2011年02月07日

「入ってもいいでしょうか?」

 近年は、自然に逆らわず、慎ましく生きていくことが、日本ばかりではなく世界の安定や正常な自然循環・共生につながると思って暮らしています。

 憂鬱なヒマワリ祭りが昨日終わってホッとしました。人間から摂取されたヒマワリの種は蒔く人を選べません。自分たちの利益のため、あるいは快楽のために秋に蒔かれた種は、寒い冬に無理やり花を咲かせますが、いかに沖縄が暖かいからとはいえ、自然の正常な循環や環境倫理に照らし合わせると、人間の無謀としか言いようがありません。今年も連作なので、土壌の栄養もなく、寒いので昨年よりもっとひどい状態です。これを見て、人間だけが笑っていいものでしょうか?

 ヒマワリ畑で結婚式まで挙げる企画まで打ち出した実行委員会。なんのためらいもなく結婚式を挙げたカップルもいましたが、そのなかで進行役の女性のアナウンスの声です。
最終日まで、とうとう花が咲かなかった多くのヒマワリたちに投げかけられていたのは「今年は寒かったので、あまり咲きませんでした!」

 わが家にまで聞こえてくるスピーカーの声に、なんと都合のいいことを言っているのかと、唖然としました。・・・もともとヒマワリは真夏に咲く花なのに・・・

 このヒマワリ畑を見に来る客が、ついでに我が家に来る時があります。予告もなしに、突然、敷地の中に入ってきます。せめて、「こんにちわ」のあいさつや、「入ってもいいですか」くらいの確認ぐらいしてほしいものです。

 沖縄は特に図々しい人間が多いように感じます。平気で他人の家に車で入ってきて「ここは、喫茶店?蕎麦屋?あっ、違うの。」と言って帰り道、車が脇の溝に落ちた人がいます。
 ひっぱりあげてやっても、あいさつひとつなく、さっさと帰って行きます。
  こんな親の下で育つ子どもも心配です。我が家に遊びに来た親子のなかには、はじめてきたにもかかわらず、そばにあったおもちゃを勝手に使って遊び始めるたぐいもいます。
 親だけではなく、我が家の子どもたちもびっくり。結局、このような親子はわが家から御法度になりました。日本人の謙虚さ、慎ましさはどこへいったのでしょう?


 最近棟上げした沖縄市の住宅。ここにも多くの方々が見学に訪れます。時々現場に行く私がいる時でも2〜3組会う時があります。常時、現場で仕事をされている大工さんによれば、車越しなら毎日10組以上、現場に入ってくる人も数組はあるそうです。

 問題なのは、黙って入ってくる人たち。そして勝手に写真をとる人。現場には「関係者以外立ち入り禁止」の看板を立てています。それでも入るので、高さ70センチのバリケードで囲いました。それでも勝手に入ってきます。

 
全景2.jpg


                       【立ち入り禁止の看板があっても平気。】

 個人住宅に勝手に上がり込むのは、不法侵入です。タバコの火を落とされたり、泥靴で上がられたりしたら大変です。また、間取りを知ることはプライバシーの侵害にもなります。今日、また新たに看板をつけたいと思っていますが、この図々しさは何だろうと思います。

 逆に、丁寧に私に事前に電話を掛けてきて名を名乗り、勤め先や連絡先、見学したい目的などを申し出て、承諾してもらえないかとお願をされる丁重な方もいます。
 その方は、大工さん経由で名刺もいただきました。また話によると、玄関で靴を脱ぎ、靴下で現場を見られ、写真撮影の許可も大工さんに取ったそうです。

立ち入り禁止看板.jpg


【美しい姿、沖縄には珍しい木造、伝統的な木造技術なので、見学者が絶えないのは無理もないが、最低限のマナーは守って欲しい。逆だったらどう感じるのかな?】

 昨日も家族で、現場に散らかった木切れの片付けに出かけました。軽トラックを借り、半日がかりでひらい集めました。子どもは現場が大好きらしく、私は現場が片付くので気持ちがいいと言う、お互いいい関係にあります。
 そこで聞こえてきたのが、現場に入る前の子どもの声。日曜日なので誰もいない現場ですが、その現場に向かって長女、次女が「おじゃましまーす!」といって入りました。

貫と折置き.jpg


【現場風景:伝統構法の一つ、貫入れ。折置き組を表す小屋梁の渡りあごが並ぶ壁面】

 また、大工さんから聞いた話ですが、建て主の方が週末、現場を見に来られた時には「入ってもいいですか?」と聞かれたそうです。これらが日本人の謙虚さではないかと思います。
 
中庭腕木.jpg


                                     【中庭1】

 建て主が遠慮しながら入る現場に、アカの他人は勝手に入るという異常な日本。いつからそうなったんでしょう?
 身勝手な利己主義から、利他主義に移行する道徳教育を、林間学校でも力を入れたいと思っています。


中庭2.jpg


                                       【中庭2】


木材片付け_R.jpg


                                【片づけをする長女・次女】

アヒル.jpg


【1昨年作ったメダカ池に、昨年生まれたアヒルのの雌雄が初めて泳ぎに来た。無理やりではなく自分たちで見つけて入った。メダカが食べられてしまうかもしれないが・・・】
posted by 塾長 at 06:44| 教育・子育て