を生かした加工を大工職人が考えているところです。】

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【子どもが下校中、近所の農家からオオゴマダラのさなぎをもらってきました。無理やり一部の生きものを増やすのは生態系を壊すので反対です。これも人間中心主義の表れ。しかし、いただいた命を粗末にもできないので家のベランダに置きました。昨日、金色のさなぎから濡れた羽を付けて羽化しました。羽化しました。一晩置いたら乾いて歩き始めました。オオゴマダラはホウライカガミという植物の葉を食べます。毒を持つ植物であるホウライカガミをオオゴマダラが食するのは、敵から身を守ると聞いています。】

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【飼育担当の「こだまこ」が下校後見に行ったら2頭目も羽化していました。きっと今日の午前中羽化したと思われます。なぜならもうほとんど羽が乾いていたからです。】
posted by 塾長 at 07:55| 教育・子育て