2019年09月28日

何を残したいのだろう?

最近はリノベーションばやりで、過去の建築・土木の歴史的遺産を残しています。しかし、いったい何を目的に残しているのか?疑問を感じることがあります。

直接私が関わった事例について紹介します。

ひとつ目は、熊本市に編入された富合町の石井樋(いしいび:石造の樋門)です。1608年、当時の熊本の城主であった加藤清正公が造らせたとされています。

平成4年、まだ熊本在住だったころ、地元紙の熊本日日新聞社が募集した「水辺のある街提言」に石井樋を補修した後残った石井樋を中心とした親水公園化構想を提言しました。応募18点の中で最優秀賞を受賞しました。後日、新聞紙上に提言内容が発表されました。見開き2ページなので見にくいですが、貼付します。

新聞_R.JPG


【近年は「井樋橋」(いびばし)と称されいるので、以下、そう呼びます。約410年前に築造された「自動開閉の樋門」いわば「自動ドア」です。現在、タイムス住宅新聞で連載中の「細部から文化が見える」に詳細を記します。】

26年前、塩水を田に入れないために、山から流れ出る真水(アオ)との合流地点に浮力と水の比重の違いを巧みに活かした石造樋門を設け、干満の潮位に合わせて両開きの木製扉を付けています。石造とは言え、よく見ると伝統的な木組みの仕口が施されているところに着目しました。
熊本地震でこの井樋橋は壊れてしまったそうです。

井樋堰A_R.JPG


【熊本地震で壊れる前に石井樋(下流側から見る)(熊本市提供)】

地元が中心になって改修されましたが、残念ながら送られてきた完成した樋門に文化性は感じ取ることができませんでした。何を残したか!
確かに塩水を田に入れない自動開閉のシステムは残してあります。厳しい財政下にある熊本県・熊本市においては、システムを残すことでさえ大変だったことは理解できますが、もう少し関連記事の調査や建築文化、地域の歴史や自然など多面的な見方を持ち寄った改修をしてほしかったと、悔いが残ります。

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【提案書に入れた建築技術の詳細写真】

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【提案書に入れたイメージパース。上:秋、下流から雁回山を望む、下:春、上流からの鳥瞰】

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【改修なった井樋橋。立派ではあるが、文化を感じない。(熊本市提供)機能は残った。しかしどこか寂しい。】

もう一つは、以前自ら改修して住んだ熊本県人吉市矢岳町(やたけまち)の旧国鉄矢岳駅駅長官舎。これは先にタイムス住宅新聞の連載で紹介しました。再掲します。

第19話4月矢岳越え(原本)_R1280.JPG


8月に旅館としてオープンしたようですが、紹介するHPを拝見すると、これまた残念ながら経済性を優先したのか、明治時代後期の建築文化はどこかへ消え去ったようです。
遠く離れた沖縄からではメンテナンスが行き届かないと、家が傷むし悲しむだろう、ということで手放しましたが、果たしてこれが正しかったかどうか、複雑な気持ちになっています。

9月矢岳の家の記事(ホテル化)_R.JPG


【読売新聞(西部本社)9月13日 社会面】

https://readyfor.jp/projects/crh1
https://www.axismag.jp/posts/2019/07/139084.html

荒れ果てていた駅長官舎(直前までは地域の公民館)で毎日掃除ををし、障子を張り替え、天井裏に上って数センチにもなるほこりを一人で取り除き、屋根を葺き替え、しっくい壁を全部塗り直し浄化槽を設置したことなどが思い出されます。第3子と第4子はここの和室での自宅出産でした、林間学校を始めたのもこの場所からスタートしています。そして苦労して復元図を起こし、人吉市で初めて「国の有形登録文化財」に申請し、文化審議会から認可が下りました。記事では簡単に文化財に触れていますが、現実は大変な思いをしたものです。
いまだに、登録文化財になった御母屋の改修費や、釘を1本も使わない伝統建築で建てた「離れ」の銀行ローンを払い続けています。

一方で1泊8万円で宿泊する人たちが利用するのか、と思うと、何とも言えない気持ちが込み上げてきます。

以上、自分自身が関わった事例について紹介しましたが、共通するのは税金を使っていることと、利便性や経済性が優先され、文化性が見えにくいところです。

リノベーションで何を残したいのか!取り組みの第一歩、目的に何を据えるのか。旅館でいえば、旅人の癒しのために大きなものを失くしているように感じます。
矢岳の家の玄関の上りがまちに立っていた障子や110年前の縁側の障子がなくなっていたことは、非常に残念です。娘を嫁に出すときは、相手の家風を良く調べないといかんなぁ、と感じています。
posted by 塾長 at 05:45| 教育・子育て

2019年09月26日

インターネットが回復!

21日に来た台風17号の影響で、ヒカリ回線が切れて、今日まで不通でした。
メンテがいいNTTに再契約したので、復旧も早いかと思いきや、急いでも10月7日午前中との返事。しかし、事業者でもあり、原稿締め切りや子どもたちの自由研究の県審査への提出、家内の通信大学の授業・レポート提出、スクーリングの交通手段の手配などに、インターネットやメール、固定電話、FAXが一切使えず、困り果てました。また、関係の皆様にはご迷惑をおかけしました。

なんとか、本日ヒカリ回線の切断箇所が分かり、修復できました。
西日本コムシス様には大変お世話になりました。通信インフラ、とりわけ、ヒカリ回線がデリケートで脆弱なことがわかりました。

これからはなるべく、インターネットに依存しない通信やリスク管理を考えたいと思います。

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【あと400件以上、依頼があっているらしい。大変ありがとうございました。奥に見える赤瓦が我が家の屋根です。家から102mの電柱、その近くの電柱、またその先45mのところに原因がありました。それらの箇所が調べたパソコンの接続部で全部わかるとは、日本の通信分野もメンテを先に考えた設計をしているんだなぁ、と感心しました。】
posted by 塾長 at 21:25| 教育・子育て

2019年09月20日

新聞連載 第24話「米一粒」

本日(9月20日)、タイムス住宅新聞で連載中の「細部(ディティール)から文化が見える」の第24話が掲載されました。
これまで「木暮らし」や「新木造考」、「木霊のひびく家々」など伝統的木造住宅関連の連載【タイムス住宅新聞)や、人格形成を目的とした「きたなか林間学校」での出来事から見える「塾長日記」(沖縄タイムス本紙)など、連載はありましたが、だいたい18回くらいで終了しています。

今回の連載は本日で24回なのでまる2年続きました。よく題材があるものだと自分でも思いますが、一日一日、一刻一刻が新鮮で、日々頭はフル回転です。現在の連載は、伝統建築の細部から日本の文化を再考と人格形成を同時に見据えた形になっています。

連載は続きますが、来月からは「石橋」シリーズに移行する予定です。今後とも、末永くご愛読のほどをよろしくお願いいたします。

第24回9月「米一粒」_R.JPG


【まる2年を経過した連載「細部から文化が見える」の第24話です。】

肩ほぐしに、最近の子どものようすを少しだけ紹介します。

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【先日の中秋の名月はとてもきれいでしたが、我が家には自家製の「おはぎ」と「きなこ餅」が並びました。】

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【万然が通う「泡瀬特別支援学校」の水鉢に我が家で育った闘魚(タイワンキンギョ)を約1年前に放流しました。スイレンの咲く水鉢に水を加える「こだまこ」と「わかみこ」。】

闘魚の赤ちゃん.JPG


【約20匹ほど寄付しました。その後どうなっているのか気になって、メダカ用に使っているエサを持参して与えました。すると下の方からたくさんの稚魚が上がってきました。万然の送り迎えに楽しみが増えました。】

レオの散歩.JPG


【毎日と言えば朝6時から、家族でエサあげをします。裏山にいるイノシシにエサをもって行ったり、馬小屋から裏山にヨナグニウマを出すので、家から裏山まで必ず歩きます。裏山を一周すると約850m。歩数で約1,500歩。雨の日も風の日もです。上り下りがあるので歩くだけでも結構ハードです。加えて馬、ウサギ、ヤギ用、ニワトリ・アヒル用の草を切る作業があります。それぞれ種類が違います。最近は元気になったレオを下の子どもたちが散歩させています。】

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【エサあげでは新しい発見もあります。先日、自由研究で水路に木刎ね(きばね)を入れて流量・流速実験をしましたが、そのままにして置いたら、モクズガニが木刎ねの水路にいました。流速が木刎ねで遅くなって動きやすくなったのでしょう。朴然は次の実験を考えているようです。】

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【3歳の第9子」パワフル「わかみこ」。肩のチカラや跳ぶチカラに長けているようです。今日も茶の間の中央にあるクリの木の「込み栓」に「ぶら下がり」ます。毎日です。末は・・・】



posted by 塾長 at 17:23| 教育・子育て

2019年09月16日

中部地区児童生徒科学展の結果.朴然、5連覇!

9月14日(土)、夏休みに自由研究の成果を競う第56回中部地区小中学校児童・生徒科学作品展の発表会と表彰式がありました。(主催:中部理科教育研究会、後援:沖縄市教委、県小学校理科研研究会など)

今年は我が家から3名が出展しました。年々、子どもたちが上の学校にいくので出展作品がだんだん少なくなっていきます。(万然は特別支援校なので参加しませんが、来年から「こだまこ」が参加か?)

結果は中学2年生の朴然が金賞、小学6年生の「さわみこ」も金賞、小学5年生の「こはづき」が銅賞でした。

今年は参加者が少し減ったのか、小学生の部が540点、中学生の部が355点でした。金賞は小学生の部は学年で2名、中学生は全学年プールで5名〜7名選ばれます。

朴然は「水勢緩和と保水力の研究」、さわみこは「水路を通した浸食・運搬・たい積作用の研究」、こはづきは「おそるべきクワズイモの再生力」をテーマにしました。

金賞、銀賞以上が第59回沖縄県児童・生徒科学作品展に推薦されます。県の発表は10月20日です。

これまで毎年出展作品は受賞していますが、特に「さわみこ」は銀と銅だけだったので、最終学年でとれてうれしそうでした。
朴然は今年で連続5回の金賞受賞となりました。毎年、木、石、土、ラグビーボールとテーマが変わり、今年は水でした。また、5人の金賞受賞者の内、2年生は朴然だけで、他の4人は3年生でした。
また帰り際、毎年表彰式前に行われる「発表会」で中学の部の発表者は2年生なので、来年は朴然が発表するよう依頼されました。(そういえば、昨年は麻衣が1昨年度金賞で中2だったので昨年中3で発表しています)

以下に、14日のようすを写真で紹介します。

会場風景.JPG


【展示会場は今年も「沖縄子どもの国 チルドレンズセンターB1F」。所狭しと、作品が並びます。ここは小学校の部の一部。よくこんなにテーマがあるなぁ、と感心させられます。また、熱心に研究された跡が見て取れます。】

中学校の部会場.JPG


【中学校の部の一部。こちらは整然と展示されています。パネルが多いせいかもしれません。】

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【第6子「こはづき」は銅賞でした。レポートに研究の説明があります。】

こだまこ作品前.JPG


【去年はスイレンの研究で金賞でした。しかし、賞に選ばれるだけでも至難の業。素直にありがたく喜び、他の作品から学ぶことも大切です。来年に期待!】

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【第5子の「さわみこ」は初めての金賞を受賞しました。本人が一番喜んでいます。並みいる優秀な作品の中から学年でわずか2人に残るのは厳しい。6年生でやっととれてよかったです。】

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【さわみこの作品の中身(写真)。テーマは「水路を通した浸食・運搬・たい積の研究」でした。】

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【結果を表にまとめています。】

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【表から見えてきたことを図に表しています。】

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【審査員からの選評です。】

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【金賞5連覇の朴然。毎年テーマが異なりながらも連続して金賞を受賞するのは、飽きやすい性分かも知れない。1昨年は県で佳作だったので毎日新聞社主催の全国規模の科学展(シゼコン)に出展したら「2等賞」を受賞したこともある。肥後もっこすの血が入っているせいかも知れません。】

朴然・講評.JPG


【朴然への審査員からの講評で。す】

他の金賞.JPG


【金賞受賞者で朴然以外は3年生。見てみるととても難しくて専門的。実験機器や分析など大人の手を借らずにはできなかったろう、と考えてしまいました。】

朴然作品.JPG


【それに比べて朴然の作品は素朴で身近。側溝内の自動勾配測定器を木材の切れ端で作った時は、「はぁ、なるほど!」と感心しました。コンパクトにまとめていますが、流量、流速の測定や測定値の表、グラフ化は60ページ以上あります。今の子は自分でパソコンを使いこなすので作業が早い。しかし、提出日ギリギリまでかかりました。(2日間は徹夜)】

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こはづき表彰.JPG


【チルドレンズセンター2階が表彰式会場。それぞれ表彰を受けました。】

3人そろい踏み.JPG


3人で・・.JPG


【表彰前と表彰式の後の3人組。なんとなく「ホッ」としています。まだ、県大会があるので上二人は補強が必要です。】

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【同じ14日(土)は会社主催のビーチパーティが読谷村の渡具知海岸でありました。会場から直接かけつけました。三々五々社員が集まってきました。街中の居酒屋で飲むよりは家族も参加して自然の中で語り合うのは健康的です。会の途中でスイカ割りありました。3歳の「わかみこ」から順番で参加。5歳の「こだまこ」も小5の「こはづき」も小6の「さわみこ」も失敗。最後に中2のラガーマン・朴然がきょうだいの最後の代表として仕留めました。賞品は割れたスイカ。持ち帰って参加できなかった家族と一緒にいただきました。】

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【ビーチパーティーの会場は読谷村・渡具知海岸。夏休み、家族で行った宇座海岸の南側になります。大いに語り、大いに遊んだ砂浜も日が暮れました。迎えに来てくれた家族と帰りに見た中秋の名月でした.(望月)
とても大きくてきれいでした。】
posted by 塾長 at 06:19| 教育・子育て

2019年08月29日

「署名数17,015筆」と「この夏の風景」。

8月28日現在、「さい帯血による再生医療」の活動署名数が1万7千筆を突破し、1万75筆になりました。7月24日に厚労省に提出後も署名活動は続けています。(7月22日現在では15,638筆)
内訳は自筆署名9,429筆、ウェブ署名7,586筆です。すべての47都道府県からいただいています。
ありがとうございます。
現在、「さい帯血のきょうだい間(同胞間)投与による臨床研究(安全性の確認)」を高知大学医学部が大阪大学内の第1種委員会(特定認定再生医療等第一委員会)に申請されましたので、その結果待ちの状況です。
「きょうだい間」は「他家」と見なされているので、審議は厳しいとは思いますが、アメリカではすでに「きょうだい間」の臨床研究は完了しており、さらに年齢も18歳未満まで受けいれる「拡大アクセスプロトコル」制度により、多くの脳性まひ患者の臨床研究が進んでいます。
一日も早い「きょうだい間投与」による臨床研究が始まることを願っています。
臨床研究がスタートするまで、署名活動は続けて参ります。どうぞ、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

さて、夏休みがやっと終わり、2学期が始まりました。)特別支援学校と大学はまだですが・・・。小中高に通う子どもたちが昼間いなくなって少し静かになりました。
この夏は子どもたちも大会出場や自由研究、部活などで一緒に揃うことは少なかったのですが、千葉大に通う長女が帰ってきた4日間だけ揃いました。

8月18日、家族全員で読谷村(よみたんそん)の宇座海岸に海水浴に行きました。
みんなと一緒.JPG


心然の海水浴.JPG


【宇座海岸には石橋があります。それも久しぶりの撮りたいとと思っていたので、いいチャンスでした。万然には自然の海に浸かってもらいたいと思っていました。気持ちよさそうでした。】

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【昼ご飯は手作り弁当】

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【滅多に家族全員は揃いません。この際、記念写真を撮りました。総勢12名。】

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【生後8か月の第10子。心然(しんねん)は毎朝のエサあげに連れていきます。オンブに飽きたら道で「ハイハイ」。我が家の子は、みんなこうやって育ちました。】

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【万然は四肢が不自由ですが、最近、右の手のひらが開くようになりました。いつも「グー」でした。まだ公表できませんが、独自の考えで挑戦していることがあります。】

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【普段は目も見えないため、静かな万然ですが、先日、声を出して笑いました。娘が慌てて動画にしました。その時のスクリーンショットです。少し変化が出てきているのかも知れません。】

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【8月25日、隣の農家の高良さんとエサあげの時会い、昨日から私たちを探していたといいます。理由を聞くと、「最近増えた野犬の中の母イヌが農薬をエサに入れられて亡くなった。口から血を出していた。その母親が生んだ子どもが泣いている。助けてあげたい。」とおっしゃるのでみんなで見に行きました。そしたら傷だらけの子犬を発見。奥の山の裾野にいました。】

高良さんからお願いされる.JPG


【この子犬は昨日まで同じ子犬と一緒だったらしい。しかし、しかしその子犬は傷が大きく、最初見た時は死んでいるのかと思ったらしい。頭を逆さにしてぐったりしていたが、よく見ると生きていた。私たち家族と会えなかったので、そのまま家に帰ったらしい。しかし、次の日の朝、死んでいた。この犬は死んだ子犬は朝まで寄り添っていたらしい。そんな話を聞いたうえで「後藤さん、私は飼えないから、飼ってくれませんか?」我が家には捨て犬を拾って育てた犬を含め既に6匹もいる。・・・しかし・・・飼うことにしました。(後ろにいるのは高良さん)】

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【家族会議でいきさつを話し、みんなに納得してもらい、責任をもって飼うことにしました。次の日、動物病院に連れていきました。案の定、感染症にかかっていました。虫下しや抗生剤をもらい治療をすることに・・。飼うのはいいけど、お金もかかります・・・】

「おすわり」できました。.JPG


【もう我が家の家族になったので名前を付けることに・・。そこで出てきたのは「レオ」。昔、手塚治虫氏が描いた漫画・「ジャングル大帝」の主人公です。主人公の「レオ」も真っ白。しかも両親が森を開発する人間と戦ったライオンで父親の名は「パンジャ」。(逆さ読みで「ジャパン」)両親を身勝手な人間で殺されたレオと重なります。「パンジャの森」と動物を人間から守った白いライオンの子「レオ」と同じように、北中城村の森で生まれた「レオ」が、人間のわがままをただす役割を担ってほしいと思いました。写真は第8子のこだまこ。もうお座りを教えています。】

自家製バースデイケーキ.JPG


【8月28日は万然の満8歳の誕生日。自宅出産でしたが、7人の自宅主産では一番きれいに生まれてきました。
夏休み中、他の子どもたちは40度を超す高熱を出す夏風邪を引きましたが、万然も7年半前、夏風邪がこじれて脳性マヒを患いました。人生何があるか分かりません。子育てにはリスクがかかりますが、命の尊さがそれを上回っています。どの子にも自家製のケーキを作りますが、万然に食べやすくした特別製です。早く、きょうだい間の臨床研究が始まることを願っています。】

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【ちょっと最後の写真としてはグロテスクですが、カマキリがゴキブリを捕獲したところです。自然界はすさまじい・・。これからもカマキリに習って野生的な力を持続したいと思います。】
posted by 塾長 at 12:48| 教育・子育て

2019年08月16日

新聞連載第23話 「わび・さび」(京都編)

「粘りの熊工」も3回戦では通用しませんでした。5:6で負けました。
野手のエラーと投手交代の采配ミスだと思います。やっぱり、熊工は後攻が似合っています。

さて今日は、タイムス住宅新聞の連載掲載日です。今回は前回に続き「わび・さび」ですが、京都編としました。今の日本人、とりわけ沖縄の住まいに「わび・さび」を求めるのは無理かもしれない、とい悲観的な見方をしています。今後この地はどうなることか?ご参考までに、添付いたします。

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posted by 塾長 at 10:09| 建築

2019年08月13日

熊工、甲子園1勝!

6年ぶりに甲子園に来た母校・熊工。最近は私立高校に阻まれて県代表になかなかなれなれませんでしたが、久々登場しました。
在学中は済んでいた家の近くの藤崎台球場で、声が枯れるまで応援したものです。また、卒業後も甲子園のアルプススタンドで2度応援しました。いずれも勝利しました。

那覇のセルラースタジアムでの練習試合にも出ていき、スタンドから「フレー、フレー熊工!」と運動会の応援団の仕込みの振りで熊本から応援に駆け付けた父母会と一緒になって応援したものです。

おかげさまで、久々の1勝。家にはTVがないので、インターネットのリアル動画(といってもラジオの音声より約1分遅れ)とラジオ放送を見聞きしながらの応援となりました。

ラガーマンの長男・朴然に12回裏、「粘りの熊工、ホームランで逆転サヨナラだよ。」と予測した直後、伏兵の山口君がサヨナラ本塁打。
長男の驚きの顔がいまだに忘れられません。


熊工1回戦_R.JPG


【勝利を伝える読売新聞の記事】

かつてタッチアップで本塁に突っ込んだ選手がまさかのタッチアウト(甲子園での決勝)の悪夢があるので、野球に限らず何があるか分かりません。いつも子どもたちに言っているのは、「勝負ができるのは相手がいるから・・・。相手に感謝しなさい。」
応援団のエールの交換は、最高のひと時です。

今年は家で大きな声で校歌を歌いました。「山は大阿蘇、地軸ゆすりて・・・八分音符」。一度も校歌に学校名の出てこない珍しい校歌ですが、今も誇りに思っています。
次は東東京代表の関東一校です。粘って粘って、伝統の粘りで頑張ってほしいと思います。

加えて昨日は高校で女子ソフトボールをがんばっている次女。昨日は17歳の誕生日でしたが、なんと試合で満塁ホームランを打ったそうで・・・。まさにバースディホームラン。満塁HRを含め、一人で7打点稼いでコールドゲームで勝った、とニコニコして報告しました。照れ屋ですが、実は次の試合でも2打点を打ち出して勝ったそうです。

さて、活動の中心にあった「さい帯血による再生医療推進全国ネット」。厚労省への要望書提出で一段落しましたが、その後も活動への賛同署名は今も続いております。8月内にウェブ・自筆合計をまた集計をします。
次は予定されている新しい内閣人事を見て判断します。

また、大阪大学内にある第一特定認定再生医療等委員会の動向も調べて対応をしたいと考えています。

新聞連載も徐々に深化して、「わび・さび」第2弾のあとは、石橋シリーズに移行する予定です。
日本人の高度な文化を今後とも細部から紹介していきたいと存じます。

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【熊本には日本の石橋の約6割が存在します。それぞれ時代背景の中で今に生きています。これは日本最古の石橋で、那覇の末吉宮の磴道橋(橋の上部に本殿に上る階段がある)です。】

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【首里城内にある天女橋。日本で三番目に古い石橋で、いずれも中国式のリブアーチ式。熊本の石橋とは構造的に異なりますが、技術面もさることながら、文化面から切り込んでいきます。熊本の石橋は日本一大きな霊台橋、最大の水道橋・通潤橋などを比較しながらご紹介したいと思っています。】
posted by 塾長 at 11:16| 教育・子育て

2019年07月26日

要望書・署名簿の提出、記者会見のご報告。

道半ば・・・しかし、確実に一歩前進!

14日の京都の講演会・パネル展の後に、20日の東京での第7回「臍帯血による再生医療研究会」に急きょ参加。そしてその後の要望書提出と記者会見が24日とハードスケジュールが続きました。

家を預かる子どもたちは、毎回メンバーが変わりましたが、その後遺症が出てきて、昨夜、沖縄に帰ってきたら三女は高熱でダウン、福島に交流で行っている四女の現地で高熱が出て今夕、那覇空港に帰ってきます。
長男の中2のラガーマンも練習中に過呼吸に陥り意識不明になったものの、一度は回復しました。しかし、私たちが上京中にまた熱が出て今も引かないため検査入院。私も足の傷が4か所化膿したうえ、右足小指の皮が剥げて張れ上がっています。

まさしく家族が「傷だらけ」で挑戦している感じです。

厚生労働大臣宛の要望書・活動署名簿の提出と記者会見についてご報告いたします。

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【7月24日厚生労働省。担当された方は医政局研究開発振興課再生医療等研究推進室長補佐の竹内氏と同再生医療等研究課係長の島田氏、健康局 移植医療対策推進室長補佐の幕内氏でした。まず、要望書を署名者を代表して読み上げました。時間がなかったので、最後の部分を読み上げました。(事前通告通り)】

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【その後、根本 匠厚労大臣宛の要望書を渡しました。】

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【22日までに届いた署名15,638筆を綴った署名簿(自筆・ウェブ別)を手渡しました。結構な重さがありました。

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【署名簿以外の参考資料も提出して説明を加えました。係長は署名簿を確認していました。】

厚労省との面会時間は大臣官房総務課との調整で15分でしたが、途中で20分に延長してもらいました。しかし、24日の面会時間は結果的に1時間10分。前代未聞の出来事になったようですが、丁寧に応えてくれました。
感想は国の役人としては法律以上のことは言えない。現状でできる限りのことはしている・・という説明でした。なるほど聞けば再生医療は再生医療だけでなく@PS細胞の研究やその他の研究もあることから、さい帯血幹細胞だけに特化するわけにもいかないようでした。

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【面会中。事前質問を提示し、それに沿って話し合うようにしましたが、それでも議論が白熱。予定をはるかにオーバーしました。】

話し合いは一見平行線のように感じましたが、20日高知大学医学部の藤枝幹也先生が学術集会で発表された同胞間(きょうだい間)投与の臨床研究が大阪大学内の特定認定再生医療等委員会で審査中、というテロップが映し出されたことを話すと、素直に認めて、その後は厚労省の専門部会である再生医療等評価委員会で審査されて妥当と見なされると承認されるということでした。ただ、きょうだい間は他家という見解なので、自家(自己)投与(第2種)と異なり、第1種にあたるため第2種の自家(自己)投与より厳しい審査になるようです。

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【午後2時から同じ厚労省の9階にある記者クラブで会見。参加社は幹事社の時事通信社、共同通信社、読売新聞社、東京新聞、沖縄タイムス社、琉球新報社、AERAの7社でした。】

ここでは「きょうだい間投与」は「レールに乗った!」と団体の代表として発言しました。なぜかというと、現状では研究機関の高知大学医学部は最初の登竜門である「特定認定再生医療等委員会」(第一委員会)に臨床研究の計画書を提出して受理されていること、またその後のスケジュールを厚労省の担当者がきめ細やかに説明したからです。(毎月1回開催。最短では8月29日開催)
第一委員会=第一特定認定再生医療等委員会(再生医療等の安全性の確保等に関する法律 平成25年法第85号)
第一委員会の審査等業務:遺伝子治療に係る再生医療等提供計画以外の再生医療等提供計画

そして厚労省にもきょうだい間投与を早期に実現して欲しいという全国からの署名を届けたことで、国民の声を実感できたと思います。
この声は、15,638人だけではなく、報道を通じてさらに多くの賛同者を呼び寄せています。
沖縄に帰ってきたら、別に約1,000筆の署名が届いていました。ありがたいことです。

これまでお金も時間も惜しまず活動してきました。確かに道半ばではあります。
しかし、厚労省も私たちの気持ちは分かったはずですし、分かったからこそ丁寧な説明をしてくれたと思っています。高知大学医学部をはじめ大阪市立大学医学部などの研究機関も新しい臨床研究に挑戦しています。

これまで体重が増える子どもを素直に喜べない(採取したさい帯血の総細胞数や幹細胞数が不足するため)こともあり、一日でも早い臨床研究の実施を強く望んでいました。それは今も変わりませんが、厚労省や大学研究機関に圧力をかけて急がせるものでもないと思いました。従って、政治力を使って急がせるのは良くないと考え、これまで通り、政治力は抜きにして患者・家族を含む団体として、ひたむきに言い続けることととします。

共同通信社のおかげで長崎新聞や徳島新聞、秋田魁新報、中日新聞、高知新聞、愛媛新聞などにも掲載されています。また、地元の沖縄タイムスや琉球新報、AERAドット、東京新聞も掲載に積極的です。24日に参加された新聞各社が動き出したら、もっと全国的に私たちの意気込みが知られることになるので、委員会のメンバーや厚労省も無視はできにくくなると思います。

その他の要望についてはまた後日、ご報告いたします。

-R7月25日東京新聞記事(電子版) (1).JPG


-R7月25日付け琉球新報記事 (1).JPG


-R7月25日付け沖縄タイムス記事 (2).JPG


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【 ↑ 7月14日付け高知新聞。20日の東京での学術集会前に掲載。高知大学の研究スタッフの目に留まっていたようです。集会後の懇親会の際、お若い先生方3人組の中から「どこかで見たことある顔、アッ、高知新聞」と声が出ました。今になって知ったことですが、高知大学の地元紙が取り上げてくれていたので嬉しい限りです。】
posted by 塾長 at 17:22| 教育・子育て

2019年07月19日

第22話 「わび・さび」(沖縄編)

現在タイムス住宅新聞で連載中の「細部から文化が見える」の第22話。今回は日本人独自の価値観、美的感覚である「わび(侘び)・さび(寂び)」について書きました。

来月はその2として「京都編」の予定です。

-R第22話わび・さび1沖縄編.JPG
posted by 塾長 at 19:08| 教育・子育て

2019年07月18日

京都での講演会・パネル展のご報告と沖縄県庁での記者会見

厚労省への要望書提出を前に最後の講演会になった京都・福知山市。京都支部長を快諾され、会場と宿泊をご提供いただいた荒瀬美奈子様には感謝申し上げます。

会場は荒瀬様の自宅の離れの「泰志庵」。木造2階建てで1階が講演会場、2階がパネル展示場で使わせていただきました。京都市内から高速道路と平道で約4時間かかって着いたところは、近くに山陰本線は通っていますが、標高300mくらいの山間地。

しかし、地元の方以外に兵庫県、三重県、滋賀県、鳥取県などからも参加されていました。おかげさまで、へき地にもかかわらず、会場がいっぱいになりました。

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【会場入り口の看板。看板文字は荒瀬様の直筆。署名簿入れの箱のイラストも・・・】

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パネル展 (1).JPG


【パネル展は7月1日から14日まで、「泰志庵」(たいしあん)の2階で開催。】

講演会の様子.JPG


講演会のようす.JPG


講演会の様子 (1).JPG


講演会の様子 (2).JPG


講演会の様子 (3).JPG


エイエイエオー.JPG


【老若男女、京都府内外からかけつけてくれた方々は熱心に聴いておられました。最後は定番になっている「エイ、エイ、オーッ!」で参加者の心がひとつになりました。一日も早いさい帯血の「きょうだい間」の臨床研究が進むことと、さい帯血治療の認知度が上がることを願いました。遠路はるばる参加していただいた方々に感謝申し上げます。】

茶話会.JPG


【講演会後の「茶話会」。障がい児をお持ちのご家族を含む参加者同士の懇談・交流がありました。】

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【地元の京都新聞のパネル展と講演会事前告知の記事】

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【講演会の様子を伝える京都新聞の記事】

さようなら荒瀬さん.JPG


【家畜・家きんの世話で残した2人を除く10人の家族が大移動して開催した京都講演会。荒瀬様には場所のご提供もありましたが、食事や司会、署名活動、パネル展示、看板づくり、参加呼びかけなど、大変お世話になりました。ありがとうございました。】

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【土にこだわる荒瀬さん宅は、健康な土に育まれた山水で無農薬のお米づくりをされています。火も天然の火を使ったカマドで羽釜で炊きます。ご飯づくりは林間学校で慣れている朴然の役割。上手に炊けました。】

実は講演会翌日(15日)の午前中に神戸空港から那覇空港に向けて飛び立つ予定でしたが、なんと、飛行機に乗り遅れてしましました。翌日の航空便の予約や宿泊、レンタカーの延長など、予期せぬできごとが次から次へと入ってきました。

3連休の最終日。16日から小中校生(大学も)学校が始まります。とりあえず千葉大に通う長女は夜行の高速バスで予定通り帰りました。あとの子どもたちは学校はお休みの連絡。15日は長男・朴然の14歳の誕生日でした。沖縄に帰れなかったので、姫路城と揖保乃糸(ソーメン)の工場見学を急きょプレゼントすることに・・。

まぁ、何があるか分からないのが人生。それより、16日に予定していた沖縄県庁での記者会見が気になりました。午後1時前に着いたとしても、一旦自宅に帰らないと署名数のグラフが書けません。
会見は午後4時と決まっていました。那覇と北中城村までを往復するだけで約2時間。1時過ぎに荷物を空港から引きとり、急いで自宅に向かいました。それから署名簿の集計・・・。

結果、3時半には何とか県庁1階ロビーに着くことができました。その後、新垣邦男北中城村長に同席していただき、記者会見をしました。内容は現在までの署名数の公表と厚労省への要望書の提出に対する意気込みなどです。

これまでご協力いただいた方々への報告も兼ねています。琉球新報、沖縄タイムス、共同通信の各社が見えました。以下に、昨日付の新聞記事を掲載いたします。

-R7月17日付け琉球新報記者会見.JPG


-R7月17日付け沖縄タイムス記者会見.JPG


県庁記者会見 (6).JPG


先日、共同通信社から全国の加盟各社に「さい帯血の臨床研究」についてのニュース原稿が配信されました。
今のところ、愛媛新聞、秋田魁(さきがけ)新報、長崎新聞、徳島新聞で掲載されているようです。
愛媛新聞に掲載された記事をアップします。

今後、全国の地方紙に同様に記事が掲載されれば、厚労省への要望書提出時や厚労省での記者会見時の心の支えになります。また、このことにより全国紙や全国のインターネット配信会社、TV等の他の報道各社にも波及することを願っています。

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取り急ぎ、ご報告いたします。
posted by 塾長 at 13:39| 教育・子育て