2022年10月21日

さまよう日本!

日本人の価値観はどこへ行ったのだろう?
年功序列の会社が反映しているニュースを見ました。数十年前から欧米の実力主義、成果主義が主流になって、私が就職試験の時「年功序列という日本の伝統的な労働は良い」と面接試験で話した建設会社からは不採用通知が来たことがあります。

ニュースになった会社も以前は実力主義だったらしいですが、実力・成果主義では業績は伸びず、会社を辞めていく人も多かったとありました。
昔の日本式の雇用は正負両面の影響があります。実力主義もそれは同じ。肝心なことは会社と社員の信頼関係でしょう。
年功序列は自分を生かされていないと思う人にとっては面白くないかもしれませんが、秩序は保たれます。実力主義で自分より滅茶苦茶若い人が後から来て上にあがるのは面白くないはず。社内で愚痴も文句も出る。社内がバラバラになるので会社としては伸びない。
年功序列は下の人を助けたり、上の人を尊敬したり。家族と一緒で上の子は下の子の面倒を見、下の子は上の子を頼る。そこには「和」があると思います。

さてそんなことを言うのは昨日の告別式でも感じました。沖縄では以前住んで下熊本のように知り合いが多い訳ではないので葬式や結婚式に呼ばれることは少なくなりました。たまの告別式。わずか5分遅れて到着すると式はほぼ終わっていて、焼香して帰路に着く始末。
コロナの影響があると言っても全体で45分で会場は閉ざされます。線香の香りがして読経が流れていると思っていたが、そんな雰囲気はなかったので残念でした。故人を偲んで少しの時間でも思い出に浸ったり、最近のいきさつも聞きたかったのにあっという間に駐車場係に案内されて帰ることになりました。

送った供花や弔電を見たり聞くこともありませんでした。葬儀もセレモニー化していました。故人は生前大変お世話になった方です。優しくて人柄が素晴らしかったのでしばし、ご家族と話したかったのに残念でした。

葬儀だけでなく、日本から日本人の価値観がすっぽり抜けていっているではないかと、最近思います。

外国人にはきっとわからない「義理」や「人情」。何でもかんでも快適便利、お金だけの価値観・・・。楽して儲けようとする考え方や学歴主義。
長い歴史を持つ日本には他国にはない価値観があります。日本が悪い、外国が優れているという戦後教育で育った人間が増えた現在、このまま進めば、日本人としての価値観はなくなるかもしれないと思ってしまします。

国の話をすると戦前の日本に返るという人たちがいますが、高校野球も都道府県駅伝大会も自分の出身地を応援したくなるのと同じです。海外に行けば分かります。帰って来た時見る日の丸や温かいご飯、みそ汁に感動するものです。

この2〜3日のひとこまにコメントします。

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【生後6か月、夏風邪をひいて高熱になった万然(ばんねん)がいきなり「脳性麻痺」になった。それから11年。小学校5年生になりました。体重はあまり増えませんが身長が伸びました。骨盤や背骨に異常がないかレントゲン検査を受けました。夫婦で立ち会いました。「脳性麻痺」の患者さんはもう治ることはないとほとんどあきらめている家族がいますが、この数年間頑張ってきた「さい帯血による再生医療」に期待しています。高知大学も臨床研究で「きょうだい間のさい帯血投与」を始めましたが、2年間の経過観察があります。結果がでないと、次に進めません。アメリカでは臨床研究ではなくEAP(拡大アクセスプロトコル)で25歳まで治療が受けられます。たった一晩の高熱の後遺症で目が見えなくなり脳障害、四肢が不自由になった万然をアメリカまで一緒に治療に行こうと考えています。】

以下は朝6時前からの清掃での話題です。

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【数年前に苗木で植えたホウオウボク。10本のうちの1本がこんなに大きく育ちました。幹も大きくなって先の台風でも倒れませんでした。そのうちきっと赤い花を咲かせてくれると思います。】

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【家の上流の側溝。コケを土台に根付いたインパチェンス。自然の植物はしたたか。人間もこのくらいの根性が必要か?】

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【したたかさでは屋根の草木も同じ。沖縄の赤瓦のつなぎ目は土と漆喰。どこからともなく飛んでくる種が根付いて成長するので、我が家では「屋根の草刈り」が年に2度ほど必要。上の写真は水車小屋の屋根、下の写真は草刈りをした後の玄関の屋根。大工見習の亜和(あや)は高いところに登るのが平気なのでお願いしました。】

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【敷地の中の掃除したあとの水たまりに寄ってきたチョウ。上は「シロオビアゲハ」、下は「ツマベニチョウ」と「アオスジアゲハ」。チョウやトンボが飛び交うのは「半自然」の証拠。】

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【軒先には多くのバケツなどを置いています。非常用の水(災害や火災)として雨水を溜めていますが、そこにカエルが卵を産みます。数か所ありました。オタマジャクシに成長しているところもあります。カエルを食べに蛇も来ます。自然生態系の中の人間として仲間たちと一緒に過ごしています。】

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【エサ上げや掃除でも元気な「心然(しんねん)」。ちり取りを滑らせて登ってきます。元気をたくさんもらっています。彼は3歳、私71歳。】

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【側溝掃除のとき見つけたモクズガニ。「でかい!でかい!」。これまで何匹も遭遇しましたが、こんなに大きなモクズガニは初。ボクサーのように大きなハサミを持つ手がありました。】

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【道路で車に轢(ひ)かれたモクズガニもいたので、最上流の湧水地の池に放しました。しかし今日また見つけた側溝に戻って来ていました。きっとこの後、東シナ海に帰る途中なのでしょう。元気でいてよー!】

これから(18時)四十九日を兼ねた初七日に行ってきます(10月15日亡くなられたため)。やっぱりあまりにも簡素化になった告別式では心残りがあります。ご家族と故人にしっかりお話をしてお別れを惜しんできます。
私は「自宅」でみんなとは別れたいと思っています。では「出発」!

(初七日に行ってきました。ご自宅に伺ってゆっくり別れを惜しみました。すこし穏やかになりました。)
posted by 塾長 at 18:03| 教育・子育て