2010年10月27日

事件多発と日本文化の喪失!

 また、小学生の女の子が自殺に追い込まれました。児童・高齢者・路上生活者などの社会弱者が、いじめを受けています。そのたびに、行政や学校は「命の大切さ」を声高に訴えますが、なんの効果もありません。

 児童虐待もとどまることがありません。今もどこかで誰かが無言の抵抗をしているかと思うと、心痛みます。再発防止策は行き当たりばったり・・・。

 政治の貧困かもしれません。ファッション雑誌から出てきたような洋服や背広を着た政治家が国会議事堂でウロウロしていますが、本当に日本の現状を把握しているのでしょうか?

 財政難だと言って子ども手当をバラマキと批判している自民党。与党の民主党の中にも、子ども手当の全額支給に反対している人もいます。待機児童解決にお金を回すとしていますが、子どもは親が育てるべき。社会で働いている親や働きたい親のための最低限の保育施設は必要かもしれませんが、共稼ぎを前提とした子育て策は疑問です。

 財政がきついというのなら、国会議員の報酬や待遇を改善するとか、高額所得者には子ども手当を支給しないなど、いろいろ方策はあります。

 今、子育てに手当を渡しても、その子どもたちが大人になって借金を返すのは酷だと言いますが、日本はすでに多くの借金を抱えています。
 借金が多かれ少なかれ、返すのは今の子どもたち。少ない人数で負担するより、多くの人間で返す方が楽です。子どもたちがいなくなれば、日本の将来は語れません。2,000円か3,000円の加算になると思われますが、子どもを抱える親にとっては、残念でなりません。親にとっては、今が大事です。

 沖縄県だけ子どもが増えるのは、問題です。県知事は観光客を年間1,000万人に増やしたいとか、子どもをたくさん増やしたいとか発言していますが、この島々だけに子どもや観光客が増えることは、キャパシティーに無理があります。
 食料自給率のことや就職先のことを考えると、単に子どもや観光客を増やすばかりでは、ますます課題は増える一方です。経済出身の人だから、このようなことを平気で言うのでしょう。理解できません。第一次産業に重きを置いて、自給率を高める方が良策と思っています。

 子どもも増えるばかりが能ではありません。どのような大人になってほしいという目的がないと、今のような殺伐とした社会が続きます。
 悲惨な事件が毎日のように報道されますが、その解決策は机上の空論ばかりです。日本に横たわる利己主義、人間優先の考え方を抜本的に見直さないと、解決は程遠いと思っています。

 自分にできることは、仕事や活動で出会った人々に語りかけることや、林間学校で子どもたちや保護者に実践を通して理解してもらうことぐらいしかできません。また、機会あるごとに新聞等で考え方を提案したり、実践活動の報告などをしています。もっと頑張らなくてはいけないのでしょうが・・・。

 昨日も冬の林間学校への問い合わせや申し込みがありました。ありがたいことです。「おきなわ環境塾」なので、環境学習がメインと思われている節もありますが、目的は「人格教育」です。
 アメリカから渡来した競争社会、強い者だけが生き残るような弱肉強食の社会は日本にはなじみません。「お互いさま」、「おかげさまで・・」、「いただきます」、「ごちそうさま」、「もったいない」・・・。

 日本人は温暖で四季を持つ自然と同じように、穏やかな性格で感性豊か。相手を思いやる人が多く、摂取することより循環を重んじます。循環するには節度が必要。そこに慎ましさが芽生えます。身勝手なことはできない社会でした。
 今は「やりっぱなし」、「食べっぱなし」、「作りっぱなし」・・。コンクリートは「打ちっ放し」。

 西洋は麦(パン)が主食で羊やヤギの肉を食べる歴史を持ちます。底流にあるのが搾取。なくなったら取りに出かけます。これが植民地政策に結びつきました。日本は稲(米)が主食。農耕漁労文化です。水も循環する川をみんなで分かち合いました。

 戦後の日本は西洋化が進みました。食だけではありません、衣も住もです。

 今一度、日本の文化を見直し、原点回帰する必要があるようです。冬の林間学校(12月25日(日)〜12月27日(月))は、この辺りを目的にした活動にしたいと考えています。
posted by 塾長 at 07:02| 政治