北中城小学校から稲作を通した総合学習の講師を依頼されスタートした「田んぼづくり」。「田んぼ」は人吉市矢岳町に3年間移住した際、休耕地を開田したことがあります。その後も沖縄で数年、自宅で細々と作りました。
急な話だったのでいろいろと大変でした。しかしながら子どもたちや学校の期待を考えると、時期を外したら進まないので家族に無理を言って進めました。
昨日夕方、やっと形だけは整いましたが、高校生の長男は足に釘が刺さりました。私も親指に屑鉄が刺さりました。他の子どもたちも朝から晩まで頑張り、やっとの思いで水を張ることができました。
「田んぼづくりは畔づくり」と言われるほど、水を漏らせない「畔」づくりにかかっています。以前からとっておいた稲わらを畔にすき、上から田の土を重ねて割れない工夫をしました。
モグラが行き来しないよう彼岸花の球根も埋めました。きっと秋には赤と白の花が咲くことでしょう。楽しみです。
ただ今回多少無理したせいか、腰を痛めたようです。途中でもそうでしたが、体を移動するとき激痛で動けなくなりました。今日は現場に行く仕事を休みました。
一番悪いなと思っているのは心然に対してです。これまで10数年間、「こいのぼり」を揚げなかったことはありませんでしたが、今年は上げる余裕がありませんでした。
障がいを持った6年生の万然にも悪いことをしました。ほとんどかまって上げられなかったからです。
しかし、きっといつか分かってくれると信じています。
せっかくなら教育的な意義が高まるよう「無農薬」「無化学肥料」で育てようと思います。昨日、種もみの塩水選も終え、現在水にさらしています。
「腰の痛さ」に負けず、がんばって育てようと思っています。
【畔の漏水防止に稲わらを敷き込む。】
【畔の壁の隙間をなくすためにたたく、たたく。以前は一升瓶などでたたいていたが、割れたら大変だから落ちていた木の棒でたたいた。元女子ソフトボール部だった次女は古いバットでたたいていた。】
【壁の後は天端。自家製の「タコ」で搗く(つく)。】
【最上部に作った「トンボ池」。さっそくカエルが産卵していた。】
【頑張った証拠!(どろんこで)遊んだ証拠!】
【一度終えたつもりだったが全部やり直した。超小型の耕運機もリースしたが、うまくいかず結局、「家族の手」で修復することに・・・。機械力や化学力に頼るのはやっぱりよくない。反省!】
とにもかくにも、全国的な「ゴールデンウィーク」は我が家の家族にとっては、疲労困憊の「ブラックウィーク」になったのかもしれません。ゴメンね!
しかし、実りの秋にはこの苦労した棚田がきっと「ゴールデン棚田」になっていることでしょう!期待しましょう!
2023年05月08日
「田んぼづくりは畔づくり」
posted by 塾長 at 20:01| 教育・子育て
2023年05月05日
「田んぼの授業」の準備2
連休2日目の5月4日、開田した8つの田んぼに水を引くことにしました。とりあえず水を張って、水圧が最上部まで上がるのか、水量は足るのか、均した田は水平か、アゼや底から大きな水漏れはないか、など調べました。
現在二つの水タンクへの給水はできました。ただ自分たちが引いた水で全体の水量に影響があったらいけないので心配です。農業用水の元のタンクを見ると、特に減っている様子はなかったので少し安心しました。
水を8つの田んぼに落とすとやはり機械でならしてレベルをしっかり見る時間がなかったことから、多少不陸がありました。大きな水漏れはありませんでした。
【道路から向かって右最上部の田んぼをトンボで引きならす。この辺りはクチャと呼ばれる泥岩で不透水帯を形成されている。結構扱いが悪い。】
【畔をタコで搗く。家にあるのモノを家族で作った道具。】
【落とし口】
【湧水を引き上げた2dタンクから左右の田んぼにそれぞれ水を落とす。入りと出の水量を同じくらいにしないと水槽から水がオーバーしたり空になったりするので絶妙の水栓の調整が求められる。かくして8つの田んぼにとりあえず水が張れた。奥に子どもたちが通う北中城中学校(手前)、北中城小学校(奥の上)が見える。】
【作業の最後に妻と長男が四葉のクローバを見つけたらしい。全部で八葉。棚田の数と同じ。】
これで一安心と思いきや、やはり棚田の底の不陸が気になる。そこでやり直すことに決めた。水を全部抜いて耕運機を入れ、アゼもきちんとたたいて漏水を防止することに・・。偶然連絡したリース屋さんに超小型の耕運機が返却されると聞いて見に行った。車の後ろに乗せれるくらい小さかったので乗せて帰ってきた。昨日も家族全員で均したが、足腰、肩が痛くてどうしようもない。クチャはスコップが入らないほど固い。機械は入れたくないが、最小限の耕しをしておかないと、苗付けはできない。(硬くて指も入らない経験がある)今日は田んぼづくり2日目。仕事で連休のなかった亜和がやっと応援に入る。頼もしい助っ人である。
夜のうちに頑張って入れた落とし口の板も全部外した。・・・がんばるぞー!
現在二つの水タンクへの給水はできました。ただ自分たちが引いた水で全体の水量に影響があったらいけないので心配です。農業用水の元のタンクを見ると、特に減っている様子はなかったので少し安心しました。
水を8つの田んぼに落とすとやはり機械でならしてレベルをしっかり見る時間がなかったことから、多少不陸がありました。大きな水漏れはありませんでした。
【道路から向かって右最上部の田んぼをトンボで引きならす。この辺りはクチャと呼ばれる泥岩で不透水帯を形成されている。結構扱いが悪い。】
【畔をタコで搗く。家にあるのモノを家族で作った道具。】
【落とし口】
【湧水を引き上げた2dタンクから左右の田んぼにそれぞれ水を落とす。入りと出の水量を同じくらいにしないと水槽から水がオーバーしたり空になったりするので絶妙の水栓の調整が求められる。かくして8つの田んぼにとりあえず水が張れた。奥に子どもたちが通う北中城中学校(手前)、北中城小学校(奥の上)が見える。】
【作業の最後に妻と長男が四葉のクローバを見つけたらしい。全部で八葉。棚田の数と同じ。】
これで一安心と思いきや、やはり棚田の底の不陸が気になる。そこでやり直すことに決めた。水を全部抜いて耕運機を入れ、アゼもきちんとたたいて漏水を防止することに・・。偶然連絡したリース屋さんに超小型の耕運機が返却されると聞いて見に行った。車の後ろに乗せれるくらい小さかったので乗せて帰ってきた。昨日も家族全員で均したが、足腰、肩が痛くてどうしようもない。クチャはスコップが入らないほど固い。機械は入れたくないが、最小限の耕しをしておかないと、苗付けはできない。(硬くて指も入らない経験がある)今日は田んぼづくり2日目。仕事で連休のなかった亜和がやっと応援に入る。頼もしい助っ人である。
夜のうちに頑張って入れた落とし口の板も全部外した。・・・がんばるぞー!
posted by 塾長 at 05:29| 教育・子育て
2023年05月02日
「田んぼの授業」の準備1
最近ブログ更新ができない理由は2つあります。
ひとつはパソコンの調子が悪く(遅い)ため調べたらハードディスクの修理が必要とのこと。まだ購入して2年未満。ローンも残っているのに・・・。5年間保証だから修理費はかからないとしてもその間(約1か月半)、仕事も私用もゼロ、という訳にはいかないので、別なハードを購入することにした。まったく、参った。
現在3件を同時進行している仕事のほか、新聞社の連載原稿書き、論文の依頼、田んぼづくり・・と忙しい日々が続いています。
特に「田んぼ」は大変です。現在、子ども二人(第8子、第9子)が通う北中城小学校から総合学習で行う稲作の指導をして欲しいと相談が4月13日にありました。
聞けば去年、バケツ稲で失敗したそうです。多分、水替えが十分ではなかったと思います。
なぜ私なのかと思ったら、校長室で林間学校記録書(26)を見せてくれました。そこには稲の育ち方を記録してありました。学校側は校内での栽培を希望されましたが、水道水での栽培は自然とは言えなく、また稲の育成管理は台風や大雨で即、対応が必要。したがって家の近くの休耕地を探すことに・・・。
幸いいつも通っている具志堅さんに耕作地(休耕地)を聞いたら、「もうしていない」とのこと。地主を聞くと村内の社会福祉法人「沖縄中央療護園」の安里理事長とのこと。校長先生と一緒に貸してもらえるようにお願いに出かけました。
旦那さんも別な障がい者施設を管理されていて、地主はこの方のお父さんだったとのこと。挨拶を交わしたことはありました。ともあれ「空いている土地、教育のために有効利用してもらえるなら・・」と快諾されました。
【休耕地だった安里さんの土地。荒れに荒れていた。】
【沖縄中央療護園を訪ね、安里理事長夫妻に会って相談。快諾された。左から2番目は崎濱校長。「がんばるぞー!」】
【連休前に先生方に草刈りを終えるようにお願いした。なぜなら急に決まった「田んぼの授業」。時期を失したら失敗するからだ。上は初回(7人)、下は2回目の草刈り(14名)の参加。】
【次は家族の出番。連休にないったので家族全員で先生たちが残した草刈りや片付けをした。結構まだたくさん残っていた。】
【草刈りの廃材がたくさん出ました(2トン車6台分)。また土留めに使われていた鉄板やパイプなどが2トン車1台分ありました】
【さすがに荒れた畑を田んぼにするにはた作業だけでは無理と判断し、小さなパワーショベルをお願いした。お金はかかるが自腹を切らざるを得ない。先生たちも頑張っているし、一旦返事をした以上はやり遂げるしかない。】
【水路計画、アゼ割り。上からの水をスムーズに且つ、貯留や保水をさせながら田に送らなければならない。「田んぼづくりは畔づくり」といわれる。畔から水漏れがしないことも重要だが、全体の水みちの計画も大事。上にトンボ池、下には赤土流出の防止の池を作った。全体にゆるやかな傾斜地。地形を変えないように気を配った。赤のスプレーは予定の畔の位置。】
【ショベルが人間の手のように操作されていた。上手。これも技かな。】
【当初、機械は1日で終える予定だったが、2日かかった。無理もない。土に埋もれていた産廃にてこずったし、水路づくりも増えたからだ。それにしても話があってから2週間でここまで出来たことは皆さんお協力の賜物。感謝です。】
【第10子(三男)の心然は4歳。大の車好き(ミニチュア)だが、特殊車両も好き。今日は本物に乗れて満足の様子だった。】
【熊本・阿蘇から種もみが届いた。完全無農薬の種もみ。毎月、下田農家さまから送っていただいている。
種もみはグッドタイミングで同封してもらった。】
【曼殊沙華(彼岸花)の球根も届いた。秋を彩る彼岸花。稲の成長と実にうまく連動しする。畔の水漏れはモグラ。球根に毒素を持つ彼岸花は嫌われる。そして最後の草刈りの後の絶妙のタイミングで開花する。畔づくりは大変だがそれ以上の楽しみがある。】
【鉄砲ユリが開花した。僕らの活動を応援するかのように・・・。】
小学校から指名があって「田んぼの授業」をすることになりました。せっかくなら「本物」の百姓の心と技を伝えたいと思っています。例えば「完全に農薬、無化学肥料」。水はお陰で「タチガー」の天然水がいただけます。これまでも人吉市の矢岳町で3年、沖縄のこの地で数年コメの育成にには携わりました。
子どもたちには「本物」を伝えます。休耕地の片づけでも凝りました。やはり自然界にないビニールや鉄、アルミを農地に使ってはいけません。左親指を切ってしましました。今度は稲わらでアゼのすべり止めをします。
昨日はもう水が湧いて棚田に溜まっていました。耳を澄ますとカエルや鳥の声が聞こえます。そしてトンボも寄ってきました。我が家は「ぬちゆるやー」(命が寄って来る家の意)ですが、ここはきっと「ぬちゆるたぁ」と呼ばれることでしょう。近くに来られたらお寄りください。連休中に畔の仕上げをします。代掻きは子どもたちの役割です。種もみの選別や種まきは自宅、苗床は「田んぼ」で行う予定です。
【北中城小学校に渡した「田んぼの授業」のスケジュール表。】
ひとつはパソコンの調子が悪く(遅い)ため調べたらハードディスクの修理が必要とのこと。まだ購入して2年未満。ローンも残っているのに・・・。5年間保証だから修理費はかからないとしてもその間(約1か月半)、仕事も私用もゼロ、という訳にはいかないので、別なハードを購入することにした。まったく、参った。
現在3件を同時進行している仕事のほか、新聞社の連載原稿書き、論文の依頼、田んぼづくり・・と忙しい日々が続いています。
特に「田んぼ」は大変です。現在、子ども二人(第8子、第9子)が通う北中城小学校から総合学習で行う稲作の指導をして欲しいと相談が4月13日にありました。
聞けば去年、バケツ稲で失敗したそうです。多分、水替えが十分ではなかったと思います。
なぜ私なのかと思ったら、校長室で林間学校記録書(26)を見せてくれました。そこには稲の育ち方を記録してありました。学校側は校内での栽培を希望されましたが、水道水での栽培は自然とは言えなく、また稲の育成管理は台風や大雨で即、対応が必要。したがって家の近くの休耕地を探すことに・・・。
幸いいつも通っている具志堅さんに耕作地(休耕地)を聞いたら、「もうしていない」とのこと。地主を聞くと村内の社会福祉法人「沖縄中央療護園」の安里理事長とのこと。校長先生と一緒に貸してもらえるようにお願いに出かけました。
旦那さんも別な障がい者施設を管理されていて、地主はこの方のお父さんだったとのこと。挨拶を交わしたことはありました。ともあれ「空いている土地、教育のために有効利用してもらえるなら・・」と快諾されました。
【休耕地だった安里さんの土地。荒れに荒れていた。】
【沖縄中央療護園を訪ね、安里理事長夫妻に会って相談。快諾された。左から2番目は崎濱校長。「がんばるぞー!」】
【連休前に先生方に草刈りを終えるようにお願いした。なぜなら急に決まった「田んぼの授業」。時期を失したら失敗するからだ。上は初回(7人)、下は2回目の草刈り(14名)の参加。】
【次は家族の出番。連休にないったので家族全員で先生たちが残した草刈りや片付けをした。結構まだたくさん残っていた。】
【草刈りの廃材がたくさん出ました(2トン車6台分)。また土留めに使われていた鉄板やパイプなどが2トン車1台分ありました】
【さすがに荒れた畑を田んぼにするにはた作業だけでは無理と判断し、小さなパワーショベルをお願いした。お金はかかるが自腹を切らざるを得ない。先生たちも頑張っているし、一旦返事をした以上はやり遂げるしかない。】
【水路計画、アゼ割り。上からの水をスムーズに且つ、貯留や保水をさせながら田に送らなければならない。「田んぼづくりは畔づくり」といわれる。畔から水漏れがしないことも重要だが、全体の水みちの計画も大事。上にトンボ池、下には赤土流出の防止の池を作った。全体にゆるやかな傾斜地。地形を変えないように気を配った。赤のスプレーは予定の畔の位置。】
【ショベルが人間の手のように操作されていた。上手。これも技かな。】
【当初、機械は1日で終える予定だったが、2日かかった。無理もない。土に埋もれていた産廃にてこずったし、水路づくりも増えたからだ。それにしても話があってから2週間でここまで出来たことは皆さんお協力の賜物。感謝です。】
【第10子(三男)の心然は4歳。大の車好き(ミニチュア)だが、特殊車両も好き。今日は本物に乗れて満足の様子だった。】
【熊本・阿蘇から種もみが届いた。完全無農薬の種もみ。毎月、下田農家さまから送っていただいている。
種もみはグッドタイミングで同封してもらった。】
【曼殊沙華(彼岸花)の球根も届いた。秋を彩る彼岸花。稲の成長と実にうまく連動しする。畔の水漏れはモグラ。球根に毒素を持つ彼岸花は嫌われる。そして最後の草刈りの後の絶妙のタイミングで開花する。畔づくりは大変だがそれ以上の楽しみがある。】
【鉄砲ユリが開花した。僕らの活動を応援するかのように・・・。】
小学校から指名があって「田んぼの授業」をすることになりました。せっかくなら「本物」の百姓の心と技を伝えたいと思っています。例えば「完全に農薬、無化学肥料」。水はお陰で「タチガー」の天然水がいただけます。これまでも人吉市の矢岳町で3年、沖縄のこの地で数年コメの育成にには携わりました。
子どもたちには「本物」を伝えます。休耕地の片づけでも凝りました。やはり自然界にないビニールや鉄、アルミを農地に使ってはいけません。左親指を切ってしましました。今度は稲わらでアゼのすべり止めをします。
昨日はもう水が湧いて棚田に溜まっていました。耳を澄ますとカエルや鳥の声が聞こえます。そしてトンボも寄ってきました。我が家は「ぬちゆるやー」(命が寄って来る家の意)ですが、ここはきっと「ぬちゆるたぁ」と呼ばれることでしょう。近くに来られたらお寄りください。連休中に畔の仕上げをします。代掻きは子どもたちの役割です。種もみの選別や種まきは自宅、苗床は「田んぼ」で行う予定です。
【北中城小学校に渡した「田んぼの授業」のスケジュール表。】
posted by 塾長 at 04:48| 教育・子育て
2023年04月09日
法隆寺は30年
現在建築中の住宅は令和2年10月10日に地鎮祭を行ったので、約2年半かかっています。長い工期のようですが、世界遺産になった法隆寺は約30年かかったと言われています。
日本の伝統の伝統木造にこだわり、現在の法律(建築基準法等)にも合致させながら進めるにはなかなか「さっと」は完成はできません。
【蓑甲の入母屋、一部葺き降ろしの玄関屋根に鬼瓦が座り、やっと全貌が少し見えてきました。】
【大屋根の鬼瓦は龍と虎でした。】
【玄関の鬼瓦は「鳳凰(ほうおう)」です。ともに人間国宝の「渡部 一馬(わたなべ かずま)」さん(愛媛県今治市)の制作です。取り付けは地元の島袋瓦工場。取り付けた瓦職人の大城さんもずいぶん苦労していましたが、立派に鎮座しました。】
【シャチ支え。鯱の空洞部分に箱棟から斜め75度で突き出したヒノキの棒を入れます。しかしなかなかシャチの空洞部分と合わないので娘の亜和(あや)がノミを使って削り合わせたようです。水切りの鉛板も見えます。】
【そしてセット。】
【我が家のアマリリス。今年も無事開いてくれました。】
【ウサギが4羽、生まれました。春ですね。】
生きていれば、仕事をすれば、動けば・・・なにかと思った通りには行かないし、腹の立つこともあります。何もしなければ、怒ることも悔しがることもないかもしれません。しかし、僕はいまだに青春時代、いや少年時代のような気持ちなので、夢に向かって邁進します。
時々、身近な自然の営みに心を奪われることで心の鎖が解けるのでなんとか生きているのかもしれません。特にこの住宅には思い入れがあって設計も施工も並ではありません。長い工期に対していろいろ言う人もいますが、信念をもって完成まで頑張りたいと思います。後世のためにも・・。
日本の伝統の伝統木造にこだわり、現在の法律(建築基準法等)にも合致させながら進めるにはなかなか「さっと」は完成はできません。
【蓑甲の入母屋、一部葺き降ろしの玄関屋根に鬼瓦が座り、やっと全貌が少し見えてきました。】
【大屋根の鬼瓦は龍と虎でした。】
【玄関の鬼瓦は「鳳凰(ほうおう)」です。ともに人間国宝の「渡部 一馬(わたなべ かずま)」さん(愛媛県今治市)の制作です。取り付けは地元の島袋瓦工場。取り付けた瓦職人の大城さんもずいぶん苦労していましたが、立派に鎮座しました。】
【シャチ支え。鯱の空洞部分に箱棟から斜め75度で突き出したヒノキの棒を入れます。しかしなかなかシャチの空洞部分と合わないので娘の亜和(あや)がノミを使って削り合わせたようです。水切りの鉛板も見えます。】
【そしてセット。】
【我が家のアマリリス。今年も無事開いてくれました。】
【ウサギが4羽、生まれました。春ですね。】
生きていれば、仕事をすれば、動けば・・・なにかと思った通りには行かないし、腹の立つこともあります。何もしなければ、怒ることも悔しがることもないかもしれません。しかし、僕はいまだに青春時代、いや少年時代のような気持ちなので、夢に向かって邁進します。
時々、身近な自然の営みに心を奪われることで心の鎖が解けるのでなんとか生きているのかもしれません。特にこの住宅には思い入れがあって設計も施工も並ではありません。長い工期に対していろいろ言う人もいますが、信念をもって完成まで頑張りたいと思います。後世のためにも・・。
posted by 塾長 at 06:52| 教育・子育て
2023年03月28日
鬼瓦つながり
やっと玄関小屋根の鬼瓦が座りました。鯱(しゃち)はまだです。コツンと作業中に当たったら大変なので最後の最後に据えるようです。
施主直接の発注なので金銭関係はありませんが、下地を作る大工さんや取り付ける瓦師と調整が必要です。従って再三再四打ち合わせをし、電話でも渡部鬼師と話しました。人間国宝でもある渡部一馬鬼師は愛媛県今治市在住で、製作された鬼瓦二体や逆さ獅子四体、シャチホコ二体はいずれも自分で沖縄まで陸路で運ばれました。一泊だけ我が家にお泊りになり歓談しました。
【時間はかかりましたが、やっと玄関小屋根に鳳凰の鬼瓦が座りました。シャチ支えが立っているところにシャチが座る予定です。現在、下り棟の施工中です。大屋根の方は終えていますが、棟熨斗は9段でした。形は小さいのですが小屋根の鬼瓦の付く熨斗はなんと12段になりました。鬼瓦の高さに合わせたのですが、勾配や幅などにも大変気を使いました。完全に終わってからまた写真をアップいたします。】
そんな縁があって先日他のお土産と一緒に里芋が送られてきました。この1年は家内が仕事に出るようになったため畑仕事もままならなくなっていましたが、昨日、空いたところに里芋を植えました。
【いただいた里芋の種芋を即興で耕した畑に埋めました。馬糞のたい肥を施してるのできっとに鬼瓦と同じような立派な実をつけると思います。】
これから先は最近の心然(4歳)の活動の様子です。
【脳性麻痺の障がいをもつ特支5年生の万然の送り迎えに使う福祉車両の手伝い風景。車いすを載せるためのスロープを出しているところ。】
【今朝は6時から家族で掃除やエサ上げをしました。家のの前の道路側溝には地下水が流れています。その中にいたモクズガニとテナガエビを見つけました。カニの甲羅をさわったり、エビを直接握ったり・・・。豊かな自然に豊かな感性が宿ると信じて子育て中です。】
【車に合った仕事用のヘルメットと巻き尺を見つけると、さっそくカッコつけていました。将来何になるのだろうか?楽しみです。】
施主直接の発注なので金銭関係はありませんが、下地を作る大工さんや取り付ける瓦師と調整が必要です。従って再三再四打ち合わせをし、電話でも渡部鬼師と話しました。人間国宝でもある渡部一馬鬼師は愛媛県今治市在住で、製作された鬼瓦二体や逆さ獅子四体、シャチホコ二体はいずれも自分で沖縄まで陸路で運ばれました。一泊だけ我が家にお泊りになり歓談しました。
【時間はかかりましたが、やっと玄関小屋根に鳳凰の鬼瓦が座りました。シャチ支えが立っているところにシャチが座る予定です。現在、下り棟の施工中です。大屋根の方は終えていますが、棟熨斗は9段でした。形は小さいのですが小屋根の鬼瓦の付く熨斗はなんと12段になりました。鬼瓦の高さに合わせたのですが、勾配や幅などにも大変気を使いました。完全に終わってからまた写真をアップいたします。】
そんな縁があって先日他のお土産と一緒に里芋が送られてきました。この1年は家内が仕事に出るようになったため畑仕事もままならなくなっていましたが、昨日、空いたところに里芋を植えました。
【いただいた里芋の種芋を即興で耕した畑に埋めました。馬糞のたい肥を施してるのできっとに鬼瓦と同じような立派な実をつけると思います。】
これから先は最近の心然(4歳)の活動の様子です。
【脳性麻痺の障がいをもつ特支5年生の万然の送り迎えに使う福祉車両の手伝い風景。車いすを載せるためのスロープを出しているところ。】
【今朝は6時から家族で掃除やエサ上げをしました。家のの前の道路側溝には地下水が流れています。その中にいたモクズガニとテナガエビを見つけました。カニの甲羅をさわったり、エビを直接握ったり・・・。豊かな自然に豊かな感性が宿ると信じて子育て中です。】
【車に合った仕事用のヘルメットと巻き尺を見つけると、さっそくカッコつけていました。将来何になるのだろうか?楽しみです。】
posted by 塾長 at 10:39| 教育・子育て
2023年03月25日
現在・過去・未来・・・タイムカプセル、水車小屋周辺。
世界は激動していますが、小世界の家庭でも今週も目まぐるしく変化しました。いちいち書き残す余裕はありません。一日一日が本当に貴重で、かつ、忙しく、睡眠時間もままなりません。
しかし、2度と来ない今日を目いっぱい生きていくようにしています。
22日は中学校を卒業したばかりの「さわみこ」が同級生と一緒にタイムカプセルを敷地の空いたところに埋めたい、というので場所を決めて上げました。
時を経て見たくなったらいつでも見えるところがいいだろう、と思い、玄関に向かうスロープ脇に決めました。三人娘が穴を掘り、5年後の20歳になった時開けるような「タイムカプセル」です。
【深さ60センチの穴を掘りました。】
【タイムカプセルの中身は「手紙」と後藤家・自家製の「梅焼酎」。5年後20歳になっているので、お祝いで「お酒」を飲むそうです。まぁ、いいか!】
【穴を埋め戻して完了。5年後熟成された梅酒をいただけるならいいが・・・。】
スロープの下には水車小屋があります。下に池を作っています。池には近くの湧水地・タチガーから流れ来る地下水が流れ込みます。
この池は15年前、住まいを建てた時一緒に作りました。林間学校を同時開催し、参加した子どもたちが木組みを体験しました。
【子どもたちが釘を1本も使わず建てた水車小屋。この経験で子どもたちが何を学んだのか。一度聞いてみたい心境です。全員二十歳を越えていると思います】
【スロープの先に玄関があります。ただ現在は「緑のトンネル」になっています。】
【2年前には「屋根の草刈り」をしました。】
【時々、上流から流れ込む土(ヘドロ化)を家族で取ります。】
【現在、池には闘魚が棲んでいます。】
【テナガエビの寝床にもなっています。モクズガニもいました。】
【草刈りの草は軽のボンゴに2〜3日入れておきますが、草にまみれてカマキリがいたのでしょう。運転席の窓にいました。元に戻しました。】
半自然のなかにある住まいには、シリケンイモリやキノボリトカゲも一緒に棲んでいます。オキナワオオコウモリの棲家も近くにあります。緑地と水があるからでしょう。名の通り「ぬちゆるやー」(いぬち(命)がたくさんゆって(寄って)来るやー(家)の現在の状況です。
【沖縄建設新聞社の伊佐記者。連載コラムの契約を交わす。】
また昨日は沖縄建設新聞社と連載コラムの1年契約をしました。昨年11月末で隔月、1500字程度の「建設論壇」を担当しましたが、今回は毎月1回、約800字程度です。ただ今回は写真が入るのでもっと読みやすくなるかと思います。初回は6月9日掲載される予定です。
伝統建築に宿る日本の木の文化を中心に、時には建設業界や行政にも辛口を書くかもしれませんが、もっと日本が好きになるようなコラムにしていきたいと思います。未来に向かって・・・・
しかし、2度と来ない今日を目いっぱい生きていくようにしています。
22日は中学校を卒業したばかりの「さわみこ」が同級生と一緒にタイムカプセルを敷地の空いたところに埋めたい、というので場所を決めて上げました。
時を経て見たくなったらいつでも見えるところがいいだろう、と思い、玄関に向かうスロープ脇に決めました。三人娘が穴を掘り、5年後の20歳になった時開けるような「タイムカプセル」です。
【深さ60センチの穴を掘りました。】
【タイムカプセルの中身は「手紙」と後藤家・自家製の「梅焼酎」。5年後20歳になっているので、お祝いで「お酒」を飲むそうです。まぁ、いいか!】
【穴を埋め戻して完了。5年後熟成された梅酒をいただけるならいいが・・・。】
スロープの下には水車小屋があります。下に池を作っています。池には近くの湧水地・タチガーから流れ来る地下水が流れ込みます。
この池は15年前、住まいを建てた時一緒に作りました。林間学校を同時開催し、参加した子どもたちが木組みを体験しました。
【子どもたちが釘を1本も使わず建てた水車小屋。この経験で子どもたちが何を学んだのか。一度聞いてみたい心境です。全員二十歳を越えていると思います】
【スロープの先に玄関があります。ただ現在は「緑のトンネル」になっています。】
【2年前には「屋根の草刈り」をしました。】
【時々、上流から流れ込む土(ヘドロ化)を家族で取ります。】
【現在、池には闘魚が棲んでいます。】
【テナガエビの寝床にもなっています。モクズガニもいました。】
【草刈りの草は軽のボンゴに2〜3日入れておきますが、草にまみれてカマキリがいたのでしょう。運転席の窓にいました。元に戻しました。】
半自然のなかにある住まいには、シリケンイモリやキノボリトカゲも一緒に棲んでいます。オキナワオオコウモリの棲家も近くにあります。緑地と水があるからでしょう。名の通り「ぬちゆるやー」(いぬち(命)がたくさんゆって(寄って)来るやー(家)の現在の状況です。
【沖縄建設新聞社の伊佐記者。連載コラムの契約を交わす。】
また昨日は沖縄建設新聞社と連載コラムの1年契約をしました。昨年11月末で隔月、1500字程度の「建設論壇」を担当しましたが、今回は毎月1回、約800字程度です。ただ今回は写真が入るのでもっと読みやすくなるかと思います。初回は6月9日掲載される予定です。
伝統建築に宿る日本の木の文化を中心に、時には建設業界や行政にも辛口を書くかもしれませんが、もっと日本が好きになるようなコラムにしていきたいと思います。未来に向かって・・・・
posted by 塾長 at 16:29| 教育・子育て
2023年03月12日
4歳児の洗たく風景
今日は日曜日。家族で草刈りや清掃、エサ上げをしました。いつもより2時間遅いスタートです。
10人きょうだいのうち一番下の心然(しんねん)の行動は危険と隣り合わせなので、どうしても目が離せません。
今日は側溝掃除の際、三角分岐点(側溝下流と池に水路が分かれる分岐点)にいたモクズガニの赤ちゃんを見つけて大喜びでした。
【作業途中でバナナの実を見つけました。沖縄はこの1週間、昼間は24℃まで気温が上がります。】
一通りの作業を終えて家に着くと洗たくを始めました。
まずはTシャツの上に着ていたジャンパーを洗って干しました。
【シュワッチ!!】
せっかくなので4歳児の洗たく板を使った洗たく風景をのこそうと思い、ジャンパーの下に着ていたTシャツを洗う所を記録しました。
【着ていたTシャツを脱ぐと洗たく板に伸ばして洗たく石鹸を付けて、ゴシゴシ、洗たく板の上で「もみ洗い」】
【「もみ洗い」が終わると洗たく板をひっくり返すして「ゆすぎ」に入ります。「洗い」のときは洗たく板のひだの目は上向きですが、「ゆすぎ」になると逆転し下向きのなります。つまり、「洗い」のときはせっけん水がひだに溜まり、「ゆすぎ」のときは水が切れやすくするための先人の知恵です。】
【ゆすぎ上がったら、絞ります。】
【パン、パンと上下に振って、しわを伸ばします。】
【そして木のベランダに干しました。】
大家族、ひとり一人が自分で自分のことをしてくれると助かります。また、洗たくや掃除、茶碗洗いなどが小さいころからできると、自立した時、自分自身が助かると思ってできることはさせています。
洗たくの後ティッシュペーパーの箱をあっという間に、片づけました。
【小口にある穴に指を入れ、長手のつなぎ目を手で開き、開いて見えてきた取り出し口付近のビニールをはぎ、折りたたむ。早い早い。最後は得意の「シュワッチ!」ポーズをとっていました。「ウルトラマン太郎」ではなく「ウルトラマン心然」です。】
10人きょうだいのうち一番下の心然(しんねん)の行動は危険と隣り合わせなので、どうしても目が離せません。
今日は側溝掃除の際、三角分岐点(側溝下流と池に水路が分かれる分岐点)にいたモクズガニの赤ちゃんを見つけて大喜びでした。
【作業途中でバナナの実を見つけました。沖縄はこの1週間、昼間は24℃まで気温が上がります。】
一通りの作業を終えて家に着くと洗たくを始めました。
まずはTシャツの上に着ていたジャンパーを洗って干しました。
【シュワッチ!!】
せっかくなので4歳児の洗たく板を使った洗たく風景をのこそうと思い、ジャンパーの下に着ていたTシャツを洗う所を記録しました。
【着ていたTシャツを脱ぐと洗たく板に伸ばして洗たく石鹸を付けて、ゴシゴシ、洗たく板の上で「もみ洗い」】
【「もみ洗い」が終わると洗たく板をひっくり返すして「ゆすぎ」に入ります。「洗い」のときは洗たく板のひだの目は上向きですが、「ゆすぎ」になると逆転し下向きのなります。つまり、「洗い」のときはせっけん水がひだに溜まり、「ゆすぎ」のときは水が切れやすくするための先人の知恵です。】
【ゆすぎ上がったら、絞ります。】
【パン、パンと上下に振って、しわを伸ばします。】
【そして木のベランダに干しました。】
大家族、ひとり一人が自分で自分のことをしてくれると助かります。また、洗たくや掃除、茶碗洗いなどが小さいころからできると、自立した時、自分自身が助かると思ってできることはさせています。
洗たくの後ティッシュペーパーの箱をあっという間に、片づけました。
【小口にある穴に指を入れ、長手のつなぎ目を手で開き、開いて見えてきた取り出し口付近のビニールをはぎ、折りたたむ。早い早い。最後は得意の「シュワッチ!」ポーズをとっていました。「ウルトラマン太郎」ではなく「ウルトラマン心然」です。】
posted by 塾長 at 14:18| 教育・子育て
2023年03月11日
地道な活動も楽しく・・
3月9日の取材が琉球新報で記事として11日の朝刊に掲載されました。
今日の中学校の卒業式に合わせてありますが、内容はほのぼのとしていてさわやかな記事に仕上がっていました。
【一面の「きょうの紙面から」に紹介されていました。】
【記事の内容に少し説明を入れないと分かりにくく誤解が生じるといけないと思って記者の人に昨日連絡したら、理解したうえで修正がされたようです。(最初のゲラを見たわけではありませんが・・)】
卒業式は今日9:30からです。卒業式にふさわしい記事になったと思っています。琉球新報さん、ありがとうございました。
最近は夜が当てるのが幾分早くなりましたが、冬場は6時というとまだ真っ暗です。懐中電灯を頭に付けたり、首から掛けていくこともあります。私は一緒に行くことは少ないのですが、少し遅れてでも係留の状態を確認にに行ったりします。
どちらかというと家の周辺一帯の清掃が主で、その一環として中学校での馬・ヤギの除草(エサ)があります。ほぼ毎日連れて行っています。
当初は学校で決まった日にPTAでの除草活動が計画されますが、子どもが10人いるとその日や時間帯に参加できないときがあり、当時中学生の朴然が生活指導の先生に「馬を連れて来てもいいですか?」と相談しました。
その時「いいよ。」となったのがきっかけで、その後、毎日連れて行くようになりました。
学校も日ごろの草刈りが馬やヤギでできるため良し、我が家も草刈りの量が減るから良し、馬やヤギも除草剤の掛かっていない草を食べられるし広くてストレスも減るから良し、近所のお年寄りや幼児たちが見学に来ることもあるから良し…となった次第です。
ところが中学校まで約450mあるので朝早くから登校前に往復しなければならず、野性的に育てた与那国馬や島ヤギは簡単には引けません。しかし本来の目的である「言葉が通じなくても、気持ちはつながる」というのが我が家のモットーを「地」でいっています。
このような考えを林間学校でも伝えています。小児脳性マヒになって目が見えず、体も不自由な小5の万然との対応にも通じる話です。
【中学校への馬・ヤギを毎日連れて行って連れて帰る活動も「言葉の通じない野性的な生きものとの対話をどうするか」という課題から出発しています。野性マヒの万然を下のきょうだいがバギーに乗せて裏山の坂道を散歩します。言葉は通じなくても、きっと心は通じていると確信します。】
この坂道を含め、家周辺の道路や側溝、花壇などの清掃しますが、裏山の農道を通る人は限られていて少ないのですが、人が見ていようが見ていないだろうが関係なく、地道ではありますが明るく楽しい活動を今後も林間学校の教材としての生きものたちと一緒に暮らしていきたいと思います。
みんな家族の一員ですから・・・。
今日の中学校の卒業式に合わせてありますが、内容はほのぼのとしていてさわやかな記事に仕上がっていました。
【一面の「きょうの紙面から」に紹介されていました。】
【記事の内容に少し説明を入れないと分かりにくく誤解が生じるといけないと思って記者の人に昨日連絡したら、理解したうえで修正がされたようです。(最初のゲラを見たわけではありませんが・・)】
卒業式は今日9:30からです。卒業式にふさわしい記事になったと思っています。琉球新報さん、ありがとうございました。
最近は夜が当てるのが幾分早くなりましたが、冬場は6時というとまだ真っ暗です。懐中電灯を頭に付けたり、首から掛けていくこともあります。私は一緒に行くことは少ないのですが、少し遅れてでも係留の状態を確認にに行ったりします。
どちらかというと家の周辺一帯の清掃が主で、その一環として中学校での馬・ヤギの除草(エサ)があります。ほぼ毎日連れて行っています。
当初は学校で決まった日にPTAでの除草活動が計画されますが、子どもが10人いるとその日や時間帯に参加できないときがあり、当時中学生の朴然が生活指導の先生に「馬を連れて来てもいいですか?」と相談しました。
その時「いいよ。」となったのがきっかけで、その後、毎日連れて行くようになりました。
学校も日ごろの草刈りが馬やヤギでできるため良し、我が家も草刈りの量が減るから良し、馬やヤギも除草剤の掛かっていない草を食べられるし広くてストレスも減るから良し、近所のお年寄りや幼児たちが見学に来ることもあるから良し…となった次第です。
ところが中学校まで約450mあるので朝早くから登校前に往復しなければならず、野性的に育てた与那国馬や島ヤギは簡単には引けません。しかし本来の目的である「言葉が通じなくても、気持ちはつながる」というのが我が家のモットーを「地」でいっています。
このような考えを林間学校でも伝えています。小児脳性マヒになって目が見えず、体も不自由な小5の万然との対応にも通じる話です。
【中学校への馬・ヤギを毎日連れて行って連れて帰る活動も「言葉の通じない野性的な生きものとの対話をどうするか」という課題から出発しています。野性マヒの万然を下のきょうだいがバギーに乗せて裏山の坂道を散歩します。言葉は通じなくても、きっと心は通じていると確信します。】
この坂道を含め、家周辺の道路や側溝、花壇などの清掃しますが、裏山の農道を通る人は限られていて少ないのですが、人が見ていようが見ていないだろうが関係なく、地道ではありますが明るく楽しい活動を今後も林間学校の教材としての生きものたちと一緒に暮らしていきたいと思います。
みんな家族の一員ですから・・・。
posted by 塾長 at 07:50| 教育・子育て
2023年03月10日
名ばかりの木造、形だけの日本人
木造住宅率が沖縄で格段に増えつつあります。タイムス住宅新聞で木造住宅の連載を始めたのが「木暮らし」15回(2007年1月〜2008年3月)が最初。その後、
「新・木造考」15回(2009年11月〜2011年3月)、
「木霊(こだま)のひびく家々」9回(2014年5月〜2015年1月)、
「細部から文化が見える」36回(2017年10月〜2021年9月)と続きました。
最近は専門紙ではありますが、沖縄建設新聞1面の「建設論壇」で1年間、6回連載しました。
途中、RBCでドキュメント番組「ウチナー紀聞」(30分)や「生きもの・たてもの紀行」連載(タイムス住宅新聞)もありました。
小学校をはじめ、那覇市役所や浦添市教育委員会主催の講演会などで伝統木造住宅の講演や実演、展示などを行いました。
それらの活動が木造住宅への理解につながったとは言い切れませんが、一定の関心は高まったのではないかと思っています。
また我が家をはじめ自ら設計した沖縄市や北中城村の住宅が、全国レベルでの賞をいただいたことも社会や専門職の方々にインパクトを与えたと感じています。
わずか1%だった沖縄の木造住宅率がいまや戸建てに関しては半数を占める勢いです。しかし問題は連載やTV、講演会などを通して訴えた木造に秘められた文化や技術、日本人の心などはほとんど浸透していないことです。
今時の住宅には残念ながら構造材や壁、床下地が見えないほど断熱材や遮熱材を入れます。一体何造なのか分からなくなります。
基本的に私は、断熱材は入れたくありませんし、入れません。
【断熱材・遮熱材は入れないのが私の原則。入れれば壁内通気が悪く、シロアリが来ても「蟻道」さえ見えなくなる。特に沖縄の寄棟は、棟木付近に乾燥した暑い空気が溜まるので、木材の内部組織が壊れ強度が弱まる恐れがある。また100℃近くなると低温発火する可能性もある。暑さ寒さもほどほど感じながら、建具の隙間から雨音が聞こえるくらいの方がいい。(過去の住宅設計の木組み)】
ただ、施主のたっての希望や国の制度によって入れざるを得ないときもありますが、その時は木に向かって「ごめんね。」と言っています。
木に謝らなければならないのは他にもあります。私は使いませんが人工乾燥された木や薬液注入された木です。かわいそうにモノが言えない木たちは高温や薬剤によるストレスをかけられても、黙って辛抱しています。
人間に都合のいいように使われて頑丈な「木造」として宣伝されていますが、実際大工さんに聞くと人工乾燥材はスカスカで粘りがないのでカンナもノミも使えないと言っています。
自然の木は自然に使われた方が本望でしょう。シロアリとは共生するくらいの自然観を持った人しか私の設計は受け入れられないと思います。また、人工乾燥だと熱処理された木材はかえって木材内部の組織が崩れるため弱くなると思います。
省エネのために断熱材をたくさん入れる方向で建築基準法が改正されます。また一方で今後は一定の床面積を超えると構造計算が必要になりそうです。
これまでは4号規定があって、500u以下は建築士の力量で構造材の寸法は決めていました。いわゆる「経験値」です。
国はコンクリートや鉄骨造のような構造に木造を当てはめようとしていますが、木造は生きた木を使うので、うまくいくはずがありません。RC造やS造とは異なり、同じ断面寸法でも木材の場合は樹種や産地、乾燥の度合い、施工精度、組み方、継手の種類などで強度は相当差が出てきます。そんなことを国は読めないのでしょうか?
【5日の日曜日、郵便局前の花壇に花を家族で植えました。スコップ掘りも堂に入っている心然(4歳)。そのあと地下水をもっていってかけました。】
またもって木や木造の文化性も今度の改正にはひとつも配慮されていません。私が「木造住宅」しか設計しないのは、木造、とりわけ伝統的な木造住宅には長い間培われた日本の文化が宿っているからです。逆に言うと木造以外の構造では文化性はみいだせないので設計したいと思いません。
それほどこだわるのはなぜかというと、日本人が日本人らしくなくなったからです。日本の衣食住が戦後一変しました。明治以降の西洋文化の取入れのせいもありますが、今は特に戦後の快適便利の追求や使い捨ての文明、快楽主義におちいったためだと考えています。
木材の切り込みは面倒な手刻みをせず、機械任せ。規格の建材を張り合わせて断熱材を四方に入れて人工空調。自然疎外の暮らしで暑さ寒さを楽しむ感性はどこへ行ったのでしょう。
自然を親しむとして戸外に出ても、家に帰ったらエネルギーをいっぱい使って汗をかかない生活をしていては、省エネどころではありません。
長い歴史を持つ日本は、自然との親和性に富んでいました。日本の三大随筆と言われる「枕草子」や「方丈記」、「徒然草」を読むと日本人の自然観が見て取れます。決して自然を敵視していません。
ただ日本人のDNAは残っています。そこに期待して日本人がこよなく愛した「日本の文化・木の文化」を未来につないでいきたいと思います。
【家の敷地にいた「アカマタ」を数日観察して、これも日曜日に自然に返しました。ヘビがいなくなるとネズミが増えます。何かが増えすぎると生態系が崩れます。ヘビとも共生しなくてはいけません。見かけで生きものを判断しないよう子どもたちには言いました。「げんきで、またあいましょうー。」】
「新・木造考」15回(2009年11月〜2011年3月)、
「木霊(こだま)のひびく家々」9回(2014年5月〜2015年1月)、
「細部から文化が見える」36回(2017年10月〜2021年9月)と続きました。
最近は専門紙ではありますが、沖縄建設新聞1面の「建設論壇」で1年間、6回連載しました。
途中、RBCでドキュメント番組「ウチナー紀聞」(30分)や「生きもの・たてもの紀行」連載(タイムス住宅新聞)もありました。
小学校をはじめ、那覇市役所や浦添市教育委員会主催の講演会などで伝統木造住宅の講演や実演、展示などを行いました。
それらの活動が木造住宅への理解につながったとは言い切れませんが、一定の関心は高まったのではないかと思っています。
また我が家をはじめ自ら設計した沖縄市や北中城村の住宅が、全国レベルでの賞をいただいたことも社会や専門職の方々にインパクトを与えたと感じています。
わずか1%だった沖縄の木造住宅率がいまや戸建てに関しては半数を占める勢いです。しかし問題は連載やTV、講演会などを通して訴えた木造に秘められた文化や技術、日本人の心などはほとんど浸透していないことです。
今時の住宅には残念ながら構造材や壁、床下地が見えないほど断熱材や遮熱材を入れます。一体何造なのか分からなくなります。
基本的に私は、断熱材は入れたくありませんし、入れません。
【断熱材・遮熱材は入れないのが私の原則。入れれば壁内通気が悪く、シロアリが来ても「蟻道」さえ見えなくなる。特に沖縄の寄棟は、棟木付近に乾燥した暑い空気が溜まるので、木材の内部組織が壊れ強度が弱まる恐れがある。また100℃近くなると低温発火する可能性もある。暑さ寒さもほどほど感じながら、建具の隙間から雨音が聞こえるくらいの方がいい。(過去の住宅設計の木組み)】
ただ、施主のたっての希望や国の制度によって入れざるを得ないときもありますが、その時は木に向かって「ごめんね。」と言っています。
木に謝らなければならないのは他にもあります。私は使いませんが人工乾燥された木や薬液注入された木です。かわいそうにモノが言えない木たちは高温や薬剤によるストレスをかけられても、黙って辛抱しています。
人間に都合のいいように使われて頑丈な「木造」として宣伝されていますが、実際大工さんに聞くと人工乾燥材はスカスカで粘りがないのでカンナもノミも使えないと言っています。
自然の木は自然に使われた方が本望でしょう。シロアリとは共生するくらいの自然観を持った人しか私の設計は受け入れられないと思います。また、人工乾燥だと熱処理された木材はかえって木材内部の組織が崩れるため弱くなると思います。
省エネのために断熱材をたくさん入れる方向で建築基準法が改正されます。また一方で今後は一定の床面積を超えると構造計算が必要になりそうです。
これまでは4号規定があって、500u以下は建築士の力量で構造材の寸法は決めていました。いわゆる「経験値」です。
国はコンクリートや鉄骨造のような構造に木造を当てはめようとしていますが、木造は生きた木を使うので、うまくいくはずがありません。RC造やS造とは異なり、同じ断面寸法でも木材の場合は樹種や産地、乾燥の度合い、施工精度、組み方、継手の種類などで強度は相当差が出てきます。そんなことを国は読めないのでしょうか?
【5日の日曜日、郵便局前の花壇に花を家族で植えました。スコップ掘りも堂に入っている心然(4歳)。そのあと地下水をもっていってかけました。】
またもって木や木造の文化性も今度の改正にはひとつも配慮されていません。私が「木造住宅」しか設計しないのは、木造、とりわけ伝統的な木造住宅には長い間培われた日本の文化が宿っているからです。逆に言うと木造以外の構造では文化性はみいだせないので設計したいと思いません。
それほどこだわるのはなぜかというと、日本人が日本人らしくなくなったからです。日本の衣食住が戦後一変しました。明治以降の西洋文化の取入れのせいもありますが、今は特に戦後の快適便利の追求や使い捨ての文明、快楽主義におちいったためだと考えています。
木材の切り込みは面倒な手刻みをせず、機械任せ。規格の建材を張り合わせて断熱材を四方に入れて人工空調。自然疎外の暮らしで暑さ寒さを楽しむ感性はどこへ行ったのでしょう。
自然を親しむとして戸外に出ても、家に帰ったらエネルギーをいっぱい使って汗をかかない生活をしていては、省エネどころではありません。
長い歴史を持つ日本は、自然との親和性に富んでいました。日本の三大随筆と言われる「枕草子」や「方丈記」、「徒然草」を読むと日本人の自然観が見て取れます。決して自然を敵視していません。
ただ日本人のDNAは残っています。そこに期待して日本人がこよなく愛した「日本の文化・木の文化」を未来につないでいきたいと思います。
【家の敷地にいた「アカマタ」を数日観察して、これも日曜日に自然に返しました。ヘビがいなくなるとネズミが増えます。何かが増えすぎると生態系が崩れます。ヘビとも共生しなくてはいけません。見かけで生きものを判断しないよう子どもたちには言いました。「げんきで、またあいましょうー。」】
posted by 塾長 at 17:46| 教育・子育て
2023年03月02日
人間はそんなに偉いのか?
人間はそんなに偉くない!
・・・と思うようになりました。
快適で便利な暮らしを考えると人間の考える科学は大したものだ、と誰もが思うかもしれません。しかしどうでしょう。国同士の紛争や戦争は絶えないし、治安がいいと言われる日本も恐ろしい事件が毎日報道されています。
人間は頭はいいかもしれないが、その頭脳は人間のためにばかり使われているような気がします。いわゆる「人間中心主義」。
TVは我が家にはないけれど、TVの番組はおいしい食べ物の話やお笑い、心に何も残らないバラエティーなどが多く、コマーシャルも過激になる一方。言葉は汚い。だからTVはない。
今日も早朝よりエサあげや掃除を家族でしました。なんとその時「ヘビがいた!」と次女が言うので見に行ったら、バケツの中に「アカマタ」がいた。もともとバケツにとぐろを巻いていたらしい。
「アカマタ」は無毒です。赤と黒の模様が入っています。
有毒の「ハブ」は黄色と黒の模様。夜中、動物に光が届くと目が赤色に光ると草食、青に光ると肉食動物と言われています。だから、我が家の犬2匹は裏山の牧場につないでいますが、真っ暗の早朝で光る眼は「青色」です。
信号機とは逆になります。夜中歩くとき、懐中電灯を当てて青だと用心、赤だと安心します。
ヘビの場合は「アカマタ」は赤で安心、「ハブ」は黄色で「危険」となります。しかし、ヘビは陸上生態系では頂点に位置します。ヘビが減ると捕食するネズミが増えます。だから我が家ではヘビは殺傷しません。逃がします。
【エサ上げ、掃除のとき出逢ったアカマタ。しっかり観察した後、明日朝、逃がします。】
実はウサギを飼っていますが、生まれたばかりのウサギの子がネズミから食いちぎられる事件が続きました。ウサギ小屋にネズミの入る隙間があったからです。しかしネズミは隙間がなくてもかじってでも隙間を作ります。キリがありません。一番の天敵は「ヘビ」です。
【生まれたばかりのウサギの子たち(4羽)。ネズミからことごとく食べられので別部屋に移しました。人間の匂いがうつると親が子を傷めつけるので、触れないようにして移動。新しい命の誕生は久しぶりです。4歳の心然にとっては貴重な機会でした。】
ネズミもヘビも生きている以上、罪はありません。見た目が悪いとか毒があるとかないとか関係なく、人間の主観で相手の命を絶つことはいけません。しかし、自然の摂理の中で命を落とすことは、致し方ないときもあります。ただ、あまりにも同じ種の動物が増えすぎると生態系が崩れてしまします。
人間は身勝手です。家畜、家禽(かきん)を自然界とは程遠いほど勝手に搾取した挙句、「おいしくない」とか「固い」とか文句を言っています。どこかで「人間は偉い、その他の動物の命は軽視する」。
・・・いつか天罰が下るでしょう。
日本人には「節度」がありました。最近は大鍋で大量に豚汁を作ったり、マグロの解体ショーをしたり・・。
「生きもの」を「モノ」扱いにしています。逆に「モノ」にも「命が宿っている」ことを家庭では教育しています。
戦後、西洋の影響を受けて「唯物主義」が定着してしましました。人間の成長過程でお金や地位ではなく、もっと学校や家庭で「人間性」や「自然の摂理」、「日本の伝統・文化」などを教えて欲しいと思います。
大人になったら本性が現れます。なんとも情けない人間もたくさんいます。自然界の動物から人間おろそかさを学ぶべきです。自然界の動植物の方がはるかに偉いと感じています。
【ヘビやウサギの赤ちゃんを見た後、裏山の農道を掃除するきょうだい。4歳の心然(しんねん)も進んで行いました。すっきり!】
【数年前に植えた「鳳凰木(ホウオウボク)」。台風にも負けずしっかり生きていました。先端に小さな芽が見えます。真っ赤な花がつくのを楽しみにしています。】
・・・と思うようになりました。
快適で便利な暮らしを考えると人間の考える科学は大したものだ、と誰もが思うかもしれません。しかしどうでしょう。国同士の紛争や戦争は絶えないし、治安がいいと言われる日本も恐ろしい事件が毎日報道されています。
人間は頭はいいかもしれないが、その頭脳は人間のためにばかり使われているような気がします。いわゆる「人間中心主義」。
TVは我が家にはないけれど、TVの番組はおいしい食べ物の話やお笑い、心に何も残らないバラエティーなどが多く、コマーシャルも過激になる一方。言葉は汚い。だからTVはない。
今日も早朝よりエサあげや掃除を家族でしました。なんとその時「ヘビがいた!」と次女が言うので見に行ったら、バケツの中に「アカマタ」がいた。もともとバケツにとぐろを巻いていたらしい。
「アカマタ」は無毒です。赤と黒の模様が入っています。
有毒の「ハブ」は黄色と黒の模様。夜中、動物に光が届くと目が赤色に光ると草食、青に光ると肉食動物と言われています。だから、我が家の犬2匹は裏山の牧場につないでいますが、真っ暗の早朝で光る眼は「青色」です。
信号機とは逆になります。夜中歩くとき、懐中電灯を当てて青だと用心、赤だと安心します。
ヘビの場合は「アカマタ」は赤で安心、「ハブ」は黄色で「危険」となります。しかし、ヘビは陸上生態系では頂点に位置します。ヘビが減ると捕食するネズミが増えます。だから我が家ではヘビは殺傷しません。逃がします。
【エサ上げ、掃除のとき出逢ったアカマタ。しっかり観察した後、明日朝、逃がします。】
実はウサギを飼っていますが、生まれたばかりのウサギの子がネズミから食いちぎられる事件が続きました。ウサギ小屋にネズミの入る隙間があったからです。しかしネズミは隙間がなくてもかじってでも隙間を作ります。キリがありません。一番の天敵は「ヘビ」です。
【生まれたばかりのウサギの子たち(4羽)。ネズミからことごとく食べられので別部屋に移しました。人間の匂いがうつると親が子を傷めつけるので、触れないようにして移動。新しい命の誕生は久しぶりです。4歳の心然にとっては貴重な機会でした。】
ネズミもヘビも生きている以上、罪はありません。見た目が悪いとか毒があるとかないとか関係なく、人間の主観で相手の命を絶つことはいけません。しかし、自然の摂理の中で命を落とすことは、致し方ないときもあります。ただ、あまりにも同じ種の動物が増えすぎると生態系が崩れてしまします。
人間は身勝手です。家畜、家禽(かきん)を自然界とは程遠いほど勝手に搾取した挙句、「おいしくない」とか「固い」とか文句を言っています。どこかで「人間は偉い、その他の動物の命は軽視する」。
・・・いつか天罰が下るでしょう。
日本人には「節度」がありました。最近は大鍋で大量に豚汁を作ったり、マグロの解体ショーをしたり・・。
「生きもの」を「モノ」扱いにしています。逆に「モノ」にも「命が宿っている」ことを家庭では教育しています。
戦後、西洋の影響を受けて「唯物主義」が定着してしましました。人間の成長過程でお金や地位ではなく、もっと学校や家庭で「人間性」や「自然の摂理」、「日本の伝統・文化」などを教えて欲しいと思います。
大人になったら本性が現れます。なんとも情けない人間もたくさんいます。自然界の動物から人間おろそかさを学ぶべきです。自然界の動植物の方がはるかに偉いと感じています。
【ヘビやウサギの赤ちゃんを見た後、裏山の農道を掃除するきょうだい。4歳の心然(しんねん)も進んで行いました。すっきり!】
【数年前に植えた「鳳凰木(ホウオウボク)」。台風にも負けずしっかり生きていました。先端に小さな芽が見えます。真っ赤な花がつくのを楽しみにしています。】
posted by 塾長 at 19:05| 教育・子育て