2013年04月15日

自然の営み・・「バンビーの出産」

 わが家の番犬、バンビーが出産しました。自然分娩です。人間と同じように、陣痛があり、身を振り絞って新しい命を誕生させます。

 出産にも前ぶれがあります。犬小屋は木製ですが、犬のDNAは、自然の土の上で産みたいようです。犬小屋の周りの土を探し、そこを手で掘ります。草を噛んでちぎって載せます。赤ちゃんに傷をつけないためかもしれません。

 陣痛は結構長く、1匹産むのに約1時間くらい続きました。その間、陣痛に合わせて小刻みに体が振動しました。軽度の痙攣でしょうか?時々疲れて、頭を置きます。

 産むときは一瞬です。これは人間と同じで、わが子のうち5人を自宅出産したので分かります。長い妊娠期間、陣痛を経ても、生まれるときはアッという間に、この世に出現します。そのエネルギーは凄まじいものがあります。

 人間と違う所は、産んだ後、母親が赤ちゃんを包んでいた卵膜や胎盤、へその緒を食べてしまうことです。
 今回も、産んだ後しばらくして卵膜を舐めまわし、最後には口の中に入れます。食いちぎるという感じではありません。やさしく、少しずつ舐めながら膜を取り去っていきます。そして、最後にへその緒を歯で切ります。

 そのあと、赤ちゃんは「哺乳類」になります。初めて息をするときは、人間と同じように産声を上げます。人間は「オギャー」、犬は「キャン」です。産まれてしばらくは膜の中にいて、胎盤からもらう栄養や水で生きていますが、肺を使った呼吸をした時、僕は「産まれた」と思っています。

お乳をまさぐるあかちゃん.JPG


【第二子。第一子は、産まれた直後、置いていた水の器(親用)に入って、おぼれて亡くなったようです。かわいそうなことをしました。
 第二子は、体が半分くらい乾いていました。そのあと、目が見えなくてもお母さんのぬくもりを求めて、ヨチヨチ歩きで寄って行きました。孵ったばかりのヒヨコも同じです。】

 どのような動物であろうが、出産は感動します。目は見えなくても、母親の乳房を求めてヨタヨタと歩きます。そんな姿を見たら、誰も「幸せになってよ!」と思います。
産んだ親も生まれてきた赤ちゃん共に、純粋です。いつの日かこれが狂ってしまうのは悲しいことです。どこでどのようにして変わるのでしょうか?

 犬の出産・・・自然の営みを直視できたことは、また気持ちを原点に戻してくれました。バンビー、それにお父さんになった同じ番犬の「もんちゃん」、そして赤ちゃんたち。おめでとう!
 ともあれ、我が家にとっては、新しい家族がまた増えました。「皆さん、どうぞよろしくお願いしまーす」と言っているようでした。

2匹.JPG


【第三子の出産は立ち会えましたが、用事で出かけたあと1匹産まれました。写真は第二子と第三子です。結局、おなかには四匹いたことになります。】

 実は、第三子の出産を動画で写すことができたので、紹介しようと思って添付の準備をしましたが、うまくできませんでした。五月二日からのきたなか林間学校で、参加する子どもたちには見せたいと思っています。せっかく「自然の営み」の瞬間と感動を記録できたからです。
posted by 塾長 at 21:17| 環境・生きもの