2021年06月14日

ヒノキ材 第2便到着!

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【現場近くの工事用駐車場に着いたトレーラー。今回は作業場のようにフォークリフトがないのでクレーンで降ろす。したがって、前回のような屋根付きで横に扉が広がる「ウイング型」ではなくクレーンで吊れるるよう幌かけのトレーラーにした。】

現在進行中の現場にヒノキ材の第2便が到着しました。これで40フィート(長さ約12m)のトレーラーで3台分が到着したことになり、あと杉材1台、ヒノキ材1台残っています。

今回は工事現場近くの臨時駐車場に足場材で木材置き場を先行して作っていたので、そちらに一旦降ろし、その後内部に使う材料は別のトレーラーやトラックに分けて屋内作業場に移動することにしました。

今回は玄関柱や破風板、丸桁(がぎょう)や海老虹梁、破風板などの役ものも運ばれてきています。

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【屋根の反りの合わせた破風板も到着。破風板は作業場で製作された原寸図にあわせて曲がったヒノキ材をさがし等級(木表が無節)を考えて製材した7.5m、6m、3.6mもの。】

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【一旦、全部の木材を降ろし、中型トレーラー、3トン車、2トン車に分散して加工する作業場に運んだ。】

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【住宅の外の部分に使う木材も沖縄は日差しが強いので養生した。ブルーシートで閉じ込めるとカビが生えるので下と横は開放。今回の現場で使う木材は約150立方メートル。その1/5の30立方メートルだが、広げるとまるで製材所の木材置き場に見える】

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【同じ6月12日、近くの現場では玄関の階段側壁のコンクリートを打設した。他の基礎はすでに完了。玄関の階段は上から4段まではスラブとして持ち出し、今回の階段は下の地盤から盛り土で作る。従って構造上は別になるのでつなぎ目はエキスパンジョイントで揺れの違いを吸収することにした。】

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【軒瓦の巴(ともえ)に家紋を入れたい、との要望で「金型(かながた)」を作り粘土でできたサンプルが送られてきた。右がお願いした家紋の写真、左がサンプル。上等!一発承認!】


さて、梅雨とはいえ合間の沖縄の日差しは強く、土曜日は1日中外にいたので体力が消耗しました。炎天下にただ立っているだけでも汗がひた走りました。

家では恒例の梅酒や梅干しづくりを家族でしました。今年は我が家の梅の木にはあまり実が付いていないので愛媛県から20s取りました。梅の生きものなので発注するときは「賭け」です。

届いた梅は絶品でした。一個も不良品がありませんでした。しかも大小混みで注文したのに、ほとんどが大玉でした。

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【第10子の心然(2歳)も親の見よう見まねで実についた「へた」を「つまようじ」で取っています。】

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【ちょっと目を離すと案の定「つまみ食い」。はじめての青梅の味は酸っぱかったようです。】

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【梅酒を32リットル分キープ。2年ほど待つことになります。人生、待つことも大事です。おととしの分は全部先週飲み干したので、今日から昨年出来た分をちびちび飲むことにします。
梅干しづくりも同時スタートしました。我が家では梅干しはいくらあっても足りません。昨日の昼食のソーメンのだしにも隠し味で入れました。自分で言っては難ですが、僕の作っただしは家族内では大人気です。】
posted by 塾長 at 07:42| 教育・子育て

2021年05月30日

カエルの合唱・赤い道・・

やっと梅雨らしく毎日雨が続きます。

どこにいたのだろう?雨の降る前と雨が降り出すとカエルが一斉に合唱開始。10数年前、人吉市矢岳町にクローズドシステムの実証のため移転した時も、ものすごいカエルの合唱を聞きました。

夜外に出て「エイッ!」と両足飛び跳ねると、その振動が伝わるのかうるさいくらいのカエルの合唱がピタリと止まり、しばらくしてまた始まるという現象を経験しました。
土を通した一体感が「自然」を感じさせてくれました。

側溝掃除を1週間に1回程度家族でしますが、側溝の中にモクズガニの子どもを見つけました。夕暮れのあと、舞っている蛍も子どもが見付けました。
そんな時、突然の宅急便。中を見るとトウモロコシ。送り主は中村棟梁の奥さん。ご出身の宮崎県西都市はトウモロコシは特産だとは知りませんでした。
さっそく塩湯でゆがいて家族でいただきました。その後もバター焼きやサラダに入れておいしくいただきました。ありがとうございました。
季節を感じる日々が続いています。

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【モクズガニは裏山の石灰岩から湧き出るタチガーの地下水から、北谷町内を流れる白比川、東シナ海を回遊し産卵のため戻ってきます。今度見るときは大きくなっていることでしょう。】

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【季節を感じるのは他にもあります。今年は数回発生しました。「シロアリの大群」。家族は慣れているのですぐに明かりを消します。9時ころになると、どこかに消えていきます。初夏の風物詩です。シロアリは大事な分解者。木造の家以外で活躍してほしいものです】

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【初めて見るトウモロコシに見入る第10子(3男)の心然(しんねん)】

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【トウモロコシパワーのお陰か週末の馬糞運び・堆肥づくりには第3世代の幼児たちが活躍しました。】

さて一方では困った現象も・・・。
このところ車に赤い斑点がいっぱい着くので何でだろう?と思っていました。報道によると「アカギ」の木にヒメヨコバイの仲間である「コロアナ アーキュアータ」が繁殖し、その排泄物が付着しているようです。
なんとなく名前が「コロナ」に似ています。初確認も中国。

アカギは沖縄の街路樹を始め、家庭や公園などに使われている他、県内の至る所に自生しています。「アカギ」はその名の通り、幹が赤い。大木になって、人間には緑陰空間を作ってくれますが、折れやすく落ち葉の掃除は大変です。

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【車に付着した赤い斑点。洗車しても取れません。】

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【妻は通勤用に買った車が汚れるので、アカギの下にシートを張って車を保護しました。見ると周りのスロープは「赤」に染まっています。】

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【「障がいをもった万然(ばんねん)の機能改善を祈って台風で倒木したアカギが再生してきたので「万然の木」と銘打っていますがその周辺の道の一部は赤くなっています。】

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【こいのぼりの周りにもアカギの木はあります。他の緑と異なることが分かります。】

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【裏山のイノシシの広場。中央に育つアカギは「チョコ」の休憩所になりますが、ここも害虫に侵されていました。葉っぱが赤になって落葉します。解決方法は選定するか、薬液注入しかないと言われています。】

仕事の方では大工見習いの次女が作業場で頑張っています。中村棟梁の指導のもと、以外と早めに任されているようです。

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【職場に入ってまだ2ヶ月。徐々に慣れてきたようです。がんばれ!新米大工さん!】

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【宙に浮く心柱を4方45度から支えるヒノキの隅梁。金輪継ぎで長さ11mにして腹を天に向けて心柱を突っ張る。下は棟梁が自ら製作したカンナ。】

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【作業で出たカンナくずやのこくずは現場近くの酪農家(乳牛飼育)に引き取ってもらう。酪農家は牛の糞尿に混ぜて堆肥を作る。建設行為がリサイクルにも貢献できる。】

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【空にはオスプレイ。最近は低空飛行が多い。これも中国の侵攻の対抗手段のひとつか?アメリカはかつての敵、今は友。コロナ渦でも日本の防衛に寄与するオスプレイに向かって軒先のベランダから手を合わせて感謝している。】

毎日、家族間の会話は限りなく続きます。なんで中学校のプール授業が男女混合になったのだろう?日本一の感染率となった沖縄県のコロナ対策の乏しさ、小児虐待や少年犯罪・・。

それでも他国に比べて戦争が少ない(大きな外国との戦争は先の大東亜戦争くらい、あとは内戦)日本。なぜだろうと考えると変化のある四季、島国、天皇の存在などで穏やかな国民生活が永く保たれたからだろうと思います。

そして身近にある「日本の豊かな自然」と「自然との共生」、忘れたころに発生する「自然災害」によって心が洗われるかだと思います。日本人の心の原点に戻るから、安定した社会で文化が育つのだろうと思っています。ただ最近は自然支配、自然との隔離、身勝手な人間中心主義が横行していますが・・・。

追伸

普段の土日は部活や仕事などで2〜3人抜けますが、今日は珍しく在沖の家族11名全員が揃いました。そこで懸案の車の赤色斑点の汚れを取ることにしました。用意したのは「スコッチブライトスポンジ」。

これまで洗車場を使ったり、タワシ、洗剤などで洗ってみましたが、アカギに来る「コロアナ アーキュアータ」という虫の排泄物は車にへばりついて取れませんでした。

今朝、全員でこのきめの細かいスポンジで手洗いしたら取れました。現在この上にワックスがけを施しています。どうなることか?しかしとりあえず無数の赤い斑点は消えましたので、参考までにお知らせいたします。

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posted by 塾長 at 05:11| 教育・子育て

2021年04月15日

日本人のDNA

どうも日本人のDNAは、欧米や中国とは相当違うように感じています。

我が家にはTVはありませんが、インターネットはつながっているので、多感期の子どもたちは時々映画も見たいらしく、洋画やアニメ、邦画などをみんなで選択してみることもあります。映画は1週間1回くらい、アニメは幼稚園に通う4歳児と2歳児がたまに見ますが、仕事でパソコンを使うときは仕事が優先するので中断します。

10日の土曜日に隔週週休2日で休みが取れた次女の亜和(あや)が型枠を入れ鉄筋を配して土間のコンクリートを打設しました。敷地内のスロープの周りは段差が激しい山の形をしているので、地形を変えずに打設するのは至難の業です。
しかも朝準備を始めて、午後4時から打設するという強行スケジュール。しかし家族の力で所期も目的を達成し、次の日から縦列駐車せずに、スロープ内ですれ違いのできる駐車場ができました。

また2頭分の犬小屋スペースもできたので、郵便屋さんをはじめ、来客の方々と犬の距離が少し離れたので犬の圧迫感は減ったかな、と思います。同時に毎朝草刈りや餌あげに使っているボンゴバンの駐車スペースの前も片づけたので、縦列ではありますがここにも軽乗用車1台は置けるようになりました。

さて、最近富に思うのは、日本人のDNAです。永い歴史を持つ国はたくさんありますが、中国のように全体では長い歴史に見えても前王朝が滅ぶと、次の王朝はそれまでの王朝の考えや歴史的建造物などを排除します。
日本はその点、権力者が変わっても天皇がおられるおかげでおだやかに国民は暮らせたように思います。永い歴史の中で日本人としての心の美学や恥の文化、自然との共生など今の生活にもつながっています。

一方、たまに見るインターネット配信の映画やTVドラマのうち、西洋のものは体を露出したり抱擁するシーンが多く、とても子どもには見せられません。西洋の映画などはアクションものやSF、自然の脅威などが多く、日本製は心に訴えるものが多いように思います。

とはいえ、ほかの圧倒的多数の家族はTVのドラマやバラエティー番組を見ています。どうしてもTVで使われる汚い言葉や荒っぽい言葉を覚えてきます。
我が家では親子ともに重要な要件を伝えるときは「敬語」です。
島国で四季のある日本の気候風土は多くの日本独自の文化を作りました。現在、永い歴史の中で洗練された伝統建築の技術や文化を残そうとしていますが、本当はその文化に宿る日本人の心を継承したいと考えています。

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【現在の仕事は伝統構法による住まいづくり。中村棟梁と綿密な打ち合わせと原寸場の風景。奥に見えるのは長さ9Mの宙に浮く心柱用のヒノキ材】

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【一方、木造の躯体を受ける基礎も同時進行。複雑で巨大な基礎ができつつあります。】

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【ヒノキの第1便(熊本)4月17日着予定。このあとヒノキはトレーラーに2台、スギ材はあと1台着く予定。】

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【駐車場土間の土間コン打設状況と完成。合間に焼き芋ができたのでひと休みしました。】
posted by 塾長 at 07:26| 教育・子育て

2021年04月06日

参考書

以前は施工と設計と半々でしたが、設計業務が中心の人生になりました。
もともと設計という仕事は好きではありません。
設計・施工が30年、設計だけが20年です。

思いを図面で表すのは夢があって良さそうですが、面倒だし法律もたくさんかかって来るうえ、責任重大。いいときはいいですが、失敗があれば永遠に問われます。

最近はCAD化しているので詳細に描けます。しかし、手書きの図面は拡大や縮小はできません。シャープペンシルで100分の1や200分の1でかく場合、目が痛くなります。

昔のかなばかり図は20分の1と決まっていました。今はA3判が標準なので自ずと30分の1で描かざるを得ません。そうなると格子の間隔などを描くときは大変です。

一番困るのは、施工者の人たちが「寸法が明示していなかったので、スケールアップしました。」と言うことです。いやいや大体で描いた図面。「三角スケールで当たらないで・・・」と思います。

そこで言うのは「あれは『参考書』ですから・・。教科書ではありません。」

設計者を信用してもらうのはありがたいのですが、私などは「感覚」で描いているので寸法は合いません。大事な寸法は押さえて表示しますが、そのほかは「適当」です。

設計に限らず最近の人は、依存心が強すぎるように感じます。教科書的な指導を求めて動くので、新しい発想が少ないような気がします。だから私は「図面は参考書!」と言うのです。

その考えは人生にも生かされています。いろんな新聞、雑誌、伝記などを読みますが、いずれも「参考書」。従って宗教も信じていません。仏教もキリスト教も私にとっては参考書です。
参考書なので絶対ではなく、あくまでも「参考」です。

参考にしながら自分の考えで実行していく・・というのが私のスタイルです。

今日は「私の人生観」の一端をお示ししました。

もう「春」を実感します。
家の周りには花が咲き始めました。

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【長女の依奈(えな)が久しぶりに帰郷しました。現在、千葉大学の教育学部に在籍しています。介護とパン屋さんのアルバイトをしながら自立した学生生活をしています。2泊3日の短い里帰りでしたが、草刈りでは有機キャベツから羽化した無数のモンシロチョウを妹(第九子)の「わかみこ」を抱っこして見ていました。】

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【平成の名水百選のひとつ・タチが-近くの「オクラレルカ」の花が咲きました。毎年、入学式のころ咲きます。名前で言えば「卒業式」の時期の方がぴったりと思いますが、意味が違いそうです。】

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【敷地内のハマユウ】

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【敷地の一角に今年も咲いた「アマリリス」。那覇の現場の向かいの方からいただいた球根が場所を変えて開花しています。】

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【水車小屋の下の池。インパチェンスの花の上で羽化したシオカラトンボ。まだ「殻」が残っています。池には金魚が泳いでいます。】

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【車の模型に熱中する第10子(2歳)の心然(しんねん)。理系の彼は胸が厚く、腕力もあります。そして意外に「柔軟」です。】

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【草刈りを終えて湧き水に頭を打たれている心然。どんな大人になるのでしょうか?】
posted by 塾長 at 06:17| 教育・子育て

2021年03月27日

日本の再構築

日本の精神はどこまで失われていくのか?最近、恐ろしく思えてきました。

グローバリズムの名のもと、規格化されていく部品やシステム。快適・便利・安全が豊かさの指標として定着。その裏で唯物主義が横行し、食物も動物も果ては人間まで「モノ化」。機能が低下すればお払い箱という、最悪の価値観がはびこっています。

昨日、現場のコンクリート打設を終えて木材置き場を探しに近くを回りました。そのとき30頭の乳牛のいる小屋を発見。ついつい生きもの仲間の癖で話し込んでしまいました。

700キログラムほどある大きなホルスタインがずらりと並んでいました。機械で搾乳してタンクにためそれを牛乳メーカに売るそうです。生まれたばかりの和牛の子が1頭いましたが、この子牛には人工の乳を飲ませるそうです。人間が牛の乳を飲み、子牛は人工乳。乳がでなくなったら「肉」として「出荷」される・・・。

ニワトリも同じ運命。命の操作を人間がして、果ては無理矢理殺されて人間の食になっても食べ残しで生かされもせずこの世を去って行く命が無数にいることを思うと、生きものに感謝して慎ましく生きること日本人の考え方に戻る必要性を感じます。
「いただきます。」や「ごちそうさまでした」と言葉は飛び交いますが、どこまで心に浸透しているかは疑問です。

なぜそう思うかというと、あまりにも人権を無視した事件が多いからです。子どもの虐待やいじめ・・。スポーツはアメリカ辺りでは盛んですが、はたして日本にプロスポーツはなじむのか?

けがや故障など関係なく成績を数字で表し、金額にあう活躍をしなければ問答無用で切ります。同じような実力主義は職場環境でもあり、推薦入学など教育環境でもみられます。行き過ぎると先日沖縄の高校生が自殺したような事件に発展します。こんな話は日本国中に蔓延していて、家庭環境でもお金を稼げなくなった世帯主は施設へ送られていきます。
なんともおぞましい光景です。

男女同権は当然ですが、女の権利を求めすぎると権利に対する義務が生じ、自分の首を絞めることにもなり兼ねません。男女同権ですがそれぞれ能力と役割があります。
男には乳は出ません。3歳までは母親と暮らすのが一番自然です。女性の社会進出を促すのは結構ですが、母親が社会に出ると子育てがおろそかになります。
私は父親を早くに亡くしたので母親が外で仕事をしました。母親だけで育っても背中を見て育つので支障はありませんが、母親は経済的にも精神的にも負担が大きくなります。
両親がそろっている家庭ではなるべく幼少のころは子どもと一緒に暮らして欲しいと思うし、経済的に苦しくなるなら、直接親に手当を出してもらいたいものです。
現在の児童手当は校納金などで吹っ飛んでしまっています。

住宅づくりを見ても、面倒な保守の必要がないメンテナンスフリーがはびこっています。一度建てたら何もしないでいい家です。
そうなることで日本の文化が失われいきます。家づくりは子育てといっしょです。手を入れ続けることが重要で、ほったらかしにしていいわけがありません。そして機能が衰えても最後まで住み続ける、子育てで言えば大人になって親が稼げなくなっても施設に入れるのではなく家で一緒に暮らす・・。というのが、本来の日本人の考え方ではなかったのでしょうか。
今は施設に入れることが当たり前のようになりましたが、以前は老人ホームに入ることは悲しい人生の末路と思われていました。

若いうちは大きなことを言いますが、どなたも年には勝てません。年寄りを粗大ゴミのように思うのは勝手ですが、間違いなくそんなことを言う人も「粗大ゴミ」と呼ばれることになります。

拝金主義、勝利主義、唯物主義から脱却して、謙虚に慎ましく日本人らしく生きていきたいものです。

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【4月1日から伝統木造の大工見習いとしてスタートする次女の亜和(あや)が、半日で「はしご階段」を作りました。ノコもノミも普段から使い慣れているので現場でも無理なくなじむのではないかと思っています。目つきが「大工見習い」のバージョンになってきました。】

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【警視庁の刑事を目指して1次試験も通過した亜和でしたが、急きょ「伝統建築の大工」に方向転換。見習いとして終業する身になりますが、昔の徒弟制度ではなく車で作業場、現場に通うことになりました。そこで自家用車が必要と言うことになり、中古車を探しに出かけました。以前今使っている「ノア」を購入したお店に行き、即決して買った車です。普通自動車免許は21日間のスピード取得でした。事故を起こさないよう、新調に運転してもらいたいと願っています。】

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【昨日、地中梁のコンクリートを打設しました。根切り深さも鉄筋量も普通の木造の何倍もある基礎です。一番の違いはコンクリートがフライアッシュコンクリートというところです。最終の圧縮強度は37N。通常の約2倍で、かつ鉄筋がさびにくく、長期にわたって強度が発現します。】

いよいよ棟梁が宮崎から30日に来沖します。ますます忙しくなるばかりですが、一方で「さい帯血による再生医療」のきょうだい間の臨床研究の実施拡大にについても動き始めました。
機会あるごとにご報告いたします。
posted by 塾長 at 20:34| 教育・子育て

2021年03月10日

木材最前線!

7(日)と8日(月)の両日で、沖縄→鹿児島→宮崎→熊本(泊)、熊本→宮崎→福岡→沖縄と木材の最前線を回ってきました。分刻みの強行スケジュールでした。(ちょっと疲れました・・・)

第一印象はこの20年くらいで木材に対する価値観や流通が大きく変わってきたと感じました。材木店や木材市場、製材所等を回りましたが、残念ながら木造が増えても、木の文化はすたれたと実感しました。

銘木店に行ったら久しぶり年代物の銘木と出会いました。言葉では言い表せないほど立派な木が立ち並んでいて圧巻でした。昔は床の間や玄関には所々に銘木といわれる木を使ったものです。
しかし今は、ベニヤに薄くスライスした板や木目をラミネートした紙を貼ったりした「建材」が主流です。一生に一度の住宅造りには、せめて一つくらいは本物の木を使ってもらいたいものです。

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【床柱】

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【天井板】

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【何十年も置いて乾燥した銘木類】

製材所や木材市場も回りました。ここで見たのは木材流通の現状でした。木材はたくさんありましたが、原木市場では直材の丸太ばかり。理由を聞くと案の定、曲がった丸太は需要がないのでそもそも市場には出てこないとのこと。つまり出しても売れない・・・。
なぜそうなったのか!どうも住宅会社の台頭とプレカットの普及のようです。かつては曲がった木を求めて適材適所に使ったものです。
曲がった木は機械加工には不適なので、山に置いてくるか、チップにして紙になるそうです。なんということでしょうか?
育った環境でできた曲がり(癖)を大工さんは見極めて無駄なく活かしていました。残念ながらその度量も技術も今はすたれてしまったようです。

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【直材ばかりの土場】

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【大きなクスもでていましたが、この先どこに活かされるのか心配になりました】

現代の住宅は既製品のオンパレード。設計する建築士も既製品のカタログを車にいっぱい積んだ「カタログ建築士」が多く、できあがった住まいはまるで「プラモデルのような家」です。
家の一部が損傷すると「修理」するのではなく、「部品」を交換します。自動車のような消耗品と化しました。

そこには木の「文化」は育たないし、「文化」自体がありません。

最後に木製建具屋さんに寄りました。後継者不足や需要が減ったことで、木製建具屋さんが減ってしまいました。障子や襖、畳など日本の住宅には必ずありました。
しかし、西洋化した住まいから木や紙の建具が消えていきました。やっと見つけた建具屋さん。障子の組子は熊本当たりでは「杉」が一般的ですが、ここは「ヒノキ」でした。すばらしい!
是非、今度設計した家で完成品を見てみたいものです。

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【ヒノキの障子の組子】

何年間も倉庫に置かれている木材が、出番を待っている感じでした。私たちが使わなければ、またさらに何十年も倉庫に積まれたままになります。人間の都合で植林された杉やヒノキ。銘木と言われる大木や木目のきれいな雑木たち。彼らを活かすのは私たち建築の設計者や施工者です。
しかしそれ以上に、木の文化に気づき、楽しもうとする建て主の価値観が不可欠です。

数千年の歴史をもつ日本の住まいの原点は木の家です。長い歴史の中で技術や文化が醸成されてきました。森林国・ニッポンに育まれた木の文化を後世につなぐため、今度の住まいはその原動力になると信じています。
posted by 塾長 at 16:46| 教育・子育て

2021年02月27日

日本文化の崩壊阻止!

今日の沖縄地方の気温は24℃。九州とは約10℃、北海道とは約20℃違います。東西南北に長い日本の国土では植生や生態系、文化も異なるのが当然でしょう。

しかし、全体的には長い歴史の中で生まれ育った日本の文化が共通して存在します。互譲互助の精神や勤勉・勤労、慎ましい暮らしなどなど。

ただ今回、いつもお願いしていた熊本県内の製材所や大工さん、建具屋さんたちが球磨川の氾濫で被災や被災者の支援のため、おいでいただけなくなりました。
今月から始まった木造の社宅工事も急きょ、代わりの方々を探すことから始まりました。

そこでそれぞれの職種について手探りで探すことになりました。見知らぬ方々につてを頼って連絡して一定の確保はできました。ところがそこで知ったのは「日本文化が崩壊寸前」ということです。

文化といっても広いのでここでは住文化に限りますが、まず木材調達。兆候は知っていましたが、現在は機械で木材を加工するプレカットが90%を超す勢いのため、製材も直材が好まれ、曲がった木は山から出しても売れないので山に置くか、チップになっているという現実。
私の設計は曲がった木が前提で、育った環境でできた木の癖を生かそうという狙いがあります。ところがどこの製材所に連絡してもほとんどなく、素材市場にも出ていないとのことです。

西岡常一棟梁が言っていた「木の癖を生かして・・・」という価値観はもう教科書の中だけなのか、と思ってしまいます。

同様に木製建具もベニヤの張り合わせばかり。障子の組子も加工できない建具屋さんがあります。問題はほかにも・・・。家の形を作る大工さん。
「大工」は名ばかりで、小さな増改築工事でも、墨付け・手刻みができない・・・プレカットの影響でしょう。

製材所の人が言っていました。「流し台より全木材の金額が少ない時がある」。つまり快適・便利な住宅機器にはお金をかけるが、木造住宅の骨組みには無関心・・というわけです。

仕事をしようとして需要がない、売れない、先が見えない・・・。これらの業種の方々で共通するのは「後継者もいない」という言葉です。結論は「もう私の代でやめます。」「この仕事で終わりにします。」

日本の住文化の崩壊が始まっています。

原因は多々あるようです。私のような設計者や施工者の努力不足、規格化された住宅メーカーの台頭、国の職人を育てない方針など。

もっとも重要なことは日本人の価値観の移り変わりだと思います。
作る時もできた後も面倒なことはしない、自然の脅威に対しては対決・服従の姿勢、なによりも精神論より物質主義、科学力への極度の依存、個人主義(自己中心主義)などの西洋思想の定着だろうと考えます。

日本人は江戸の昔から雨戸に油を塗った紙貼りの明かり障子で風雨から身を守りました。素材は地元、もしくは国内の木材や草、土を使った簡素な家でした。つまり閉鎖型で自立できていました。今は国際化の名のもとに多国籍というか無国籍の部材を快適な暮らしをするために多用します。少量多品種の家づくりでは産廃がどんどん増えます。
他国依存のオープンシステム。だから貿易ができなくなったらOUT。不安定な社会です。
自立型の社会はあるもので暮らすので質素ですが安定で継続できます。

どうもこの辺りが政治家も学者にも見えていないようで、何十年たっても目先の政策や批判で終始しているようです。

世界でも注目されている日本文化。伝統構法の大工を志望した次女。がんばって日本一の大工さんになって欲しいと願っています。

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【畳の部屋がないから「正座」をしない。無垢(むく)の木を使わないから拭き掃除をしない。我が家は畳か板張りです。小学1年生と4歳児が拭き掃除をしています。】

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【地主がわからない隣地の木が、ヒカリ回線に当たって切れそうなので、休みの日に枝打ちをしました。一番下の細い線が「パソコン」につながるヒカリ回線。掛かっている枝が高いので軽ワゴンの天井に乗って作業。最後はツルが残ったので長男が伐採時出た枝で「打ち落とす」。みんな家族の力です。】

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【2月21日は第8子、小学1年生になった「こだまこ」の7歳の誕生日。この子も自宅出産でした。家族が多いので「寄せ書き」が「様になる」。家族で作ったケーキと料理。「7」の数字がケーキにもちらし寿司にも見えます。】

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【4面加工されたヒノキの心柱になるヒノキの丸太。宮崎県西都市の棟梁の作業場に運ばれた。これを八角形に仕上げるのは棟梁。数か月は乾燥期間です。】

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【一方、現場ではショベルカーが入って根切り開始。いわゆる着工です。昼休みになったのでその合間にショベルカーの運転席に許可をもらって乗せてあげました。なんたって、♪「はたらく車」(大きな石でもラクラクショベルカー♪)を丸覚えできる子どもたちで、特に第10子の「心然(しんねん)」はお風呂に模型の車を持って行って、洗ってあげるほど車好き。本物を実感してもらいたいとの思いです。】
posted by 塾長 at 20:00| 教育・子育て

2021年02月13日

大人のいじめ

森元首相が東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞されました。連日のマスコミや野党をはじめ、多くのスポーツアスリート、にわかコメンター、与党の一部から袋だたきにあっていました。

今はコロナ禍、残された時間もない時期に辞職まで迫る追い込みが必要だったのか?発言の全体を見てみると、女性蔑視と決めつけるのは早計だと思うし、的を射ていないと思います。

発言の一部を切り取り、大騒動にしてしまう今の風潮に疑問を持っています。本人も発言を取り消し謝罪もしているのに、辞任まで追い詰め、果てはかばおうとした菅政権までたたきます。

もうこれは「おとなのいじめ」。人権擁護をかざす人間が過去の事案まで持ち出してとことん追い詰める姿は「いじめ」です。

人権を言うなら来年開催予定の北京冬季五輪の開催地の中国をターゲットにすべきです。

新疆ウイグル地区での女性への性的暴行や大規模な避妊手術など、森さんの発言などとは比較になりません。
森さんの発言で誰か直接被害に遭った人がいるのでしょうか?中国では人権無視で大量虐殺されています。香港やチベットでの人権問題もあります。
次期開催国の中国はスルーして、実害のない発言の切り貼りで大事な時期の組織委員会の会長を追い込むとは、まったく、今の日本はどうなっているのでしょうか?五輪憲章まで持ち出すくらいなら、その憲章にそぐわない次期開催国の人権のあり方を批判し、参加ボイコットする議論の方が重要だと思います。

さて、怒りはこのくらいにして最近の家族の動きを報告します。

2月10日、令和2年度「北中城村教育の日」式典(村教委主催)で第6子の「こはづき」(小学6年)が科学部門でひとり、表彰を受けました。後藤家に限ると長女以下6人全員が表彰を受けたことになります。ありがたいことです。
これを励みに、また頑張って欲しいと思っています。

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【周りは金賞ばかり。本人は県で佳作でしたが、中部地区では金賞、金賞、銀賞、銀賞と続き、県でも優秀賞や優良賞を受賞しているので、長期にわたっての自由研究での評価があったのかもしれません。なお、テーマは毎年違っていて、今年度は児童会役員でがんばった成果も加わっているかもしれません。】

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【その「こはづき」も毎朝6時から裏山の道路掃除をします。もう春分も党に過ぎたのに、夜明けは遅い。まるで「炭鉱夫」のように頭から光を当てて掃除します。先日、敷地内でヘビと遭遇。冬眠しない沖縄のヘビたちと遭遇するのはしょっちゅうです。ただ、ハブを含めたヘビたちはネズミを捕ってくれるので、我が家では重宝されています。】

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【掃除やエサ上げ、側溝掃除などの作業中に野生の生きものと出会うこともあります。1昨日は側溝のマスの中にテナガエビの親子、昨日はモクズガニの子どもたち。湧水地から流れ出る清流と落ち葉。野生動物たちにとっては貴重な自然環境課もしれません。】

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【旧正月を迎えるころ開花する「カンヒさくら」。我が家の敷地には2本しかありませんが、今年も咲いてくれました。】

来週月曜日は、その週から基礎を着工する伝統的な木造構法で建てる住まいの中村大工棟梁が、建て主に会うために来沖します。今回は沖縄で墨付け・切り込みする予定なので、楽しみです。現実には4月から大工さんの手作業がはじまります。

日本人の文化があれば、日本的な人間が育つ。そう確信しています。日本人は寛容な精神をもち、相手を追い詰めるようなことはしません。礼儀正しく、慎ましい暮らしぶりを美徳とします。

これからも消えゆきそうな日本文化ではありますが、まともな日本に還ることを念じて日本文化を住まいに注入していきます。

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【80坪を超える住まいの中心に浮く360角の心柱に使う予定のヒノキの丸太(直径42センチ、長さ9m)熊本・肥後木市場(右から3本目)。写真提供:都城市・川口木材。落札:八代市、白島木材さん】
posted by 塾長 at 19:24| 教育・子育て

2021年02月08日

世界一厚い床材!

日本の住宅には世界一がたくさんあります。

4日に入れ替えた「畳」もそのうちのひとつ。厚さ60oもある床材は世界一。しかも互換性があります。畳は表と床(とこ)があり、経年で傷めばまずは表を裏返し、その次は表替え、床が沈んでくれば新調、という具合で3段階ごとに改装できて気持ちが新鮮になります。
板や石には畳より厚いものもありますが、交換が簡単にはできません。

今回は全部入れ替えの「新調」。畳表は「沖縄ビーグ」。私は熊本出身なので畳表になる「い草」は身近にありました。熊本は八代市を中心にした「い草」生産は日本一。沖縄に来て「沖縄ビーグ」の存在を知りましたが、熊本産より繊維が太く摩耗に強いとされます。

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【我が家の食堂兼茶の間兼応接間兼万然(障がい児)の休息場。わずか3畳しかありませんが、現在11人の家族の中心。だから一番畳も痛みます。敷かれたと同時に第9子の「わかみこ」と第10子の「心然(しんねん)」は入れ替わった沖縄の畳に寝っ転がりました。】

「パン!」と張られた畳表は気持ちが良く、畳独特のいい香りがなんともいえません。皇室の世代わりの式典・大嘗祭(だいじょうさい)でも床と壁は「い草」です。「い草」は空気を浄化する機能があるからでしょうか、国の最も神聖なところに使われています。大嘗祭では天井は茅葺きなので、どちらかといえば簡素な空間、自然の草の中で重要な引き継ぎをするという日本的な考えの一端を担っているように思います。

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【畳には火鉢が似合います。我が家の暖房は新築当初より火鉢です。伝統的な木の家に「い草」、木炭の赤い火・・・。】

住まいに畳があると暮らしのなかでは「正座」が基本になります。つまり、住まいと暮らしぶりはセット。家族はここで食事をしますが、みんな正座です。

畳屋さんの話だと、かつて9軒ほどあった「ビーグ」農家は今3軒。そのうち専業は1軒といいます。中心の産地である「うるま市」の市営団地の建設時、入居予定者が「畳はいやだ!」と市役所に要望があったので畳なしの団地で設計されましたが、さすがに県内の主要畳表の産地の農家が市に陳情してひと部屋は畳になったと聞きました。ちなみに我が家には35枚の畳が使われています。

設計者も行政も入居者の要望だけでなく、地元産業のことも頭に入れて欲しいと思います。我が家では毎日、朝夕は子どもたちで掃き掃除・拭き掃除をします。洗濯物は洗濯機に放り投げることなどせず、洗濯かごに2歳以上の11人全員たたんで置きます。制服や外出着のアイロンがけは、中学生になると全員がこの3畳の間で交代でします。

世界一軽い建具:障子で仕切られた空間の住まいの技術は世界一。畳屋さんも他の日本文化を継承する業種と同じように需要低下と後継者不足で前途多難のようです。

日本の建築文化の衰退に呼応するように、日本的な生活文化がすたれ、個人主義の西洋化が蔓延しています。

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【公共の場所の手入れは、日本人のもつ公徳心の表れ。小さいときからのしつけや体験で身につくのではないかと考えて毎朝、掃除と除草、水掛けなどを家の周辺で行っています。】

最近のニュースをみると、「揚げ足取り」が後を絶ちません。無責任な批判や中傷を毎日みかけますが、アメリカ並みのスキャンダル合戦に思えてなりません。

これまでも今も、実行する側、執行側にいる立場でいえば、「文句があるならやってみろ!」と言いたいところです。なぜなら、実際当事者になればさまざまな問題や利害を超えて実践せざるを得ないことが多すぎるからです。
マスコミも権力者にものを言うことは大切ですが、是々非々で良いことはもっと報道するべきでしょう。弱者の味方を装って国民を誘導したり、個人を攻撃するのは謹んで欲しいと思います。

では、また・・・。
posted by 塾長 at 05:16| 教育・子育て

2021年02月02日

「ゲストティーチャー」

今日は子ども10人のうち二人(中3、中1)が通う北中城中学校の国語の授業に「ゲストティーチャー」の講師として出かけました。
(お陰様で今年の4月から第9子の「わかみこ」が北中城幼稚園に2年間通うことになりました。11月から10年ぶり妻が仕事に復帰するからです。従いまして、幼稚園1、小学校2(うち1人は特別支援学校)、中学校2、高校2(長男の朴然(ぼくねん)は三女と同じ球陽高校理数科に推薦入学(内定済み)、大学1(千葉大)、社会人1、在宅保育1となります。伝統構法大工見習いの次女は今月から自動車学校へ短期通学の予定)

対象は中学2年生でコロナの影響があってクラス別(36人)で行われ、2年3組(2時限目)と2年1組(6時限目)でした。

国語の教科書に登場する故・西岡常一棟梁とサグラダファミリア教会の彫刻家の一人、外尾悦郎氏の「達人のことば」の一環として呼ばれました。どうも3年前、北中城小学校(小3〜小6対象の一斉授業)で「宙に浮く心柱」と「厚さ6ミクロンのカンナ削り」の体験授業を覚えていた当時の児童が推薦したようです。

私は達人ではありませんが、呼ばれた以上はそれなりの授業をしたいと思い、現在、積算の業務を抱えて忙しくしていますが、「日本再生の原動力「伝統文化」」と題して話しました。

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【ゲストティーチャーでの授業風景。沖縄も木造は増えたが、ほとんどは木の癖を無視して機械製材された木材を使い、釘や金物で強制的に打ち付けられている現状を説明中。「現在のほとんどの住宅建築には、木の性格を活かして適材適所に使う、としてきた日本独自の文化(技術と心遣い)が残されているとはとても言えない・・・」】

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【日本建築の伝統文化のひとつは循環文化。その象徴として伊勢神宮の式年遷宮を説明中。土から生まれ土に戻る自然素材を(木・土・草など)ゆるやかに循環させる思想と技術、森さえも更新しようとする壮大な考え方も紹介した。】

現代社会は理不尽事件やハレンチな事件で多くの犯罪被害者が出ています。その原因の一端が自然を排除した気密な住まいにもあると考え、日本の伝統的な住まいの具体例をあげて話しました。

国語の授業と聞いたので徒然草(吉田兼好)や方丈記(鴨長明)の一節、三島由紀夫氏の論文の一部も取り入れました。また縄文の家づくりから沖縄の住まいの歴史も簡単に振り返り、自然とともにあった昔は争いごとがなかった話もパワーポイントを使って振り返りました。

そこでは自然の豊かな日本では質素で慎ましく暮らすことを美徳としたことや、法隆寺など柔構造が最新技術として東京スカイツリーや明石海峡大橋に使われていることを説明しました。
強調したのは、戦後の日本で主流になった快適・便利の一方で人心の荒廃が起きていることです。人間中心の身勝手な振る舞いが高じて事件に至る経緯や経済性や合理性を優先し機械力で木の性格を押し殺す無文化の家づくりの具体例を示しました。

根っこには西洋の自然対決の考えがあります。自然との親和性に優れた日本では自然を敵対視せず、自然を取り込みながらかかる自然力を「逃がす、よける、避ける」技術が進化しました。これが「伝統文化」として今に残っています。

建築の世界から社会をみるとても丁度50年前になくなった三島由紀夫の「日本はなくなっていて、その代わりに、無機質な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目のない、或る経済的大国が極東の一部に残るのであろう。」という論文の一節がそのまま当てはまることも話しました。

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【授業の半分は質疑応答。現実は講演の方が長くなってしまったが、残る時間を活かして答えた。事前に質問事項を聞いていたので、全部書面で返してはおいたが、それでも鋭い質問や意外な質問があった。
例えば、「やりがいは何か?」「失敗した例」「予算」「仕事上大切なこと」「美学とは」などなど。】

見かけは日本人だが、中身がない、なんとか数千年の日本人のDNAでしのいではいるが、空虚な現在の日本社会はそのうち内部から崩壊してしまうのではないかと心配をしています。

現に講演中にひとりの中学生が退席しました。これまで数ある講演での途中退席は初めてです。国語の担任の担任や教頭、校長先生がいる前で、です。その場で「失礼ではないか!」と言いましたが、あとで先生方にきくと通常は授業にも参加しないときが多く、今回はいつもの3倍(の時間)は席に着いていた・・・と聞きました。

授業(講演)主旨が顕在化した感じです。これは個人的な話ではありません。今の日本社会を象徴しています。勝手気まま、わずかの時間もじっとできない・・・。自由すぎて自己中心がまかり通る社会にしたのは私たちの責任でもあります。
もういくところまでいって、多くの難題を解決できないところまでこないと人間、とくに日本人はわからないことを私は知っています。そろそろ日本の弱体化を目的とした現憲法の改正を本気で考える時期に来ていることを実感しました。

しかし、圧倒的多数の子どもたちは熱心に聞き入ってくれました。2回目の講演(授業)は6時限ということもあって話終えた後も持参した木組みの周りに寄ってきて触ったり外したりして興味深く日本の長い伝統の中から生まれた木造技術を間近で感じ取ったようです。

最後の挨拶で「(伝統構法に携わる)大工さんや設計者はすばらしい!」と言ってくれた代表の生徒とは禁止されている握手をしてしまいました。

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【クラスの代表あつさつのあと嬉しさのあまり握手してしまいました。】

今の世の中の価値観に流されず、日本の長い歴史に育まれた文化を大事にして健全な社会を築いて欲しいと願いました。

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【圧倒的多数は熱心に学校の先生以外の講師の話に耳を傾けました。授業終了後も持参したマス組を手に取りとったり外したりして興味を示してくれました。この中のひとりでも現在の社会に疑問を感じ、日本人の遺伝子を後世に引き継ぎ、質素で慎ましくも安心して暮らせる社会に貢献してもらいたいと思いました。実はこの後、多くの生徒から握手を求められ、紙資料へのサインまでせがまれたので喜んで応じたことを付け加えます。】
posted by 塾長 at 02:02| 教育・子育て

2021年01月19日

棟梁依頼の旅

1月16日と17日、宮崎県西都市に次期住宅建設の棟梁を探しに出かけました。ほとんどの住宅がプレカットに移行した今、伝統構法で墨付け、刻みができる大工棟梁は希少です。

自分の知り合いや友人・知人の伝手で4か月まえから探し始めましたが、それぞれ諸般の理由で合意には達しませんでした。
そこで最後に熊本の建築士会、川尻のまちづくりで知っていた古川保さんに思い切って電話しました。この方は、現在の住まいづくりに疑問を覚え独自の考えで設計をしています。

出来上がった図面や類似構法の写真等を送り返事を待ったところ、宮崎県内に当たりをつけている、というメールが入りました。結構早い時期でした。直接電話連絡したところ、意外や意外、「ぜひやりたい!」とのこと。

この機を逃してはならないと、さっそくご本人に会う約束をして出かけた次第です。

まだ40代という中村 健棟梁。明治5年建築という古い家に住んでいて、庭の一角を作業場にしていました。
作業場にはリフトやオビノコなどがありました。重ほぞなどのつくりには帯ノコが必要とのことでした。住まいに案内されると、自分で作った五右衛門風呂や羽釜の乗った窯(かま)、箱階段などに遭遇しました。
納屋の木組みを見て、「四角のコミセン」がきちんとはまっていたので、「これは大丈夫」と太鼓判を押しました。

もとは自動車整備工場に勤めていた変わり種。しかし、伝統構法の日本建築に出会い、その後はその道に没頭したようです。

4月から沖縄にトラックごと移動し、作業場に運び込む木材と同居しながら墨付け、切り込みを行い、完成までそこに住み続けるという方法を提案されました。まじめな方で酒・たばこはやらない、作業場に居を求めるのは夜中、墨付けに間違いがあったら即、修正できるから・・・という理由だそうです。いかに真面目で責任感が高いか伺い知ることができました。

ずっと懸案事項だった「大工棟梁」の確保。伝統的な木造住宅の中心的存在になる大工棟梁。技術力や経験、人柄などが求められます。それと「やる気」。最後の「やる気」を大いに感じたので、お願いしました。
快諾を受けて夜は留守を預かる奥様にも会わせていただきました。
奥様は棟梁の気持ちををよくわかった方で、「主人は好きなことをするときが一番輝いている。どうぞ沖縄で頑張ってください!」とおっしゃいました。

この話し合いの時棟梁が「できれば弟子がいればいいけどなぁ・・。」と言われました。沖縄での応援部隊は4〜5名の大工さんが声を上げています。ありがたい話です。しかしみなさん、最近の主流であるプレカットの仕事ばかりで墨付けや切込みの経験がほとんどありません。

昨晩、こんな話をしていたとき、進路で迷っている次女に「ホントは何が合うと思っているの?」と聞いたら「私、伝統構法のできる大工さんの見習いになろうかな?」と言い出しました。次女は警視庁や皇宮警察の1次試験に通っています。真意を聞くと、大きな組織の歯車で働くのが本当に自分に合っているのか疑問があり、日本の伝統文化を残す仕事のほうにも関心がある・・などと答えました。

何の保証もない大工の世界は厳しいことは説明しましたが、それでも「やってみたい!」というので一日置きました。今日改めて聞いたらあきらめるどころか、ますますやる気が出ていました。
本人にとっては進路に対する大きな方向転換です。

私が描いた設計に棟梁の一番弟子として参加するという、すごいことになりつつあります。
今後の展開はまだわかりませんが、ひとまずご報告いたします。

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【急に宮崎県西都市に大工棟梁のハンティングに出かけた。沖縄・那覇空港から鹿児島空港、九州縦貫道(宮崎道・西九州道経由で移動した。途中、宮崎県・田野で見かけた風景。最初は何だろうかと思い車を止めてよく見ると「大根干し」。】

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【隣には「千切り大根干し」。日本の原風景。】

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【「まだ見ぬ恋人」だった中村棟梁。自宅兼作業場にある納屋をみて、「この方ならできる!」と思った。仕事内容もだが、現在の日本の住まいのつくり方に疑問を持ち、自ら日本の伝統建築の復活を目指していることは設計、施工の立場は違っても同じ。意気投合してその後6時間も話した。最後は「日本人」の復活、というところか!】

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【ご自宅にあった「箱階段」】

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【ご自分で作られた「杵(きね)」】

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【これもご自身で作られた「五右衛門風呂」。そういえば以前人吉市矢岳町に住んでいたころは「五右衛門風呂」に入ったなぁ・・。沖縄では「ヒノキぶろ」に入っています。】

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【中村棟梁とコンビの三田井製材所の藤田社長にもお会いした。整理整頓ができた製材所で、きちんと桟で切ってあった。木材は乾燥が大事。人工乾燥機に入れれば乾燥はするが、中の組織が壊れてスカスカになり粘りがなくなる。やっぱり自然乾燥に限るが、もともと山の傾斜に葉を下側にして自然に乾かす「葉枯らし材」が一番いいが、今は枯れるのを待てず伐採後即、製材するので後で狂ってしまう。】

施主、設計、施工者が三位一体で心を一つにすればきっと立派な住まいが誕生すると信じています。

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【今朝もまだ暗いうちから家畜・家きんへの餌あげと道路の掃除に家族で出かけました。まだ薄暗い朝7時ころ、3年ほど前に苗で買ってきた「イペー」。なんと赤紫の花をつけました。沖縄の春の風物詩としてイペーは黄色い花を咲かせます。ブラジル産ではありますが、沖縄では在来種の感覚です。沖縄はもう「春」です。】
posted by 塾長 at 12:54| 教育・子育て

2021年01月09日

4歳と6歳が消火活動!

新年早々、火事にならずに済みました。

昨日離れの和室で仕事をしていて気づきませんでしたが、母屋の火鉢に2歳の子が新聞紙を入れたらしく、一緒にいた4歳の子がそれに気付き、直後、6歳(小学校1年生)が燃えていた新聞紙を木製ベランダに持って行き、二人で消火したようです。

昨日は小雨が降っていたので、とっさに雨で消そうとしたらしく、木製引き戸を4歳の子(わかみこ)が開けいく手を広げました。その後、台所から水をくんできて重ねて消火したと聞き及びました。

機転がきかなかったら、我が家は木造なので一気に火の手があがり、3人が犠牲になっていたかもしれません。
よくぞ勇気を持って火の着いた紙を運び消火したものだと、我が子ながら感心しました。

そこでさっそく夕食時の家族ミーティングの際、家族の前で表彰式を執り行いました。

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【表彰を受けて喜ぶ二人】

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【火元の火鉢】

日頃から火を使うことが多く、火加減が身についていたのかもしれません。餅つきはもちろん、仏壇のろうそくや線香など屋内外で普段から「火」を身近にしていたから怖がらなかったと思います。

家内は特別支援学校に小学3年生を迎えに行っていて留守でした。帰ってきておもやが煙で充満していたのでびっくりしたようです。私も設計の仕事に没頭していて気付きませんでした。また、大声で助けを求めもせず、自分たちで鎮火させたようです。
それにしても危機一髪でした。「火の用心」を肝に銘じました。

年末年始は仕事に明け暮れました。それでも年末の掃除や年始めの家庭内行事は滞りなく終えました。

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【裏山のタチガーの湧水は雨が多いせいか、源流から流れ落ちていました。ほこら地蔵さんのお顔を洗い五幣を新しくつけました。】

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【水車小屋のお地蔵さんも子どもたちがお顔や抱いている子ども地蔵をきれいにしました。】

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【次女が生徒会長をしていたとき生徒会活動で作った交通事故防止用の看板もきれいにしました。今年はお宮参りを自粛したのでこれら3箇所にしめ縄を張り、五幣を着けて1年の無事を祈願しました。】

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【年末は守備範囲が広いので大変ですが、車の掃除や敷地内外の掃除は家族でしました。家内も車の天井を洗いました。子どもたちは車の外やタイヤを洗いました。いやいや私もしました。】

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【自家製のおせち料理です。家内には頭が上がりません。熊本風の辛子レンコンも自家製です。馬刺しはぜいたくだし馬を飼っているので鯨の肉で代替です。】

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【与那国馬のゲンはすっかり寒さに合わせて冬用に毛が生えてきました。】

今年も視界不良ですが、変化に臨機応変に対応しながら1年間を充実させたいと思っています。

「さい帯血の再生医療」による脳性まひ治療については、高知大学医学部の臨床研究の進捗状況のタイミングを見て参加できなかった方々を土俵に上げたいと考えています。

また、伝統構法による住宅建設も始まります。一大事業です。木工事では伝統的な技術と新構法、基礎や瓦、耐風圧サッシなどには新技術を取り入れます。今年も忙しくなりそうです。
posted by 塾長 at 23:44| 教育・子育て

2021年01月01日

令和3年、元旦!

あけましておめでとうございます!

おかげさまで、年を越すことができました。

毎年、無事年を越せるか?が年末のテーマになっています。それはかつて商売をしていた経験から出る危機感を持っているからだと思います。
昨年もこんなにコロナウイルス感染が蔓延するとはだれも考えていなかったことが実際起きています。
今の日本人には危機感が希薄のように思います。

何があってもおかしくないのが人生です。「まさか」は常に起こり得ます。

順風満帆な人生などあり得るはずがありません。持続可能な経済や環境が世界中の目的のようですが永遠に成長する経済や自然環境を守りつつ開発を進めることは難しいというのが私の考えです。

誰かがどこかで犠牲を払うのは致し方のない事実と思います。私にできることは自然に負荷をなるべく与えないために質素に慎ましやかに生きることだろうと考えています。

今回のチャイニーズウイルスの発生や当初のWHOの対応などに疑問が残るところです。

また、昨年は「さい帯血による再生医療」の推進活動では、多くの皆様にお世話になりました。初期の目的であった高知大学医学部によるきょうだい間投与の臨床研究が実施できることになりました。
ひとえに活動に賛同され署名していただいた方やパネル展、講演会等に参加していただいた方々、行政機関、報道関係者の方々に改めて感謝申し上げます。

本年は国内初の臨床研究に参加できなかった患者・家族の皆様にも臨床研究に参加できるチャンスを作りたいと思います。現在、厚労省の本省、沖縄事務所、ステムセル研究所などと連絡を取り、具体的な方法を模索しております。
LINEによる署名活動は有料化になったため、いったん閉じますが、活動は継続しますので別な形で意思疎通を図りたいと思います。
現在、具体的な手法を模索中です。署名簿は今後も活かさせていただきます。
高知大学の臨床研究がもう少し進み、安全性や有効性が少しでも見えた時点で動き出そうと思っています。その際はこのHPやその他の方法でお知らせいたします。今後とも引き続きご理解、ご支援のほどをよろしくお願いいたします。

さて、今年は年末まで(今日もそうですが・・・)設計業務が忙しく、HPの更新もおぼつかない状況でした。
やっと、30日に恒例の後藤家餅つきを家族だけでしました。
設計中だった南城市の住まいも12月24日に建築確認通知がありました。予定より2週間早くできました。今は、建築確認には関係はないその他の図面を描いています。
 仕事が忙しかったので、家の内外の掃除や片づけはいつもよりできていません。しかし、これでいいと思っています。

これまでの日本は思ったことを全部完成させるのは当たり前、成長するのが当たり前など平和すぎてあまりにも危機感がなかったように思います。
GO TOトラベルやイートなど中止になってよかったと思いますが、反対に観光や旅行業者は大反対です。どっちに転んでもリスクはあります。残念なのはいちいち国に保証を依存する体質です。


これまでも造船不況やIT、建設、繊維などの不況はありました。その時保証などは限られていたと思います。ずっと何でもよいことばかりは続きません。どこかで気づいて縮小や中止、転職などを自ら考えるべきだと思います。

自然災害があっても全部自然のせいにはできないのと同じです。あきらめも必要です。

沖縄でも1000万人の観光客を目指していましたが、1000万人になった後どうするのか、行政のトップは考えたことはあるのか疑問です。

今年は100坪の延べ面積をもつ住宅を伝統構法で施工します。日本の伝統文化のひとつである匠の技を後世に伝えることは重要だと思っています。約1年間、集中したいと思います。

・・・とはいえ、日常生活も大切なのでこれは現場と遊離しないよう、コツコツ子育ての中で積み上げていきたいと思います。

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【毎年恒例の餅つき。薪は時々木の手入れをしたとき残しておいた樹の幹や枝。最近ではあまり見かけない「赤い火」を見るのは成長期の子どもには必要。水や火の加減は、人間関係でも生かせます。】

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【昨年11月末に2歳になったばかりの第10子「心然(しんねん)」が、餅つきデビューしました。】

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【お餅は買えばありますが、手間暇かけて搗き、自分で丸めてつくると、食べものに対する気持ちも変わると信じています。】

少し長くなりましたが、朝からお屠蘇(赤酒)をいただき、お茶に梅干を入れて家族が同時に「あけましておめでとう」と新年を数え年で祝いました。日本は誕生日ではなく、お腹のなかの胎児のときもあ「命」をカウントする数え年を、子どもたちに伝えています。

そして朝は熊本方式の雑煮、昼は家内が作ったおせち料理をいただき、これからみんなで年間目標を書いて壁に張り出し、正月を無事迎えた慶びを正月料理を前に発表したいと思います。

今年も何があるかわかりませんが、つまづいても、転んでも、滑っても立ち上がり、前をしっかり見て一歩一歩歩んでいきたいと思います。

皆様のご多幸をお祈りいたします。「エイ、エイ、オーッ!」(合掌)
posted by 塾長 at 19:32| 教育・子育て

2020年12月14日

パソコンがない生活・・・

刺激的で子どもたちに悪影響(言葉使いなど)を及ぼすテレビは我が家にはありません。その分新聞を4紙購読し、最新ニュースなどはインターネットで見聞きしていました。ところが9月末、次女が受験場所に近い皇居の桔梗門(ききょうもん)をメールで送ってきた画像をみて以来、インターネットの画面に訳の分からない英文が載った後、まったく動かなくなりました。

隣町の北谷町(ちゃたんちょう)にいつもお願いしているパソコン専門の修理屋さんにひとまずお願いしました。この方は以前も重要データを全部回復してくれた方です。

ところがこの方が「今回はとても無理。基盤を取り出したがゴミだらけ・・・。少しお金はかかるが無菌室で基盤をもっと丁寧に見てくれるところに出したほうがいい。」とおっしゃいました。

そこで紹介してもらったPCエコサービスに連絡しました。取り出されていた基盤を東京に送りました。意外にも早く復旧の知らせが入りました。ところが送られてきた復旧したデータの入っているミラーリング機器で見ようとしたら、作動しません。
しかたなく新しい機器をそっくり送り返して見てもらいました。その後新しい機器に取り入れてもらい送ってもらいましたが、ダメでした。

あきらめかけた時に「普通のHDDに入れて送りましょうか?」と相談がありました。そこで新しいミラーリング機器とポータブルの機器の両方をお願いしました。

数日後、ポータブルの機器に接続してみたらなんと、復旧データが見て取れました。心が躍りました。
3度目の正直!あきらめかけていた時だったので、感激もひとしおです。

これまでの家族の写真やさい帯血活動、新聞連載、仕事、子どもたちの自由研究など、400ギガを超すデータが見えました。パソコンと機器との相性もあるるようです。この2か月インターネットがつながらず大変でしたが、PCエコサービスの皆さんに感謝しています。
皆様も、突然消去してしまったデータを取り出せないときは、この会社にお願いしたら解決するかもしれません。また、ミラーリング機器は3万円を超える機器ですが、また繋がらないかもしれないので、返品してもらったら返金するとのことでした。誠意を感じます。本当にありがたいと思っています。
復旧に要した金額は約15万円、この機に新しくパソコンを25万円(ローン)で購入したので多大な出費がかか
りました。それでも結果オーライなのでこれに懲りて、バックアップはこまめにしたいと思っています。

さて、その間進んだのは、設計の業務です。伝統構法の家は簡単にはいきません。しかし、CADで描かないないのでインターネットの影響はありませんでした。ひたすらドラフターと向き合いました。

今年じゅうに確認を下ろしたいとする依頼者のために、毎日、朝の2時〜3時ころに起きて、一日中描きました。やっと本日、確認申請までの図面を完成させました。

明日、沖縄建築確認センターに提出する予定です。

プライバシーのことがあるので多くの図面は出せませんが、ほんの一部をアップいたします。延べ面積333.95(約101坪)の2階建て木造住宅です。来年の今頃までかけて建設が進むと思っています。

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【CADを使わない手描きなので、インターネットが使えない時期も仕事は進んだ。以前も台風時に停電になってもローソクの灯りで図面を描いたこともある。危機管理を考えると「原始的」がいいと改めて思います。】

最近は生きものへの餌あげや家周辺の掃除も、設計業務で出ることができず家族に頭が上がらない。しかし、よくわかってくれているようで、連続雨が続いた先週も、いやな顔一つせず「今日も動物たちには異状なし!」などといって朝食前のミーティングで報告してくれました。
明日から、私もいつものように参加します。

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【「こはづき」が参加したクラス対抗リレー。観客はまばら・・。】

先月は土日・祝日に関係なく黙々と図面を描き続けたので家族のためには何もできませんでした。恒例の運動会にも行けませんでした。ただ今年は家族は4人までしか会場に行けないため、寂しい観客席だったらしいのですが、初めての運動会になった第8子の「こだまこ」と、小学校最後の運動会になった「こはづき」・・・一目みたかったなぁ。その間、ひたすら図面に没頭・・。
しかし、賑わえばいいという、価値観から脱皮するいいチャンスかもしれません。日本も三島由紀夫さんがいう「空っぽな」国に成り下がっているからです。

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【屋根の草刈り。入口脇にある水車小屋の屋根には育ちすぎたクワズイモやオオタニワタリが茂っていた。


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【子どもたちだけで家のメンテができています。最後は池のどぶさらえもしました。金魚やメダカ、闘魚が同居していて、金魚は鯉のように大きくなっています。きっと流れ込む近くの湧き水も魚たちを応援しています。新鮮になった水環境で長生きしてもらいたいものです。】

パソコンは精密機械ですが、同様に非常用電源確保のために蓄電器を設置しました。ところがこれも3度目の正直でやっと作動することに・・・。もともと安い深夜電力を活用して電気量を節電する目的で考えていました。
同時に設置した深夜電力温水器(550Lと370Lの2台)のおかげもあって、ガス代は格段に下がり、電気代も下がりました。設置費をローンで組んでいるのでローン費用をカバーできると、突然停電したときの危機管理力は生きてくるというわけです。
しばらく、様子を見てみます。

それにしても「精密機械」には特別の配慮が必要!と思いました。

これからまた一定の間隔でブログを更新していきます!!
posted by 塾長 at 20:18| 教育・子育て

2020年12月01日

ブログ再開!

突然、パソコンが動かなくなりましたが、本日、やっとブログが再開できる運びになりました。

メールもだめでしたが、現在、開通しています。

本体は東京の修復会社にお願いしています。一度、送られてきましたが、アクシデントが発生し、また東京に送っています。
414ギガあった貴重なデータがなくなってしまうということになりましたが、いろいろな手段を使ってなんとか復旧できそうです。

データは残っていたようですが、まだ見ていないので安心はできません。
2〜3日で着くそうなので、楽しみに待ちたいと思います。

詳しくは今後、その顛末をアップします。

取り急ぎ、お知らせいたします。

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【現在、ドラフターを使って設計中です。】
posted by 塾長 at 17:46| 教育・子育て

2020年10月11日

いざ!出陣!

デジタル化が進む日本。衣食住のすべてで簡単便利で高速を極めるデジタルの波で覆われつつあります。住宅建築の世界でも同じこと。木造に限っては事前に工場の機械で継手・仕口を加工する「プレカット」が90数%を占めます。私は18歳で社会に出て以来約50年間木造住宅を手掛け、そのうちプレカットにしたのは3軒だけ。残りの2百数十棟は手刻みの仕事を見てきました。(プレカットは機械で加工するので1ミリも狂わず棟上げはできます。しかしその3軒とも後で骨組みが少し狂いました。なぜなら木の癖を無視して強引に加工したからです。人の世の中にも通じる話です)

特にこの20年間は「伝統構法」による住宅の設計に没頭してきました。近年の受賞歴はすべて伝統構法によるものです。
伝統構法にこだわるのは「日本文化」のすばらしさに触れることができるからです。建築に文化を感じるのは「木の文化」に通じます。ひいては「命」に結び付くので「死生観」・「世界観」・「人生観」まで影響を受けます。

今回縁あって、南城市に大型の伝統構法による住宅の設計を仰せつかりました。やっと平面とかなばかり、立面の概略が整い、明日から本格的な設計がスタートします。
木造2階建てで延べ80坪を越えます。
特筆すべきは土台や柱がヒノキの6寸(180mm)角ということです。階の高さも通常は4mの柱で足る軒高になりますが、今回は4.5m以上です。
これに3.8mの8角形のロフト、その中央に「宙に浮く心柱」が鎮座する予定です。

屋根は一部寄棟で玄関側は入母屋屋根とし、蓑甲瓦が付きます。外壁は今のところ青森ヒバ、内装はヒバとヒノキの無垢材で仕上げる予定です。

10月10日、現地で地鎮祭が執り行われました。いつものように「出雲大社沖縄分社」からお出でいただき、床鎮めと安全祈願を行いました。

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【地鎮祭の鍬入れの儀。この時期なので新型コロナ対応で神官さんもマスク着用。中央が施主、左が分離発注施工者代表、右が私。「エイ(曵)、エイ、エイ!」竹は朝から自宅近くから伐り出し、スコップやツルハシの柄を巻く紅白の布は家内が作りました。】

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【祭祀のあとの直会(なおらい)。献酒の残りを盃(さかずき)に移し、神官さんの音頭でいただきます。この時の掛け声は「乾杯」ではなく、「拝戴(はいたい)」。沖縄であいさつの時使う「ハイサイ!」とは異なります。】

今日は11日(日)。二女はまたまた上京中で就職試験で留守。留守を預かる家族はその分、仕事が増えますが元気に楽しく暮らしています。

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【一人抜けても、他のきょうだいがフォローします。家の周りから裏山の農道まで約300m。毎朝掃除しても落ち葉掃除はエンドレス。しかし思わぬ出会いもあります。】

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【休耕している道路わきの水田に居を構えた「モクズガニ」。側溝内の掃除や側溝周りの草刈りのため一時側溝を流れる水(湧水池・タチガーからの余剰地下水)を止めたため、水田の水が干上がり住人のモクズガニが側溝に降りてきたのでしょう。側溝の掃除中に出会ったので、また元の場所に返しました。それにしても大きく成長しています。】

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【力持ちの第10子・心然(しんねん)。上はカラーコーンが風で飛ばされないように置いていた15センチ幅のコンクリートブロックの半割の重しを抱える。下は、近所の農家からいただいたかぼちゃを肩に背負う心然。】

地鎮祭も毎朝の掃除もデジタルとは無縁。快適便利な社会が先進と勘違いしている日本。日本はアジアでも世界でも有数の長い歴史を持つ国。その歴史の中で変化に富んだ気候と風土が築き上げた数々の文化。

日本文化崩壊の原因のひとつに「楽」しようという考えがはびこっているように思います。衣食住のすべて。他にも情報・移動手段や教育などキリがありません。建築も同じ。省力化が文化を消滅させている感がします。

しかし私は敢然と立ち向かいます。面倒でも命をもった「木」を生かし、「木」や「森」「水」「土」に感謝する日本の文化を残すために・・・。

今回も柱は60p以上の長さを持つ重ほぞ、面倒な折置き組(二重)の小屋組みに隅梁を入れ、沖縄でも軒の出を90pまで伸ばす構法を実践します。
今回は高床式で開口部がすべて高い位置にあるので木製建具ではなく風速70m/秒に耐えるサッシにやむを得ずしました。(施主の意向なので致し方ありません)
これまでの知恵と経験、新しい技術を駆使して日本を誇れる住まいづくりに邁進いたします。「いざ!出陣」です。
posted by 塾長 at 20:16| 教育・子育て

2020年09月30日

令和2年沖縄県建築士会中部支部 会誌「紫微鸞駕」への寄稿文

毎年1回、所属する(公社)沖縄県建築士会中部支部が発刊する「紫微鸞駕(しびらんが)」へ寄稿しましたので、会員以外の方々にも紹介します。
ちょっと過激に書いていますが、ほとんど本音です。

 「日本人の暮らしと住まい」  社会的企業じねん(自然)一級建築士事務所 後藤 道雄

現代の日本の世相

会誌「建築士」に限らず、近年の論文や投稿をみると、学歴主義が復活したかのように執筆者の学歴が掲載されている。
 明治以降、西洋の影響を受けた日本は、科学文明を取り入れ、ち密な仕事を得意とする国民性から世界有数の技術立国となった。
 敗戦後は荒廃した国土から新幹線を開発し、1964年、オリンピックも成功させた。高度経済成長のなかで一定の生活レベルを維持し、さまざまな社会保障制度も確立した。
 しかし女性の社会進出とともに少子化が進み、学歴を重んじる風潮から汗をかく現場の労働力は減る一方で、最近は外国人に依存している現状がある。

暮らし方の変貌

 日本人の暮らしはどうかというと、快適便利を善とし、使い捨ての文明が横行。建物を含め衣食住に残っていた日本の文化はすたれていった。
 暮らしと住まいは一体で、メンテナンスフリーのコンクリートの打ちっぱなしと同様、暮らしでもやりっぱなし、食いっぱなし、散らかっぱなしの情けない状況に陥っている。

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 また、いかに安くできたかで建物を判断する価値観がはびこるなか、世のため命をかけた者より、商売で儲けて財を成した者が人生の成功者のような見方が増えた。
西洋化の流れは日本人の価値観を変貌させた。西洋は一神教が多く、自然支配が前提。日本は神羅万象神々宿るという多神教、あるいは先祖・自然崇拝の無神教者が多い。
特に近年は西洋文化だけでなく、国体の弱体化を図ったGHQ製の新憲法下で公より個人の自由と権利を優先するあまり自己中心的な人たちが増えたように思う。わがままが高じた事故や犯罪が新聞紙上に載るたび、真面目に暮らしている家族には不安がよぎる。
自分だけ、今だけ快適便利に暮らせば良いとする身勝手な考えは、住まいにも反映している。

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国の政策は・・・

国は自然災害や火災・犯罪などの人災から住民を守るため、科学的に住まいを強くしようと法律を作ってきた。耐震性や防火性、防犯性の高い工法や材料の開発も進んだ。限りある資源を大切にしようと断熱性や気密性を高める政令も作ったが、これらは一方で、シックハウス症候群や家族間・地域間の断絶を生んだ。
また、省エネ住宅といいながら24時間稼働の換気扇を回し続けて冷気や暖気を外に出すという矛盾もある。
 快適性の追求は少量多種の建材利用で解体時に分別できずゴミと化して産廃が増え、環境破壊に結び付いている。
 自然に強いとされるRC造の長寿神話に騙される人も多い。世界で最古の木造建築は奈良・法隆寺。幾多の地震や台風にも耐えて1300年以上も建ち続けている。
 沖縄でもRC造で一番古い建物は大宜味村の旧役場庁舎であるが、1925年の建築だから今年で95年。木造の中村家住宅は18世紀中期の建築だから280年以上建ち続けている。
 忘れられているのは目に見えず科学で証明できない人の感性や危機管理能力である。建物の気密性や強度が上がるほど人は本来持ち合わせている機能が劣化しているのを見落としてはならない。

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消えゆく職人技

利便性の追求は暮らしや住まいだけでなく、住宅づくりにも波及する。私は伝統構法による設計監理を主な業務としている。そこで数十年前と明らかに変わったのは「現場から道具が消えた」ことである。
 かつての住宅の建設現場では朝8時前には大工さんはノミやカンナの刃を研ぎ終えていた。ノコギリの目立て作業も日常みることができたが、最近は目立てどころかカンナで削る姿も見ることができない現場が増えたようだ。
 墨付けはコンピュータ、切込みはプレカット工場、建材は大量生産の新建材。下手に削ればカンナくずではなく下地のベニヤが出てくる始末。これでは職人の出る幕はない。
 建設現場はデジタル化と機械化によって職人力は一気に落ち、素人でも組み合わせできれば完成するほど技能は不要となった。

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木造率が上がっても・・・

快適空間の「箱モノ」として建てられる住宅の木造率はどうなっているのだろうか?
 全国の住宅の木造率は56.9%(平成30年度)、しかしこれは共同住宅やマンションも含む。一戸建て住宅に限ると沖縄県は13.5%(平成25年度。平成15年度は5.2%)だが、その他の県では約90%、しかも増加傾向にある。
つまり、圧倒的に一戸建ての住宅は木造が多いということである。しかし、手刻みによる木組みの割合は減る一方で木造軸組み構法におけるプレカット率は92%(平成29年度・林野庁)に達している。木造住宅は増えても、ほとんどは誰が書いたかわからないCADで設計し、誰が加工したかわからプレカット製品という正体不明の産物といえる。

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根底にあるのは・・・

 日本の木造建築技術は世界最高級である。長い歴史のなかで、身の丈から発生した「尺間法(しゃっかんほう)」、柱寸法から各部の寸法を割り出す「木割法(きわりほう)」、さしがねを使った作図法「規矩術(きくじゅつ)」をあみ出し、きわめた。
 これらは日本の木造建築の技術の基本にあり、木造以外の構造にも波及した。しかし、省力化と機械化、デジタル化と国際化が進むと、癖のある生きた素材である「木材」は鉄筋やコンクリートのようにどこを切っても同じ強度の「モノ」扱いを受け、数値でしか評価されなくなった。
 快適便利な暮らしと科学的にとらえる住宅が主流になった今、日本独自の木の文化や伝統木造技法が現場から消えることは必然とも思う。
 大工が減ったからプレカットに転換したという言いわけを国はするが、それは逆だと思う。
教育では工業高校や大学の工学部で「木造」を教えないことや、建設業界でも大工を育てなかったことなどが影響している。しかし最も重要なことは、資金を出費する建て主(発注者)の家に対する価値かもしれない。
 注文があればおのずと請ける側は動く。しかしそもそも、自分の代で借金返済が終われば次の世代が建て替えるだろうというスクラップ&ビルドの考えが定着しているため文化性は軽んじられた。
 住まいに反映される建て主側の暮らしに対する価値観が、現実的過ぎて薄っぺらくなった。しかし、逆に住まいで暮らしの価値観が変わることもある。

終わりに・・・

 機械で加工された木材の継手・仕口は棟上げの直後はぴったり密着しているが、長年経つと隙間が開く。それは木の癖を配慮していないからだ。
 機械の力で押しまくった部材。形は同じでも後で性格が出る。人間の世界に通じるものがある。癖を生かすことが人間にできるせめてもの心づかいで、これが「文化」だと思う。
 木造建築を強度や効率性、生産性だけで評価すると、「(イ)キ(モノ)」である「木」は反乱を起こす。人間と同じ呼吸をする木の気持ちを思いやり、適材適所に活かす知恵と経験が、住み手と住まいの両者の長寿につながると確信している。
 これからも木の国・日本の風土に合った伝統的な家づくりに精進したいと考えている。
posted by 塾長 at 22:00| 教育・子育て

2020年09月27日

正代が初優勝!!

熊本出身の私としては胸がいっぱいになりました。
名大関と言われた「栃光」でさえ、優勝はできませんでした。

正代関は宇土市出身。現在の宇城(うき)市。宇土は熊本城の木造建築として遺(のこ)っている「宇土櫓(うとやぐら)」や名水「轟(とどろき)水源」に歴史を感じさせます。熊本地震で宇土市役所が壊れたのは今でも心に残ります。

私は「熊工」(県立熊本工業高校)の出身ですが、正代関は「熊農」(県立熊本農業高校)の出身です。
熊工、熊商、熊農の卒業生は熊本では職業高校として一定の誇りを持っていると思います。
熊工も甲子園出場は多いのですが、優勝経験はなく準優勝どまりです。なかなか日本一にはなれないものです。

また、この1週間は1年分の出来事が集中しました。日本初の「さい帯血のきょうだい間投与の臨床研究」の承認は最大ですが、ほかにも伝統木造建築の住宅設計・監理の契約、二女の就職試験(上京10日間、明日帰沖予定)、中部理科研の自由研究での受賞(金、金、銀)、妻の通信大学の実習が終了(延べ24日間)、長男の自由研究のビデオ発表などなど。

いいことばかりではありません。二女を那覇空港に送ったあと、腰痛が再発。1週間かかってやっと普通の体になりましたが、一時は四つん這いになって移動していました。したがって1週間はエサあげ・草刈りに出れませんでした。(2日前から復帰)

そんな中での正代の優勝!彼はひょうひょうとしているように見えますが、この1年で心身ともに充実してきたように思います。これからも頑張ってほしいと願っています。
posted by 塾長 at 21:06| 教育・子育て

2020年09月25日

「きょうだい間の臍帯血投与による再生医療」承認の記事

昨日、厚労省評価部会で審議され、3回も継続審議にふされ、4回目にしてやっと承認が下りました。

申請者の高知大学医学部の藤枝幹也先生からも、「やっと、承認されたのが本当です」というメールを今朝、いただきました。「きょうだい間」となると「自己」とは違い、人権問題やその後のフォローなど技術以外の問題で難儀されたようです。

「きょうだい間」に広がると参加者が格段に広がります。治療以外の問題も生じるかもしれませんが、ひとつずつ走りながら解決していくしかないと思います。

活動は今後も続けていきますので、どうぞご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
共同通信の配信で全国の地方紙(現在のところ15紙)をはじめ、毎日新聞、朝日新聞の大手紙も取り上げてくれています。さい帯血による再生医療が広く理解され、多くの脳性まひの患者・患児の治療に活かされることを願っています。
ちなみに地方紙は
・琉球新報・沖縄タイムスをはじめ・・・
・東奥日報(青森県)
・岩手日報
・秋田魁新報
・信濃毎日新聞(長野県)
・山陽新聞(岡山県)
・中国新聞(広島県を中心とするブロック紙)
・徳島新聞
・愛媛新聞
・長崎新聞
・熊本日日新聞
・宮崎日日新聞

▽9月25日(金)夕刊
・北海道新聞
・西日本新聞(福岡県を中心とする九州のブロック紙)となっています。
(共同通信配信記事)
きょうだい間さい帯血による再生医療の臨床研究への理解と支援が日本国じゅうに広がることを念じているので、大変ありがたいです。

9月25日琉球新報「適合記事_R.jpg


9月25日付沖縄タイムス「承認」記事_R.jpg


本日(9月25日)午後6:10からNHK沖縄の夕刻のニュース(ホットアイ)で「承認」されたことが取り上げられました。今日中(25日)なら「NHK」⇒「ニュース」⇒「地域」⇒「沖縄」⇒ニュース項目(きょうだいさい帯血「希望の光」)で検索すると約2分間の映像ニュースを見ることができます。私の電話コメントが映像にかぶさっています。どうぞご覧ください。
posted by 塾長 at 08:52| 教育・子育て

2020年09月24日

朗報!きょうだい間投与が「適」!!

朗報です。

本日開催された厚労省の評価部会できょうだい間(同胞間)のさい帯血投与による再生医療の臨床研究が「適合」とされました。国内初です!

追って詳しくご連絡いたします。

署名していただいた方々、関係者の皆様、大変ありがとうございました!!

「日本を動かす」ということの実感をしています。
posted by 塾長 at 16:47| 教育・子育て

2020年09月20日

金、金、銀!

夏休みの自由研究を学校選考の後、中部理科研究会の主催する児童・生徒科学展の選考が行われました。

結果、小学校の部1年で第8子の「こだまこ」が「ふうせんがおちないひみつ?」で金賞、6年生の「こはづき」が「カタツムリをロードキル(れき死)から守る研究〜野生動物との共生〜」で金賞、中学生の部では1年生の「さわみこ」が銀賞(こはづきと同名の共同研究)でした。
後藤家としては6年連続で金賞受賞となりました。

「さわみこ」には、同じ内容ではなく、中学生としてもう少し内容を深めていたほうがよかったのだろう、と感じました。本人は今日から補足データを作成しています。

ともあれ、3人出品して3人上位受賞だったので、家族は喜びました。10月の初めに沖縄県主催の科学展に銀賞以上が進めるので、「さわみこ」にはもう少しがんばってもらいたいと思っています。今日から補足データを作成しているようです。

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【「こだまこ」は初出品で初受賞。1年生の金賞はひとりでした。】

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【小学6年生の金賞は3人。「こはづき」は昨年「銅賞」。今年は金賞に返り咲きました。】

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【中学校の銀賞は二人。「さわみこ」は昨年金賞受賞。県大会で人踏ん張りすることでしょう。】

さて、3年間続いたタイムス住宅新聞の連載を終えた9月18日に、伝統木造構法による住宅の設計・監理の仕事に巡り合い、契約を交わしました。柱も土台も180mm角のヒノキを使う立派な住まいになりそうです。規模も延べ80坪ほどあります。

塔屋も3800mmの八角形、中央に制震・免振構造のシンボルとなる「宙に浮く心柱」を据える予定です。1年3か月の長期業務になるので、体調に気を付けて日本文化の香る立派な家を目指したいと思います。

また、昨日は二女が就職試験で上京しました。千葉大学生の長女がいるので宿泊や話し相手に不安はありません。こういう時はありがたいものです。

24日には多分最後と思われる「きょうだい間のさい帯血投与による再生医療」の臨床研究の審査があります。高知大学医学部から出されて3回も継続審議になった案件です。米国では数年前からきょうだい間の臨床研究は行わています。国内初、国の認可が下りればビッグニュースです。

自家臍帯血の投与からすれば、対象者が圧倒的に増えることから、この2年間すっと活動してきました。しかし、何回も裏切られたので冷静に結果を待ちたいと思います。
安全性を確認する第一段階の臨床研究の対象に「万然(ばんねん)」は年齢制限で参加できませんが、その他の子どもたちと同じように、有効性の確認の時には参加させたいと思っています。

なるべく多く臨床研究の対象者が増えるように、報道関係にはコメントしたいと思います。特に、アメリカ並みの年齢(18歳)、HLA(白血球の型3/6の合致)でも参加を可能にするEAP制度(拡大アクセスプロトコル)の日本版を早期に作るよう働きかけたいと思います。
一日も早いきょうだい間のさい帯血投与による再生医療の活動に賛同して厚労大臣あての要望書に署名をいただいた17,735人の熱い思いを代弁したいと思います。

そのためにも第一歩の安全性の臨床研究の認可が下りることを、ひたすら願っております。

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【県道沿いの「ぬちゆるやー」の看板が、先の台風9号で少し破損したので草刈りのついでに直しました。「ぬちゆるやー」とは我が家の別名。林間学校時にこの名前になります。「命(ぬち)がたくさん寄って(ゆる)くる家(やー)という意味があります。】
posted by 塾長 at 14:33| 教育・子育て

2020年09月18日

連載最終回「さまよう日本の住文化」

3年間連載しました「細部から文化が見える」が最終回を迎えました。

お世話になった皆様に感謝して、掲載いたします。

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posted by 塾長 at 09:15| 教育・子育て

2020年09月13日

省エネ政策に物申す!

 昨日、国土交通省から分厚いテキストが送られてきました。
タイトルを見ると「改正建築物 省エネ法 オンライン講座テキスト」とあります。

 あぁ、以前パブリックコメントを提出したことのある法律か?と思い、一通り読んでみました。
案の定、今の日本の方向性を見事に表していると思いました。

令和3年4月から先の建築確認申請以降に施行されることや、床面積300u以内の住宅は説明義務で済むことなどが記されています。基本的な考えは地球温暖化防止のために温室ガスは発生を抑制する建築物にしようとする国際協定の一環と思われます。

 手法として建物の外側(外皮)に断熱材を入れたり、設備関係の省エネ化を行い評価する方法です。建築確認業務の簡素化に向かうかと思われていた流れが、またまた複雑な手続きや書類、計算等が増えそうです。
品確法で消費者保護のもとさんざんな目にあった後、今度は断熱材に覆われた家を造るために多くの労力をつぎ込まなくてはなりません。といっても設計料が増えるわけではありません。

こんなことをしているから、職人不足と同じように、設計者のなり手も減るはずです。建築士の受験者は年々減り続けています。

 国際協調というかグローバリズムの中で日本は文化を失いつつあります。数年前の技術士制度改正でも、国際協調の名のもと、1次試験は一定レベルの技術を教える大学を卒業しないと受験できなくなりました。私は平静11年の受験でしたので、当時の制度に合わせて高卒でも2次試験を受験できました。おかげで一発で2次試験は合格し、次の年初めて開始された「総合技術監理部門」も1回でクリアーしました。

 しかし今は、そういうわけにはいきません。学歴がモノを言います。おかしな話です。技術士制度は建築士制度と異なり、「すでに技術士としての経験と技術をもっているかどうか」を問います。建築士は、資格取得した後、実績を積みます。

 話が逸れますので戻します。

 「家を物理的な箱」としかみない今回の改正法。住まいは密閉された空間で快適な暮らしをすることだけではありません。春や秋は窓を開けて自然の空気を取り入れて感性豊かに暮らすのが日本の暮らしです。虫の音も雨だれの音も聞こえない頑丈な窓や壁では無理が生じます。
 また、沖縄ではシロアリ被害が尋常ではなく、柱の間の空間を断熱材で埋めてしまうと、シロアリの温床になります。もうたくさんその被害は見てきました。

 シロアリの幼虫は白いアリ。光と風には滅法弱く、天敵は黒アリです。また、グラスウールの断熱材は自然に還らないやっかいな資材です。仕事をする大工さんたちも健康被害を受けます。最終的に解体するとき分別できないため最終処分場行きです。

 伝統構法の木造の場合は小種多量で、再生可能でかつ自然に戻る材料がほとんどです。今回の法律は一面的に住宅の維持管理に関する省エネに陥っているように思います。

 そもそもRC造と木造を比較すると、木造住宅の排出原単位は59s‐c/s、RC造133s−c/で約2倍以上CO2を排出することになります。部材ごとに見ても、製材のCO2排出原単位は0.0078s-c/s、アルミニウムは1.765s−c/sであり、格段に排出量は増えます。
 つまり維持管理(ライニング)上の排出量以前にRC造は木造に比べて大幅に建設(イニシア)時にCO2を排出していることがわかります。

 また役目を終えて解体処分するときも、相当なエネルギーを損失するし最終処分量が増えることにもなります。
 特に外部の木製建具がアルミサッシに代わることは建設エネルギーの損失に加えて、雨戸の印籠じゃくりや落とし猿、上げ猿などの技術や文化などが継承できないデメリットがあります。
 これでは日本の住宅文化はすたれるばかりです。

 日本はすべてにおいてグローバル化の渦の中に落ち込んでしまいそうです。もっと日本文化に沿った独自の方法を国際的に説得させる力量が必要だと痛感します。
 テキストを見ると、多少、伝統構法に対する配慮もありましたが、とてもとても日本の文化を理解しているとは言い難いと思います。国がこんな調子だと、よほど頑張らないとのみ込まれてしまいそうです・・・

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【最近はアゲハやオオゴマダラなどのチョウやトンボが飛び交います。毎日、地下水を手ですくい上げ顔や手を洗い、口にできることを幸せに思っています。】

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【今朝(14日)掃除・エサあげの時見つけたカマキリの脱皮後の殻。また透明感が・・・。多分、さっき脱皮したばかりかもしれない。名前はきれいな「ウグイス」も今日は見ました。実際はそんなに奇麗ではないけれど、さえずりや鳴き声はきれい。「ホーホケキョ」。】

posted by 塾長 at 21:22| 教育・子育て

2020年09月06日

台風10号からの避難

9号に続いて10号も沖縄近海を通過しました。
台風は左巻きで進行方向の右側に沖縄が位置した場合は、同じ暴風圏でも風速が高く、逆に左側の場合は比較的に弱い風速となります。

9号は右、今回は左でした。したがって、前回より沖縄では被害が少なかったと思います。
木造、特に伝統構法の柔構造による木造住宅に住んでいるので、台風の影響は予兆から通過まで肌で感じます。天気予報士がいろいろ天気について知恵を語りますが、頑丈で機密性が高く、風が吹いてもびくともしない鉄筋コンクリートのマンションに住んでいたら、きっと予兆の風や土の匂いは感じ取れていないのだろうと思います。

自然の動きに遠い存在の暮らしが続けば、変化に対する対応が鈍感になり、口では立派なことを言いますが、「危機管理能力」は格段に落ちると思います。

自然界に棲む生きものたちは私たち家族より敏感なので、台風の予兆はもっと早くから知ります。その証拠に木造の我が家に避難してきた生きものたちがいたので紹介します。

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【まずは半野外のような浴室の中に飛来したイソヒヨドリ】

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【これはアオガエル。浴室の窓の外にいました。】

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【4畳半の居間から久々雨戸を開けようと木製ベランダに出ようとしたら、なんと巨大なジョロウグモが巣を作っていました。オッとっと・・】

このほかにも、アリが普段より家の中でたくさん見かけるようになりました。みんな台風や雨から避難してきたのでしょう。我が家を別名「ぬちゆるやー」(命がたくさん寄ってくる家)と呼ぶ意味がここにあります。
家自体が巨木のように感じて、「寄らば大樹の陰」とばかり頼ってくるのかもしれません。

一方、台風が通過する前の暑い日、裏山のタチガーの池で涼に興じる親子がいました。しかし残念なことに子ども2人は網を持っていました。この湧水を農業だけに使うのではなく、野生動物のためにも提供しようと10年ほど前、村や水利組合、自治会などに承諾してもらって農業用水の余剰水を利用して「おきなわ環境塾」が池を作りました。
毎朝この周辺を清掃しますが、野鳥が水浴びに来たり、エビやモクズガニが棲み家にしたりしています。カタツムリやタニシが増えたのでホタルもたまに見ます。

やっと生きものたちが帰ってきたのに、人間の都合で野生の生きものを捕ってしまうのは自然との共生をめざす者としては看過できません。その場で「獲らないで観察だけにして」とお願いしました。しかし、その後、エビは姿を消していました。

水に入ることを拒否はしませんが、野生生物に脅威を与えることはよくありません。そこで以前も置いていた看板を今日改めて付けました。

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【タチガー池の一角に立てた生きもの捕獲禁止の看板。最近は外来種を放す無責任な人間がいるので、「持ち込まない」ことも付け加えました。】

自然に触れることは子ども時代に必要なことですが、身勝手な行動で自然生態系をむやみに撹乱することはやめてもらいたいものです。

看板といえばもうひとつ。今日は台風で吹き飛んだ敷地入口の看板も新調しました。

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【ハブはどちらかといえば「飼っている」ようなものです。陸生の生態系の頂点に位置するのはヘビです。我が家はヘビ類がいないとネズミが増えて大変です。したがってヘビは大切にしています。増えすぎても困るので、天敵のアヒルを放し飼いにしています。おかげで良い加減のバランスが保たれています。】

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【3日一回の割合で早朝、近くに草刈りに家族で出かけます。最近は除草剤がまかれているところが増えて、馬やヤギ、アヒルやニワトリに与える草の安全性に危機感が募ります。いつも作業を終えたら掃除します。】

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【ここは裏山の農道です。台風明けの道には落ち葉がたくさん。掃除を毎朝しますが、ここはきれいにするためだけではありません。カタツムリやタニシがコンクリートのカルシウムを求めて夜のうちに移動して道に残っているので、ロードキル(れき死)にあわないよう、側溝と反対側の山側に掃いて人や車から彼らを守るための清掃活動です。】

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【鉄分の多い心然?磁石が額に付いている?】

さて、沖縄県は明日から新型コロナウイルスの拡大防止のための緊急対策を解除するようですが、昨日も陽性者は20人も出ています。県は経済性との両立をいいますが、感染防止対策が行き届いているかというと、疑問が残ります。
また、県知事が他県や自衛隊に医療従事者を依頼したことには恥ずかしい思いがしました。何かあればすぐほかに依存する体質が抜けません。宮古や石垣への自衛隊配備についても反対ばかりしているのに、身勝手なふるまいです。大分から駆けつけてくれた看護師さんは沖縄で感染しました。
被害者ぶって、「沖縄にはなるべく来ないでほしい」などと言っていましたが、被害者が加害者にいつでも変わる謙虚さが掛けています。
国に対してもお願いする割合は他県より圧倒的に多いのに、サンゴの移植認可は引っ張るだけ引っ張っています。
基地問題で反対を取り続けないと予算が来なくなるという前時代的な方針はもう終わりにしたほうがいいと思います。昨今の近隣国の状況や世界の潮流などを勘案し、地政学上安全保障に沖縄が必要不可欠なことと併せて選挙に勝つためではなく、現実的に県民のためになる施策の実行に転換してもらいたいものです。

自然を実感しない天気予報士のようになっては、危機管理も将来への方向性も正しく見据えることはできません。コロナ対策も手かずがいっても場所や対策の程度によって制限を加減する方法に変えるべきだと思っています。

特別支援学校は県立なので明日から登校ですが、マスクが掛けられない万然のことを思うと、明日はお休みさせます。
posted by 塾長 at 20:43| 教育・子育て

2020年08月30日

非常用電源が機能!

あまりにも電気・ガス代(ピーク時7万円前後/月)がかさむため、思い切って電気代の安い夜間電気を使った温水器に一部(風呂・炊事)を変えました。さらに、台風や地震などで急に停電した時も蓄電した電気で照明やパソコンが機能すうよう、蓄電設備の工事もしました。

先日大雨の際、その蓄電作用で停電した電気が通じる予定でしたが、真っ暗。気持ちまで真っ暗。

問い合わせをしたら、冷蔵庫を主体に考えていたので、冷蔵庫は点いていたはず・・・とのこと。しかし実際は照明やパソコンがついていないと効果は半減。
そこで長男・朴然に頼んで非常用電源のコンセントから分岐して照明やパソコンにつなぎました。夕刻、時間を見い計らってテストを挙行。・・・・「大成功!」でした。

やがて沖縄に台風が来るらしい。いつもは心配が多いのですが、今回は「停電時が楽しみ」です。

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【新しい電灯や電線を買ってきて非常用のコンセントから分岐した。分電盤のブレーカーを落とすと同時に照明がついた。・・というより点けていた電灯の明かりだけ消えなかった。(ほかは真っ暗)すぐ下にあるパソコンも電源が切れずに使えた。】

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【冷蔵庫も電源が消えなかった。】

これで水と電気のリスクは数段向上しました。水は上水道、雨水の貯水槽、地下水の貯水槽、浅井戸のポンプ、雨水のバケツ30個、池(メダカ・闘魚池)などがあるので安心。

その他の話題。

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【万然(ばんねん)は8月28日で満9歳になりました。いつものようにケーキはみんなで手作り。ローソクを息で消せないので、1歳の弟・心然(しんねん)が代理で消しました。】

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脱穀 (13).JPG


脱穀 (42).JPG


【昨日は脱穀を家族でしました。台風の前にしておかないと湿気でモミがだめになると考え、急きょ、脱穀をしました。休校中の万然も一緒でした。】

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精米 (101).JPG


精米 (135).JPG


【今日は精米。金武町の伊藤精米所に行きました。モミは少なかったのですが、気持ちよく引く受けてくれました。連れ立った小さな子たちに精米がどのように映ったかは、後の楽しみです。くず米とぬかも安かったので購入しました。】

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【今日も朝から草刈り。台風も来るので少し多めに刈りました。1歳の心然も手伝いの数のうちに入っています。】

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【育ちつつあるホウオウボク。真っ赤な花が咲く鳳凰木。種から育てています。このくらいに育つと台風でも倒れないかも・・・。楽しみです。】

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【これは毎朝少しだけ摘み取る「ドクダミ」。熊本で育った時、昔の家の庭に植わっていた。そのころおふくろが腫れあがった「できもの」の周りにぬってくれた。ばい菌をやっつけるのではなく、ばい菌を吸い出す働きがある。10年来足のかゆみが治らず困っていたが、毎日、葉っぱを折り畳んでドクダミの汁(成分)を直接残っているかさぶたに塗っています。これまでステロイド系の薬や木酢液、漢方薬の飲み薬、かさぶたに直接お灸やマイナス190℃液体窒素を当てたり、さまざまな処方をしましたが効きませんでした。10年ぶりにやっと本命現る。まずかゆみがなくなるためかきむしることがなくなり、皮膚が傷みません。やはり天然、自然にはかなわないということがわかりました。】

さて、難病指定の「潰瘍性大腸炎」で職を辞された安倍総理にあうべく、秘書を通じてに総理補佐官に連絡をしました。立派な仕事をしたのにプライベートのスキャンダルで信用を落とした感のある安倍首相。最後に同じ難病の「脳性まひ」の治療に対する深い理解でやさしい気持ちがあることを全国に伝えてほしいと思い交渉しました。

補佐官は「それどころではない」らしいのですが、私たちも命がけの活動です。さい帯血のきょうだい間投与の臨床研究が「認可」されれば画期的で歴史に残るできごと。すでに大手新聞社や通信社から認可後のコメントを患者・家族の代表として求められています。

総理補佐官がどこまで理解したか?総理にどこまで進言できるか?もし資料や説明ができたとして、安倍さんはどう動くのか?見ものです。

評価部会の進展が見えない中、私にできることはこのくらいです。難治疾病をあきらめず、自然由来のさい帯血の間葉幹細胞で機能改善を図るという新技術に、国の最高指導者が少しは応援してもらいたいものです。
指定難病で総理大臣の職まで辞した安倍さんだからこそです!
posted by 塾長 at 23:57| 教育・子育て

2020年08月28日

万然の誕生日に朗報届かず・・

残念ながらまたまた継続審議になりました。

きょうだい間の臍帯血投与による臨床研究が厚労省の評価部会で審議されています。しかし、5月、7月、8月と3回も「継続審議」の結論です。
審議のあとのブリーフィングに参加され、質問もされた記者からの報告によると、議論は深まってきていますが、民法上の問題等であと一歩踏み込むことができず、計画申請者である高知大学医学部に検討を促したようです。

評価部会の事務局になっている医政局研究開発振興課の担当も守秘義務があって、詳しい内容はクローズ。
審議の議題も前日だし、内容も公開しないので、どうなっているのかわかりません。継続審議なので却下ではありませんが、数か月待たされる間、臨床研究対象者の年齢や体重などには制限がかかっているので、対象から外れる子どもが出てきます。

「きょうだい間投与」の意義は、本人以外に対象が広がることです。一日も早い臨床研究(安全性の確認)を進めてほしいものです。

今日、誕生日を迎えた第7子の万然は9歳になりました。安全性の臨床研究の対象は議事録を見る限り7歳未満(8人)となっているので、この対象から外れることは間違いありませんが、問題は次の有効性の臨床研究の対象なれるかどうかです。

アメリカでは拡大アクセスプロトコル(EAP)制度によって18歳まで対象になります。日本も安全性が認められたら3年後には有効性確認の臨床研究がはじまると思われます。
この時期からEAPを目指した活動を進めていきたいと思っています。

9月末の次回評価部会の開催の前に機会があれば、上京したいと思っています。

さて今日は夏休みの自由研究の提出日。朴然は高校受験で今年はパス。中1と小6の二人が共同、小1の「こだまこ」は単独で研究しました。昨日まで完成しましたが今年は夏休みが10日しかなかったので凝縮した研究活動になりました。コロナの影響で展示会が中止になったので、中学生以上のパネル製作がなくなり、その分楽ではあります。

それぞれテーマは「カタツムリをロードキル(れき死)から守る研究ー野生生物との共生ー」と「ふうせんがおちないひみつ?」です。

ロードキルのほうは、50ページもある力作です。事前調査で実態を調べて図面にカタツムリやタニシの数を落とし込んだイラストと、実験台の写真を掲載します。
模型にコンクリートを自分たちで練って作った道路もあります。

分布図_R.JPG


【カタツムリ・タニシの道路分布調査図。これをもとにロードキル防止策を提案しています。】

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【コンパネで枠を作り、逃げ出さないようにアクリル板で覆っています。道路でひかれないようにするため、知恵を出して結論付けています。立体交差による人間と野生生物のすみわけ(通行分離)を提案するための実験台です。二人ともよく頑張りました。】
posted by 塾長 at 11:04| 教育・子育て

2020年08月21日

8月28日に厚労省が評価部会を開催

大阪大学特定認定再生医療等第一委員会で「同胞間の臍帯血投与による再生医療」の臨床研究が「適」と判断されたあと、舞台は厚労省に移りました。しかし、担当の評価部会では5月、7月ともに「継続審議」となり、次回以降に先送りとなっています。

昨日、厚労省のHPで8月28日の13:00から開催されることを知りました。議題は前日の27日にしか発表されないので、高知大学が申請している同胞間投与の臨床研究が議題に上がるとは限りません。
しかし、これまでの経緯からすると、今月もしくは9月の評価部会で結論が出ると考えています。

審査後のブリーフィング(記者会見)の申し込みは27日の15:00までとなっています。もちろん私たちは参加できないので、参加される報道関係者から情報を得るしかありません。
日本で初めて「きょうだい間(同胞間)の臍帯血投与による再生医療の臨床研究」が認可されれば画期的なことです。
米国ではすでに臨床研究は始まっています。フェーズ1の安全性以降の有効性の確認まで進んでいます。
生まれてくる子の1000分の1〜2人が脳性まひになるといわれ、その運動機能の低下をリハビリによって補っているのが現状です。へその緒に残る臍帯血の間葉幹細胞を投与することによって、患部の再生を促す作用で「治療」できるなら難治疾患の救世主となります。

これまでの評価委員会の議事録を見ると医療技術や生命倫理の専門意見で終始しているようです。当事者の患者や家族の要望や期待はどこに反映されているのでしょうか?

投与される幹細胞数は体重(年齢)に密接に関係します。何か月も待たされているうち、研究対象から外れる子どもが増えていきます。

「自然由来」の臍帯血による再生医療の臨床研究が一日も早くスタートすることを切に願っています。

さて今日は、連載中の「細部から文化が見える」の中村家特集Bの発刊日です。今回は「危機管理」がテーマです。まだ朝早いので、後でアップしておきます。(3年続いた連載もあと1回で終了予定です)

第35回「危機管理」という文化_R.JPG


【AM8:43、アップいたしました。首里城火災のこともあるので、少し辛めの内容になっています。】

池のスイレンが開花しました。エサあげの時家族で匂いをかいでみました。聞いてみるとそれぞれで感じ方が違います。バジル、ヒバ油、ハッカ、ブルーベリーなどなど。私は言いました。「これは・・・、ハスの花の匂い!」

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【上品な香りです。何とも言えません。】

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【チョウも飛んできました。レンコンを思わせる形の花芯をみました。】

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【すぐ横に咲いたスイレン。ハスに圧倒されて存在感が減りましたが。夏休みの自由研究で「こはづき」が取り上げたスイレンの開花。花芯には蜜がたまっています。】

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【池から目を移すと近くにウコンの白い花が咲いていました。ハスと同じように中がうっすら黄色を帯びていました。】

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【先日生まれたウサギの赤ちゃんもだいぶ大きくなりました。メダカの生存率は約2パーセントですが、同じようの我が家に生まれるウサギの赤ちゃんも生存率もあまり変わりません。したがって我が家には「お地蔵さん」があります。天国に行って是非、安心して暮らしてください・・・と祈っております。】
posted by 塾長 at 04:30| 教育・子育て

2020年08月12日

学校は休ませています!

武漢発の新型コロナウイルス。沖縄では人口比で全国一の感染率で猛威を振るっています。小学校は11日から夏休み明けの登校が始まりました。しかし、身近なところ、例えば、病院、学校、店舗、郵便局などで陽性反応が出たとニュースで知っています。

登校前日の10日、小学校に電話連絡し、「小学校に通っている2人(1年生と6年生)は、心配だから休ませたい。」と校長に相談しました。
結果、「ご心配なら休ませてもいい。公休扱いとします。」

感染してもだれも責任はとれない話なので「休ませる」ことにしました。14日まで休ませます。
感染者数の多い那覇市などはお盆休みの16日まで休校。北中城村も11日の9時から村長や教育長などが集まって今後の方針を決めると聞きましたが、その後の小学校の対応は午前中授業と聞き及んでいます。

確かに感染数の少ない町村もあるので一概には言えませんが、北中城村は沖縄市や宜野湾市に隣接していて、ともに感染が進んでいます。

生後6か月でウイルスに感染して脳症を患い、脳性まひになった万然の例があるので、私たち家族は慎重です。特に我が家は、千葉大に通っている長女以外の11人が一緒に暮らしています。一人でも感染したら「クラスター」になります。

沖縄県の方針もあいまいで、経済と抑制の両立と言っています。観光業などからの圧力があるかも知れませんが、「命」を優先することは当たり前の話です。健康でなければ、すべては前に進みません。

沖縄県には何かというと国に頼る傾向があります。しかしその割には国といつも闘っています。国も「いい加減にしろ!」と言いたいところでしょうが、そうは言えません。慰霊の日に遠くからわざわざ来沖した総理に向かって下品な言葉を浴びせる人がいますが、人格を疑います。米軍とも国とも仲よくして協力し合ったらいいのに・・・。

県知事も専門委員会や感染専門の先生、民意に沿ったコメントばかり。こんな人は結局、先生方がそういったから、民意に沿ったからといって逃げるに決まっています。

政治家なのだから、自ら責任を取る覚悟が必要です。結局、八方美人の偽善者なのではないかと思います。あの人は言動が軽く、パフォーマンスばかり。何かを宣言してもきっと何も変わりません。
自分たちで身を守るしかありません。学校を休ませて良かったと、今も思っています。

人生、何があるかわかりません。農林漁業に携わっている人は自然の脅威と隣り合わせです。一般人も台風や地震、津波などに遭って財産どころか、命まで失うことだってあります。いちいち補償がなければ生きていけないなどいってはおれません。

東京の2〜3倍の感染率の沖縄県。感染者の居場所不足より、感染防止を徹底する方に重きを置くべきと思います。食料品を買いに行ったとき、スーパーでトイレに行って手を洗わない人がたくさんいます。手洗いやうがい、マスクの励行はもとより、沖縄では外出の自粛を徹底したほうがいいように思います。

さて、今日この頃の我が家の話題をいくつかいつものように紹介します。

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【8月5日は第6子、「こはづき」(5女)の誕生日。先月の朴然の誕生日には大玉のスイカをプレゼント。今回もまたスイカか?。切ってみると「黄色」のスイカだったので、みんなびっくり!】

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【さっそく下二人がさわり始めました。】

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【毎回異なる手作りケーキ。】

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【好きな手作りのちらし寿司の。】

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【妹たちから「おめでとう!」のお手紙。】

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【本日、8月12日は二女・亜和(あや)の18歳の誕生日。いよいよ選挙権を持つ大人です。8月は28日にも万然の誕生日があります。2月、5月、8月は3人ずつ誕生日があります。亜和は沖縄そばが好きなので、毎回つくります。ご飯はひじきご飯。家族からはTシャツのプレゼント。】

似顔絵.JPG


【またまたおめでとうのメッセージを読んでいます。似顔絵もありました。】

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【第10子(3男)の心然(しんねん)は腕力が強い!「冷蔵庫クライミング」】

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【池に蓮の花のつぼみを見つけました。スイレンは毎年咲きますが、ハスは初めて。これまで陽があたらなかったので咲かなかったと思います。先日、池の周りの木々の枝を伐ったので、お日様が当たるようになりました。咲いたらアップいたします。】
posted by 塾長 at 23:00| 教育・子育て

2020年08月05日

自由研究、真っ只中!

沖縄県内の新型コロナの感染者の昨日の感染者は83人(5日は77人)。10万人当たりの感染者数は23.61人(7月28日から8月3日)で全国最高。第2位は東京都で16.94人です。
近くの巨大商業施設のイオンモールライカムの店舗でも発生したので、危機はすぐそこまで迫っています。

沖縄県知事は基地の負担軽減で普天間基地や嘉手納基地の視察を昨日行っていますが、今はそんな時期ではないと思います。何かというと米軍基地を責め、先日も基地内の軍人のPCR検査をするよう上京していますが、米軍基地内の感染者は286人で、沖縄県内は637人(本日700人突破)。批判している米軍の2倍以上に感染者は増えました。

以前から言っていますが、批判する時間があったら米軍と協力したほうが絶対良いと思います。また、経済と感染抑制の両立を主張していますが、なんでも二兎追うものは一兎を得ず・・・。仮に両立を図りたいのならば、普段の数倍努力しなければ無理です。

勉強と部活、家庭と仕事・・両立している人は人一倍努力しています。沖縄ではマスクしていない人たちが多々見受けられます。「元(原因)をたださなければ」何をしても効果は上がりません。(首里城火災と同じ)

陽性者数の羅列やパフォーマンスはいいから、家庭でもできることを県独自でもっと具体的に提案したらどうでしょうか。地方自治が大事だと基地問題では声を大にしている割には、国の指導や補助に頼っている報道を聞くと失望してしまいます。学校も思い切って今月いっぱい夏休みにしたらどうかと思います。

さて、夏休みといえば「自由研究」。またまた新しい研究に子どもたちは挑戦しています。

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【中1の「さわみこ」と小6の「こはづき」は共同研究。テーマは「(仮)カタツムリと共生する方法」。毎朝、家族総出で裏山の農道や敷地前の村道を掃き掃除します。】

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【その時見かけるカタツムリやタニシの轢死(れきし)。殻に必要なカルシウムを摂りにコンクリート道路に這い出してきたカタツムリは人間に踏まれたりや車にひかれて死んでしまいます。なんとか人間と共生する方法はないのか、試行錯誤しております。】

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【小学1年生の「こだまこ」は自由研究には初挑戦。テーマは「(仮)なぜ、ふうせんはとまるの?」。台所にあるサーキュレーターが上向きの時みた風船の静止状態を不思議に思い、スタートしました。】

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【風船の大きさやサーキュレーター(扇風機)の風速を変えて計測しています。結果が楽しみです!】

昨年、中部理科研究会の科学展で金賞、沖縄電力の児童生徒科学展では「県教育庁賞」をいただいた中3の朴然は、高校受験で休止。ただ、中部の科学展で昨年度の自由研究の内容を発表(インターネトによるビデオに変更)があるので、現在、合間を見てパワーポイントを製作中です。

今年も、目まぐるしい夏休みですが、1日から10日までの短期間。今日は「なか日」です。

さて、最後は先日稲刈りした牧場の中の田んぼ。「ひこばえ」が出てきました。

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【立派な「ひこばえ」。これからどうなるのか、自由研究と別な楽しみでもあります。】
posted by 塾長 at 12:45| 教育・子育て

2020年07月30日

30日の議題に上がりました!・・・結果は「継続審議」

第51回 厚生科学審議会 再生医療等評価部会の議題に・・・

@「高知大学医学部付属病院(継続)
 小児脳性麻痺など脳障害に対する同胞間臍帯血有核細胞輸血ー細胞バンクで保管されている同胞の細胞有核細胞を用いた輸血の安全性研究ー」

A小児脳性麻痺など脳障害に対する同胞間臍帯血単核球細胞輸血ー細胞バンクで保管されている同胞の細胞有核細胞を用いた輸血の安全性研究ー」

が他の議題とともに上がりました。

継続審査の土俵に再度上がったことを、日が変わる直前に知りました。
もう最後のチャンスかもしれません。

本日(30日)の13:00〜15:00に東京で開催される評価部会で審議されます。

歴史的な一歩になることを強く期待します。

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議題 (2)_R.JPG


結果は本日、ブログでお知らせします。

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※本日の評価部会の結果
「継続審議」になりました。

「認可」を期待していましたが、残念ながら「継続審議」となりました。
ただ「却下」など否定的な結果ではないので、次回の審議に期待したいと思います。
次回は期日未定です。

詳細は分かりませんが、今後も高知大学医学部付属病院の皆様に御礼と感謝申し上げます。
posted by 塾長 at 00:12| 教育・子育て