昨日の19日は私の満72歳の誕生日でした。
小学3年生の時亡くなった父親が55歳だったので、それを目標に生きてきましたがお陰でまだ生きています。
一度の人生、大きな目標をもって何事にも一生懸命で生きてきましたが、多くの皆様にご迷惑をおかけしてきたことには常に反省しております。
今年は年男。第7子の「万然(ばんねん)」、小学6年生と同じうさぎ年です。西洋では誕生日といえば出産の日として盛大に祝います。しかし日本では「妊娠期間の命」もカウントするので、「数え年」が残っていて正月元旦に家族が一堂に会して、お互いに「あけましておめでとう!」というしきたりがあります。つまり元旦に数え73歳をすでに迎えていたことになるので誕生会は質素に行いました。
・・・とはいえ今の時世にも合わせなくてはならないので世間一般の常識の誕生会に合わせて、昨日もそれなりに行いました。
小学生二人からは手書きの絵画とメッセージ、特殊支援学校6年の万然からは前日の「父の日」のプレゼント。偶然にも毎年お正月にお参りしている出雲大社沖縄分社のお守りと同じ「無事、カエル」のメッセージが入っていました。一番下の「心然」は「ウルトラマンの父の歌」と「ウルトラマン銀河」、「にじのうた」を大きな声で歌ってくれました。次女は仕事の帰りにケーキを買ってきてくれました。妻はボロボロになっていた靴を買ってくれました。
ありがたいことです。これからは仕上げの期間に入っていくので、子育ても仕事も継承すべきものは継承し、よくない風習は省いてきたいと思っています。
さて、同じ19日は楽しみにしていた「カンナ削り大会」。現場の大工さんからそれらしき大会をしようと意見が出ていたことを聞いたので、正式に「第1回鉋(かんな)削り大会」と銘打って現場で開催しました。
・・・とはいっても昨日は一人(大城さん)は用があってお休みだったので参加者は、現在現場に入っている6名。しかし、伝統的な木工事をしている現場だからこそできるイベント。大いに賛成!だから「伝統建築『これから』研究会」が主催することにしました。
予定になかった賞金も、なしなしのポケットマネーから捻出して大いに盛り上げようと思いました。
午後3時の休憩の時間を利用しました。削る順番はアミダくじで決まっていました。一番は現在の棟梁の親富祖さんです。以下清島さん、横田さん、仲宗根さん、上原さん、見習い大工の亜和(あや)の順です。
目的の半分は交流して親睦を深めること、あと半分は自己研鑽です。
【ニコニコ顔だった大工さんたちもいざ鉋(カンナ)を手にすると緊張したうえ真剣になりました。】
【以下、清島さん、横田さん、仲宗根さん、上原さん、亜和(あや)の順で削りました。これから内部造作が本格化するので開催時期としても良かったと思います。】
みなさん真剣に取り組みました。なるべく木の表面をなるべく薄く仕上げて、木の美しさを引き出そうとするイベントです。最近は加工された造作材を組み合わせる手法が圧倒的に多くなり、現場からノコギリやカンナ、ノミなどが消えていきます。機械の加工が主流になって現場では機械の音がうなっているのが現状です。
匠の技は手道具で決まります。機械力への依存が増えると腕が落ちるのではないかと思っています。そのようなことから今回のイベントは、個人の腕前が実際どうなのか、みんなの前で競争することになったので、大工職人としては「真剣」になるはずです。
結果、最優秀賞には親富祖さんが受賞しました。カンナ削り出た鉋くずの厚みは0.016oでした。
【0.013oの記録を出した親富祖さん。】
【以下、0.017oが二人、0.018oが一人、0.0022o、あやは0.031oでした。しかし、この現場だからできた大会でした。みんさん、お互いのカンナを比べたり、刃の出し方などを研究していました。このような自己研鑽の結果がいい仕事に結びつくと思います。残念ながらあやは一番熱くなりましたが、まだ経験2年の見習いとしてはよくできたと、ほめてあげたいです。】
【表彰式。最優秀賞を受けとる親富祖さん。】
【ここでは「子」ではなく優秀賞の受賞者として表彰。】
【競技中は真剣でしたが終えれば和気あいあい。今度は絶対勝つと決意することも大事。ただ緊張感から解放され久々現場に笑顔が戻りました。けんかをしていてはいい仕事もできません。
気持ちだけしか入れていない賞金なのに、照明にかざして中を想像する人もいて笑いを誘いました。みんな喜んで切れてよかったと思っています。】
【18日(日)は裏山の牧場の下の牧草地前の道を清掃しました。お互い顔を合わせていますが、なかなか言いにくいことがありました。それは牧草刈りしたあとの清掃がなされていないため、その後の雨で側溝が詰まり、その掃除が大変なことです。偶然会ったのでその旨を話しました。「気づかなかったです。」といわれみんなでそのあと道路を掃きました。きれいになったのでお互いによかったです。】
【同じ18日の日曜日、妻が務める郵便局の駐車場の草刈りもしました。ここは馬とヤギを連れていき、人間も一緒に草刈しました。】
【今日(6月20日)の田んぼです。小学5年生が植えた稲も大雨にも負けず少しずつ伸びました。その他の家族で田植えした苗も同様です。梅雨が明けたら、一段と力強くなると信じて、毎日見回り欠かさず、水の調整をしています。】
2023年06月20日
誕生日と「第1回鉋掛け大会」
posted by 塾長 at 19:36| 教育・子育て
2023年06月15日
田植え、その後。「どっこい、おいらは生きている!」
6月5日、北中城小学校5年生約150人で田植えをしましたが、その前に代掻きや畔づくり、馬ふんのたい肥作りなどをしました。その時(5月25日)の取材がやっと今日出ました。
遅いよなー。沖縄の新聞は・・・。
慰霊の日が近いので、沖縄の新聞は「戦争」の記事が増えます。毎日毎日、地上戦の悲惨さや平和の希求、在沖米軍基地や自衛隊基地反対に関する記事が載らない日はありません。
交通事故防止のため、警察は免許更新時に重大事故の悲惨な写真を用意して見せますが、あれと似ています。ひどい状況写真をどれだけ見せても事故は減りません。
人間も動物なので理想だけでは生きていけません。感情や考え方(価値観)やさまざまな「欲」があります。また国の体制も異なります。
「話せばわかる」という人がいますが、「話しても分からない人」や「国」もあります。今どき戦争を好きな人などほとんどいません。わからない同士でも、「それはしてはいけない、それを言ったらいけない。」ことはあると思います。
一定の自律心があれば、交通事故もけんかも減ると思います。
先日中学校から慰霊の日に向けた活動に対する承諾依頼がありました。慰霊の日までに沖縄で亡くなった戦没者の名前を生徒に読ませるというものでした。その発表とユーチューブに載せてもいいかというものでしたが、両方ともお断りしました。
多分、ほとんどの生徒や家族は承諾したと思いますが、我が家の家族会議では主催する団体の代表者が政治的であったこと(政党所属)や、目的は立派でもあまり世の中のことを知らない中学生を利用しているように感じたからです。
自分の考えが正しいと信じることは悪くはありませんが、それを押し付けたり無理押しするのはどうかと思います。
さて沖縄は梅雨前線の影響でこの2日間、大雨でした。
気になるのは田植え後の苗。毎日朝夕、水の調整をしていますが、大雨と分かっていたので少し落とし口の高さを上げました。
【雨の降り始め。】
【14日は大雨洪水警報が発令されました。まさに土砂降り。家の前の道路側溝の集合マスから雨水が吹きあがっていました。木造の家のせいか、ドードーという音とともに振動さえ感じました。】
【6月15日、田んぼを見に行くと水位が上がっていて、落とし口からは水がたくさん落ちていました。】
【田んぼの上からの水はトンボ池でまとめます。田んぼに入らないように分水しています。】
【最終的には田んぼの水は沈砂池に入ります。】
【6月15日昼頃、苗は元気でした。水の中に沈んでいる苗もありますが、日光は当たります。面白いことに棚田は下に行くほど濁っていました。徐々にそれらも澄んでいきます。】
【家は山の中腹に建てました。建てる前にまず水みちを作りました。上から重力で落ちてくる水をたくさん分水させてがけ崩れを防止しながら一気に側溝に流れ込まないようしています。いわば「都市型洪水の防止」です。なので途中に池があります。最後の池は水車小屋の下の池です。ここは地下水の余剰水を取り込んでいます。表流水と合流するのであっという間に小さな池はオーバーします。
この小さな池にはメダカや闘魚、金魚が棲んでいます。
溢れ返る池の水を見て、「世界で一番小さな魚であるメダカはきっと流れて行ったろうな。」と思ってのぞいてみると「どっこいおいらは生きているぜ!」と言わんばかりに姿を現しました。(手前左)
あの小さなメダカは、小さな体で大雨の降ることを事前に察知し、池のどこかに身を隠してじっと水の勢いに飲み込まれずに耐えたのだと思います。
人間もメダカの野生力に学んだ方が良さそうです。ちなみに池の中の海老やカニ、田んぼのアメンボもみんな復帰していました。】
遅いよなー。沖縄の新聞は・・・。
慰霊の日が近いので、沖縄の新聞は「戦争」の記事が増えます。毎日毎日、地上戦の悲惨さや平和の希求、在沖米軍基地や自衛隊基地反対に関する記事が載らない日はありません。
交通事故防止のため、警察は免許更新時に重大事故の悲惨な写真を用意して見せますが、あれと似ています。ひどい状況写真をどれだけ見せても事故は減りません。
人間も動物なので理想だけでは生きていけません。感情や考え方(価値観)やさまざまな「欲」があります。また国の体制も異なります。
「話せばわかる」という人がいますが、「話しても分からない人」や「国」もあります。今どき戦争を好きな人などほとんどいません。わからない同士でも、「それはしてはいけない、それを言ったらいけない。」ことはあると思います。
一定の自律心があれば、交通事故もけんかも減ると思います。
先日中学校から慰霊の日に向けた活動に対する承諾依頼がありました。慰霊の日までに沖縄で亡くなった戦没者の名前を生徒に読ませるというものでした。その発表とユーチューブに載せてもいいかというものでしたが、両方ともお断りしました。
多分、ほとんどの生徒や家族は承諾したと思いますが、我が家の家族会議では主催する団体の代表者が政治的であったこと(政党所属)や、目的は立派でもあまり世の中のことを知らない中学生を利用しているように感じたからです。
自分の考えが正しいと信じることは悪くはありませんが、それを押し付けたり無理押しするのはどうかと思います。
さて沖縄は梅雨前線の影響でこの2日間、大雨でした。
気になるのは田植え後の苗。毎日朝夕、水の調整をしていますが、大雨と分かっていたので少し落とし口の高さを上げました。
【雨の降り始め。】
【14日は大雨洪水警報が発令されました。まさに土砂降り。家の前の道路側溝の集合マスから雨水が吹きあがっていました。木造の家のせいか、ドードーという音とともに振動さえ感じました。】
【6月15日、田んぼを見に行くと水位が上がっていて、落とし口からは水がたくさん落ちていました。】
【田んぼの上からの水はトンボ池でまとめます。田んぼに入らないように分水しています。】
【最終的には田んぼの水は沈砂池に入ります。】
【6月15日昼頃、苗は元気でした。水の中に沈んでいる苗もありますが、日光は当たります。面白いことに棚田は下に行くほど濁っていました。徐々にそれらも澄んでいきます。】
【家は山の中腹に建てました。建てる前にまず水みちを作りました。上から重力で落ちてくる水をたくさん分水させてがけ崩れを防止しながら一気に側溝に流れ込まないようしています。いわば「都市型洪水の防止」です。なので途中に池があります。最後の池は水車小屋の下の池です。ここは地下水の余剰水を取り込んでいます。表流水と合流するのであっという間に小さな池はオーバーします。
この小さな池にはメダカや闘魚、金魚が棲んでいます。
溢れ返る池の水を見て、「世界で一番小さな魚であるメダカはきっと流れて行ったろうな。」と思ってのぞいてみると「どっこいおいらは生きているぜ!」と言わんばかりに姿を現しました。(手前左)
あの小さなメダカは、小さな体で大雨の降ることを事前に察知し、池のどこかに身を隠してじっと水の勢いに飲み込まれずに耐えたのだと思います。
人間もメダカの野生力に学んだ方が良さそうです。ちなみに池の中の海老やカニ、田んぼのアメンボもみんな復帰していました。】
posted by 塾長 at 23:13| 教育・子育て
2023年06月12日
新連載「歴史に学び 文化で築く」スタート!
「建設論壇」で6回(2か月に1回)の連載を終えましたが、今回は同じ「沖縄建設新聞」で毎月1回の割で「歴史に学び 文化で築く」を書くことになりました。
その第1回目が掲載されました。
【今回は少しラフに書きたいという希望がかなえられて、コラム形式になりました。時数も「建設論壇」の半分くらいです。独自の考えを公的に書けることはありがたいことです。】
また次女の亜和(あや)は10日、(株)国建(くにけん)の常務、平良 敬さんのご紹介を経て、首里城復興工事の木工事を担当する(株)社寺建の代表取締役・会長 山本 信幸棟と面接し、就職内定しました。
もうしばらく現在の仕事に没頭しますが、その後は伝統建築への道にひたすらまい進すると思います。
【山本棟梁を待つ間、平良常務から首里城の経緯を写真で説明を受けました。】
【以前の復興時には山本棟梁は副棟梁で全体を見ていたらしく、山本棟梁がその時描かれた施工図を見せていただきました。なつかしいトレッシングペーパーに手書きの図面。素晴らしかったです。
実は平良常務も同じ現場で監理されていたらしく、再び同じ現場で仕事をすることになったということです。旧知の仲なので阿吽の呼吸で仕事ができている、と仰っていました。】
【初対面で緊張していた亜和も内定できて少し表情が緩やかになったようです。頑張れよー!
左から国建の平良常務と私、亜和、右が山本棟梁。】
その第1回目が掲載されました。
【今回は少しラフに書きたいという希望がかなえられて、コラム形式になりました。時数も「建設論壇」の半分くらいです。独自の考えを公的に書けることはありがたいことです。】
また次女の亜和(あや)は10日、(株)国建(くにけん)の常務、平良 敬さんのご紹介を経て、首里城復興工事の木工事を担当する(株)社寺建の代表取締役・会長 山本 信幸棟と面接し、就職内定しました。
もうしばらく現在の仕事に没頭しますが、その後は伝統建築への道にひたすらまい進すると思います。
【山本棟梁を待つ間、平良常務から首里城の経緯を写真で説明を受けました。】
【以前の復興時には山本棟梁は副棟梁で全体を見ていたらしく、山本棟梁がその時描かれた施工図を見せていただきました。なつかしいトレッシングペーパーに手書きの図面。素晴らしかったです。
実は平良常務も同じ現場で監理されていたらしく、再び同じ現場で仕事をすることになったということです。旧知の仲なので阿吽の呼吸で仕事ができている、と仰っていました。】
【初対面で緊張していた亜和も内定できて少し表情が緩やかになったようです。頑張れよー!
左から国建の平良常務と私、亜和、右が山本棟梁。】
posted by 塾長 at 11:51| 教育・子育て
2023年06月05日
「田植え完了」
台風2号の影響で当初予定していた2日(金)には右2番田のみしかできませんでした。
休みを先にとっておいたので変更できず、返し風の強風が吹くなか、強行しました。
雨のせいで水かさが上がっていたので浮いた水の勢いや強風でだいぶ苗が折れたかと思います。
【少ない人数で強行した右二番田の田植え。台風休みの「心然」も応援しました。】
6月3日の土曜日は妻以外は中学生一人と小学生二人、高校生一人が応援できました。8枚の田んぼのうち残り5枚(田んぼ面積の広い左右の一番田2枚は学校の教育用に残すため)を終わらせる予定でしたが、やはり無理があり左四番田だけが田植えできませんでした。もともとすべての田んぼが小学校の教育用です。
【これまでの田んぼは人吉市矢岳町の時は休耕田の復活(3か年)、あとは我が家の周りの開田しての田植え(7か年)でした。今回のように畑の休耕地の開田ではありません。また、農薬や化学肥料は一度も使ったことがありません。今度の土地は一部、田芋畑であったり、ドラゴンフ均すルーツ栽培をされていたので土壌が様々でした。さらに田んぼが約3Mの傾斜地にあるので棚田にするのに大変でした。凸凹の土地を平たんにしたつもりですが、固い地盤や柔らかい地盤が複層していて代掻きに手間がかかりました。
田植えもだんだん要領がよくなって、小分けした苗を田んぼに浮かせて田植えする人に運ぶようになりました。
天候に恵まれたので左3番、四番、右二番、三番までできたので前日と合わせて5枚完了です。】
【土曜日まで残った最後の左四番田も終了しました。これであとは総合学習で来る子どもたちがする田植え、左右の1番田のみになりました。ただ5年生がほとんど初めて体験する「田植え」。現場到着が9時前だとしてもわずか1時間半で終えなければなりません。
そこで残りの家族で条間(横25センチ)と株間(縦30センチ)に糸が張れるよう、建築でいう「やり方だし」をしました。】
【明日の「田植え」用に最後の代掻きを自分でしました。このあと「田植え」がしやすいように水位も下げました。】
【今日(6月5日月曜日)の田植え着手前の田んぼです。上が左1番田、下が右一番田。】
【総勢150名の田植え。簡単に説明をした。特に総合学習の時間なので単なる稲の生産ではなく、人格形成を意識した話をしました「「田」には「田の神様」(九州では「たのかんさー」)山には山の神、地下水には水神さんや道には道祖神など日本には八百万(やおよろず)の神様がいる。だから神聖な「田んぼ」に入る前には相撲の土俵や柔道の畳に出入りする時のように軽く頭を下げて心の中で「入ります」と言って入ってください。」と話しました。
また、「田植え」のやり方の注意も当然しました。「植え付け方」や、テキパキ、言ったとおりにしないと遅くなって終わらない、ケガをしやすい。一列終えた確認をしたら、「いいですか、バックしますよ!」と声を出して確認すること、など指導しました。】
【崎濱校長先生も児童に直接指導していました。】
【これぞ「田植え風景」。一列に並んで整然と、かつ、楽しくできました。8枚のうち一番広く、一番上流にある「左一番田」です。480株以上あります。】
【「左一番田」一足先に完了。時間内によくできました。】
【「右一番田」の「田植え」の様子。左一番田より面積は少し狭い。作業は遅れ気味・・。】
【段々慣れてきて早くなりました。】
【四角に囲った部分から外れた畔際(あぜぎわ)の田んぼにも、丁寧に植え付けてくれた。右一番田、完了。気の利いた子どもはどこのグループにも必ずいる。「言わずにする人上の人、言われてする人中の人、言われてせぬ人、下の人」と口ずさんでしまった。】
これで我が家の家族と小学校5年生たちのコラボレーションの「田植え」が終了しました。擦過傷のやちょっとした切り傷を負った子供もいましたが、なんとか苗の成長に合わせた「田植え」はできました。
土の感触や水の温度、稲の株分け、縦横の通り合わせ、植え付けの難しさ、炎天下の作業、完了した達成感・・。子どもたちの受け止め方はさまざまだったと思います。
これから草との共存、水の調整、倒れた苗の修復などなど、毎日、田んぼの見回りをしながら、自分自身も鍛錬したいと思います。
「学校のみんな!時々成長ぶりを見に来てよ!太陽と水、土、栄養以外の「愛情」を稲たちは待ってるからねー!。」
参照 北中城小学校HPにも掲載されています。
http://www.kitanakagusuku.ed.jp/kitasyou/fuukei/archives/1018
休みを先にとっておいたので変更できず、返し風の強風が吹くなか、強行しました。
雨のせいで水かさが上がっていたので浮いた水の勢いや強風でだいぶ苗が折れたかと思います。
【少ない人数で強行した右二番田の田植え。台風休みの「心然」も応援しました。】
6月3日の土曜日は妻以外は中学生一人と小学生二人、高校生一人が応援できました。8枚の田んぼのうち残り5枚(田んぼ面積の広い左右の一番田2枚は学校の教育用に残すため)を終わらせる予定でしたが、やはり無理があり左四番田だけが田植えできませんでした。もともとすべての田んぼが小学校の教育用です。
【これまでの田んぼは人吉市矢岳町の時は休耕田の復活(3か年)、あとは我が家の周りの開田しての田植え(7か年)でした。今回のように畑の休耕地の開田ではありません。また、農薬や化学肥料は一度も使ったことがありません。今度の土地は一部、田芋畑であったり、ドラゴンフ均すルーツ栽培をされていたので土壌が様々でした。さらに田んぼが約3Mの傾斜地にあるので棚田にするのに大変でした。凸凹の土地を平たんにしたつもりですが、固い地盤や柔らかい地盤が複層していて代掻きに手間がかかりました。
田植えもだんだん要領がよくなって、小分けした苗を田んぼに浮かせて田植えする人に運ぶようになりました。
天候に恵まれたので左3番、四番、右二番、三番までできたので前日と合わせて5枚完了です。】
【土曜日まで残った最後の左四番田も終了しました。これであとは総合学習で来る子どもたちがする田植え、左右の1番田のみになりました。ただ5年生がほとんど初めて体験する「田植え」。現場到着が9時前だとしてもわずか1時間半で終えなければなりません。
そこで残りの家族で条間(横25センチ)と株間(縦30センチ)に糸が張れるよう、建築でいう「やり方だし」をしました。】
【明日の「田植え」用に最後の代掻きを自分でしました。このあと「田植え」がしやすいように水位も下げました。】
【今日(6月5日月曜日)の田植え着手前の田んぼです。上が左1番田、下が右一番田。】
【総勢150名の田植え。簡単に説明をした。特に総合学習の時間なので単なる稲の生産ではなく、人格形成を意識した話をしました「「田」には「田の神様」(九州では「たのかんさー」)山には山の神、地下水には水神さんや道には道祖神など日本には八百万(やおよろず)の神様がいる。だから神聖な「田んぼ」に入る前には相撲の土俵や柔道の畳に出入りする時のように軽く頭を下げて心の中で「入ります」と言って入ってください。」と話しました。
また、「田植え」のやり方の注意も当然しました。「植え付け方」や、テキパキ、言ったとおりにしないと遅くなって終わらない、ケガをしやすい。一列終えた確認をしたら、「いいですか、バックしますよ!」と声を出して確認すること、など指導しました。】
【崎濱校長先生も児童に直接指導していました。】
【これぞ「田植え風景」。一列に並んで整然と、かつ、楽しくできました。8枚のうち一番広く、一番上流にある「左一番田」です。480株以上あります。】
【「左一番田」一足先に完了。時間内によくできました。】
【「右一番田」の「田植え」の様子。左一番田より面積は少し狭い。作業は遅れ気味・・。】
【段々慣れてきて早くなりました。】
【四角に囲った部分から外れた畔際(あぜぎわ)の田んぼにも、丁寧に植え付けてくれた。右一番田、完了。気の利いた子どもはどこのグループにも必ずいる。「言わずにする人上の人、言われてする人中の人、言われてせぬ人、下の人」と口ずさんでしまった。】
これで我が家の家族と小学校5年生たちのコラボレーションの「田植え」が終了しました。擦過傷のやちょっとした切り傷を負った子供もいましたが、なんとか苗の成長に合わせた「田植え」はできました。
土の感触や水の温度、稲の株分け、縦横の通り合わせ、植え付けの難しさ、炎天下の作業、完了した達成感・・。子どもたちの受け止め方はさまざまだったと思います。
これから草との共存、水の調整、倒れた苗の修復などなど、毎日、田んぼの見回りをしながら、自分自身も鍛錬したいと思います。
「学校のみんな!時々成長ぶりを見に来てよ!太陽と水、土、栄養以外の「愛情」を稲たちは待ってるからねー!。」
参照 北中城小学校HPにも掲載されています。
http://www.kitanakagusuku.ed.jp/kitasyou/fuukei/archives/1018
posted by 塾長 at 19:30| 教育・子育て
2023年05月30日
田植え間近・・
台風2号が迫っている中、苗はすくすくと育っています。
これまで熊本の人吉市矢岳町や沖縄の北中城村で無農薬、無化学肥料による稲の育ち方を見てきました。しかし今回は小学5年生が相手。しかも林間学校と違って大勢でかつ、授業時間が短いのでやり方を変えました。
「田植え」が間近に迫ってきました。これまでは畔の近くから徐々に縦横の間隔を確保しながら植え付けてきましたが、今度はそういうわけにはいきません。株間(横・25cm)や条間(列間・縦・30cm)が畔に合わせるとばらばらになります。風の通りが悪くなり、病気の原因にもなります。
途中で草刈りの時期が来ても、苗の間が曲がりくねっていては根を踏んでしまうと思い、一応、基本は直角のラインを設定し、子どもたちが一列になって後すざりしながら「田植え」をするようにしました。
【ついつい「建築」の癖が出てしまいます。長手の畔に合わせて糸を張り、「大矩」(おおがね)を作って直角を出しました。さらに対角をあたって数値が合致するのを確認して杭を打ち、ラインを引きました。】
「田んぼ」づくりの話はなにせ急でした。大した計画はありませんでしたが、地形を変えたくない一心で、目で見ながら水平や広さを決めていきました。もともと預かった農地が扇型なので田んぼも四角になりにくく、したがって畔幅も狭かったり広かったりしています。
【道路から向かって右側の田んぼです。高低差が3m近くある棚田です。】
【手前から「左一番田」から「二番田」、「三番田」、「四番田」とラインをひもで表しました。これに沿ってバックしながら田植えをしようと考えています。人吉市で田植えしたときはほぼ円形の田だったので、畔に合わせて丸く田植えしたら、風の通りがよくなかったのを覚えています。】
【下から見るとこんな風になります。手前が「左四番田」。】
【家族総動員で毎週田んぼの手入れです。小学生だけではとても満足のいく田んぼにはなりません。何回も代掻きをしないと田んぼの底は凸凹です。】
【4歳の心然(しんねん)は途中で家に帰りました。帰って障がいを持った兄ちゃん(万然・ばんねん)の世話をします。愛犬バンビーと一緒に帰りました。・・・といっても歩いて2分の距離です。】
【25日、3組4組が馬糞のたい肥を田んぼに入れましたが、追肥を作っておかなければなりません。新しいたい肥作りも少しだけしました。馬糞に米ぬかと周りの草を混ぜて積み上げました。昨日温度を測ったら57.5度に上がっていました。またいいたい肥ができると思います。】
【私はもともと設計者。田んぼづくりが主ではありません。台風2号の接近により足場に張っていた安全ネットを外しました。そうしたら建築中の現場の全貌が少し見えてきました。敷地に合わせて徐々に「すがり」の屋根がだんだんい見えていますが、大工さんも瓦職人さんも苦労したところです。
ややこしかった分、出来上がると苦労も吹っ飛びます。もう少しの時間、頑張らなければなりません。】
【スロープ側のエレベーションです。】
田植えは2日の予定です。沖縄に接近しますが、海水温が低いので勢力は徐々に弱くなっていくのではないかと踏んでいます。自然にはかなわないので、もう少し経過を見守ります。
これまで熊本の人吉市矢岳町や沖縄の北中城村で無農薬、無化学肥料による稲の育ち方を見てきました。しかし今回は小学5年生が相手。しかも林間学校と違って大勢でかつ、授業時間が短いのでやり方を変えました。
「田植え」が間近に迫ってきました。これまでは畔の近くから徐々に縦横の間隔を確保しながら植え付けてきましたが、今度はそういうわけにはいきません。株間(横・25cm)や条間(列間・縦・30cm)が畔に合わせるとばらばらになります。風の通りが悪くなり、病気の原因にもなります。
途中で草刈りの時期が来ても、苗の間が曲がりくねっていては根を踏んでしまうと思い、一応、基本は直角のラインを設定し、子どもたちが一列になって後すざりしながら「田植え」をするようにしました。
【ついつい「建築」の癖が出てしまいます。長手の畔に合わせて糸を張り、「大矩」(おおがね)を作って直角を出しました。さらに対角をあたって数値が合致するのを確認して杭を打ち、ラインを引きました。】
「田んぼ」づくりの話はなにせ急でした。大した計画はありませんでしたが、地形を変えたくない一心で、目で見ながら水平や広さを決めていきました。もともと預かった農地が扇型なので田んぼも四角になりにくく、したがって畔幅も狭かったり広かったりしています。
【道路から向かって右側の田んぼです。高低差が3m近くある棚田です。】
【手前から「左一番田」から「二番田」、「三番田」、「四番田」とラインをひもで表しました。これに沿ってバックしながら田植えをしようと考えています。人吉市で田植えしたときはほぼ円形の田だったので、畔に合わせて丸く田植えしたら、風の通りがよくなかったのを覚えています。】
【下から見るとこんな風になります。手前が「左四番田」。】
【家族総動員で毎週田んぼの手入れです。小学生だけではとても満足のいく田んぼにはなりません。何回も代掻きをしないと田んぼの底は凸凹です。】
【4歳の心然(しんねん)は途中で家に帰りました。帰って障がいを持った兄ちゃん(万然・ばんねん)の世話をします。愛犬バンビーと一緒に帰りました。・・・といっても歩いて2分の距離です。】
【25日、3組4組が馬糞のたい肥を田んぼに入れましたが、追肥を作っておかなければなりません。新しいたい肥作りも少しだけしました。馬糞に米ぬかと周りの草を混ぜて積み上げました。昨日温度を測ったら57.5度に上がっていました。またいいたい肥ができると思います。】
【私はもともと設計者。田んぼづくりが主ではありません。台風2号の接近により足場に張っていた安全ネットを外しました。そうしたら建築中の現場の全貌が少し見えてきました。敷地に合わせて徐々に「すがり」の屋根がだんだんい見えていますが、大工さんも瓦職人さんも苦労したところです。
ややこしかった分、出来上がると苦労も吹っ飛びます。もう少しの時間、頑張らなければなりません。】
【スロープ側のエレベーションです。】
田植えは2日の予定です。沖縄に接近しますが、海水温が低いので勢力は徐々に弱くなっていくのではないかと踏んでいます。自然にはかなわないので、もう少し経過を見守ります。
posted by 塾長 at 10:18| 教育・子育て
2023年05月25日
「田んぼの授業」第2陣「馬糞のたい肥」
今日は北中城小学校「田んぼの授業」(5年生・総合学習)の第2陣、3組と4組が訪れました。
【前回の1組2組と同様、返事・挨拶と集合・注目の指示は確実に守ってもらうことを約束し、「事故がないよう気合を入れてがんばるぞー!」と心をひとつにしました。「エイ、エイ、オーッ!!」】
【今日の作業は畔の補修とたい肥入れ。第1班で畔を固めましたが、相手は「クチャ」。乾燥すると割れてしまします。稲わらをそのまま下に入れ土をかぶせましたが、やはり割れは生じました。「田んぼづくりは畔づくり」。そこでもう一度「代掻き」を行い、高いところの土(クチャ)をバケツに入れて「島尻マージ」と混ぜました。漏水防止のため、さらに稲わらを4〜5センチに切り、「ワラすさ」を作りました。これに「島尻マージ」と「クチャ」を混ぜた土で畔の補修をしました。「ワラすさ」は2日間浸水させて柔くして混ぜました。】
【一方で、別なクラスは馬糞のたい肥を「手んぐり(手渡しリレー)」でリヤカーに運び、田んぼまでリヤカーで運びました。「リヤカー」を引いたこともない子ばかりだったので、「上り坂」と「下り坂」での引き方を先に教えました。リヤカー事故が多いからです。
畔補修と馬糞のたい肥まきが同時になったので、元気でにぎやかな田んぼづくりになりました。あくまでも人間ができるのは「田んぼづくり」です。稲は自分で育つので「稲づくり」とは言わないようです。】
【「馬糞のたい肥」まきで減ったたい肥小屋に新たに「たい肥」を作りました。馬糞に完全無農薬の米ぬかと周りに生息している草を入れながら積み上げました。またいいたい肥ができると思います。馬糞は豚糞や牛糞より糞そのものには栄養はあまりありませんが、たい肥になると栄養分が一番多いと思います。我が家の「ゲン」ちゃんは草しか食べていないので、結構な繊維質で多くの微生物を持っていると思っています。「ハエ」一匹いないほどいいたい肥をまきました。】
【下流に迷惑をかけないようにするため、足や長ぐつに付いた土をグレーチングで取りますが、その下には可動式の箱を特製で作りました。箱に落ちた土はまた畔に戻します」】
【毎日苗には水を掛けます。ペットボトルを使ったじょうろです。】
【苗床の苗もだんだん伸びてきました。朝見に行くと夜露と内部から出す露で幻想的なシーンが見れます。】
【ヤギは私たちの作業を黙ってみていました。】
これで4クラスの全員が田んぼに来たことになります。今日の説明では私の畑にの土1グラムに490個体の大腸菌、一般細菌が450万個いたこと、馬糞には34億万個、たい肥になると16万個に減ったことなどを話しました。
また現在は「砂漠」と一緒で生物は少ないですが、これに馬糞のたい肥を入れて「田んぼの森」にすることなども話しました。
微生物という「分解者」がいないと、地球は糞と死体だらけになるといって前回の「水の循環」と「物質循環」の話を同時にしました。
化学肥料は成長の特効薬かもしれませんが、漢方薬のようなたい肥は総合力に長けていて川や海を汚しません。
やはり稲は「本物」の自然の中でそだてるべきであり、そこに教育的な意義があると思います。
「田んぼ」が「森」のようになると、砂漠と違って多様な生物が寄ってきます。楽しみです。
「田植え」は6月2日の予定です。(台風の影響で変更するかもしれません)以上、今日の報告です。
【前回の1組2組と同様、返事・挨拶と集合・注目の指示は確実に守ってもらうことを約束し、「事故がないよう気合を入れてがんばるぞー!」と心をひとつにしました。「エイ、エイ、オーッ!!」】
【今日の作業は畔の補修とたい肥入れ。第1班で畔を固めましたが、相手は「クチャ」。乾燥すると割れてしまします。稲わらをそのまま下に入れ土をかぶせましたが、やはり割れは生じました。「田んぼづくりは畔づくり」。そこでもう一度「代掻き」を行い、高いところの土(クチャ)をバケツに入れて「島尻マージ」と混ぜました。漏水防止のため、さらに稲わらを4〜5センチに切り、「ワラすさ」を作りました。これに「島尻マージ」と「クチャ」を混ぜた土で畔の補修をしました。「ワラすさ」は2日間浸水させて柔くして混ぜました。】
【一方で、別なクラスは馬糞のたい肥を「手んぐり(手渡しリレー)」でリヤカーに運び、田んぼまでリヤカーで運びました。「リヤカー」を引いたこともない子ばかりだったので、「上り坂」と「下り坂」での引き方を先に教えました。リヤカー事故が多いからです。
畔補修と馬糞のたい肥まきが同時になったので、元気でにぎやかな田んぼづくりになりました。あくまでも人間ができるのは「田んぼづくり」です。稲は自分で育つので「稲づくり」とは言わないようです。】
【「馬糞のたい肥」まきで減ったたい肥小屋に新たに「たい肥」を作りました。馬糞に完全無農薬の米ぬかと周りに生息している草を入れながら積み上げました。またいいたい肥ができると思います。馬糞は豚糞や牛糞より糞そのものには栄養はあまりありませんが、たい肥になると栄養分が一番多いと思います。我が家の「ゲン」ちゃんは草しか食べていないので、結構な繊維質で多くの微生物を持っていると思っています。「ハエ」一匹いないほどいいたい肥をまきました。】
【下流に迷惑をかけないようにするため、足や長ぐつに付いた土をグレーチングで取りますが、その下には可動式の箱を特製で作りました。箱に落ちた土はまた畔に戻します」】
【毎日苗には水を掛けます。ペットボトルを使ったじょうろです。】
【苗床の苗もだんだん伸びてきました。朝見に行くと夜露と内部から出す露で幻想的なシーンが見れます。】
【ヤギは私たちの作業を黙ってみていました。】
これで4クラスの全員が田んぼに来たことになります。今日の説明では私の畑にの土1グラムに490個体の大腸菌、一般細菌が450万個いたこと、馬糞には34億万個、たい肥になると16万個に減ったことなどを話しました。
また現在は「砂漠」と一緒で生物は少ないですが、これに馬糞のたい肥を入れて「田んぼの森」にすることなども話しました。
微生物という「分解者」がいないと、地球は糞と死体だらけになるといって前回の「水の循環」と「物質循環」の話を同時にしました。
化学肥料は成長の特効薬かもしれませんが、漢方薬のようなたい肥は総合力に長けていて川や海を汚しません。
やはり稲は「本物」の自然の中でそだてるべきであり、そこに教育的な意義があると思います。
「田んぼ」が「森」のようになると、砂漠と違って多様な生物が寄ってきます。楽しみです。
「田植え」は6月2日の予定です。(台風の影響で変更するかもしれません)以上、今日の報告です。
posted by 塾長 at 22:27| 教育・子育て
2023年05月21日
育苗棚づくり
昨日の土曜日は家族で育苗棚を作りました。
種まきをした後の稲はどんどん成長して、1週間で数センチまで目が伸びました。育苗箱の高さに板を入れて多少伸びてもなんとか上の育苗箱の底に届かないと踏んでいましたが、沖縄の気温ではあっという間に成長して底に着きそうでした。
19日に畔づくりに小学生が来ました。校長先生に「明日家族で育苗棚を作ります!」と告げました。
予定通り朝6時から育苗棚づくりを始めました。
【育苗箱の稲の種から、「根」と「葉」の「芽」が伸びているのが分かります。】
【予算も余裕のお金もないので、家や前の人が残していた古材などを使い、人手は家族ですることにしました。20箱の育苗箱を重ねることにしました。骨組みは前借りていた人の仮設の屋台骨を使いました。しかしこれが相当変形していたので、できる限り水平・垂直になるよう柱の倒れを直すことから始めました。そして残り物のブロックを敷き水平を見てセットしていきました。
育苗棚は「水平」でないと水が均等に回らないため正確に行いました。】
【種の時は水を掛けず、ずっと暗室の中で成長します。しかし芽がのびると薄暗くして徐々に明るくしていき、水もたっぷり上げます。】
【育苗棚に屋根を付けました。その下に育苗箱用の日よけの遮光シートを張ります。横雨が入っても直接遮光シートの隙間から雨が落ちないように勾配をとりました。】
【遮光シートを受けるための板を張ります。手前2枚は可動式で、水かけをするときには外れるようにしています。】
【壁と天井の角にも遮光シートを受けるための骨(板)も、取り外し自由にしました。】
【建築専門家のなので、どうしてもその癖が治りません。筋違いや方杖などを入れて骨組みを補強しました。】
【遮光シートを張り終えて完成しました。今は2重にシートを張って陽の光をさえぎっています。風は通ります。少しずつ成長に合わせて1枚外していこうと思っています。
多少の雨風では倒れないと思っています。】
さて今日は25日の第2陣(5年3組と4組)の来訪のために馬糞のたい肥の点検をします。次回は稲わらを入れた土でさらに畔の補修をし、ひとクラスは馬糞のたい肥運びと新しいたい肥作りをしたいと考えています。
今回は総合学習の時間。無化学肥料と無農薬の田んぼから学ぶことはたくさんあるので、教育的な意義は深いと思っています。
「返事・挨拶」、「注目・集合」を守って事故のないよう、慎重に、かつ、元気に次回も学習指導をしたいと思っています。
種まきをした後の稲はどんどん成長して、1週間で数センチまで目が伸びました。育苗箱の高さに板を入れて多少伸びてもなんとか上の育苗箱の底に届かないと踏んでいましたが、沖縄の気温ではあっという間に成長して底に着きそうでした。
19日に畔づくりに小学生が来ました。校長先生に「明日家族で育苗棚を作ります!」と告げました。
予定通り朝6時から育苗棚づくりを始めました。
【育苗箱の稲の種から、「根」と「葉」の「芽」が伸びているのが分かります。】
【予算も余裕のお金もないので、家や前の人が残していた古材などを使い、人手は家族ですることにしました。20箱の育苗箱を重ねることにしました。骨組みは前借りていた人の仮設の屋台骨を使いました。しかしこれが相当変形していたので、できる限り水平・垂直になるよう柱の倒れを直すことから始めました。そして残り物のブロックを敷き水平を見てセットしていきました。
育苗棚は「水平」でないと水が均等に回らないため正確に行いました。】
【種の時は水を掛けず、ずっと暗室の中で成長します。しかし芽がのびると薄暗くして徐々に明るくしていき、水もたっぷり上げます。】
【育苗棚に屋根を付けました。その下に育苗箱用の日よけの遮光シートを張ります。横雨が入っても直接遮光シートの隙間から雨が落ちないように勾配をとりました。】
【遮光シートを受けるための板を張ります。手前2枚は可動式で、水かけをするときには外れるようにしています。】
【壁と天井の角にも遮光シートを受けるための骨(板)も、取り外し自由にしました。】
【建築専門家のなので、どうしてもその癖が治りません。筋違いや方杖などを入れて骨組みを補強しました。】
【遮光シートを張り終えて完成しました。今は2重にシートを張って陽の光をさえぎっています。風は通ります。少しずつ成長に合わせて1枚外していこうと思っています。
多少の雨風では倒れないと思っています。】
さて今日は25日の第2陣(5年3組と4組)の来訪のために馬糞のたい肥の点検をします。次回は稲わらを入れた土でさらに畔の補修をし、ひとクラスは馬糞のたい肥運びと新しいたい肥作りをしたいと考えています。
今回は総合学習の時間。無化学肥料と無農薬の田んぼから学ぶことはたくさんあるので、教育的な意義は深いと思っています。
「返事・挨拶」、「注目・集合」を守って事故のないよう、慎重に、かつ、元気に次回も学習指導をしたいと思っています。
posted by 塾長 at 07:15| 教育・子育て
2023年05月19日
「田んぼの授業」代掻き
昨日の大雨も止んで、今朝は晴れてくれました。
今日は5年1組と2組が棚田に来ました。総勢約70名。
総合学習の時間なので、「稲の栽培」の説明ではないと考え、稲作を通して人間性の向上や社会性の確保などを中心に話しました。
【昨晩までに作った田んぼの配置や段差、水循環図をみせて説明しました。スケジュール表といい、偏面・断面といい、なんとなく「建築家」の味が出てしまいます。】
【8枚の田んぼの名称や水みち、タンクの位置、湧水池の方向、沈砂池の役割、トンボ池そして「田んぼづくりは畔づくり」の意味などを説明しました。特になぜ「無化学肥料」や「無農薬」で稲を育てるか、ということを熊本の水俣病を例にとって話しました。】
【次はいよいよ今日の作業内容の説明です。今日は「代掻き」が主な仕事。家族である程度していましたが、約60坪もあるので子どもたちにしてもらいました。まず私がぬき板を使ってならすことに・・。一週間前には中3の「こはづき」が手製の「トンボ」をを使って水平にならしましたが、とても小学5年生では無理なので板にしました。】
【見よう見まねで子どもたちもしました。結構、上手です。水位を少し落として不陸が分かるようにしました。高い部分は手で取って、種まきの時ふるいに掛けて残った島尻マージと、この土地の「クチャ」を混ぜて畔の壁割れ補修に使うことにしました。】
【「畔壁からの水漏れがあると田んぼは枯れるのでしっかり割れている畔の壁を塗ってください!」「はーい!」といってみんなで壁塗りを始めました。こんな時は「数」だなぁ、と思いました。おかげでだいぶ割れが減りました。】
【ケガをしないよう、そして元気に作業をするよう気合を入れました。「エイエイ、オーッ!」子どもも先生もみんな元気!元気!いいぞその調子!】
【今日の結果。上等です。また割れたらまた補修します。あくまでも教材としての田んぼづくり。個人の田んぼづくりの応援ではありません。子どもたちにもそのあたりは話しました。】
【帰り際、育苗棚の覆いをそっととってみたら、もうだいぶ芽が伸びて苗になりつつありました。今週末は苗棚を作ろうと思います。】
【飼っている与那国馬の「ゲン」が田んぼの水を飲んでいました。泥水だったけれど、無農薬、無化学肥料なので安心です。】
さて5月25日は第2陣の3組と4組が来る予定です。次は馬糞のたい肥運びと、たい肥作りが主で、壁の修復や代掻きの補正もあるかもしれません。
今日の私の最後の言葉は、「冷蔵庫や洗濯機にはアースがとってあるだろう。君たちも時々体に溜まっている電気を地球(アース)に返したほうがいいよ!」そして、「人間以外の生きものに気遣いすること」や、「運動会でも赤組だけでは勝負できないでしょう。相手があるから運動会が楽しくできる。稲を育てるには人間だけではできない。相手になる土や水や太陽に感謝しよう!」でした。
みんな「楽しかった!」と言って元気に歩いて学校に帰りました。ケガもなく無事今日を終えました。
今日は5年1組と2組が棚田に来ました。総勢約70名。
総合学習の時間なので、「稲の栽培」の説明ではないと考え、稲作を通して人間性の向上や社会性の確保などを中心に話しました。
【昨晩までに作った田んぼの配置や段差、水循環図をみせて説明しました。スケジュール表といい、偏面・断面といい、なんとなく「建築家」の味が出てしまいます。】
【8枚の田んぼの名称や水みち、タンクの位置、湧水池の方向、沈砂池の役割、トンボ池そして「田んぼづくりは畔づくり」の意味などを説明しました。特になぜ「無化学肥料」や「無農薬」で稲を育てるか、ということを熊本の水俣病を例にとって話しました。】
【次はいよいよ今日の作業内容の説明です。今日は「代掻き」が主な仕事。家族である程度していましたが、約60坪もあるので子どもたちにしてもらいました。まず私がぬき板を使ってならすことに・・。一週間前には中3の「こはづき」が手製の「トンボ」をを使って水平にならしましたが、とても小学5年生では無理なので板にしました。】
【見よう見まねで子どもたちもしました。結構、上手です。水位を少し落として不陸が分かるようにしました。高い部分は手で取って、種まきの時ふるいに掛けて残った島尻マージと、この土地の「クチャ」を混ぜて畔の壁割れ補修に使うことにしました。】
【「畔壁からの水漏れがあると田んぼは枯れるのでしっかり割れている畔の壁を塗ってください!」「はーい!」といってみんなで壁塗りを始めました。こんな時は「数」だなぁ、と思いました。おかげでだいぶ割れが減りました。】
【ケガをしないよう、そして元気に作業をするよう気合を入れました。「エイエイ、オーッ!」子どもも先生もみんな元気!元気!いいぞその調子!】
【今日の結果。上等です。また割れたらまた補修します。あくまでも教材としての田んぼづくり。個人の田んぼづくりの応援ではありません。子どもたちにもそのあたりは話しました。】
【帰り際、育苗棚の覆いをそっととってみたら、もうだいぶ芽が伸びて苗になりつつありました。今週末は苗棚を作ろうと思います。】
【飼っている与那国馬の「ゲン」が田んぼの水を飲んでいました。泥水だったけれど、無農薬、無化学肥料なので安心です。】
さて5月25日は第2陣の3組と4組が来る予定です。次は馬糞のたい肥運びと、たい肥作りが主で、壁の修復や代掻きの補正もあるかもしれません。
今日の私の最後の言葉は、「冷蔵庫や洗濯機にはアースがとってあるだろう。君たちも時々体に溜まっている電気を地球(アース)に返したほうがいいよ!」そして、「人間以外の生きものに気遣いすること」や、「運動会でも赤組だけでは勝負できないでしょう。相手があるから運動会が楽しくできる。稲を育てるには人間だけではできない。相手になる土や水や太陽に感謝しよう!」でした。
みんな「楽しかった!」と言って元気に歩いて学校に帰りました。ケガもなく無事今日を終えました。
posted by 塾長 at 18:02| 教育・子育て
2023年05月14日
「田んぼの授業」たな田教室スタート!
いよいよ子どもたちを相手に「田んぼの授業」が始まりました。
通常の授業ではありません。水に漬けていた種もみから葉と根の芽が出てきたので、この週末にはどうしても播種をしたいと学校に伝えました。種まきなので多くの児童は必要ありませんが、育苗箱に入れる土をふるう作業は我が家の家族だけでは無理があるし、学習の意味からも児童の一部はかかわってほしいと考えていました。
今月19日と25日に2クラスずつ授業があります。これからが本格的な授業となります。
昨日朝、4人の5年生と崎濱校長が見えました。
【礼儀正しく挨拶・自己紹介がありました。後藤家と合同でするため、家族も挨拶・自己紹介して和気あいあいのうちにスタートしました。我が家は仕事や日曜参観などで7人しか参加できませんでした。】
【まず、地形を変えずに棚田を学校と一緒になって作ったこと、地下水をいただくこと、下流に迷惑をかけないため「沈砂池」を作ったこと、化学肥料を使わないことなどを話しました。最後に今日の作業内容を説明しました。】
【まず育苗箱に入れる土をふるいます。3ミリ目の網を張った「ふるい」に島尻マージを入れ二人で息を合わせてふるいます。大工見習の亜和(あや)が夜に作ったふるいです。最初は息が合いませんでしたが、だんだん慣れてきました。】
【育苗箱は20枚必要なので、わが家族も応援しました。】
【与那国馬の「ゲン」も作業を見ています。いい里山の風景です。】
【ならした育苗箱の土に水をたっぷりかけます。空いたペットボトルに専用のキャップ(153円)をつけると持ちやすくいい感じのシャワーの水が出ます。普通の如雨露(じょうろ)ではシャワーの水の粒が大きすぎます。】
【崎濱校長が手本を示すように水をまきました。】
【芽が出てきている「種もみ」をこの上にまきます。種もみは乾燥したときは800グラムでしたが、1週間水を含んだら1キログラムになっていました。ひとつのパレットに約50グラムずつの目安でまきました。決して「密」にしないよう、また、弱い芽を壊さないよう丁寧にかつ、やさしくまくように指導しました。赤ちゃんと一緒だもんね!】
【種もみの上に軽く土をかぶせます。そしてまた水を掛けます。】
【3段に育苗だなを重ねた上に黒のシートを掛けました。これからしばらく葉と根の芽が伸びるのを待ちます。これで今日の授業は終了。心地よく、楽しい作業でした。】
ひとまずケガもなく最初の共同作業ができました。学校で失敗したバケツ稲の話を聞きましたが、種もみをまいた土が冨栄養だったのかもしれません。今回は単なる土。稲は頑張って強く生きます。稲の生命力を引き出すためには、冨栄養は稲のためにはならないようです。人間と一緒で強くたくましく生きるには、幼少の頃の甘えはよくないと思いました。
通常の授業ではありません。水に漬けていた種もみから葉と根の芽が出てきたので、この週末にはどうしても播種をしたいと学校に伝えました。種まきなので多くの児童は必要ありませんが、育苗箱に入れる土をふるう作業は我が家の家族だけでは無理があるし、学習の意味からも児童の一部はかかわってほしいと考えていました。
今月19日と25日に2クラスずつ授業があります。これからが本格的な授業となります。
昨日朝、4人の5年生と崎濱校長が見えました。
【礼儀正しく挨拶・自己紹介がありました。後藤家と合同でするため、家族も挨拶・自己紹介して和気あいあいのうちにスタートしました。我が家は仕事や日曜参観などで7人しか参加できませんでした。】
【まず、地形を変えずに棚田を学校と一緒になって作ったこと、地下水をいただくこと、下流に迷惑をかけないため「沈砂池」を作ったこと、化学肥料を使わないことなどを話しました。最後に今日の作業内容を説明しました。】
【まず育苗箱に入れる土をふるいます。3ミリ目の網を張った「ふるい」に島尻マージを入れ二人で息を合わせてふるいます。大工見習の亜和(あや)が夜に作ったふるいです。最初は息が合いませんでしたが、だんだん慣れてきました。】
【育苗箱は20枚必要なので、わが家族も応援しました。】
【与那国馬の「ゲン」も作業を見ています。いい里山の風景です。】
【ならした育苗箱の土に水をたっぷりかけます。空いたペットボトルに専用のキャップ(153円)をつけると持ちやすくいい感じのシャワーの水が出ます。普通の如雨露(じょうろ)ではシャワーの水の粒が大きすぎます。】
【崎濱校長が手本を示すように水をまきました。】
【芽が出てきている「種もみ」をこの上にまきます。種もみは乾燥したときは800グラムでしたが、1週間水を含んだら1キログラムになっていました。ひとつのパレットに約50グラムずつの目安でまきました。決して「密」にしないよう、また、弱い芽を壊さないよう丁寧にかつ、やさしくまくように指導しました。赤ちゃんと一緒だもんね!】
【種もみの上に軽く土をかぶせます。そしてまた水を掛けます。】
【3段に育苗だなを重ねた上に黒のシートを掛けました。これからしばらく葉と根の芽が伸びるのを待ちます。これで今日の授業は終了。心地よく、楽しい作業でした。】
ひとまずケガもなく最初の共同作業ができました。学校で失敗したバケツ稲の話を聞きましたが、種もみをまいた土が冨栄養だったのかもしれません。今回は単なる土。稲は頑張って強く生きます。稲の生命力を引き出すためには、冨栄養は稲のためにはならないようです。人間と一緒で強くたくましく生きるには、幼少の頃の甘えはよくないと思いました。
posted by 塾長 at 08:24| 教育・子育て
2023年05月12日
いよいよ自給自足(閉鎖鋳型生態系)の到来か?
5月4日付の八重山日報一面トップで小浜島の生コンプラントが閉鎖されたニュースが報じられました。沖縄本島の新聞には掲載されていないと思いますが、ことは重大です。
これは単に生コンが製造できないというだけの話ではないように感じました。つまり、日本も小浜島のように、島国なので同じようなことが起きかねないと思うからです。
沖縄本島の人は小浜島のよう島を「離島」と呼びますが、沖縄本島も日本列島からしたら「離島」だし、日本も大陸からみたら「離島」ではないかと思います。
【八重山日報の記事。印刷が斜めになってしまいました。すみません。】
島は海で囲まれている分、感染病も入りにくいし、防衛もしやすいと思いますが、一方では孤立し兼ねません。日本も江戸時代まではほぼ自給自足できていました。暮らしはある程度安定していたと思います。しかしながら明治以降のオープンシステム(開放型生態系)になったため、外国の影響が大きくなりました。
食料自給率は40パーセントくらいです。燃料はほぼ輸入です。よほど国際関係がよく保たれないと息詰まる危険をはらんでいます。特に中国に依存した経済は危険極まりないと思います。
小浜島などの小さな島での暮らしでは生コン以外でも、ストップしてしまう可能性が高いと思います。台風の時の沖縄本島を見ると明らかです。船便が止まると食料や飼料、建材がストップします。
日本全体でいうと「森の国・日本」なので、循環する素材としての「木」をもっと利活用、循環させるほうが安定するのではないか、と思います。最近は学校も木造が復活しています。小浜島も公営住宅のようですがせめて木造にすれば国内で何とかなるのではないかと思います。
熊本では明治時代に建った国鉄の駅長官舎に住んだことがあります。基礎は布石でした。使えばなくなる自然素材ではなく、循環する木材に転換すれば安定するし、地球温暖化防止にも貢献します。職人不足に課題はありますが・・。
問題は化石燃料だけではありません。現在、地球上にある循環しない資源を使いすぎると、人間の暮らしまで影響が出るのは間違いありません。政治家の方々も、本気で住宅や施設の木造化を考えてほしいものです。
さてこちらは小学校から講師依頼のあった「田んぼの授業」の進ちょく状況です。
【種もみを800グラム、塩水選して水にさらし、8リットルのビンにた5月5日に入れておきました。毎日2回水替えをしました。すると昨日あたりから葉と根の芽が出てきました。】
【よく見ると、種もみに泡がついています。今日水温を測ったら25℃。平均水温はたぶん20度くらい。トータル100℃で発芽するといわれているので、10日あたりで発芽したことになります。大体当たっています。芽や根を痛めたいために早く種まきをしたいものです。】
【種もみが生きている証拠です。】
(土日にしか時間が取れないため)明日、種まきをする予定です。小学校の児童も数人は来てくれると思います。毎日田んぼの見回りをしています。元の農業用用水タンクは減っていないか、田んぼに設置した水タンクの水位はどうか、タンクから出す水と田んぼに入る水の量は同じか、8枚の田んぼの水位はどうか、などなど。
そんな時見かけた生きものたち。
【アカトンボ】
【シオカラトンボ(オス)】
【アメンボ】
【かえったばかりのオタマジャクシ】
さて明日はどうなるのか。田んぼづくりで腰を痛めたので、少し用心して活動したいと思います。
これは単に生コンが製造できないというだけの話ではないように感じました。つまり、日本も小浜島のように、島国なので同じようなことが起きかねないと思うからです。
沖縄本島の人は小浜島のよう島を「離島」と呼びますが、沖縄本島も日本列島からしたら「離島」だし、日本も大陸からみたら「離島」ではないかと思います。
【八重山日報の記事。印刷が斜めになってしまいました。すみません。】
島は海で囲まれている分、感染病も入りにくいし、防衛もしやすいと思いますが、一方では孤立し兼ねません。日本も江戸時代まではほぼ自給自足できていました。暮らしはある程度安定していたと思います。しかしながら明治以降のオープンシステム(開放型生態系)になったため、外国の影響が大きくなりました。
食料自給率は40パーセントくらいです。燃料はほぼ輸入です。よほど国際関係がよく保たれないと息詰まる危険をはらんでいます。特に中国に依存した経済は危険極まりないと思います。
小浜島などの小さな島での暮らしでは生コン以外でも、ストップしてしまう可能性が高いと思います。台風の時の沖縄本島を見ると明らかです。船便が止まると食料や飼料、建材がストップします。
日本全体でいうと「森の国・日本」なので、循環する素材としての「木」をもっと利活用、循環させるほうが安定するのではないか、と思います。最近は学校も木造が復活しています。小浜島も公営住宅のようですがせめて木造にすれば国内で何とかなるのではないかと思います。
熊本では明治時代に建った国鉄の駅長官舎に住んだことがあります。基礎は布石でした。使えばなくなる自然素材ではなく、循環する木材に転換すれば安定するし、地球温暖化防止にも貢献します。職人不足に課題はありますが・・。
問題は化石燃料だけではありません。現在、地球上にある循環しない資源を使いすぎると、人間の暮らしまで影響が出るのは間違いありません。政治家の方々も、本気で住宅や施設の木造化を考えてほしいものです。
さてこちらは小学校から講師依頼のあった「田んぼの授業」の進ちょく状況です。
【種もみを800グラム、塩水選して水にさらし、8リットルのビンにた5月5日に入れておきました。毎日2回水替えをしました。すると昨日あたりから葉と根の芽が出てきました。】
【よく見ると、種もみに泡がついています。今日水温を測ったら25℃。平均水温はたぶん20度くらい。トータル100℃で発芽するといわれているので、10日あたりで発芽したことになります。大体当たっています。芽や根を痛めたいために早く種まきをしたいものです。】
【種もみが生きている証拠です。】
(土日にしか時間が取れないため)明日、種まきをする予定です。小学校の児童も数人は来てくれると思います。毎日田んぼの見回りをしています。元の農業用用水タンクは減っていないか、田んぼに設置した水タンクの水位はどうか、タンクから出す水と田んぼに入る水の量は同じか、8枚の田んぼの水位はどうか、などなど。
そんな時見かけた生きものたち。
【アカトンボ】
【シオカラトンボ(オス)】
【アメンボ】
【かえったばかりのオタマジャクシ】
さて明日はどうなるのか。田んぼづくりで腰を痛めたので、少し用心して活動したいと思います。
posted by 塾長 at 18:56| 教育・子育て