2013年03月08日

自然体で生きる!

 3月5日の啓蟄(けいちつ)も過ぎ、虫たちとの出会いも多くなりました。飼っている動物たちにも変化があります。与那国馬の「げん」も、毛が抜け始め、食欲も旺盛。発情期なのか、時々突然走り出すことがあるので、今週から「はみ」を入れました。

馬.JPG


      【馬と一緒にヤギのエサ(草)を刈る。馬は自分で見つけて食べる。背負っている万然も自然と一緒。】

 毎日、午前中は家畜・家きん、番犬などへのエサあげに終始します。仕事(業務)を詰めているときは、家内(プラス、二人の子どもたち)にお願いするときもあるし、土・日は小学生4人組が手伝うようになっています。

 馬とヤギは、雨降り以外は外に出し、夕方連れて帰るのも日課です。このような日々の暮らしですが、とらえ方次第では自然との関係が深くなります。
今、我が家も、馬たちの散歩に通っている裏山のタチガー(平成の名水百選のひとつ)周辺もインパチェンスの花が咲き誇っています。昨日はその中に、紫色をしたオクラレルカの花が咲きました。

オクラレル.JPG

                          【オクラレル。面白い名前。だけど紫色の花が目に染みる】

 家族と一緒なので、子どもたちはいろんな自然の変化に気づきます。先の日曜日には、側溝にハブがいるのを発見。大騒ぎするので見てみると、1.5mもあろうかというハブの死骸でした。お腹に傷があったので、きっとマングースか何かと格闘して負けたのでしょう?
 ただ、この辺りには、ハブはいるという証明でした。


タチガー花盛り.JPG



          【身近に自然や季節を感じる機会は探せばたくさんある。子どもが育つ時期にはとても貴重な体験】

 最近は、ヤギが来たので、その食料用に雑草が減ります。アカギやクワ、オオバギなどの樹木の葉も食べてくれるお蔭で、敷地内が少し明るくなりました。好物はイモやアサガオのツル。この辺は、「やんばる」の人でも驚くほど、蔓(つる)性の植物が多く、手入れや処分に困っていました。格好の天然草刈り機の登場に家族も喜んでいます。

草を食べるヤギ.JPG


           【一日7時間も食べ続ける山羊。周辺の草木の量を考えると2頭が適正。その分別も重要。】

 さて、周りの畑地では、多くの野菜が育っていますが、すぐ近くの高良さんたちがネギを出荷し始めました。昨日の沖縄タイムスにも紹介されました。その報道でうれしかったのは、小学校の給食での高良さんが子どもたちに地産地消(この言葉にいつも疑問アリ。消えずにつながるのでは?)だけではなく、地域の清廉な湧水を使っているという説明をされたことです。
 平成の名水百選に荻道から5つ認定されましたが、それらの湧水群と隣接する多くの湧水のおかげで農作物が生まれています。そのうち「平成の名水百選」のレッテルを張る準備をしているようです。出たら、どうぞ、ご賞味ください。イオンとも契約しているので、店頭に並ぶと思います。

高良さんネギ.jpg



【湧水と農産物の関係が分かる沖縄タイムスの記事。平成の名水百選の活用の仕方のひとつ。価格競争ではなく、環境共生という付加価値で勝負していくチャンスでもある。】

ネギ畑.JPG


            【ネギ畑。組合で育てている。「名水百選のネギ」としてそのうちデビューすると思う】

ネギの出荷.JPG


                      【出荷前の作業風景。我が家のすぐお隣の農家です。(右が高良さん親子)】

 環境保護や保全は、そんなに難しいことではありません。大気や土壌、水の汚染や動植物の絶滅などに多大な調査・研究、税金の投入が行われていますが、結構、無駄なことが多いように思います。
 どんなに学術的な成果を声高(こわだか)に叫んだり、ゴミ拾いに精出しても、一向に自然環境は良くなりません。それは、環境汚染の張本人である人間の暮らしぶりが、自然の摂理から逸脱しているからです。

ハブ?.JPG


                 【「あッ、ハブだ!」いやいや、死骸をタチガー下に作った池に置いただけです。】

こはづきとハブ.JPG


         【得意姿のこはづき。自分の身長より長いハブ。ハブの特徴やハブにかまれない方法を伝授。】

 自然との共生を口にしている人や会社、行政などのほとんどは、コンクリートの塊(かたまり)の中で過ごし、自分に合った室内環境を機械によって人工的に作り出しています。  
食料も、好きなもの安く買ってお腹を満足させています。いつどこで採れたのか、旬がいつなのか、天然も養殖も関係なく、ただ食べています。何も考えない人間の身勝手、わがままにほかなりません。


4人で登校最後.JPG


【小学生4人組。一緒に小学校に行くのも、残すところあと10日ほど。大人になったら、一緒に行動することはないから、今を大事にしてほしい。】

 一日に一度も土を踏まず、太陽が昇るのも沈むのも見ることなく、月の満ち欠けにも無関心な人たちが、「環境」をまことしやかに語っています。
 環境保全に「学歴」や「知識」は不要です。毎日の暮らしが自然の摂理の則していれば、自ずと社会は自然と共生してきます。

 都会に自然がないから無理だという人がいます。マンションのベランダから見える日の出、日の入りの時刻や方向、お月様の形の変化などは見えます。スーパーに買い物に行っても、今の時期にこの野菜?と疑問のひとつも出てくるはずです。都市生活といえども、人は自然のなかで暮らしています。
 飲んでいる水も、吸って吐く空気も、栄養源の食料(命)も自然の一部です。それらに節度と分別を持って接することが環境倫理観を高めることにつながります。

 「何のために自然を守るのか?」の問いには「人間がもつべき環境倫理」と私は答えます。決して、人間のために自然を守るのではありません。

 「自然に逆らわない暮らし」が、自然を守り、自然と共生する道です。

へちまタワシ.JPG


【ヘチマタワシで背中を洗ってくれる「こはづき」。自然素材のタワシに変えてから、背中の吹き出物が消えた。】

急性ウィルス性脳症を患って重度身体障害になった万然。自然界から感染したので、自然界で治癒します。まだ、視覚が脳で認知できませんが、おかげさまで、少し手足が動くようになり、わずかずつですが首も座りかけてきました。自然の中で自然の力をいただいているようです。今日も、自然体で生きていきます。
posted by 塾長 at 07:03| 環境・生きもの