2011年06月20日

「常若(とこわか)の還暦

 昨日は6月19日。満60歳の誕生日で、父の日とやらにも重なりました。60歳と言えば還暦。人生の節目です。この世に生を受けて、成人、厄入り、そして還暦。約20年に一度、人生を振り返りつつ、将来を見つめ直すいい機会を日本のしきたりは残しています。

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【子どもたちからのプレゼント。あるものを使ってメッセージを寄せてくれた。感謝と励まし?】

 十干(じっかん、甲・乙・丙・丁・・・)十二支(じゅうにし、子・丑・寅・卯・・)が一巡し起算点となった年の干支に戻るには60年かかります。本卦還り(ほんけがえり)という言い方もある還暦。人生の再スタートの日でもあります。

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【「似顔絵」書きやすい風貌?最近は「月光仮面」と「座頭市」に凝っている子どもたち、なんとなく「勝新太郎」?】

 赤いちゃんちゃんこを羽織ることなどしませんでしたが、家族で学習棟(別棟)の木製建具を掃除しました。網戸や硝子戸を洗い、清めました。
 新しい現場の仕事で明日(21日)から大工さん隊4人が宿泊するので、きれいにしておきたい、という理由もありましたが、なんとなく水洗いをしたくなったのです。

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【夏障子ではないが、紙貼り障子をとっぱらい、炭化すだれに変えた。夏に風景に変わりつつある】

 サッシと違って木でできた建具は、桟を洗い、雑巾で拭き取ると、建て付けた当時のように美しくなります。硝子も濡れ雑巾で拭き、そのあとすぐ空雑巾で拭くと、実に美しくなります。そこに硝子の存在を忘れるほど、透明感が増します。
 30枚ほどの建具を掃除したので、汗はいっぱいかきましたが「心地よい!」とはこの事だろうと思います。(ついでに母屋のガラス戸・網戸も掃除しました。建具が喜んでいるような気がします)

 伊勢神宮は、20年に一度の式年遷宮で1,300年以上引き継がれています。20年に一度正殿を作りかえるのは、神様をいつもみずみずしいところに鎮座してもらうためだと聞き及んでいます。
住宅も人間も伊勢神宮の式年遷宮のように、常に若々しく、生き生きとしておれるような「常若(とこわか)」の精神を持つべきだと思います。

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【誕生日恒例の学芸会:跳び箱を飛べるようになるまでのお話を劇にして披露】

 そのよう意味では、いい誕生日だったと思います。特におおげさな食事や会合はしませんでしたが、誕生日といまどきの「父の日」、還暦、日曜日が重なったこともあって、子どもたちは、こっそり「学芸会」をしてくれました。(誕生日恒例)

 母屋の4畳半で、自分たちが作ったお話を劇にして披露しました。今回は「やればできる!」というストーリーでした。
 ささやかではありますが、子どもたちからの心のこもったプレゼントは、親の心に残りました。

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【母の49日法要で帰熊。子ども9人(一人仕事で欠席)が勢ぞろい。8月末には10名に・・・】

 子ども手当は民主党政権誕生への大きなマニフェストでしたが、最近は政争の道具に使われています。
 子どもは国の宝です。いろいろ言っても、将来を担う子どもがいなくなると、働き手がいなくなり、税金を納める人もいなくなるのに、いったい何を考えているのでしょうか?
 議論している政治家を見てみると、もうすでに子育てを終わった人間ばかり・・。当事者感覚はないのでしょう。昔と今では子育てにかかるお金が違うのをわかっていないのではないか、と思います。
 所得制限をしないと民主党はいっているようですが、年収1,200万円を上限とする案が野党から出されています。月々100万円以上も給料をもらっている人には手当はいらないと考えるのが常識です。

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【納骨。50年忌を終えた父と一緒のお墓に眠ることに・・・。傘を差してくれているのは、熊本の長男・建蔵】

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【位牌を沖縄へ飛行機で持ち帰る。沖縄の長男:朴然の横の座席には母親の写真】

 震災復興のために減額するようなこともおかしな話で、すでに扶養手当を失くしているので、財源はほとんど賄われているはずです。なんでもかんでも震災のせいにして、当のい現場は瓦礫の山。いつまで自衛隊の若ものに依存するのでしょうか?

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【法事の日、九州・熊本は大雨だった。昨日、人吉市矢岳町の家の敷地が崖崩れを起こしたと連絡あり。大雨も地震も津波もみんな、地球(自然)現象の一つ。すべてを受け入れなくてはいけない】

 不景気で重機を動かす民間人も重機も東北にたくさん存在します。官民一体で取り組めば、アッという間に片付き、雇用も確保できるのに・・・。小沢さんと比較して、ゼネコンや建設業とは一線置きたい、という馬鹿な考えで復旧は大幅に遅れています。
 あの男に総理大臣は無理です。しかし、一度総理大臣の権力を味あわせると、なかなかやめないし、やめさせることもできません。

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【母親の形見。左がくじら尺とpのついた竹の物差し。右は通称「だごこね棒」。これで「だんご汁」に入れるだんごを作っていた。今年の林間学校から、この「だごこね棒」に変える】

 政治の世界では歯がゆい思いをしていますが、こと家庭的には安定しています。母の49日も終え、還暦も迎えられました。
 今週末は、棟上げが控えています。土曜日は「湧き水fun倶楽部」の6月例会が「ぬちゆるやー」で開催されます。
 「なぜ湧き水なのか?」「湧き水をどうしたいのか?」をテーマでお話をさせていただきます。

 また、今週は八角形の夢殿を持つ純木造住宅の契約もあります。天井を作らないので自然と共生できる家で、伝統的な木組みも下からいつでも見てとれるすばらしい家です。

 「常若(とこわか)」の気持ちで、毎日を元気に生き生きと暮らしていきたいと思っています。

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【家に帰れば、さっそく「キノボリトカゲ」がお出迎え。このような稀少種が風呂場の入り口にいるような家造りが共生の暮らしの原点。午前中のエサあげでは「月日星ホイホイホイ・・」とさえずるサンコウチョウやアカショウビンの声も聞こえてくる】
posted by 塾長 at 05:11| その他