2021年11月18日

込み栓対決! カシ対ケヤキ

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現在切り込み中の木造住宅も2階床組みまでやっと到達しました。床延べ面積が約100坪もある大型の住宅で、かつこれを伝統構法で建てようとしています。

伝統構法に欠かせないのが込み栓や車知(シャチ)です。補強金物を使わないので仕口や継ぎ手には込み栓や車知が相当数必要です。今回は約1500本の込み栓を用意しました。

さて、込み栓と言えばほとんどはカシの木。通常は15.2o角です。今回のように土台や柱が180o角や150o角だと通常150oの長さでは足らないため、180oや210oの長さを注文しました。

シャチは昨日アップした竿車知継ぎや金輪継ぎなどに自前で棟梁が作ります。シャチはケヤキで作っています。

さてカシとケヤキではどちらが強いのか気になって琉球大学のカストロ ホワン ホセ教授にお願いして圧縮力試験をしてもらいました。
先生も首里城の再建に関わっておられて、梁にはオキナワウラジロガシを使われる予定で、構造的な観点から研究が続いています。その合間を縫って試験をお願いしました。

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【試験体です。JISでは長さ75o、25o角になっています。】

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【カシの込み栓の圧縮強度試験中です。】

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【ケヤキの込み栓の圧縮試験中です。】

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【時間ごとに変わるデータを目視】

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【右がカシ、左がケヤキの破壊状況】

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【結果は・・・。安定して強度が出たのは「カシ」でした。落葉広葉樹のカシと常緑広葉樹のケヤキの差でしょうか?一部カシより強度が出た試験体もあり、一概に強度比較はできません。(ほぼ同じ)しかし安定性でいけばばらつきの少ないカシの方に軍配を上げることにします。試験値なので、実際の強度は換算します。o平方メートル辺りの強度が出ましたら、またお知らせします。】

カシは「樫」と書きます。やっぱり堅い木なのは間違いないようです。しかし、木材は適材適所に使うのが原則。ケヤキも今回の現場ではたくさん使います。大黒柱や玄関の式台、上がりがまち、床框、違い棚など。

木の癖や性格を生かした住宅にしていきたいと思っています。
コミセンやシャチは本来、異なる部材をつなぐ役目。圧縮力ではなく剪断力で比較するべきです。
圧縮力での比較しかできませんでしたが、一定の強度比較はできました。

したがって次回は剪断力(せんだんりょく)の比較をしたいと思っています。(琉大では試験機械がありません。下記の要領でするそうです。これからも疑問が出たら研究活動が続けていきます。)

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posted by 塾長 at 12:03| 教育・子育て

2021年11月17日

木組み、続報!

昨日の続報です。

少し雨に降られましたが、2階の床組みは確実に前に進みました。

主な所だけ紹介します。

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【大黒柱の土台との取り合い。スパンが遠い場所の柱なので土台はヒノキの300ミリ角です。大黒柱は土台よりさらに大きいので、すべりすべり勾配付きのわなぎ込みケヤキのコミセン打ちです。】

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【竿車知(さおしゃち)栓継ぎを多用しています。伝統構法の継ぎ手のひとつです。】

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【2階間仕切り梁に末口240oの太鼓落としの丸太を組みます。この上に2階床大引が載ります。すべてヒノキ材です。120×360の間仕切り梁と丸太の仕口は「平ほぞ(横ホゾ)」です。棟梁曰く、「間仕切り桁の繊維を切断したくなかったから。」。なるほど。下には柱がたくさん建つのですが、慎重な仕事ぶりが分かります。】

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【周りが胴差で固まってくると、柱は簡単には開きません。そうすると最後の2階床組みで残された組み方は3本同時に組むことです。上の写真で分かるように丸太梁のかかる間仕切り梁の中央付近をつり上げ、丸太の端部を180ミリ角の土台にかけ、ゆっくり全体を下降します。
3本の部材と4か所の仕口が同時に納り水平になります。「宙に浮く心柱」が第2段階で待っていますが、この要領です。しかし、心柱の下は宙に浮くので、ぴったり水平で止まるかどうかは棟梁の腕にかかっています。】

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【第2段階の終盤。丸太の梁が縦横に組まれました。明日から2階床大引きが入ります。これから2階の小屋組みを手刻みしていよいよ上棟に向かいます。大工仕事の正念場です。振れ隅のついた入母屋(蓑甲)や宙に浮く心柱など、さらに難度の高い技術・技能が試されますが、基本は「木の文化」です。日本の長い歴史・伝統の中で育まれた、木(自然)と人間の「心合せ」を顕在化させようと考えています。】

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【設計者として「一発」!久しぶり「かけや」を上げて梁を沈めました。】
posted by 塾長 at 20:45| 教育・子育て

2021年11月15日

大黒柱、立つ!

現在、墨付け・切り込み中の木造の現場で、やっと大黒柱が立ちました。

ケヤキの無節、400ミリ角の立派な柱です。
(ヒノキ板で養生しています)

大きな住まいなので2段階で組み上げるようにしています。
基礎の高さは1m50p。柱は7m以上あります。

詳しくはまた次回に譲ります。
取り急ぎ、速報です。

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posted by 塾長 at 19:03| 教育・子育て

2021年10月29日

「天然草刈り機」「天然耕運機」

今週の日曜日。子ども達と一緒に畑づくりをしました。

荒れていた土地を耕して「畑」に再生しました。先日、馬糞の堆肥を置いた所です。和室の裏になります。
山の中腹の斜面に建てた家の周りは、当然、ほとんどが斜面。したがって畑と言っても「猫の額」ほどしかできません。

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【耕し始めるとミミズと出会いました。この辺りはクチャと呼ばれる泥岩なので、ポロポロしています。それでも中にミミズがいました。ミミズは「天然耕運機」です。我が家の土には、ここに限らずミミズは無数にいます。ありがたいことです。】

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【2歳の心然(しんねん)は恐る恐るミミズを触りました。鍬で体を半分に切ってしまったようですが、生きています。機械の耕運機で耕すと、ミミズは再生するどころか粉々に切れてしまします。】

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【鍬で耕した後、畝(うね)を作ってまずは「タマネギ」の苗を植えました。】

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【次はジャガイモ。種芋を半分に切ります。5歳の「わかみこ」が包丁を使って切ります。「危険の排除」が成長する子どもの感性を阻害します。できるだけ小さなころに家庭で体験させるようにしています。】

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【輪切りしたジャガイモの切り口に殺菌のため灰を塗ります。冬場使っている「火鉢」の灰をすくってきました。】

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【畝(うね)の途中の斜め部分に切り口を下にして植付けます。上にした「芽」と反対側から「根」が出ます。みんなでしっかり固定します。このあと土をかぶせます。】

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【次は「二十日ネギ」。毎日の味噌汁やソーメン、うどんなどにかけるので我が家では新鮮な二十日ネギは必需品です。】

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【猫の額ほどの畑ではありますが、自然とのふれあいは十分です。最後に地下水を如雨露(じょうろ)でまきました。野菜もミミズも微生物も、みんな元気だと人間も元気になると思っています。】

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【ミミズが「天然耕運機」なら、ヤギや馬は「天然草刈り機」。毎朝、登校前に「与那国馬」と一緒に2頭島島ヤギを北中城中学校に連れて行きます。小さなヤギを走って連れていく仕事は、最近、5歳児の「わかみこ」から2年生の「こだまこ」に替わりました。連れて行ったあと一旦家に帰ってきます。学校はその他の仕事を終えた後、登校します。】

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【夜、みんなでお風呂に入っていると、窓の内側に「カエル」の子がいました。別の窓には「ナナフシ」。まさに「ぬちゆるやー」です。「ぬちゆるやー」は「ぬち」(命)がたくさん「ゆる」(寄ってくる)やー(家)という意味で、環境教育施設兼自宅の別名です。】

人間中心主義は人格を崩壊させます。人間以外の生きものの命の存在に気づき、声なき声を聞く姿勢が感性を育てます。「自然を疎外」せず身近な自然のなかで、自然の恵みと脅威を感じながら人間の持つ野性的な対応力を引き出すことが子どもの成長に必要だと考えています。

何故そのように考えるかというと、「人格」がすべてに勝(まさ)るからです。学業もスポーツも音楽も大事ですが、すべては「人格」がそれらを上回る重要な要素をもちます。どんなに地位や名誉、世界最高になっても「人格」が崩壊していたら意味がありません。
(例えば、米大リーグの選手会で、選手会の選手間投票で年間最優秀選手「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」をに選ばれた大谷翔平選手は人格的にすばらしい!)

警察官・裁判官・学者・医者・経営者・政治家など社会的に地位が高い人も同じです。

モラルと道徳は異なります。西洋のモラルは紙に書いたルール、日本の道徳は人の道です。

野生の生きものの命が跋扈(ばっこ)する自然のなかには多くの学びがあります。人格形成の基礎は「自然の命との接触」です。

家の中まで入り込む虫たちには境界がありません。完全に締め切った人間空間では野生力は育ちません。過去にはアカショービン、キリギリスなども入ってきました。
半野外の我が家は野生動物たちにとっては、「自然」のなかと思っているのかもしれません。

野生動植物と一緒の暮らしは、楽しくて仕方がありません!

今日(10月29日)、先ほどお風呂に子ども達と入ったら、窓ガラスにオキナワアオガエルがいました。このカエル、冬眠していたかのようにガラスに吸い付いて離れませんでしたが、危険を感じたのか動き始めました。
そうしたら擬態で色を木の色に近い茶色に変えました。
子ども達3人は不思議そうに見ていました・・・。

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【毎日が「林間学校」です。テレビのない生活ですが、テレビより刺激的な生活を過ごさせてもらっています。】
posted by 塾長 at 18:15| 教育・子育て

2021年10月17日

家族の力。

訳あって先週から千葉大学に学んでいる長女のところに居候しています。だから家や周辺の維持管理は残った家族でがんばっています。

昨日は土曜日でしたが次女は第3土曜日なので出勤、障がいを持つ万然を部屋に置いて作業可能者に残るのは8人です。毎週末は家の手入れやまとまった買い物があるので、子ども達の週末の口癖は「今日は何がありますか?」です。それほど家庭の仕事、つまり、家庭内労働は定着しています。

裏山の道路掃除は毎朝の日課です。暗いうちから出て行って湧水地のお地蔵さんの花替えや水替え、中学校近くの交通表示看板下の花壇の手入れや水掛けも定番です。朝日が出るころ終了。掃除だけでなく、番犬6匹や、与那国馬、ヤギ(2頭)、イノシシ、ウサギ(十数匹)アヒル、ウコッケイ、メダカ、トウギョ、金魚・・・。エサ上げも手分けします。
3日に一回は草食動物への草刈りが待っています。ワゴン車いっぱい積みます。これに敷地内の掃除や動物小屋の清掃、家庭内のゴミ出しと、登校前の我が家の子ども達は大忙しです。

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【道路掃除だけでなく昨日はタチガー(湧水地)から流れ出る地下水の水路にある2つのタメマスに溜まった土砂を朴然があげました。いつもは私の仕事です。】

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【馬小屋の馬糞も高さ1mほど貯まっていたので堆肥にすることに・・。以前こしらえた堆肥をまずは畑に出します。急な坂なのできょうだいが並んで「手んぐり」(手渡し)で運びます。2歳の心然も一員としてカウントされます。】

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【今度は空いた堆肥小屋に馬小屋から馬糞を運びます。今度は平面移動ですが約20mを同じようにバケツリレーです。約50杯、量が減るのだけが楽しみ(?)で「あと何杯?あと何杯?」と積み上げ屋や運び屋から声が飛び交います。】

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【くたくたになった体にむち打って、次は地下水を引いた水車小屋前の池掃除。半年も置いていると土砂が溜まります。いつもは私が上げて子ども達が運びますが、今回は全部成長した朴然(球陽高校理数科1年)が率先したので、私と妻が運び屋になりました。中学生の二人の女の子は県総合運動公園に部活で途中抜けました。】

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【実は最近雨が降らないため、タチガーの余剰水がなくなりました。したがって余剰水を池に引いていたので、池の水が減って中の魚たちが死にそうでした。そこで土砂(ヘドロ)をあげて深くして水を少しでも溜めるようにしました。50pほど土砂をあげました。補充の水は我が家の井戸水。水の入れかえ時に見たのはメダカの群れ。元気だったんだな!と嬉しくなります。朴然は手のひら大のテナガエビがいたと言っていました。そういえばモクズガニもいたなぁ。昨日は見なかったけれど、きっと回遊性なので海に行っていたと思います。】

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【12時過ぎ、土砂上げ、後片付けをした朴然も部活に出て行きました。わずかに出てくる地下水を一滴でも池に入れようと取り入れ口の側溝の底(石灰で固まっている)を少し削ってパイプに誘導しました。その後の竹の樋(とい)は乾燥していたのでなかなか待っている間には流れてくる水を確認できませんでしたが、後で聞くと釘の大きさほどの水が池に来ていたそうです。良かった!表に網を張るのは、魚を食べに来る「ゴイサギ」から守るためです。】

さて今日は日曜日。「今日は何をするの?」と子ども達の質問が聞こえそうです。

あッ、今、外に雨の音がしました(AM4:52)。家族の力が雨を降らせたのかもしれません!
posted by 塾長 at 04:50| 教育・子育て

2021年10月16日

「さわみこ」「こはづき」が県の児童・生徒科学作品展で最優秀賞!

第61回沖縄県児童・生徒科学作品展で最優秀賞を受賞しました。

中部地区で金賞だったので、推薦の形で自動的に審査対象になっていました。
しかし、中部地区とは審査員が異なるのでどうなるか毎年分かりません。
北中城中学校から正式に連絡を昨日いただいてやっと実感しました。

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【賞賞状の写し】

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【県の表彰者名簿の写し】

環境分野での最優秀のようです。最優秀賞は6年前の朴然の「なぜ、植物は石にも育つのか?」以来の快挙です。朴然の時(小学生対象)はさらに才能開発教育財団主催の全国児童才能開発コンテスト(才コン)に推薦されました(結果、日本PTA全国協議会長賞)でしたが、今回は読売新聞社主催の日本学生科学賞への推薦からは外れたようです。しかし、それを見越していたかのように、先日、同じ全国版のコンテストであるシゼコン(毎日新聞社主催)に応募しました。
シゼコンは県内コンクールは容認しますが、全国規模の応募の重複は禁止されています。4年前の朴年の時(健康な土の力)は中部地区で金賞だったのに県で佳作。なんで?ともっこす精神が働いて全国応募したら結果、全国で2等賞でした。

要するに審査員や主催する団体の趣旨などで大きく基準が変わるため、結果はさまざまということです。

これは自然観察等の審査だけでなく、他の競技でも同じと思います。

ただ、沖縄電力が主催する沖縄県青少年科学展には推薦されるので、また結果を楽しみにしたいと思います。これまで朴然は「県教育長賞」、亜和(あや)は「環境奨励賞」、その他の子どもたちは佳作だったと思います。

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【2人を祝福するように、学習棟出入り口前のスイレンが花を咲かせました。】

さて、我が家に新しい「家族」がまた増えました。北中城中学校の紹介で子ヤギを育てることになりました。手放したい子ヤギの飼い主が、私たちが中学校にヤギを連れて行くところを見て、中学校に相談に行ったようです。中学校の教頭先生から育てられるか打診がありました。家族会議の結果、「了」となりました。

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【中学校に連れて行く「わかみこ」。名前はパールです。】

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【元からいるシーマ(島山羊からとった名前)からすると小さい体。パールの命名は、うちに来てから最初に好んで食べた植物が自生した「ヤナギバルイラソウ」(紫の花)だったので、当初は「バル」と命名しようと思いましたが、メスなので「バル」と濁るのはどうかなと感じて輝く「パール」にしました。元の飼い主は「メリー」と命名していたようです。メリーは羊のイメージなので改名しました(許可済み)。大切に育てたいと思います。もうすでに、配合飼料ではなく自然の草に1週間で変えました。中学校の除草も進むことでしょう。】

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【脳性マヒの万然。金曜日はリハビリです。いつも下のきょうだい達が一緒に付き合ってくれます。】

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【マッチョな心然(2歳)が頼もしくみえます。毎朝家の周りの掃除をするので鳩胸になっています。】

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【片付けも上手です。集めている古切手を箱に入れて、自分の背の高さより高い棚に収納します。一番の取り得は何を頼んでも、「ハイッ!」という大きな返事です。素直で優しくかつ、強く育って欲しいと思っています。】
posted by 塾長 at 21:04| 教育・子育て

2021年10月01日

「日本晴れ 日の丸なびく 秋の風」

台風16号の影響か否か分かりませんが、急に涼しくなりました。

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【そこで一句。「日本晴れ 日の丸なびく 秋の風」。我が家のベランダには毎日日の丸の旗がなびきます。 】

朝のエサ上げも炭坑夫さんのように、頭に証明を付けて外に出ます。子どもたちも同じです。そのくらい朝夕の陽が短くなりました。
秋ですね!

今日は自宅で仕事をしていたから良かったものの、朝つないだ与那国馬の「ゲン」が県道まで逃げていました。たまたま沿道の草をはんでいたから良かったものの、事故でも起こしていたら大変なことになります。
つないでいたロープは元の場所に残っていたので、きっと「はみ」をつないでいる金具を自分で外して出たのでしょう。馬は利口だから・・・。

昨夕は「シロアリ騒ぎ」で大変でした。三畳の居間(11人家族には狭そうですが、一家が揃って食事や団らんをする場所です)のタタミの表面に少し傷を見つけたので、裏返しにしてみるとシロアリの幼虫がいっぱいいました。

まだ半年も経たないのにシロアリ被害。その時も床下まで処理したのに・・・。しかし、シロアリとは共存するしかないので、次の一手を考えました。
それはあえて「藁どこ」にすることです。現在のタタミはほとんど畳表の下地は発泡スチロールでその下にはチップで作ったボードになっています。
なぜなら、「藁(わら)床(どこ)」だと重くなるからです。高層階になると重量物の運搬は大変だからです。また、以前は年に何回かは日干ししてたたいていました。今は近所から嫌がられるのでたたかずにそのままです。

今回は被害にあった畳の1枚だけ替えようと思いますが、藁どこにして中に「月桃」の葉を入れようと思います。いわゆる「忌避作用」です。我が家には月桃がいっぱいあります。あまりにも大きくなるので時々切っていますが、切った葉を置いた床下にはシロアリが来ません。

だから今度はタタミの藁床と畳表(沖縄ビーグ)の間に入れようと思います。また、畳下の座張り板の間にも枯れた月桃の葉を敷き込もうと考えています。

時々日干しにしてノミやダニを退治したいと思いますが重いので、今回は1枚を3等分にしてもらうようにしました。広さが狭いと重さも減ります。子どもでも持てる重さにお願いしました。

さて、結果はどうか?条件は日頃の手入れです。木造住宅を長く持たせるのは手入れ次第。日本の文化を楽しみたいと思います。

一方、自民党の総裁選は岸田氏で決定しました。推していた高市氏は残念ながら総裁にはなれませんでしたが、国会議員票では河野氏を大きく上回りました。
とりあえず河野氏にならずに良かったです。

政調会長職で大いに活躍してもらいたいと思います。「さい帯血による再生医療」を推進させるために、そのうち一度は直接お会いしてお願いしたいと考えています。

大相撲も白鵬が引退しましたが、日本の国技である大相撲の品格やしきたりが彼のためにずいぶん壊されました。強ければ何をしてもいいというものではありません。
お金もたくさん儲けているから偉い、ということでもありません。お金より人格や品格の方が大事です。

また「変革」が現代のはやり言葉になっていますが、変わればいいと言うことでもありません。変わらなければならないこともありますが、変わらない方がいいところもあります。

日本の長い歴史の中で淘汰された文化のなかには、守っていくべきものもたくさんあります。
例えば先祖を大事にする心や誰にでも感謝すること、あるいは謙虚さ、寛容の精神などなど。

これからも日本の文化を守りつつ、新しい日本を創造していきたいと思います。

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【「あとぜき」とは熊本弁。最後までしっかり扉を閉めること。自動ドアに慣れたいまでは自分でドアの開け閉めをしないためか、閉めた後を確認もせずほったらかし。開けたら閉めるのが礼儀です。我が家の片引き戸数カ所には、ラミネートをして張ってあります。】
posted by 塾長 at 18:58| 教育・子育て

2021年09月28日

日本の文化・日本人の気質

9月も終盤。久しぶりに沖縄でホタルの乱舞を見ました。あの光の色や点滅、軌跡は日本人なら一度見ると心の奥に仕舞っておきたい独特の風景。とても写真や映像では表現できない味わいがあります。

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【秋。・・「焼き芋」。裏山の牧場周りのギンネムを伐って焼きました。外来種のギンネムの生命力と繁殖力はすさまじく、1年も放って置くと一面、ギンネム林になります。そこで家族で伐採しました。その残り火でできたのが「焼き芋」】

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【おふくろ・・・子どもたちにとってはおばあちゃんの月命日に妻が花を生けました。「前に置いたいが栗」「バックのほうずき、ブナの葉」が秋を感じさせてくれます。】

自民党の総裁選も終盤を迎えています。連日4人の候補者の考え方が報道されていますが,個人的には高市さんを推します。国家観がしっかりしているし、これまでも議員立法を自ら条文を書いて成立させている実力者だからです。

これまでの政治家の政策を振り返るとどうも経済に重きがあったように感じます。戦前はお金儲けより国の発展や人のためになるような人が尊敬されていました。
今は年商や会社の規模の大きな経営者や学歴などが高い人が脚光を浴びているし、政治家も株価や賃金、待遇などの向上を重要視しているようです。

選挙戦に入るとワンフレーズやパフォーマンスで人の気を寄せ付けますが、実際は何もできない政治家が多いと思います。一方現実的には、この十年で中国の脅威は増すばかり・・・。沖縄では尖閣列島、隣国の台湾も中国から奪われそうな状況が続いています。

「話し合い」で解決できるという人がいますが、そもそも思想的に全く反対の人(国)同士は話し合いをしても平行線です。中国共産党や北朝鮮、現在の韓国政府などは聞く耳を持っていないし、価値観や社会システムがあまりにも違いすぎます。

これからは自分の国は第一義的には自分で守るという国家観が必要です。領空・領土・領海を侵したら対抗するぞ、という抑止力は持つべきです。

なぜそういうことを思うか、それはNHKの「サラめし」を昨日、車搭載の小型TVを見ていたら、いい大人が帽子をかぶったまま食事をしていました。最近は歩きながら食べたり、畳の上で正座もせずに食事をする子どもがいたりするのを見るからです。

行儀の悪い日本人が増えました。
沖縄は特に、目上の人に向かって敬語で話さない(タメ口)人が多いことに気付きます。

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【お裾分けでいただきた「ムルー」という魚。優しい目をしています。さすがに「ごめんね」といって包丁を入れたと言います。家庭で3枚おろしにできる主婦も少なくなりましたが、お陰で白身の「ムルー」を刺身や味噌煮でいただきました。】

経済性や快適性に重きを置いたせいで、日本人の気質や日本の文化がすたれていったように感じます。社会秩序もこれでは保たれません。
政治家の身勝手な言動や行動は、国を滅ぼします。どんなに偉くなっても、どんなに若いとき元気であっても、所詮、人は老い迎え、死に至ります。政治家になった以上は、国家、国民のために命を張ってもらいたいと思います。

126代続く皇室は世界に比類のない長い歴史を持ちます。緑豊かで自然と共生しながら勤勉・勤労して小さな国土でも立派に伝統の技術が磨かれてきました。四季もはっきりして緑も豊か。その国土を背景に高くて深い芸術や文化が育まれてきた希少な国・日本に生まれてきて良かったと思っています。

失われゆく日本人の感性。経済性以上に国を思う気持ちを大切にしていく時期ではないかと思います。

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【第10子(三男)の「心然の成長ぶり。毎月送ってもらう完全無農薬のお米(阿蘇のおあしす米)。中の袋詰めされたお米5キログラムを抱いて運びます。我が家は地形に合わせて段差が多いので運ぶのも大変。しかし、なんとか階段を降りて運び終えました。サンキュー!】

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【日本人の感性・機能の劣化は著しく低下しました。一番わかりやすいのは「生卵割り」です。小学生でもちゃんと割れない子どもがいます。2歳の心然は見事に割れました。すっかり満足のようす。後藤家の子どもはセーフのようです。】

自民党員ではないので総裁選挙には参加できませんが、来る総選挙では、国防や安全保障、日本文化の継承、日本人の気質を取り戻せるような人に1票を投じたいと思います。

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【毎朝、島ヤギと与那国馬は中学校へ走って連れて行きます。いつもは中学生の第5子(四女)と第6子(五女)が連れて行きますが、今日は第9子(七女)の「わかみこ」が後を追って走りました。この子もだいぶ、成長したなぁ!】
posted by 塾長 at 12:45| 教育・子育て

2021年09月20日

「さわみこ・こはづき」共同研究が金賞、「こだまこ」単独で銀賞!

第58回中部地区児童・生徒科学作品展で第5子の「さわみこ」と第6子の「こはづき」の中2・中1コンビが行った「SDGsに向けた 環境保全に資する伝統的継ぎ手」の共同研究に金賞、第8子の「こだまこ」が行った「おたまじゃくしとお月さま」が銀賞に決まりました。

昨年は金賞2,銀賞1でした。第7子の万然(ばんねん)は障がいを持っているので自由研究はできませんが、後藤家としては7年連続金賞を誰かが受賞したことになります。

我が家の子どもたちの特徴は、毎年、テーマが変わることです。連続したのは地下水の研究のみ。そして必ず社会性の高い研究ということです。

今回も中学生は産業廃棄物軽減や地球(自然界)の節理順応という観点から発想した研究でした。

受賞者一覧が公表されているので添付いたします。(「おたまじゃくしとお月さま」北中城小学校)

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【小学校の部。残念ながら昨年の金賞からランクを下げ、県の推薦にも漏れましたが、今更ながら作成したカレンダーをよく見るとお月さまの満ち欠けが後半、逆になっていたり、「ふ化」と「羽化」を間違って記入していました。親としてもう少し提出前に見てあげれば良かったと反省しています。】

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【レポートの一部です。毎日遊びたい時間に観察を続け、その変化を記録した「こだまこ」。万然や弟、妹、世話や掃除の手伝いなどをしながらよく頑張りました。来月、月齢カレンダーの色塗りを修正して全国区の「シゼコン」に出そうネ。】

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【活動の一コマ。カエルの卵の厚みの変化をコンパスで測定中。そのあとノートに転記しています。】

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【今日も朝から草刈りでーす。】

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【中学校の部。共同研究でみごと金賞。今回は実験に協力していただいた琉球大学工学部カストロ教授ほか研究室の皆様、中間施設の大武産業さん、継ぎ手の製作と指導をお願いした中村棟梁をはじめ、偶然我が家に研修に来ていた研修生のみなさん、きっかけとなった大工見習いの姉の亜和(あや)に感謝です。】

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【姉妹が提出したレポートの表紙です。本編は40数ページに資料編、追っ掛け大栓継ぎの実物を提出。】

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【姉妹コンビの研究は「県の科学展」に推薦されました。】

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【中間施設での廃木材の分別状況を見学】

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【鉄のみ分類。しかし「リサイクルコスト」がかかることに気付く。】

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【釘付きと釘なしの継ぎ手を実験しよう!伝統的な継ぎ手を採寸して研究。】

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【釘打ちの継ぎ手を作る。】

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【圧縮実験。(実大実験)】

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【曲げ試験】

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【自分たちで追っ掛け大栓継ぎを作ってみる。】

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【実験結果(表)】

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【曲げ試験グラフ(ヒノキ)】

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【曲げ試験に時間軸を入れたグラフ(ヒノキの継ぎ手120×210 上グラフ→金輪継ぎ、下グラフ→相欠き釘打ち)。最大強度達成までたわみが少ないのは「めり込み」があるため。これを利用して避難時間が稼げる・・・という結論も出た(防災・減災の視点)。】

実験や中間施設への見学には私もついて行きましたが、個人的に一番関心があったのは釘打ちと釘なし継ぎ手の強度実験の結果です。圧縮は同等、曲げ強度は伝統的な釘を使わない継ぎ手の方が強度が出ました。予想外!!

これはリサイクルコストとリサイクルエネルギーの削減につながります。子ども主体の研究とは言え、伝統的な技術を持つ大工の見習いになりたい、といって仕事を始めた次女のこともあり、どこへ行くにも同伴しました。

伝統的な仕口や継ぎ手が単に日本文化の継承と言うだけでなく、将来の日本の「環境技術のひとつ」として考えられる証しになったような気がします。

ご両人、お疲れ様でした。そしておめでとう。「こだまこ」も根気強くがんばりました。
posted by 塾長 at 20:07| 教育・子育て

2021年09月12日

研修生、帰る。


1ヶ月の研修を終えて、お二人の研修生が今日(9月12日日曜日午前8:05)那覇空港から帰路につきました。
さまざまな研修がありましたが、今後の人生の糧にして欲しいと願っています。

最終日の午前中は海老虹梁の彫刻。

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【海老虹梁の設計案】

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【設計案に合わせて中村棟梁が原型をヒノキ材を加工してくれました。(写真は上下逆に置いています)】

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【昨日は知人の石垣さんに自宅に来ていただき、加工方法を乞う。】

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【一通りの教えをいただいた後、加工完成を期して研修を終了。バックは海老虹梁の原図。】

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【約1ヶ月の研修の記録を40ページにまとめたレポートを二人に渡す。】

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【とっておきのミンク鯨の赤肉を提供。久保田くんは未成年なのでノンアルコール、畑くんは20歳を越しているので、僕の好きなビール(エールプレミアム)で無事研修を終えたことに、「乾杯!」】

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【研修の目的は匠の技の極めと人格形成。林間学校と同じメニューを最終日には入れた。つまり・・・、毎朝の道路掃除、草刈り、エサ上げなど。この日は台風14号の前兆もあって大雨。しかし、飼っている動物たちは待っている。毎朝の道路掃除も欠かしたことはない。】

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【危機管理能力の取得と自然へ畏敬・共生。その一環として家内が野草教室を実施。人、馬、ウサギ、ヤギ、イノシシ、ニワトリ、アヒル・・・。それぞれが食べる野草の区別、人が食べたら毒、薬、食料になる、なにも関係ない野草もある、そして花、葉っぱ、茎・・などについて大雨のなかの授業となった。寒そう・・。】

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【現在、墨付け・切り込み中の現場も所狭しと加工材(ヒノキ・杉)が増えた。棟上げの時期は徐々に迫ってくる。「また研修に来てもいいですか?」と聞かれた。きっとそのうち第2、第3の研修が実現しそうである。】

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【最終日の夜、研修生から突然のプレゼント。食事その他など家族への御礼と言うことだった。応対に出た2歳の心然(しんねん)がお辞儀をしていただいた。本人は不機嫌で泣いていたころだった。慌てて玄関に出たのでカメラがぶれています。】

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【「今泣いたカラスがもう笑ろた」。プレゼントを開けて急にご機嫌になった。「ありがとうございました」に「ありがとう」を返した。ありがとうね。私たちも楽しい1ヶ月間でした。】

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【武漢ウイルス禍のなかでの研修。滞在中、お互い感染予防に気を使いました。さきほど「到着した鹿児島空港で受けたPCR検査の結果が出た」、と連絡が入りました。「陰性」だったそうです。安心しました。我が家は2回接種の私以外も中学生を含む6人が1回目の接種を完了しています。そこで2歳の心然がVサインか、と思いきや、2歳表示を人差し指と中指でできるようになって喜んでいる姿です。これまでは親指と人差し指でした。少しずつ器用になってきています。】
posted by 塾長 at 21:31| 教育・子育て